本選考っていつから?今からできる本選考対策のポイントをチェックしよう!!

ES・選考対策

公開日:2024.10.30

本選考っていつから?今からできる本選考対策のポイントをチェックしよう!!

就活本番に向けて、「何を・いつ・どうやって準備すればよいのだろう?」と不安に感じる就活生も多いのではないでしょうか。本選考が始まる前に全体のスケジュールやフローを把握し、必要な準備を事前に整えておくことはとても大切です。

本記事では、就職・採用活動のスケジュールや、必要となる本選考対策とその流れ、注意点など、本選考を控えた就活生が押さえておくべきポイントを解説します。ぜひ、本選考対策の参考にしてください。

就活の本選考はいつから?いつから対策すればいい?

本選考対策に向けて、まずはスケジュールを確認しておきましょう。

■3月1日情報解禁・6月1日から選考開始が基本

年間就活スケジュール

政府は、原則として就職・採用活動の日程ルールを以下にするよう経済団体等へ要請しています。

・広報活動開始   :卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
・採用選考活動開始 :卒業・修了年度の6月1日以降
・正式な内定日   :卒業・修了年度の10月1日以降
引用:厚生労働省「大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について

つまり大学生でいえば、3年生の3月1日に採用に関する情報が解禁され、4年生の6月1日から選考がスタートする、という流れが基本となります。

■企業における選考・内定出しの実態

前述のとおり、就職・採用活動のスケジュールの原則は「3月1日情報解禁・6月1日から選考開始」です。ただし、企業によっては早期に選考・内定出しを行っている実態があります。

「キャリタス就活」掲載企業など全国の有力企業を対象に2025年卒採用の活動時期を尋ねた調査によると、「面接開始は3~4月」を予定している、という回答がもっとも多い結果となりました。
出典:キャリタス「2025年卒・新卒採用に関する企業調査-内定動向調査(2024年10月調査)

キャリタス「2025年卒・新卒採用に関する企業調査-内定動向調査(2024年10月調査)」面接開始時期のグラフ

企業としては、なるべく早い段階で優秀な学生を確保しておきたい狙いもあると考えられます。

■早い時期からの本選考対策がおすすめ

就活が本格的になるタイミングは、一人ひとり異なります。しかし、「3月1日情報解禁・6月1日から選考開始」という原則に捉われず、早くから本選考対策をはじめることができれば、以下のように余裕をもって準備を整えられます。

●精度の高い自己分析ができる
●就活の軸をしっかり見定められる
●しっかりとした業界・職種・企業研究により、理解を深められる
●クオリティの高いES・履歴書を準備できる
●面接やグループディスカッションの練習を積める

対策が早ければ早いほど、準備にかけられる時間が増えるため、本選考対策はできる限り早めに取り組むことがおすすめです。

【7ステップ】本選考対策の流れを押さえよう

本選考対策をはじめる前に、対策ポイントとして具体的に何をすべきか、7ステップに分けて解説します。

ステップ1:自己分析
本選考が始まる前にしっかりと自己分析を済ませておくことで、より質の高いES(エントリーシート)作成・面接の回答につながります。就活の軸の決定にも役立つ、大切なステップです。自身の過去を振り返りながら、以下のようなポイントを言語化してみましょう。

●得意なこと・発揮できる能力
●強み・弱み
●興味をもっていること
●モチベーションが上がること

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ステップ2:業界・職種研究
業界研究は、自身が興味をもてる業界を見つけたり、キャリアを考えたりするきっかけになります。

また職種研究は、自身の強みや経験が仕事に生かせるかどうか、自分自身に合う仕事かどうかなどの把握に役立ちます。志望業界や職種に関する知識を深めることで、自己PRや志望動機の説得力もアップします。

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ステップ3:履歴書・ESの準備
企業への本エントリーの際は、履歴書やESの提出が求められます。一度も会ったことのない採用担当者に「直接会って話がしてみたいな」と思ってもらえるような、受け取る側を意識した魅力的な履歴書・ESを準備しましょう。

ESでも面接でも問われやすい「自己PR」や「ガクチカ(学生時代に力を入れてがんばったこと)」は、本選考が始まって多忙になる前にしっかりポイントを整理しておきましょう。

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ステップ4:インターンシップ・キャリアやイベントへの参加
社会を知るきっかけとしてインターンシップ・キャリアや就活イベントには積極的に参加してみましょう。企業で働く人の話を直接聞いたり、自分自身で仕事を体験してみたりすることで「働く」ことを肌で感じられます。業界や仕事への理解を深める貴重な機会となるため、今後の就活にも大いに役立つでしょう。

