【ガクチカ例文16選】テーマ別・文字数別に刺さるガクチカを紹介!?

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公開日:2025.01.15

【ガクチカ例文16選】テーマ別・文字数別に刺さるガクチカを紹介!?

この記事では、「ガクチカの例文を参考にしたい!」という就活生に向けて、ガクチカの例文16選を紹介します。アルバイトや部活、学業などテーマごとの例文をご紹介します。また文字数別のポイントも用意していますので、採用担当者に刺さる効果的なガクチカを作成するために、ぜひ参考にしてみてください。

ガクチカとは?

ガクチカとは?

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」を意味する略語です。学生時代の経験を通じてどのように成長したか伝えることはESや面接において欠かせません

ガクチカと同様によく聞かれる質問に自己PRがありますが、ガクチカと自己PRは目的が異なります。ガクチカは、学生時代の経験から何を学び、学んだことを将来どう生かせるかといった成長過程をアピールすることがポイントとなり、自己PRは自分の強みを伝え、企業が求める人物像といかにマッチするかアピールすることに重きを置きます。

■企業がガクチカを聞く理由は?

企業がガクチカを聞く理由は、応募者が学生時代にどのようなことに挑戦し、どんな成果や気づきを得たのか理解しようとするためです。これらのエピソードを通じて、履歴書だけでは見抜けないスキルや人間性を見極めようとしています。

ガクチカで企業が見ているポイント
・仕事で生かせる学びを得ているか
・モチベーションの根底にあるものは何か
・論理的な考え方ができているか
・企業が求める人物像か
・学生時代をどのように過ごしたか

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例文を参考にする前に「ガクチカを構成する6つの要素」を覚えておこう!

例文を参考にする前に「ガクチカを構成する6つの要素」を覚えておこう!

ガクチカは、6つの要素から構成されるのが基本です。

まず、取り組んだ内容を簡潔に答え、次になぜ取り組んだか理由を述べます。そして、そのときに設定した目標や達成する上で難しかったことの流れで記載します。その後、どのように困難を乗り越えたか、それにより得た結果を述べましょう。

そして、その取り組みで強化または培われた強みを記載し、最後にその経験で得たことをどのように社会で生かせるかで締めます。

自分で文章を作成する際は、上記を踏まえて構成すると魅力的なガクチカになるでしょう

また、ガクチカ作成に自信がない方は、キャリタス就活公式LINEの「ES作成・添削サービス」の利用がおすすめです。LINEで簡単なポイントを送るだけで、生成AIがあなたの文章をブラッシュアップしてくれます。興味のある方は、以下の公式LINEに登録してみてください。

【テーマ別】ガクチカの例文16選

ガクチカを作成するにあたって、実際の文章を参考にしたい方も多いでしょう。ここでは、テーマ別に例文を紹介します。

■アルバイトに関するガクチカの例文

接客の経験について

私は学生時代、アパレルショップでのアルバイトにおいて接客販売に力を入れました。高校生のとき、アパレルショップの店員さんが親身になって自分に似合う服を提案してくれたのがきっかけで、私も将来、接客を通じてお客様に満足いただけるような仕事に就きたいと思い、学生のうちに接客スキルを磨こうと考えました。

アルバイトを始めた当初は接客経験がなく、自信をもってお客様と会話することができませんでした。そのため、まずはお客様とのコミュニケーションに慣れることを目標にしました。しかしある日、お客様アンケートで「〇〇さんは愛想がない」と指摘されたことで、接客の仕方を見直す必要があると気づきました。

指摘を基に、一緒に働くメンバーにヒアリングを行ったところ、自分の接客に対する自信のなさから表情や声が暗くなっていることが原因だとわかりました。そこでまずは指摘を受けた表情や声のボリュームを意識し、終礼時に店長にフィードバックをもらうように心がけました。この取り組みを続け、接客に自信がついたことでお客様に自然に笑顔でお声がけできるようになりました。その結果、アンケートではお客様よりお褒めの言葉をいただけるようになりました。

この経験を通じて、フィードバックを素直に受け入れ、改善を重ねることの大切さを学びました。貴社に入社した後も、自分自身の課題を見つけ周囲からのフィードバックを生かしながら自分を成長させ、貴社の商品をより多くのお客様に選んでいただけるよう努めてまいります。

