【27卒】就活はいつからはじめる?スケジュールと準備を解説

就活ノウハウ

公開日:2025.04.16

【27卒】就活はいつからはじめる?スケジュールと準備を解説

学生の皆さんは、就活をいつからはじめればいいのか、具体的なスジュールをご存じでしょうか。本記事では、主に27年卒の皆さんに向けて就活の詳しいスケジュールや時期別にやるべきことを徹底解説します。いつ何をすればいいのか、就活を進める上での疑問や不安を解消していきましょう。就活は早めの準備が成功のカギです。

就活はいつからはじめる?

就職準備は、大学3年生になる春ごろから本格的にスタートするのが一般的です。大学3年生の4月ごろから夏インターンシップ等の募集が開始されるため、インターンシップ・キャリアの募集開始前から自己分析や業界・企業研究を事前に進めておくことが重要です。

実際には、大学3年生になる春よりも前から準備をはじめる就活生もいます。とはいえ、どのような方向性で進めていくかを考えずに動きだしてもよい結果はでません。また、あまりに早く準備しすぎると就活が佳境を迎える面接の時期に息切れしてしまう心配もあります。早く動きたい!という就活生はまず自己分析にじっくり取り組むのがおすすめです。

就活は長期戦のため、計画的に自分のペースで準備を進め、息切れしないよう焦らず着実に行動していきましょう

27年卒の就活スケジュール(政府主導)

政府主導の就活スケジュール(本選考)は以下画像の通り、「3年生3月に採用情報公開・エントリー受付開始」「4年生6月に面接などの選考開始」という流れです。

このように、本選考は一般的には大学3年生が終わる春休みごろからはじまり、4年生の夏ごろまで続く長期戦となります。この期間中、自己分析や業界・企業研究を進め、インターンシップ・キャリアへのエントリー・参加、エントリーシート(以下ES)や適性検査・面接・グループディスカッションなどさまざまな選考対策を行わなければなりません。

まずは以下の画像で就活全体の流れを理解し、どの時期に何をすべきかを具体的に把握しましょう。自分が志望する企業の選考状況をチェックしながら、計画的に準備を進めていくことが大切です。

27年卒の就活スケジュール(政府主導)

■業界や企業によっては独自のスケジュールで選考を行うことがある

就活スケジュールは大まかに決まっていますが、企業や業界によって異なる場合もあります。金融業界や広告・出版・マスコミ業界、外資系企業、ベンチャー企業などは、一般的なスケジュールよりも早く選考を開始する傾向があります。

このように早期選考を実施する企業も多いため、興味のある企業の動向を常にチェックして柔軟に対応できる準備が必要です。

企業の採用ページや就活サイトを定期的にチェックし、説明会やインターンシップの情報を逃さないように心がけましょう。

いつ何をする?就活のスケジュール

ここでは、一般的な大学生の就活スケジュールをご紹介します。また『キャリタス就活』が実際に大学生を対象に行った就活スケジュールに関する調査データ「新卒採用に関する企業調査(2025年2月調査)」も紹介するので、実態もあわせて理解していきましょう。

※下記で紹介するスケジュールは院生や専門学生等は考慮せず、一般企業に進む大学生の例です。

■【大学3年生4月~】自己分析

自己分析は大学3年生の4月からはじめるのが一般的です。自己分析は、自分がどんな人間なのかを伝えるための「土台」です。自分の強みや価値観、将来のビジョンを明確にすることで、どのような企業や職種が自分に合っているのかを見つける手助けとなります

自己分析と後に紹介する業界・職種・企業研究をあわせて行うと、自身の「就活の軸」をもつことができます。「就活の軸」とは自身が就活を行う上でもっとも大切にしたい価値観や譲れないものを指します。この軸が定まっていると後に必要となる志望動機や自己PR、ガクチカの作成に一貫性がでて説得力のあるアピールができるでしょう。
また、「就活の軸」をもつと就活において必要なことが逆算でき、効率的に就活準備を行えます。

自己分析は定期的に見直しアップデートしていくことも大切です。たとえばインターンシップ等で実際に業務を体験したあとは自己分析の結果、「就活の軸」が変化することも十分あり得るため、定期的に行うことがおすすめです。