キャリタス就活では、インターン・キャリアやイベント情報を随時発信しています。ぜひ、情報収集に役立ててください。

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ステップ5:説明会・座談会への参加
気になる企業が開催する説明会や座談会などがあれば、詳しい話を聞くため参加してみましょう。企業の公式サイトやパンフレットからは得られないような、リアルな情報に触れるチャンスです。また実際に企業で働く先輩から話を聞くことができる、OBOG訪問もおすすめです。

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ステップ6:エントリー
気になる企業にエントリーしましょう。エントリーとは、就職情報サイトなどから企業に対して「興味がある」という意思を示すことです。

企業によっては、エントリーのタイミングでESなどの提出が必要となります。志望企業に合わせた自己PRを再調整したり、企業研究を深めて企業が求める人物像を把握したりするなど、準備しておくとよいでしょう。

ステップ7:選考対策
エントリーを済ませたら、選考対策を行いましょう。企業によって異なるものの、一般的には次のような選考が実施されます。

●筆記・WEBテスト(適性検査)
●GD(グループディスカッション)
●一次~最終面接

筆記・WEBテストには、さまざまな種類の適性検査が活用されています。まずは「お試し!WEBテスト 」で再現問題を体験し、必要に応じて参考書で対策を行いましょう。模擬テストで実力を確認できる「キャリタス模試 」も活用してみてください。

面接やGDは、以下のような方法で練習するとよいでしょう。
●友人や家族と練習
●受け答えの様子を録画して確認
●大学のキャリアセンターで模擬面接を受ける

面接では、「最後に何か質問はありますか?」と、面接官から逆質問されることがあります。逆質問への対応方法も把握しておきましょう。逆質問については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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本選考で気をつけるべき3つのポイント

卒業・修了年度の6月1日以降、本選考を迎えた際に気をつけるべき3つのポイントを紹介します。

1.選考結果に左右されない:
本選考が始まると、不合格の通知を受け取ることもあるでしょう。あなたの強みと企業が求める人物像が、たまたま一致しなかっただけ、という可能性も大いにありますので人格を否定されたように感じる必要はありません。

もし選考で手ごたえを感じられないときは、自身の個性と志望先がマッチしているかどうか確認するために、改めて自己分析を行ったり、志望動機を見直してみたりするとよいでしょう。
どれだけ多くの企業から内定を得たとしても、実際に入社できる企業は1社だけです。必要以上に選考結果に振り回されないようにしましょう。

2.内定先を妥協しない:
内定を獲得すると、喜びや安心感から「もう就活を終えてしまおうかな?」と考えることもあるかもしれません。しかし、自分にとって納得できないポイントがある場合は、妥協せず就活を続けることをおすすめします。「周囲は既に就職先を決めているから」という理由で、焦って決めてしまうことも避けましょう。内定はゴールではありません。就職してからが長い社会人生活のスタートになるためです。
内定先で働き続けることを具体的にイメージし、「給与などの待遇面だけで判断していないか」「自分の叶えたい理想に合致しているか」などを冷静に判断するようにしましょう。

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3.選考スケジュールなどの管理を徹底:
就活では、ES提出の締め切りや面接日程など、さまざまなフローが同時進行することも少なくありません。学業やサークル、アルバイトなど、就活以外の予定との両立も必要になるでしょう。
ExcelやGoogleスプレッドシート、アプリなどのデジタルツールや、手書きの手帳など、スケジュールの管理方法はさまざまです。自分にとって使い勝手がよく、継続しやすいツール活用して、スケジュールを徹底管理しましょう。

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まとめ

就職・採用活動のスケジュールは、「卒業・修了年度に入る直前の3月1日情報解禁・卒業・修了年度の6月1日から選考開始」が原則である一方、早期に選考・内定出しを行っている企業もあります。余裕をもって準備を整えられるよう、できる限り早めに本選考対策をスタートすることがおすすめです。

そのため本選考に向けてよいスタートを切れるよう、本記事で紹介したステップを参考に準備を進めましょう。

なお、キャリタス就活の『あんしん相談』では、経験豊富なプロのアドバイザーに就活のさまざまな悩みを相談できます。本選考に向けて不安がある方は、気軽に利用してみてください。

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PROFILE

麻 桃子(あさ ももこ)
印刷会社の制作部門にてコピーライター・ディレクターとして勤務後、2021年よりフリーライターに。市役所での勤務経験もあり。会社員・公務員・フリーランスなどさまざまなスタイルで働いた経験を生かし、幅広いジャンルで執筆中。

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