新人教育の経験について

私は、〇〇のアルバイトでアルバイトリーダーとして新人教育のサポート業務に力を入れました。当初は社員の方が新人教育をされる予定でしたが、その方が急遽不在となり、店長からお願いされる形でサポート業務に関わることになりました。

「入社から3カ月以内にすべての業務が1人でこなせるよう新人を教育してほしい」と店長から指示があったため、3カ月で新人教育を終わらせることを目標としました。

当時は、新人の方に業務の内容を伝えても、数日後には同じ業務内容について質問されることが何回かあり、教育が計画通りに進まない状況に直面しました。原因を考えた結果、新人の方が教わったことを振り返る時間を十分に確保できていないことが問題であると気づきました。

そこで、業務に関する簡単なマニュアルを作成するとともに、説明中に撮影した動画を共有し、必要に応じていつでも振り返られるようにしました。また、業務時間内に、その日教わったことを復習する時間を設けました。その結果、業務を覚えるスピードが格段に早くなり、無事に目標としていた期間内に独り立ちできるようになりました。

この経験から、困難な状況でも、目標達成に必要な取り組みは何か考え、課題に応じて工夫を行う重要性を学びました。貴社に入社後もこの経験を生かし、課題に対して効果的な解決策を考え取り入れていくことで、〇〇事業の促進に貢献していきたいと考えています。

■サークル・部活に関するガクチカの例文

サッカー部での経験について

私は、サッカー部の部長としてチームをまとめることに力を入れました。部長としての責任を果たしたいと考え、目標だった「県大会出場」を目指し、チーム内のモチベーション改善に取り組みました。

当初、チームには目標意識が足りずダラダラ練習する姿も見られました。県大会出場を目指すために、まずは目標を意識させることが重要だと考え、練習前に毎回「目標は県大会出場」と部員に伝えるようにしました。また、モチベーションを保つにはチーム内の問題を放置しておかないことも大切と考え、週1回のMTGを設定し、改善に努めたことでチームの雰囲気はよくなり、共通の目標に向かって練習できるようになりました。

残念ながら県大会には出場できませんでしたが、地区大会準優勝とわが校のサッカー部の歴史においては最高の記録を残すことができました。貴社に入社した際はどんなポジションでも責任感をもち、常に周りの方をサポートしながら会社全体に貢献できるように努めていきたいと考えております。

ダンスサークルでの経験について

大学時代、ダンスサークルで新歓イベントの企画リーダーを務めました。私のサークルは新入生の入会が年々減少しており、サークルの存続が危ぶまれる可能性がありました。そこで、新歓イベントを通じてサークルの魅力をより多くの新入生に伝え、新メンバーを迎え入れることでダンスサークルの活気を取り戻すことを目標にしました。

当初は、メンバーとの練習時間の調整やほかのサークルとの差別化を図るための企画立案などどうすれば新歓イベントを成功させられるのか悩みました。

この課題を乗り越えるため、私はまずメンバー全員のスケジュールをヒアリングし、練習計画を立て直しました。まず練習時間の調整については振付けを動画で撮影したものを共有し、それぞれが練習できるように工夫を行い、短時間でも効率的に全体で練習できるようにしました。また企画については新入生の多くはダンス初心者であること考慮し、初心者でも気軽にトライできるような難易度の低い基本的な振付けをメインとした体験型イベントを実施することにしました。

その結果、新歓イベントではサークルの魅力を伝えるパフォーマンスができ、多くの新入生の興味を引くことができました。また、体験型イベントを実施したことで最終的に、前年の倍以上の新入生が入部し、サークルに活気を取り戻すことができました。

この経験を通じて、限られたリソースの中で効率的に目標を達成するための調整力と、ゼロからアイデアを形にして人を惹きつける企画力が強化されたと感じています。貴社に入社した後も、この経験を生かし、社内外の関係者との円滑な調整を行いながら、斬新な企画の立案など自発的な行動を行い、貴社の成長に貢献していきたいと考えております。

■学業に関するガクチカの例文

資格取得の経験について

大学時代に簿記1級の学習に力を入れて取り組みました。将来、経済学部での学びを生かし経理関係の仕事に就きたいと考え、より専門的な知識を得たいと感じていたためです。具体的な目標として1年後の簿記1級合格を目標に学習計画を立てて実行に移しました。

