業界・企業・職種研究をやってみよう! 職種研究編

業界・職種・企業研究

公開日:2023.04.03

自分自身の適職を見つける上で、世の中にどのような業界・企業・職種があるのかを知り、視野を広げることが重要です。 ここでは、業界・企業・職種研究の目的や方法について、またそこで得た情報をどのように選考対策に活かすかもお伝えします!

職種研究とは何か?

職種研究とは、各職種(業務内容ごとに分類された職務名のこと)の業務内容の理解とともにキャリアパス(働き方含む)や採用情報などについて調べることです。職種研究では、各職種の業務内容や求められる資質などを正確に把握することが重要です。各職種の仕事内容を理解し、自分のやりたい職種を選択していきましょう。

職種研究の目的と方法について

職種研究は、自身の強みや経験が活かせるか、自分自身に合う仕事かどうかを知るために行います。業務内容については、キャリタス就活や企業のHP(同業他社含む)をチェックしてみましょう。ジョブ型選考対策や自己PR、志望動機のブラッシュアップにもつながります。

職種研究をする際の5つのポイント

1. 世の中にある職種を知る

業界・企業研究同様に、まずはキャリタス就活を使って、どのような職種があるのかを調べてみましょう。何から見ていいかわからない方は、新卒採用で比較的募集が多い、営業関連や流通・サービス関連などの職種からチェックしてみましょう。

2. それぞれの職種の特徴を知る

全体的に目を通して、各職種どのような仕事をして、どのような特徴があるのかを理解してください。各職種の特徴を理解する上で、以下のリストを活用してみてください。それぞれの職種の仕事内容や特徴を理解できたら、自己分析でわかったことを踏まえて、自分に合う職種について探してみましょう。

職種研究する際のポイント

  • ・どのような業務内容なのか(1日の仕事の流れ含む)
  • ・求められるスキルや経験は何か
  • ・キャリアパスは(3,5,10年後どのような仕事をしているのか)
  • ・同業他社でも同じ業務内容かどうか
  • ・その職種は自分の性格に合っているのか
  • ・その職種は自分のどのようなスキルや経験が活かせるのか

3.自分に合う職種について考えてみる

職種研究を通じて、業務内容や社員などの働き方がわかれば、その仕事が自分に合いそうか(合わなそうか)どうかを考えてみましょう。可能であれば、「自分にとって合う(合わない)仕事」の特徴(共通点)も書き出してみましょう。そこでわかったことは、仕事を選ぶ際の基準を考えるヒントにもつながります。

4. 職種研究でわかったことを自己分析や自己PR・志望動機などにつなげてみる

採用情報を収集し、どのようなスキルやマインドを持った人材を募集しているかどうかを分析し、自分の強みを活かせる業務や共感できる価値観などを見つけて、自己PRや志望動機を作成してみましょう。

5. 志望職種の将来性についても考えてみる

野村総研がマイケル A. オズボーン教授(オックスフォード大学)らと行った共同研究によると、2030年にかけて日本の労働人口の49%が就いている仕事は人工知能やロボットで代替可能と言われています。特に定型業務(反復作業が多い業務)は、比較的代替されやすいと言われています。一方で、AI時代において需要が増える仕事や新しく生まれる職種もあります(データサイエンティスト、AIコンサルタントなど)。社会環境の変化やテクノロジーの進化に伴って、仕事や職種も随時変わっていきます。常に世の中の動向を新聞や経済誌などでチェックしておきましょう。

上記のポイントを押さえられる「職種研究シート」を活用しよう

PROFILE

岡崎浩二(おかざき・こうじ)
株式会社キャリアボット 代表取締役社長。株式会社岡崎人事コンサルタント 取締役社長。
東京都立産業技術大学院大学 特任准教授。産業能率大学 兼任講師。女子美術大学/短期大学・宮城学院女子大学 非常勤講師。東京女子大学・聖心女子大学・日本女子大学 キャリアカウンセラー。事業構想修士(専門職)・創造技術修士(専門職)。キャリアコンサルタント(国家資格)。
【専門】「大学生向けキャリア支援」「大学DX推進(キャリア支援におけるAIやメタバースの活用)」
【メディア掲載実績】日本経済新聞、読売新聞、日経ビジネス、NHKなど

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