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■【大学3年生4月~】業界・職種・企業研究

業界・職種・企業研究は、就活において非常に重要なプロセスです。大学3年生の4月からはじめることで、興味のある業界や職種、企業について深く知ることができます。ここで得た知識は自己分析とあわせて自分の仕事内容や職場環境に関する「就活の軸」を定めるために必要です。また、就活における志望動機を作成するにあたっても大切なプロセスですので正確な情報を収集して整理しておきましょう。

業界研究のポイント
・自分がどの業界に興味があり、活躍したいかをイメージする
・業界の現状や将来性、業界内の企業動向を調べる
・同業界内での企業の関係性や歴史にも注目する

職種研究のポイント
・自分の適性や興味に合った職種を見つける
・業務内容や求められるスキルを調べる
・職種同士の関連性を調べる

企業研究のポイント
・企業の理念やビジョン、事業内容、社員の働き方などを調べる
・自分の価値観やキャリアビジョンに合った企業かどうかを確認する
・競合他社を確認し、比較する

上記の研究を通じて、自分の進むべき道が徐々に明確になっていくでしょう。

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■【大学3年生5月~】合同説明会へ参加

大学3年生の5月ごろは、合同説明会(合説)に積極的に参加しましょう。合同説明会とは複数の企業が一堂に会する説明会のことで、効率的に多くの企業情報を収集できます。

『キャリタス就活』のキャリタス就活フォーラムはリアル・オンラインの両方で実施しており、幅広い業界の企業と出会えるチャンスがあります。お住いの地域や都合の合う時期に条件を絞って検索できるので、ぜひチェックしてみてください。

■【大学3年生7月~】夏のインターンシップ・キャリアへの参加

大学3年生の4月ごろから、夏に開催されるインターンシップ・キャリアに応募(エントリー)するのがよいでしょう。インターンシップ・キャリアには、就業体験を含む5日以上のプログラムを指す「インターンシップ」や、業界や企業の情報提供を目的とした「オープン・カンパニー」などが含まれます。

夏のインターンシップは大学3年生の7月~9月ごろに開催されます。募集は4月~6月ごろからはじまるため、この時期からチェックしておきましょう。インターンシップは主に長期休み期間に実施されますが、オープン・カンパニーであれば通年で実施され参加しやすいという特徴があります。

インターンシップやオープン・カンパニーなどを通じて、業務内容や職場の雰囲気を直接体感し、自分に合った職種や業界を見極めることが重要です。またインターンシップでの経験は本選考の履歴書やESの内容を充実させる貴重な材料にもなります。

インターンシップについては以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

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なお、インターンシップ・キャリア自体に選考があるケースも多いため、早めに選考対策について意識しておく必要がありますES適性検査面接やグループディスカッションなどの対策は3年生の5月ごろからはじめるのが一般的です。本選考の対策にもなりますので、しっかり準備することが重要です。志望業界や企業の特徴を把握した上で、自分の経験や強みと結びつけてアピールしましょう。

志望企業におけるインターンシップ・キャリア選考の有無については、『キャリタス就活』のクチコミ情報から事前にチェックしておくと安心です。「ES・選考対策を探す」では、実際にその企業に応募した就活生の体験談が掲載されています。先輩就活生の「クチコミ」には、「ES・選考対策」やリアルな「選考体験談」が充実しています。気になる会社の就活情報を、企業と就活生両方の視点から知ることができるのでぜひチェックしてみてください。

■【大学3年生12月~】冬のインターンシップ・キャリアへの参加

大学3年生10月ごろからは、冬に開催されるインターンシップ・キャリアに応募しましょう

冬インターンシップは、12月〜2月に開催されるのが一般的で、募集は8月~10月ごろからはじまることが多いです。

夏のインターンシップと比べて参加希望者は少ないため、競争率は低めな傾向があります。夏のインターンシップに参加できなかった方や選考につながるプログラムに挑戦したい方はぜひ積極的に参加を検討しましょう。

ただし夏のインターンシップに比べ、プログラム数が少なくなるため参加を検討する場合は早めの準備が大切です。志望企業が冬にインターンシップを募集していない場合は、オープン・カンパニーに積極的に参加しましょう。