学習を始めた当初は、専門的な知識を理解するのが難しく、計画が思い通りに進まないことがありました。幸いなことに既に簿記1級を取得していた友人が、同じ時期に私が取得済みの資格勉強をしていたことを知り、お互いに疑問点をすぐに解決し合える環境を作ることを提案しました。実際にお互いが協力し合える環境を作ったことで、疑問点を効率的に解消することができ、簿記を理解するスピードが上がり、当初目標にしていた期間内に簿記1級を取得することができました。

この経験から、ほかの人と協力しながら問題解決を行う力を身につけることができました。貴社に入社後は、経理職で簿記のスキルを生かすだけでなく、ほかの社員の方と協力しながらチーム連携を意識し、業務に取り組んでいきたいです。

TOEICでのスコアアップの経験について

学生時代は、TOEICのスコアアップに力を入れて取り組みました。英語力強化は幼い頃からの夢であった「海外で働く」ために必要なステップだと考え、大学2年生の頃から本格的に勉強を始めました。

企業研究する中で、海外赴任の条件を調べたところ多くの企業がTOEIC750点以上を目安としていることを知り、この点数を目標に勉強することに決めました。

当時の私は、アルバイトやサークルに時間を取られ、十分な勉強時間が確保できず、最初は600点台にとどまってしまいました。この状況を打破するため、日常的に英語に触れる機会を増やすことを意識しました。具体的にはスマートフォンの言語を日本語から英語に変換することから始め、英語のニュースを読む中でわからない単語や表現を目にしたらすぐに調べるクセをつけ、コツコツと英語力をつけていきました。

小さな取り組みですが、継続的に英語に触れる機会を作った結果、1年後にはTOEIC750点を獲得することができました。

この経験から、目標達成のためには、小さな取り組みでも継続的に努力を重ねることが大切だと学びました。また自分自身の強みであった「継続力」をさらに養うことができました。入社後はこの強みを生かし、粘り強く努力を重ねることで海外営業での成約率を高めて、継続的に貴社に貢献していきたいと考えております。

■ゼミに関するガクチカの例文

ゼミ合宿を企画した経験について

大学では〇〇ゼミに所属し、ゼミを活発化させるために合宿の企画リーダーを務めました。ゼミの活動が形式的になりがちで、メンバー同士の交流が少ないことでなかなか意見が出にくくなっていることがゼミに活気がない原因だと考えました。

そこでメンバーの交流を深め、〇〇に関する意見を活発に言い合える環境づくりを目的とした合宿の企画を目標にしました。直近で行われた合宿は参加率が低く、新たな企画内容の模索や参加ハードルを下げるための予算調整など、実施までに多くの苦労がありました。

まず、ゼミ生全員にアンケートを実施し、その結果を基に討論ワークショップと観光アクティビティを組み合わせたプランを作成しました。また地元施設の利用交渉を行うことで予算を抑え、参加しやすい環境を整えました。

ニーズをおさえた合宿の開催によって過去最高の参加率を記録し、合宿後はゼミ内での意見交換が活発化しました。この経験を通じて、課題解決に向けて主体的に行動する力が強化されたと感じています。貴社に入社した後も、課題解決に向けた提案を積極的に行い、組織の成長に貢献していきたいと考えております。

チーでの研究経験について

私は、大学のゼミで国際法の研究に力を入れて取り組んでいます。グローバル化が進む世界において、国際的な課題について考える必要があると思い、〇〇ゼミを選択しました。

ゼミでは複数のチームにわかれて研究課題に取り組んでおり、私たちはゼミ全体で行われる発表会での研究成果発表を成功させることを目標としました。しかし、研究を円滑に進めるためチーム内で役割分担したものの、メンバー同士のスケジュールに対する認識がずれていたため、個人の調査の進捗に差が出てしまうことがありました。

この課題を解決するためそれぞれの調査内容と期日を記載したスケジュール表を作り、チーム全体に共有しました。また、メンバー1人の調査が遅れてしまったとき、代わりにほかのメンバーに調査を割り振るなど、プロジェクトをスムーズに進めるための調整も行いました。発表に向けて、具体例やデータの収集など説得力を高める工夫も行いました。

その結果、スケジュール通りに研究は進み、無事にゼミ内でのプレゼンテーションを行うことができました。ゼミの教授からは「データに基づいた分析と具体的な提案が優れている」と評価いただき、最優秀プレゼン賞を受賞することができました。

