新卒学生のためのインターンシップ・採用情報サイト

ログイン/会員登録

ログイン/会員登録をして、企業からのメッセージやキャリタス就活からのお役立ち情報を受け取ろう!

最終面接でよく聞かれる質問とは?回答例や逆質問の準備についても解説

就活ノウハウ

公開日:2025.04.09

最終面接でよく聞かれる質問とは?回答例や逆質問の準備についても解説

最終面接の対策には「よく聞かれる質問」をおさえておくことが重要です。最終面接と一次・二次面接の違いを知り、効果的な対策を行いましょう。本記事では最終面接の基本知識やよく聞かれる質問と回答例を解説します。最終面接における逆質問やNG例もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

最終面接とは?

最終面接とは?最終面接の概要

最終面接がどのような形式で行われるかわからず、不安に思う方も多いと思います。ここでは、最終面接の概要について解説します。しっかり理解した上で対策に取り組みましょう。

■最終面接の目的

最終面接の目的は大きく2つあります。「応募者が企業の文化や価値観に合うかを確認すること」と、「応募者の自社に対する熱意や入社意欲を再確認すること」です。これまでの面接では触れられなかった深い質問が行われることもあります。面接を通して応募者の本質を見極め、採用するかどうかを決定します。

■最終面接の通過率

最終面接の通過率は企業や業界によって異なりますが、一般的には50%以上と高い傾向にあります。しかし、通過率が高いからといって油断は禁物です。選考の最終段階のため企業はより慎重に選考を行い、応募者の本質や適性を見極めようとします。そのため、しっかりと対策した上で臨むことが重要です。

■最終面接の形式

最終面接は多くの場合、個別面接で行われます。ほとんどが対面面接で、2~3名の面接官と応募者1人が会話する形です。会場は役員室や社長室などを指定されることが多いため、より緊張感のある面接になるでしょう。落ち着いて、しっかりと受け答えできるように準備をする必要があります。

■最終面接の質問の数・所要時間

最終面接の質問数や所要時間は、企業や面接官の人数によって異なります。目安としては質問の数が10問前後、所要時間は30分から1時間程度です。しかし、内容によっては少数の質問に対して深い議論が行われることもあります。このため、応募者はどのような質問に対しても自信をもって回答できるように準備することが大切です。

■最終面接を行う面接官

最終面接を行う面接官は通常、企業の社長や役員です。面接官は企業のビジョンや戦略に基づき、応募者が自社にどのように貢献できるかを判断します。応募者は面接官の意図や求めるものを理解した上で、企業とのマッチ度や自分のキャリアビジョンを具体的に伝えることが重要です。客観的に伝わりやすい回答ができるようにしましょう。

最終面接と一次面接・二次面接の違い

最終面接は企業が最終的な判断を下す場です。応募者が企業文化に合うか、長期的に貢献できるかが重視されます。最終面接では、これまでの面接での回答と一貫性をもたせつつ、企業への熱意を伝えることが重要です。

就活において、最終面接と一次・二次面接には明確な違いがあります。

一次面接では基本的なコミュニケーション能力や志望動機を確認し、二次面接ではより深い職務適性や専門的なスキルが問われることが多いです。
一方、最終面接では、企業の志望度やマッチ度に関する質問が増える傾向があります

以下で最終面接と一次・二次面接の違いを表で確認してみましょう。

一次面接 二次面接 最終面接
主な目的 基本的なスキルやビジネスマナーの確認 企業とのスキルマッチ度、価値観、志望度を確認 最終的な意志確認、企業とのマッチ度を確認
面接官 人事部の担当者、現場社員 現場の責任者、管理職 社長、役員
面接形式 個人/グループ 個人/グループ 個人
所要時間 30分程度 30分〜60分程度 30分〜60分程度
通過率 30%〜50% 30%〜50% 50%〜80%

\あわせて読みたい/

一次面接でよく聞かれることとは?通過するための対策も解説

一次面接は、選考の入口として企業との相性や第一印象を確認される大切な試験です。次のステップに進むためには一次面接を突破しなければならないため、事前準備を徹底しましょう。この記事では、…

二次面接でよく聞かれる質問・回答例を紹介!深掘り質問や事前対策も解説

二次面接でよく聞かれる質問がわからず、どのような面接対策をすればよいか不安を感じる就活生の方も多いと思います。この記事では、二次面接で面接官がどのようなポイントを評価しているのかを解説した…

