【新卒就活】他己分析のやり方ガイド|質問リストや結果の活用方法を紹介
自己分析公開日:2026.06.17
この記事でわかること
- 他己分析とは、他者への質問を通じて、自分に関する客観的な情報を集める自己理解の方法
- 自分では見えない面に気づける、自己分析の精度が上がるといったメリットがある
- 自己PRでの具体的なエピソードを補強できるので選考対策としても効果的
就活の中で他己分析という言葉を聞いて、「自己分析とはどう違うの?」と気になる方は多いのではないでしょうか。この記事では他己分析のメリットややり方の4ステップ、具体的な質問リストを紹介します。他己分析の結果をESや面接に生かすコツも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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他己分析とは?
他己分析とは、第三者から見た自分の特徴や強みなどを客観的に把握するための分析です。主観では気づけない自分の見え方を把握できるのが大きな利点です。
また、自己分析による認識を他者の視点で補完することで、より深い自己理解が可能になります。就活においては、自分の魅力を多角的に伝えるための情報収集方法として役立ちます。
■自己分析と他己分析の違い
自己分析は、自らの視点で過去の経験や価値観を振り返り、自己理解を深める方法です。一方、他己分析は、他者の視点から自分の特徴を確かめる方法です。自己分析と他己分析を照らし合わせることで、自分の認識と他者からの評価の違いに気づけるほか、共通点は強みとして、相違点は新たな発見として整理できます。
この共通点・相違点をうまく活用すれば、具体的なエピソードを基に、客観性と信頼性の高い自己PRを作成できます。
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就活で他己分析を行うメリット
「自己分析はひと通り終えたけれど、この内容で大丈夫かな?」「他己分析をわざわざやる意味はあるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。ここでは、他己分析を行うメリットについて解説します。
■自分では気づいていない一面を発見できる
他己分析を行うと、自分では当たり前だと思っていた行動や思考が、他者から見ると強みとして評価されていることに気づけます。たとえば、集団内での協調性や細やかな気配りなど、自覚のなかった強みとして評価されるケースは少なくありません。また、同時に自分では気づけなかった弱みを知る貴重な機会でもあります。
自分一人では見つけにくい特徴を把握できるため、強みの伸ばし方や弱みの改善点を整理しやすくなります。
■自己分析の内容を客観的に確認できる
自己分析では、自分の経験や価値観を深く整理できますが、主観だけでは解釈が偏ることもあります。他己分析を取り入れると、自分が考えている強みや性格が実際に周囲からどのように見えているのかを確認でき、自己分析の内容を客観的に見直しやすくなります。
たとえば、自分では「行動力がある」と考えていても、周囲からは「周りを巻き込む力がある」と評価されることもあります。このように自己認識と他者評価を照らし合わせることで、自己PRやガクチカで伝えるべき強みをより明確にできます。
■面接対策になる
他者からのフィードバックを基に、面接時の振る舞いや回答内容をブラッシュアップできます。客観的な視点を意識することで、たとえば話し方の癖や自己PRで伝わりにくい個所を事前に修正できるでしょう。
また、他己分析で得たエピソードは、面接での深掘り質問の対策にも有効です。自分では当たり前だと思っていた行動を他者の視点で言語化してもらうことで、「なぜそのような行動をとったのか」といった問いに対しても、客観的に答えられるようになります。
他者からの評価も取り入れることにより、採用担当者に「自分を多角的に見ることができている」という印象を与え、自己PRの信頼性を高めることにつながるでしょう。結果として、自信をもって受け答えしやすくなり、本番でも落ち着いて自分の魅力を伝えやすくなります。
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他己分析のやり方4ステップ
他己分析を効果的に進めるためには、どのような手順を踏めばよいのでしょうか。ここでは、初めての方でもスムーズに取り組める「他己分析のやり方」を4ステップに分けて詳しく紹介します。