この経験から、チームを束ねるマネジメントの能力が身についたと考えています。貴社に入社後は、チームで円滑に業務を進めクオリティの高い成果を出すとともに、ゆくゆくはプロジェクト全体を統括するような立場になって、貢献していきたいと考えています。

■インターンシップに関するガクチカの例文

営業職のインターンシップ経験について

大学3年のとき、〇〇会社での営業職のインターンシップに力を入れました。将来、営業職に就きたいと考えており、実際の営業の現場で経験を積むことを目標に参加しました。

そのインターンシップでは、△△製品の法人営業を担当し、新規顧客開拓や既存顧客への提案を行いました。また3カ月のインターンシップ期間中に、「新規顧客を5社獲得する」ことを目標としました。

しかし、始めた当初は電話してもすぐに電話を切られることが多く、相手にしてもらえないことが続きました。この状況から営業を成功させるには第一印象でインパクトを残す必要があると考え、実行しました。

たとえば、「~~にお困りの企業様にぴったりな××というツールを紹介しております!」など、相手にとって有益な情報であることを最初に伝える工夫を行うことで、徐々に話を聞いてもらえる確率が上がり、結果的に新規顧客を6社獲得することができました。

この経験から、「柔軟な対応力」を培うことができました。貴社に入社後も、営業部門の課題を解決するためにユーザーのニーズにあった魅力的なアイデアを提案していき、売上向上に貢献していきたいと考えております。

ライターのインターンシップ経験について

私は大学時代、WEBコンテンツ制作会社でのライターのインターンシップに力を入れて取り組みました。幼い頃からWEBライターになることが夢だった私は、実際にライターの業務を体験することで、必要なスキルや仕事について理解を深めたいと考えたためです。

始めた頃は、自分が執筆したものに社員の方から多くフィードバックをいただいてしまいました。文章構造から語尾の連続、表記の揺れなど、基本的な内容ばかりだったため、自分の執筆スキルの未熟さに気づかされました。

そこで私はいただいたフィードバックをスプレッドシートにまとめ、執筆前にそのチェックリストを確認し、記事を執筆した後も必ずチェックを行うようにしました。「執筆→チェック→改善」の流れを繰り返すことで、自分の執筆の苦手部分が明らかになってきて、徐々に精度を向上させることができました。その結果、インターンシップが終わる頃には、担当社員の方に「このまま記事にできるくらいのクオリティになったね」と質の高さについてうれしいお言葉をいただきました。

この経験から基本的な執筆スキルを得たほか、「改善力」も得ることができました。貴社に入社した後も、自己成長と合わせて先輩や上司からのフィードバックも真摯に受け止め、自分に落とし込むことでスキルアップしていきたいと考えております。

■ボランティア活動に関するガクチカの例文

個人ボランティアの経験について

私は、子どもたちにITの楽しさを伝えるため、ITプログラミング勉強会のボランティア活動に力を入れました。幼い頃に父からプログラミングの楽しさについて教わったことがきっかけで、プログラミングのおもしろさに気づきました。この経験から自分のようにITの楽しさを知るきっかけになってほしいという願いから子ども向けのIT勉強会を開催することに決めました。

勉強会開催に伴い、参加者を20人集めることを目標としました。しかし、始めた当初は開始から半月経過してもわずか3人しか集まりませんでした。参加者を増やす戦略を見直したところ、地元掲示板への告知だけではアプローチが十分ではないことに気がつきました。

そこで勉強会の存在を知ってもらうため、地元の小学校にチラシを貼ってもらうようにお願いしに行きました。その結果、最終的には25名もの参加者を募ることができました。また実際に参加者の中でプログラミングに興味をもった小学生やその親御さんから感謝の意見を聞いたときは、この勉強会を実施してよかったと心から思いました。

この経験から、課題に対して効果的な戦略を立てることの重要性を学びました。貴社のマーケティング部に配属された際には、顧客ニーズにあったマーケティング戦略を立案し、柔軟な修正を加えながら目標達成し、貴社のビジネス成長に貢献していきたいと考えております。

団体ボランティアの経験について

私は、学生時代に国際交流イベントの企画担当として尽力しました。私の住む市は世界中に3つの姉妹都市が存在し、昨年はその交流開始50周年を記念した国際交流イベントが地元で開催されました。そこで、私も地元の発展に貢献したいと考え、イベントの企画担当に立候補しました。

