
2024年卒
就活スケジュール完全攻略法
2024年卒の就活スケジュールは政府主導となり、当面は現行日程の「3月:採用情報公開・エントリー受付開始」「6月:面接などの選考開始」を維持する見通しです。ここでは、これから就活本番に向けて準備しておくべきことや前倒しが進む企業の採用活動の実態など2024年卒の就活スケジュール攻略のポイントをキャリタス就活編集部が詳しく解説します。
政府が主導している就活スケジュールは昨年と同じ「3月に採用情報公開・エントリー受付開始」「6月に面接などの選考開始」です。実際には企業側が求める学生を採用するため、このスケジュールより早く採用活動を行っている場合もあります。興味のある企業の選考に乗り遅れないよう早めの準備や情報収集を心がけるようにしましょう。

2024年卒就活スケジュール攻略のポイントはこの2つ 
point1
エントリーの目安は27社、
3月は幅広い企業にエントリーしよう。
毎年多くの就活生が陥るのが、序盤に大手や本命の企業(業界)に絞ってエントリーを行った結果、1社も内定(内々定)が得られず、5月や6月に焦って企業探しを再開するケースです。
もちろん、5月以降でも内定を得ることは可能ですが、企業のエントリー受付・説明会開催・エントリーシート(ES)の締切は3月ごろがピークのため、以降は企業の選択肢が大幅に狭まってしまいます。また、序盤に内定を得られなかった就活生たちが、採用継続中の企業に集中するため、大手だけでなく、中堅・中小企業の選考においても、それ以前の時期と比較して厳しい競争となります。
2023年卒の先輩たちは、3月だけで22.6社、5月末までに26.4社の企業にエントリーを行っています。エントリーの数が多ければ良いという話ではありませんが、持ち駒を多めに確保しておけば、企業の選考を経験する機会を得やすくなるため、本命企業の選考にも余裕を持って臨みやすくなります。
また、内定がなかなか得られないときのリスクヘッジとしても有効です。視野を広げ、序盤からさまざまな規模・業種の企業にエントリーを行うことを意識しましょう。
- エントリーシート(ES)の結果通知開始時期
※ディスコ「2023年卒・新卒採用活動に関する企業調査」(2022年2月)
point2
「3月1日時点で内定が出ている先輩も」
入社を希望する企業の動向は2月以前からチェックしよう。
冒頭のスケジュールは政府主導のものですが、実態としては多くの企業がもっと早い時期から選考(面接)や内定(内々定を含む)出しを行っています。
2023年卒採用を行っている企業に選考(面接)開始の予定時期について尋ねたところ、9割以上の企業が選考解禁の6月より前の時期を予定していると回答(そのうち、約6割の企業は3月より前を予定と回答)。内定(内々定を含む)出しを開始する時期についても、約8割の企業が6月より前を予定していました。
実際に2023年卒の先輩たちに、3月1日時点の内定状況について尋ねたところ、全体の約29%の先輩たちがすでに内定を得ていました。早期に採用選考を行う企業、それに参加する学生は年々加速していると言えそうです。
政府の定めた就活スケジュールがすべてとは考えずに、入社を希望する企業の動向は早い時期からマメにチェックをしておくと良いでしょう。
- 企業の選考(面接)開始時期
※ディスコ「2023年卒・新卒採用活動に関する企業調査」(2022年2月)
- 企業の内定出し(内々定)開始時期
※ディスコ「2023年卒・新卒採用活動に関する企業調査」(2022年2月)