■ステップ1.自己分析を行う
他己分析をする事前準備として、まずは自己分析を行いましょう。これまでの経験を書き出し、学生時代を中心に自分の歴史を振り返ります。その際、「どのような判断をしたか」「どのように逆境を乗り越えたか」など、エピソードの中で特に自分らしさが表れている部分を探すことがポイントです。
こうしたプロセスを通じて、自分の価値観や特徴をしっかりと言語化することで、他己分析と比較するための土台を整えます。
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■ステップ2.依頼する相手を選ぶ
次に、他己分析を依頼する相手を選びましょう。自分の強み・弱みを日常的に見ており、信頼できる複数人を選びます。友人や家族、アルバイトやゼミの仲間など、立場や関係性が異なる相手に依頼することで、状況に応じた振る舞いの違いを探りやすくなります。
「就活の自己PR作成用」など、他己分析の目的を事前に伝えておけば、相手も本音で話しやすくなり、より質の高い回答が得られます。
■ステップ3.具体的な質問をする
依頼する相手を選んだら、実際に自分について質問しましょう。相手が答えやすいように質問を具体化し、エピソードとセットで回答を引き出すことがポイントです。たとえば「私の強みは何?」と聞くだけでなく、「どのような場面で私の強みを感じたか?」という理由もあわせて質問しましょう。
事前に質問リストを用意しておけば、相手の負担を減らしつつ情報の漏れを防げます。過去の具体的な出来事を深掘りすることで、面接で使える自己PRのエピソードが手に入れられます。
■ステップ4.自己分析の結果と照らし合わせる
最後のステップとして、他者からの回答を自己分析の結果と比較・統合します。共通点は「確固たる強み」、相違点は「新たな発見」として分類し、自己理解を深める材料にしましょう。
主観と客観の両面を取り入れることで、内容の説得力が高まります。こうして得られた分析結果をES作成や面接の回答に反映させることで、自分自身の言葉に裏づけができ、より魅力的な自己PRの作成が可能です。
キャリアアドバイザーからの一言
他己分析をより深めるためにジョハリの窓を活用するのも有効です。ジョハリの窓とは、「自分が知っている自分」と「他者が知っている自分」を整理し、自己理解を深めるためのフレームワークです。
たとえば、自己分析と他己分析の両方で共通している特徴は「開放の窓」、自分では気づいていないものの他者から指摘された特徴は「盲点の窓」として整理できます。このように、自己分析と他己分析の結果を分けて考えることで、自分の理解がより深まり、今後の自己PRづくりにも役立てやすくなります。
詳しくは「ジョハリの窓についての記事」で解説しています。
他己分析を依頼する主な手段
■WEBの他己分析ツール:手軽にはじめやすい
■自作アンケート:聞きたい質問を自由に設計できる
■対面・オンライン通話:回答の背景や具体的なエピソードまで聞きやすい
他己分析を依頼する主な手段には、WEBの他己分析ツール、自作アンケート、対面(またはオンライン通話)の3つがあります。効率や手軽さを重視するなら他己分析ツールを活用するのがおすすめです。
特定の質問を設計したい場合はGoogleフォームなどでの自作アンケートが適しています。より深く掘り下げたいなら、対面(またはオンライン通話)でエピソードを直接聞くのが効果的です。
どれか1つに絞らず、目的に応じて段階的に使い分けることで、より深い自己理解が可能になります。
【相手別】そのまま使える他己分析の質問リスト
他己分析をお願いする際、相手との関係性に合わせて質問内容を工夫すると、より具体的な回答を引き出しやすくなります。ここでは、友人や家族、先輩といった相手別に、そのまま活用できる質問リストを紹介します。
■友人・コミュニティの仲間に聞く質問
友人やコミュニティの仲間には、対等な関係性の中で見える自分らしさや、集団内での役割について聞いてみましょう。日常のコミュニケーションやチーム活動の中で発揮している強みを言語化してもらうのがポイントです。仲間内での立ち位置を客観的に知ることで、チームワークに関する自己PRの貴重な材料になります。
友人・コミュニティの仲間に聞く質問リスト
・あなたから見て、私はどのような性格に見える?
・グループでの活動で私に任せたい役割は?
・私の弱みや改善すべき点はどこ?
・私との出来事で印象に残っているエピソードは何?
・今まで私が特に活躍したと思うシーンは?