その中で私はイベントに参加する外国人の方に喜んでもらえるような企画を実施することを目標としました。しかし、私はこれまで日本人向けのイベントにしか参加したことがなかったため、私のアイデアは同じ企画担当のナイジェリア人の学生からはあまりよい反応が得られず、どのようなアイデアを出すべきか戸惑いました。

そこで私は、「外国人の日本に対するニーズ」を理解するために、イベントに参加予定の外国人に、事前に日本の何に興味があるかWEBアンケート調査を実施しました。その結果「日本食」に対して強い関心があることがわかりました。そこで地元の食材を使ったコース料理の提供など、日本食に関連する企画を実施することにしました。イベントに参加した外国人の方たちは、初めて触れる本格的な日本食に感動し、大変喜んでいただき、イベントを成功させることができました。

この経験からニーズを理解した上で企画を提案することの大切さを学びました。貴社に入社できた際は、イベント運営の事業において、参加するお客様のニーズを的確に把握した上でイベントを企画・運営していきたいと考えています。

■留学経験に関するガクチカの例文

アメリカ留学の経験について

私は、留学先での英語取得に力を入れました。大学2年生のとき、「将来は英語を生かして国際的な活動をしたい」と考え、英語でのコミュニケーション能力向上を目標にアメリカに1年間留学しました。

留学した初めの頃は、英語での授業が理解できないだけでなく、英語力の低さから現地で友達を作ることもできませんでした。私はもっと積極的に英語を話す必要があると考え、2学期からはグループワークのある授業を1日に1回は履修することに決めました。授業では、英語で意見交換する機会を多く得たため、英語力が上がり、授業後には現地の学生の方と一緒に下校するまで仲を深めることができました。

留学経験を通じて、英語での高度なコミュニケーション能力を得ることができました。貴社の〇〇事業では、外国人のお客様とコミュニケーションを取る機会も多いため、英語でのコミュニケーションスキルを生かし、顧客満足度を高めるだけではなく、異文化間の調整役として事業の発展に貢献していきたいと考えております。

オーストラリア留学の経験について

大学2年生の夏、オーストラリアの大学に3カ月間留学しました。グローバル化が進む中で、学生のうちに、多様な価値観や考え方に触れる機会を増やしたいと考えたためです。

留学当初は建前のない文化に戸惑い、ホストファミリーとのコミュニケーション機会が減ってしまうことがありました。

友人に相談したところ「一度話し合ったほうがよい」とアドバイスしてくれました。私はアドバイスを基に、文化の違いを拒否するのではなく、受け入れるための努力をする必要があると考え、毎日1時間以上のコミュニケーションを必ずとることを目標にしました。具体的には食事中や日中の空き時間を利用し、その日あったことや何気ない話を積極的に話すことで、お互いの考えや価値観を共有することができました。

この経験から、文化や背景が異なる相手と円滑な関係を築くには、積極的にコミュニケーションを取り、相手に寄り添いながら信頼関係を構築することが重要だと学びました。貴社が運営するホテルは、さまざまな国のお客様に利用されており、また多くのリピーターに支えられている点が強みだと伺っております。私はこの学びを生かし、お客様一人ひとりのニーズに寄り添い、満足度の向上を通じてリピート利用につなげられるよう努力してまいります。

■趣味、特技に関するガクチカの例文

登山の趣味に関する経験について

私は、学生時代に趣味の登山に力を入れて取り組みました。17歳のときに父に連れられて地元の〇〇山に登ったのをきっかけに登山に興味をもち、それ以降は長期休暇を利用して全国の山を登りに行きました。

大学2年生の春に私は「△△山を踏破する」という目標を立てました。この山はそれまでに私が登ったことのある山より500mも高い山で、登りきるためには持久力を強化する必要があると考えました。そこから3カ月、毎朝30分ランニングを習慣化し、地元の山でトレーニングを重ねました。挑戦当日はハイペースになりすぎないように高まる気持ちをおさえ、着実に登り進め、無事に頂上に立つことができました。

この経験から、目標達成のために必要な計画を立てて、継続的に実行する力を身につけました。貴社に入社後も、まずは先輩方の営業スキルに追いつくために、やるべきことを習慣化し努力していきたいと考えています。

特技のダンスに関する経験について

私は学生時代、特技であるダンスに一番力を入れて取り組みました。私は、3歳の頃から母の影響で地元のダンススクールに通い始めました。物心ついたときから、母が若い頃に優勝した〇〇ダンスコンテストで優勝するという夢を抱き、日々練習を重ねてきました。

