業界・企業・職種研究をやってみよう! 企業研究編

業界・職種・企業研究

公開日:2023.04.03

自分自身の適職を見つける上で、世の中にどのような業界・企業・職種があるのかを知り、視野を広げることが重要です。 ここでは、業界・企業・職種研究の目的や方法について、またそこで得た情報をどのように選考対策に活かすかもお伝えします!

企業研究とは何か?

企業研究とは、ビジネスモデル(誰に何をどのように売っているのか)を理解するとともに、同業他社との違い(強みや弱みなど)について調べることです。業界研究同様に、メガトレンド(グローバル化、デジタル化、少子高齢化、新型コロナなど)による影響も調べてみましょう。

企業研究の目的と方法について

企業研究は、志望企業が自分自身に合うどうかを知るために行います。キャリタス就活や企業のHP(採用ページやIRなど)を活用して、企業の情報を収集しましょう。また企業研究を深めることで、自己PRや志望動機のブラッシュアップにもつながります。キャリタス就活や企業のHP(同業他社含む)、セミナーや社員訪問を活用して企業研究を深めましょう。

企業研究をする際の5つのポイント

1.  企業選びの基準を踏まえて、企業研究先を決める

興味のある業界や企業から何社か企業研究先を選んでみましょう。自己分析を通じて企業選びの基準を明確にすることで、エントリー先や内定先を決めるのもよりスムーズになります。企業検索については、キャリタス就活や大学求人を活用しましょう。


【参考(企業選びの基準について)】
企業選びの基準がある程度決まっていると、インターンシップや本選考でのエントリー先、内定先を検討する際に役立ちます。ただ、企業選びの基準がなかなか決まらない方も多いと思います。参考までに先輩たちの企業選びの基準を紹介します。
例)「企業の経営方針や戦略」「企業規模・ブランド」「社会への影響力」「業務内容」「福利厚生」「社風・職場環境」など

2. 業界研究でわかったことも踏まえて調べてみる

定期的に業界研究も行いましょう。志望企業が所属する業界の動向をチェックすることで、企業研究をより深めることもできます。最近では新型コロナウイルスによる影響(売上の増減、働き方の変化、採用数の増減など)については、同業他社の動きを含めてしっかりとチェックしておきましょう。

3. 企業研究は多角的に情報収集する

情報が偏らないように、多角的な視点で調べていくことが大事です。また、できるだけ一次情報に当たることが大事です。オンラインメインの就職活動になっているからこそ、よりインターネットで得る情報については情報源には気をつけましょう。

メディア就職情報サイトやHP、新聞やビジネス誌などで企業の最新情報を収集できる。
社員訪問職場についてのリアルな話など聞くことができる。仕事に対するイメージが具体的になる。
セミナーオンラインを含めて業界や企業のことを理解できる。質問を通じて、積極的に情報収集する必要性がある。
現場訪問職場見学や店舗見学などを通じて、仕事のイメージをつかむことができる。
展示会業界の最新動向や企業の主力商品、同業他社の情報も収集できる。
取引先企業について、また違った視点で理解を深めることができる。視野も広がり、エントリー先も増える可能性がある。
競合同業他社と比較することで志望企業の良さや課題がわかる。

4. 同業他社と徹底的に比較する

企業のHPやキャリタス就活などのメディアを活用し、企業選びの基準を踏まえて、同業他社と比較してみましょう。同規模の企業同士の比較であれば、主要事業などもチェックしてみましょう。可能であれば、Webセミナーや社員訪問を通じて、現場で働く社員の声を聞いてみましょう。

5. 企業研究でわかったことをエントリー選定や志望動機作成につなげてみる

企業研究を通じて、各企業の特徴(戦略・社風・強みなど)や同業他社との違いがわかったと思います。それらを踏まえて、エントリー先の選定や志望動機について考えてみましょう。特に、志望先企業と同じ業界に同規模の企業が存在した場合、「なぜうちの会社なのか?」というのを面接で聞かれることが多いです。しっかりと同業他社との違いを理解した上で、志望動機を言えるように準備しておきましょう。

上記のポイント押さえられる「企業研究シート」「企業比較シート」を活用しよう

■業界・職種研究におすすめのイベント「スポットライト」の紹介

スポットライトとは業界、職種、地域等のカテゴリにスポットをあてたオンラインイベントです。関心のあるカテゴリで絞り込むことができるため、業界や職種について効率的に情報収集することが可能です。詳しい情報やスケジュールは下記ページを確認ください!

PROFILE

岡崎浩二(おかざき・こうじ)
株式会社キャリアボット 代表取締役社長。株式会社岡崎人事コンサルタント 取締役社長。
東京都立産業技術大学院大学 特任准教授。産業能率大学 兼任講師。女子美術大学/短期大学・宮城学院女子大学 非常勤講師。東京女子大学・聖心女子大学・日本女子大学 キャリアカウンセラー。事業構想修士(専門職)・創造技術修士(専門職)。キャリアコンサルタント(国家資格)。
【専門】「大学生向けキャリア支援」「大学DX推進(キャリア支援におけるAIやメタバースの活用)」
【メディア掲載実績】日本経済新聞、読売新聞、日経ビジネス、NHKなど

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