・私がつらそう、向いていなさそうに見えるのはどのようなこと?
■家族・親戚に聞く質問
家族や親戚には、長期間の成長過程を知る立場から、本質的な性格や変わらない強みを聞いてみましょう。幼少期の思い出深い行動や成長した点、他者との違いなどを深掘りするのがポイントです。
身近な人だからこそ知っているエピソードを聞くことで、自分の価値観や強みがどのように形づくられてきたのかが見えやすくなります。
家族・親戚に聞く質問リスト
・私の1番の強みと弱みはどのようなところ?
・幼いころから変わらないのはどういう部分?
・子どものころと比べて一番「成長したな」と感じるのはどこ?
・家族や親戚の中で私はどのような存在?
・私に対して期待していることは?
・私はどのような大人になりそう?
■先輩・教員に聞く質問
先輩や教員には、目上の人への接し方や、集団の中での貢献度について聞いてみましょう。具体的には、ゼミやサークル運営での立ち回りや、困難を乗り越えた場面での行動などを振り返ってもらうことで、自分では気づきにくい強みや特徴を把握しやすくなります。
これにより客観的な評価が得られ、ガクチカや志望動機の説得力を高める材料となります。
先輩・教員に聞く質問リスト
・私との出来事で、特に印象に残っていることは何ですか?
・〇〇活動をしている中で、私に助けられたと感じたことはありますか?
・私が社会人になった場合、どのような点が強みになりそうですか?
・社会に出る前に、私が改善しておくべきだと思うのはどのような点ですか?
・話し方や雰囲気で「ここを直したらもっと印象がよくなる」と感じる部分はありますか?
・第一印象と、実際に話してみてからの印象の違いはありましたか?
他己分析の結果をESや面接の選考対策に生かすコツ
他己分析で得た貴重な意見を、どのようにESや面接などの選考対策につなげればよいのでしょうか。ここでは、集めた回答を生かすためのコツを解説します。
■具体的なエピソードを補強する
自分だけでなく、他者からも共通して認めてもらえている強みに、裏づけとなる具体的なエピソードを組み込んで自己PRを作成しましょう。
たとえば他己分析で自他ともに認める特徴として「協調性がある」という強みに対し、実際にチームで意見調整を行った実績を加えると、あなたの魅力がより具体的に伝わります。当時の具体的な状況や、どのように問題解決へと導いたかを詳しく説明しましょう。
さらに、失敗から学んだ点やその後の改善プロセスも添えれば、自己PRの説得力がさらに高まります。
■弱みを改善の方向性で言語化する
他己分析で指摘された弱みは、現在進行形の改善課題としてポジティブに言い換えましょう。たとえば他己分析で「流されやすい性格」ということがわかった場合、「他者の意見を柔軟に取り入れつつ、自分の意見を明確に伝える練習中」といったように、改善の方向性まで含めて言語化します。
弱みを隠さず、どのように向き合っているかを示すことがポイントです。課題を自覚し、自律的に成長しようとする主体性が評価につながります。
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他己分析をお願いされたときの答え方のポイント
他己分析を依頼された場合は、相手が就活で活用しやすいように、具体的かつ誠実に伝えることが大切です。単に「優しい」「しっかりしている」といった抽象的な表現で終わらせるのではなく、「どのような場面でそう感じたか」というエピソードもあわせて伝えましょう。
強みを伝えるときは、「グループワークで意見が割れたときに全員の意見を整理していた」など、行動がイメージできる言い方を意識すると、相手が自己PRに生かしやすくなります。弱みを伝えるときも、否定的な言い方だけで終わらせず、「慎重だからこそ判断に時間がかかることがあるが、その分ミスが少ない」など、改善の方向性や見方を添えることがポイントです。
また、第一印象と実際に接したあとの印象の違い、周囲の中で特に目立っていた特徴なども、本人にとっては気づきになりやすい情報です。相手が答えを受け取りやすいよう、率直さと配慮のバランスを意識してフィードバックするとよいでしょう。
他己分析に関するよくある質問
他己分析はいつ行うのがベスト?