大学1年生のとき、そのコンテストに参加する機会があり、私は優勝することを目標に一層ダンスに励むようになりました。コンテスト前、自分で作った振付を母に見せると、母から「これじゃ優勝は難しい」と厳しい言葉をもらいました。私は歴代のコンテスト優勝者の動画と自分のダンスを見比べ「テーマ性」が足りていないことに気づき、コンテスト2週間前でしたが、ダンスの振付をテーマに沿って1から考え直し、ストーリー性やそれに合わせた動きを試行錯誤しました。

コンテストでは、惜しくも3位という結果でしたが、審査員からは「テーマが伝わってくる振付が魅力的だった」という言葉をいただいたため、前日まで妥協せずに振付を考え抜いたことを誇りに思いました。

この経験から、よりよいものを作るために妥協せずに考え抜く力が身につきました。貴社で商品開発に携わる機会をいただけましたら、お客様にベストな商品を届けられるよう「さらによくするには?」という視点を大事にしながら業務に取り組んでいきたいです。

ガクチカとして使えるテーマ一覧はこちら

ガクチカが見つからない方向け!探し方のポイント
・自分の好きや得意から探す
・思いついたものから書き出す
・目標を達成した経験を思い出す
・困難を乗り越えた経験から探す

以下記事では、ガクチカが見つからない方向けに「ガクチカシート」のテンプレートを紹介しているので、参考に見てみましょう。

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「ガクチカに書くことがない…」見つけ方のポイントはこちら

【文字数別】ガクチカを書くときのポイント

ガクチカでは文字数を指定されることが一般的です。文字数ごとに企業の聞く目的が異なるため、企業の目的を踏まえた上でポイントを押さえて記載する必要があります。以下で、200字、400字、600字のガクチカを書くときのポイントを確認しましょう。

■200字のガクチカを書くときのポイント

200字のガクチカを書く際は、限られた文字数で内容を端的に伝えることが重要です。企業は面接で詳細を尋ねることを前提とし、200字でガクチカの大枠を把握することを目的としています。短い文章で内容を要約する力があるかも見られるため、簡潔にわかりやすくまとめましょう。

いきなり要約するのも難しいため、まずは文字数を気にせず書き出し、伝えたい内容を絞り込んでいくことをおすすめします。

200字のガクチカ | 内容ごとの文字数の目安
結論:20文字程度
動機:30文字程度
目標と困難:50文字程度
取り組みと結果:50文字程度
自身の強み:20文字程度
強みの生かし方:30文字程度

■400字のガクチカを書くときのポイント

ガクチカにおいて400字はもっとも一般的な文字数とされています。200字より応募者の人間性や価値観が把握しやすい上、読み手の負担になりにくいボリュームのため、多くの企業が400字を指定する傾向にあります。

ガクチカで400字と指定された場合、200字より文字数に余裕があるため、さらに深掘った内容を書くことがポイントです。「なぜそれをしようと思ったのか」「なぜそのように行動したのか」など「なぜ?」の部分を記述することで、ガクチカの内容に深みをもたせられます。

400字のガクチカ |内容ごとの 文字数の目安
結論:20文字程度
動機:70文字程度
目標と困難:110文字程度
取り組みと結果:110文字程度
自身の強み:20文字程度
強みの生かし方:70文字程度

■600字のガクチカを書くときのポイント

ガクチカを600字で指定された場合、企業は応募者の人間性や価値観が企業とマッチするか見極めようとしています。そのため、200字や400字のガクチカ以上に企業が求める人物像を意識し、人間性や価値観が伝わるような具体的な内容を書くことがポイントです。

出来事の描写に加えて、その経験を通して何を学び、どのように成長したのか詳しく記載しましょう。

また、エントリーシートなどにガクチカを書く際は「」などの記号を用いて重要なワードを強調したり、「1つ目は~」「2つ目は~」のように順序立てて記載したりすることで、600字でも読み手に負担の少ない文章になるように意識する必要があります。

600字のガクチカ | 内容ごとの文字数の目安
結論:20文字程度
動機:120文字程度
目標と困難:160文字程度
取り組みと結果:160文字程度
自身の強み:20文字程度
強みの生かし方:120文字程度

文字の添削には生成AIがおすすめです。ある程度文章ができたら、自然な文章になるように文字数や細かい指定を行い、添削してもらいましょう!添削する上でのポイントを以下記事にまとめております。