インターンシップの開始時期については、以下の関連記事もぜひご覧ください。

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オープン・カンパニーやキャリア教育は、半日や単日など期間が短いプログラムが多く、長期休み以外でも開催されるため参加しやすいのが特徴です。またインターンシップに参加できない1・2年生(インターンシップの参加は大学3年生以降に限られるため)でも、すでに気になる企業や業界が見つかっている場合は、これらのイベントに積極的に参加することをおすすめします。早い段階から企業との接点をもつことで、将来の就活に役立つ情報や経験を得ることができます。
インターンシップへの参加機会を逃した大学3年生もぜひ積極的に参加しましょう。

■【大学3年生10月~】OBOG訪問

OBOG訪問は、実際にその企業で働く先輩たちからリアルな情報を得る貴重な機会です。企業のホームページやパンフレットではわからない職場の雰囲気や、具体的な業務内容について直接知ることができます。

OBOG訪問のピークの時期は大学3年生の12~2月ですが、大学3年生の10月ごろからはじめるのがおすすめです。早めに行動することによってアポイントメントをとりやすく、余裕をもって訪問計画を立てることができます。先輩の生の声を聞くことで、自分のキャリアイメージがより具体的にイメージできるでしょう。

OBOG訪問については以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

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■【大学3年生10月〜】履歴書・ESの準備

本選考に向けての履歴書やESの準備は、大学3年生の10月ごろからはじめるのがおすすめです。作成する際は、それぞれの役割を理解した上で、ポイントをおさえ丁寧に書くことが大切です。

履歴書は、学歴や資格の有無などあなたに関する情報を簡潔に伝えることが目的です。フォーマットが決まっているため、正確に記入しましょう。

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ESは、企業が求める人物像に対して自分がどうマッチするかをアピールするか伝えることが目的です。志望動機や自己PRを具体的に記述し、企業ごとに適した内容にしましょう。

履歴書・ESの書き方は以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

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■【大学3年生10月~】適性検査の対策

大学3年生の10月ごろから適性検査の対策をはじめましょう適性検査は、面接前に応募者の基礎的な能力や資質を見るためのテストです。採用選考の一環として多くの企業で実施されています。試験の内容は企業によって異なるため、志望企業の試験内容に合わせた対策が必要となります。

適性検査の種類であるSPIや玉手箱、TG-WEBといった一般的なテストの対策を早めに進めておくのがおすすめです。準備をしっかり行い、自信をもって選考に臨めるようにしましょう。また、志望企業における適性検査の有無や種類、時期等については、『キャリタス就活』のクチコミ情報から事前にチェックしておくと安心です。「ES・選考対策を探す」で検索してみましょう。

適性検査(テスト)については以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

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■【大学3年生10月〜】面接・グループディスカッションの準備

面接・グループディスカッションの準備は、大学3年生の10月ごろからはじめるのが一般的です。『キャリタス就活』の「新卒採用に関する企業調査(2025年2月調査)」によると、12月や1月に面接を開始する企業が多いことがわかります。

面接・グループディスカッションの準備は、大学3年生の10月ごろからはじめるのが一般的

面接は一次面接二次面接最終面接など段階的に実施されます。対面面接やWEB面接などの形式があり、個人面接や集団面接などさまざまなパターンで行われています。

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またグループディスカッションは、数人の応募者がグループで特定のテーマについて話し合い、結論を導き出す形式の選考です。論理的思考力や協調性を評価されるほか、役割を意識した発言を心がけることが重要です。事前にしっかり対策しておきましょう。

面接官に自分の魅力を効果的に伝えるためには、事前の準備が欠かせません。特に企業が求める人材像を理解し、それに合わせた回答を準備することが重要です。模擬面接を行って第三者からのフィードバックを受けることで、より効果的なアピール方法を身につけることができるでしょう。

本選考期間はかなり忙しくなるため、計画的に面接対策を進めていきましょう。

■【大学3年生3月~】採用情報公開・本選考エントリー

政府主導のスケジュールでは、採用情報公開・本選考のエントリー開始は大学3年の3月1日からです。

そもそも本選考エントリーとは「企業に対して採用選考を受けることを正式に申し込むこと」です。一般的には企業の採用ページや就職情報サイトを通じて行います。

本選考エントリーする際は、応募する企業の募集要項や選考スケジュールをしっかり確認し、締切に遅れないようにすることが重要です。計画的に行動してスムーズにエントリーを進めていきましょう。