自己分析が一段落した後、インターンシップや本選考の前に行うのが理想的です。
自己分析後に行うことで、自己認識の内容が客観的に正しいかを確認できます。早期に取り組めば弱みの改善に時間を確保できます。また、選考が進む中で「面接の反応が思わしくない」「自己PRやガクチカがうまく伝わっていない気がする」と感じたタイミングで再度実施するのも有効です。他者から見た自分の特徴や印象を整理することで、自分では伝えているつもりでも相手に十分伝わっていない部分に気づけたり、自己PRやガクチカの説得力向上にもつながります。
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他己分析は何人くらいに頼めばいい?
多面的な視点を得るために、5〜10人程度を目安に頼むのがおすすめです。
ゼミやバイト先、大学の友人など、異なるコミュニティの相手から話を聞くことで、多面的に自分を探れます。ただし、質問相手を増やしすぎると、情報の整理や分析が大変になるため注意しましょう。共通点や傾向が見えてくる程度の、適切な人数を意識することがポイントです。
他己分析の回答が、答える人によってバラバラなのはなぜ?
他己分析の回答がバラバラなのは、相手との関係性や接する場面が異なるためです。
それぞれの回答を整理する際は、共通点を「確固たる強み」、相違点を「場面ごとの特性」として分類し、自己分析とリンクさせます。状況に応じた振る舞いの違いを知ることで、より深い自己理解につながります。
他己分析で自分への評価が厳しかった場合、どのように受け止めるべき?
厳しい評価は否定ではなく、自分の「伸び代」を教えてもらったと前向きに解釈しましょう。
まずは感情を切り離し、なぜそう見えたのかという背景や具体的な行動を冷静に分析することが大切です。ほかの人の意見とも比較した上で、共通して指摘される課題については真摯に向き合い、具体的な改善計画を立てることで自己成長が目指せます。
他己分析ツールだけで他己分析を済ませても大丈夫?
他己分析ツールは自己分析の入口として優秀ですが、エピソードを深掘りするためには対面やオンライン通話での聞き取りを併用するのがおすすめです。
他己分析ツールの中には、友人や家族に回答を依頼し、その結果を基に自分の性格や強み・弱みを分析できるものがあります。
一方で、ツールによっては、「なぜその強みがあると見られているのか」「どの場面でそう感じたのか」といった、自己PRやガクチカに必要な具体性までは十分に拾いきれない場合があります。そのため、まずは他己分析ツールで自分の全体的な傾向を把握し、それを基に対面やオンライン通話の聞き取りで具体的なエピソードを集めるのが効果的でしょう。
また、他己分析をより有意義にするには、事前に自分なりの強みや価値観の仮説を整理しておくことも大切です。
『キャリタス就活』が提供している自己分析ツールを併用すれば、自分の認識と他者からの評価を照らし合わせやすくなります。
「自分研究&適職診断」では、表示される質問に回答するだけで、自分自身の特性やマッチする職種が客観的に分析されます。
診断結果に基づいて適職がランクづけされるため、自分自身では気づきにくい潜在的な能力や適性を数値として可視化できるのがメリットです。
「キャリタスQUEST」は、人間の深層心理をアンケートで定量的に可視化する「ディグラム診断」をベースに、ディグラム・ラボが監修した本格的な診断ツールです。100パターン以上の科学的な根拠に基づいた診断結果により、自分でも気づかなかった「自分らしさ」を見つけられます。
診断結果ではRPG風のキャラクターにたとえて自分の性格タイプが表示されるため、ゲーム感覚で楽しく進められます。
他己分析を上手に活用して、選考を突破しよう!
他己分析は、自分では気づけない「客観的な強み」を可視化できる有効な手段です。家族・友人・先輩などから、自分では見えてこなかった「自分らしさ」を聞きとり、自己分析の結果と照らし合わせてみましょう。主観と客観を統合することで、ESや面接での言葉の説得力アップも期待できます。この記事で紹介した手順を参考に、他己分析に挑戦してみてください。
『キャリタス就活』では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ『キャリタス就活』をご活用ください。
PROFILE
キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。
「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。



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