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【キャリタス就活編集部が教える】評価されるガクチカ・NGなガクチカの特徴

面接官から高い評価が得られるガクチカには共通点があります。反対に、NGといわれるガクチカにもある程度傾向が見られます。ここでは、OKなガクチカの特徴、NGなガクチカの特徴を確認していきましょう。

■評価されるガクチカの特徴

・再現性のある学びを得ている
・問題解決へのモチベーションが感じられる
・応募先にマッチした人物像が現れている
・具体的な数字が示されている
・自分ならではのエピソードが含まれている

評価されるガクチカは、「再現性のある学びを得ている」という特徴があります。再現性のある学びとは、業務につなげることができる学びのことです。たとえば、リーダーシップを発揮した経験があれば、入社後のチームワーク向上に生かせる旨をアピールできます。

また、具体的な数値を用いたガクチカには説得力があります。たとえば、「売上を20%増加させた」や「プロジェクトを3カ月で完了した」などの数値を盛り込みましょう。自分ならではのエピソードを入れることも大切です。ほかの応募者との差別化を図るために、ユニークな経験があれば積極的に採用しましょう。

さらにガクチカの内容が企業理念や企業文化にマッチしているかも重要です。念入りに企業研究をしてからガクチカを作成しましょう。

「自分ならではのガクチカのエピソードが見つからない」という方は、以下の記事を参考にご覧ください。

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■NGなガクチカの特徴

・論理的に書けていない
・誇張した表現が多い
・抽象的な表現が多い
・個人的な不満やネガティブな内容が入っている
・高校以前のエピソードがメインになっている
・例文などコピペした内容が含まれている

まず、論理的に書けていないガクチカはNGです。結果とエピソードがつながらない、途中で話が変わるなど、論理的でない文章にならないように注意する必要があります。「すべて1人で成し遂げた」といった非現実的な表現や、「うまくいった」「よくできた」などの抽象的な表現は、伝えたい成果がうまく伝わりません。

また、高校時代より前のエピソードは使わないようにしましょう。「大学時代は何もしていなかった?」「高校時代から成長していない?」と受け取られる可能性があるため書かないほうが無難です。さらに、個人的な不満やネガティブな話題は面接官によくない印象を与えてしまうため避けましょう。

なお、ガクチカの例文をそのままコピーして使用するのは厳禁です。必ずオリジナルのガクチカを作成しましょう。

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深掘り方法やよい表現・悪い表現など詳しく解説!

ガクチカに関するよくある質問

■Q.ガクチカとして使えるテーマにはどのようなものがある?

A.ガクチカでは、以下のようなテーマがあります。

・学業
・ゼミ
・留学
・アルバイト
・趣味、特技
・サークル、部活動
・インターンシップ
・ボランティア活動 など

企業が求める人物像にマッチしそうなエピソードを語れるテーマを選択しましょう。あくまでもエピソードの中身やそこから学んだ経験が重要で、テーマ自体は合否に影響しません。

■Q.ガクチカを面接で聞かれたときの回答のポイントは?

A.面接でガクチカを聞かれたら、まずは結論から答えましょう。次に、取り組んだ理由や目標を述べた上で、どのような困難がありどのように乗り越えたか伝えます。最後に、ガクチカで学んだことと、それを入社後にどう生かすかを述べることでアピールしましょう。

Q.ガクチカが思いつかないときどうすればよい?

A.ガクチカが思いつかないときは、以下の3つがおすすめです。

・過去の経験を書き出す
・自己分析ツールを使用する
・就活エージェントに相談する

ガクチカの探し方は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にご覧ください。

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■Q.成果が出なかったエピソードもガクチカとして使える?

成果が出なかったエピソードもガクチカとして問題ありません。重要なのは結果ではなく、「どのような経験をしたか」「経験から何を学んだのか」です。必ずしも成功エピソードである必要はないため、自分が力を入れて取り組んだ経験について伝えましょう。

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ガクチカで自分の魅力をアピールしよう

ガクチカエピソードは学生時代の経験やその経験から学んだことを志望企業にアピールできます。魅力的なガクチカを作成するには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。この記事を参考に、採用担当者や面接官に効果的にアピールできるガクチカを作成しましょう。

「キャリタス就活」では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ「キャリタス就活」をご活用ください。

PROFILE

キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。

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