■【大学3年生3月〜】企業説明会へ参加

企業説明会は、大学3年生の3月から本格的に開催されることが多く、企業の理念や事業内容、募集要項などを詳しく知れる貴重な機会です。

また、企業の担当者と直接話せる場のため、自分の疑問や不安を解消するチャンスでもあります。参加する際は事前に企業研究を行い、具体的な質問を用意しておくとより有意義な時間となるでしょう。

質問を通じて自分の熱意や関心を示すことができれば、好印象にもつながります。企業側も自社に強い関心のある就活生を求めているため、積極的な姿勢で臨むことが大切です。

会社説明会については以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

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■【大学4年生6月〜】本選考

政府主導のスケジュールでは、本選考開始は大学4年生の6月1日からです。本選考では、エントリーした企業が実施する適性検査やグループディスカッション、面接などに臨みます

なお、公式には本選考開始時期は大学4年生の6月からですが、実態としては多くの企業がもっと早い時期から選考(面接)や内定(内々定を含む)出しを行うケースもあります。

このように選考フローは企業ごとに異なるため、志望する企業の選考に関する傾向を確認しておくことが重要です。

『キャリタス就活』の「ES・選考対策を探す」では企業の選考を受けた先輩たちのクチコミがチェックできます。これまでの選考の内容や傾向を把握し、本選考対策を効果的に進めるためにぜひご活用ください。

本選考については以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。

本選考っていつから?今からできる本選考対策のポイントをチェックしよう!!

就活本番に向けて、「何を・いつ・どうやって準備すればよいのだろう?」と不安に感じる就活生も多いのではないでしょうか。本選考が始まる前に全体のスケジュールやフローを把握し、必要な準備を事前に整えておくことはとても大切です…

■【大学4年生6月〜】内々定

内々定とは、正式な内定前に企業が採用の意思を示すものです。大学4年生の6月以降に内々定が出されはじめます

ただし、『キャリタス就活』の「新卒採用に関する企業調査(2025年2月調査)」によると企業によっては12月や1月から内々定出しを開始していることがわかります。また、インターンシップ・キャリアへの応募者・参加者に対して、先行して選考が案内されるケースも多く、早期選考を受けた学生の中には年内に内々定を得る人も少なくありません。

【大学4年生6月〜】内々定

内々定を受けたとしても、正式な内定通知を受け取るまでは内定とはいえないことを覚えておきましょう。

また、ほかの企業の選考が進行中の場合は、どの企業に進むかを慎重に検討する必要があります。内々定を受けたことで安心せず、最後まで気を引き締めて就活を続けることが大切です。納得のいく進路選択ができるようにじっくり考えましょう。

内定と内々定については、以下の関連記事もぜひご覧ください。

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大学1・2年生から取り組める就活準備

大学1・2年生から取り組める就活準備

大学1・2年生のうちから就活の準備をはじめることは、就活において大きなアドバンテージとなります。下記3つのステップからはじめてみましょう。

1.自己分析と業界・職種・企業研究
2.OBOG訪問
3.オープン・カンパニー、キャリア教育

1.まずは自己分析と業界・職種・企業研究をしっかりと進めましょう。これらは就活を通してもっとも重要な基盤となります。まずは、自己分析で自分の強みや価値観を理解した上で、興味のある業界や企業について調べてみることからはじめるとよいでしょう。
早いうちからはじめておくことで、自分に合った企業探しや選考対策に役立ちます。

2.OBOG訪問を行い、リアルな就活の体験談を聞くことも非常に有益です。先輩たちの経験や助言から多くのことを学び、自分の進路選択に役立てることができます。

3.オープン・カンパニーやキャリア教育は、インターンシップ・キャリアの中の学年を問わないプログラムのため、大学1・2年生など早期からの就活準備におすすめです。「業界や志望企業が定まっていない」「やりたいことが見つかっていない」段階でも、積極的に参加することで興味のある業界や仕事を見つけられるでしょう。

オープン・カンパニー、キャリア教育については以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。

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2023年度からインターンシップの定義が大きく変わり、「学生のキャリア形成支援活動」が4類型に再編されました。本記事では新たな類型の中から、低学年次から就活生まで幅広く参加することのできる「タイプ1:オープン・カンパニ…

以上のような大学1・2年生からはじめられる就活準備を通じて、大学3年生以降の本格的な就活にスムーズに移行できるでしょう。

就活スケジュールに関するよくある質問

■Q.看護学生さんの就活はいつから?

A.看護学生さんは最終学年1学年前の春ごろから自己分析や情報収集など就活準備をはじめましょう。早ければ低学年のうちから就活準備を進めるのがおすすめです。夏休みや冬休みを活用して、病院見学やインターンシップ・キャリアに参加できるように準備しておくことで、スムーズに就活を進められます。また本選考は最終学年の春ごろからはじまります

内定後も看護師国家試験の勉強や実習が続くため、時間配分を意識しながら計画的に進めることが大切です。

■Q.薬学部の学生さんの就活はいつから?

A.薬学生の就活は、一般的に就活解禁日となる5年生の3月1日から説明会やエントリーから開始されます。近年では、1月ごろから説明会やエントリーを開始する企業も増えてきています。その後、夏ごろに面接が行われるケースが多いです。

国家試験対策と並行して就活を進める必要があるため、余裕のあるうちに自己分析や企業研究、インターンシップへ参加しておくとスムーズです。

■Q.保育士を目指す学生さんの就活はいつから?

A.保育士を目指す学生さんは、最終学年1学年前の冬~最終学年の春ごろから本選考をスタートさせるのが一般的です。大学や短大、専門のいずれも最終学年の5~9月にかけて保育実習が実施されるので、これと同時に就活を進めていくことになります。早めに履歴書準備や園のリサーチを進めておくと負担を軽減できます。

なお、私立保育園では6~11月に募集・採用を行う園もあるので、志望する園の採用スケジュールを確認することが重要です。

■Q.専門学校の学生さんの就活はいつから?

A.専門学校が2年制の場合、1年生の3月から就活がスタートするケースが一般的です。専門学校が1年制の場合には、入学してすぐに就活がスタートするケースも珍しくありません。そのような場合には、入学直後から自己分析、企業研究をしっかりと行い、就活に乗り遅れないことが大切です。

短期間での就活になるため、学校の先生やキャリアセンターを活用しながら計画的に進めましょう。

■Q.大学院生の就活はいつから?

A.大学院生(修士)の場合、大学院1年生の3月から本格的な就活がはじまるため、大学3年生と同様の流れで進めていくのが一般的です。大学院1年生の4月から自己分析や業界・職種・企業研究など就活準備をはじめていきましょう。

研究や論文執筆と並行して就活を進める必要があるため、早めにスケジュールを立て効率的に準備を進めましょう。

■Q.就活の面接練習はいつから?

A.就活の面接練習は、なるべく早めにはじめましょう。遅くとも大学3年生の10月までにははじめることがおすすめです。面接は具体的に何時間練習すればいいといった目安はありません。一次、二次、最終面接とそれぞれの特徴をふまえて練習する必要があるため、自信をもって臨めるようにしっかりと準備しましょう。

【質問集付き】面接官から50個の質問!あなたは即答できますか?

就職活動において面接はその中でも特に緊張する場面ではないでしょうか?面接官の質問を通していかに自分という人間を知ってもらうか、企業に入りたいという熱意を伝えられるかが次の選考への鍵を握ります。本記事では、実際によく聞か…

■Q.何月までに内定がないとやばい?

A.大学4年生の6月をめどに内定をもらっているのが理想といえるでしょう。『キャリタス就活』の「学生モニター2025調査結果(2024年6月発行)」によると、6月1日時点の内定率は8割以上ということがわかります

Q.何月までに内定がないとやばい?

ただし、内定をもっている人も含め、6月時点で約4割が就活を継続しているというデータもあります。
就活の進み方には個人差があるので、納得のいく就職先を見つけるために、焦らず自分のペースで続けることが大切です。

就活は早めの準備が成功のカギ!余裕をもったスケジュールで進めよう

就活は決して短期間で終わるものではありません。計画的に準備を進めることが成功への近道です。自己分析や業界・職種・企業研究、インターンシップ・キャリアへの参加など、早い段階から着実に準備を進めることで、自分に合った企業や職種を見つけられる可能性が高まります。

早めに取り組むことで選択肢が広がりますが、焦らず自分に合った方法で進めていくことが重要です。この記事を参考にしながら、無理のないスケジュールで就活を進めていきましょう。

『キャリタス就活』では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ『キャリタス就活』をご活用ください。

PROFILE

キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。

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