最終面接で聞かれる質問の4つの傾向

最終面接で聞かれる質問の4つの傾向

最終面接では上記のような質問がよく聞かれる傾向にあります。特に自己紹介、自己PR、志望動機、ガクチカなどの基本的な内容はよく聞かれるため必ず回答の準備をしておきましょう。また、一次面接や二次面接との整合性を確認しておくことも重要です。

■これまでの面接内容と整合性があるかを確認する質問

【質問例】
・志望動機を教えてください→回答例はこちら
・自己PRをお願いします→回答例はこちら
・選考が進むにつれて、当社への志望度はどのように変化しましたか→回答例はこちら

最終面接ではこれまでの面接で話した内容を繰り返し質問されることもあります。最終面接の面接官は、一次・二次の面接官と回答を共有しているため、回答に整合性をもたせることが重要です。
対策として、過去の面接での質問と回答を再確認し、矛盾がないように整理しましょう。これにより、最終面接でも一貫性のある回答ができ、信頼性を高められます。

ただし、面接を繰り返す中で志望度が上がっていったことを伝えるのは効果的です。志望動機に一貫性をもたせつつ伝えてみるのがよいでしょう。

■社風に合う人物像か確認する質問

【質問例】
・学生時代に力を入れたことを教えてください→回答例はこちら
・当社の経営理念の中であなたがもっとも共感するのはどの部分ですか→回答例はこちら
・当社の社員の印象はどうですか→回答例はこちら

企業は自社の文化や価値観に合った人材を求めているため、応募者が社風に合うかどうかを確認する質問をされます。適切に回答するための対策として、まず企業の社風を理解しておくことが重要です。社風が自分の価値観や行動にどのようにフィットするかを説明できるように準備しておけば、面接官に自分の適合性を効果的に伝えることができます。

■本気で入社したいと思っているかを確認する質問

【質問例】
・なぜ同業他社でなく当社に入社を希望されているのですか→回答例はこちら
・もし内定を出したら、今後の就職活動はどうされますか→回答例はこちら
・現在の他社の選考状況を教えてください→回答例はこちら

最終面接では、応募者が本気で入社を希望しているかどうかを見極める質問をされます。質問に対しては、自分の意欲やビジョンを明確に伝えることが大切です。対策として、徹底した企業研究自己分析を行いましょう。面接官に対して自分の言葉で熱意を伝えられ、入社意欲の高さをアピールできます。

■長期にわたり自社に貢献する気持ちがあるかを確認する質問

【質問例】
・5年後、10年後どのようなキャリアを築いていきたいですか→回答例はこちら
・これまででやりがいに感じたエピソードを教えてください→回答例はこちら
・今後どのようなスキルを身につけて、会社に貢献したいですか→回答例はこちら

企業は長期的に貢献してくれる人材を求めています。最終面接では、長期的な視点での意欲を確認する質問をされます自分のキャリアプランを具体的に描いておくこと、入社後どのように成長したいかを書き出しておくことが重要です。今後どのように企業に貢献していきたいか伝えることで、面接官に好印象を与えられます。

最終面接でよく聞かれる質問と回答例

ここでは、最終面接でよく聞かれる質問とその回答例を紹介します。回答例を自分自身と志望企業に置き換えて考え、面接でどう答えるかを考えましょう。

■志望動機を教えてください

私は、御社の「従業員のチャレンジを後押しする社風」に感銘を受け、入社を志望しております。インターンシップに参加した際、従業員の方々がとてもいきいきした様子で勤務されている姿が非常に印象的でした。

話を伺う中で「自分のやりたいことを応援してくれる環境がある」や「新しい部署の立ち上げを任せてくれた」などのエピソードを聞き、御社の挑戦を大切にする風土を実感することができました。

私自身、飲食店でのアルバイト中に、お客様からのリクエストをきっかけに店内で提供するドリンクメニューに新商品を提案し、採用された経験があります。この成功体験から自分のアイデアを形にする喜びと挑戦することのやりがいを実感しました。社会人になったら新しい商品やサービスの提案・開発に積極的に取り組みたいと考えており、御社の「チャレンジを後押しする社風」でなら実現できるのではないかと感じています。

御社に入社させていただけたら、まずはチャレンジ精神を生かして周りと協力しながら自分自身を成長させ、ゆくゆくはマーケティングや商品開発に携わり、消費者のニーズを的確にとらえた新しい商品やサービスを企画・立案することで、御社の売上に貢献していきたいと考えております。

志望動機は、最終面接でも聞かれる可能性があります。一次・二次面接で聞かれていた場合、一貫性をもたせた回答をしましょう。最終面接では、時間をしっかり使って内容を深掘る面接官も多いです。深掘り質問にも答えられるように志望動機は明確にしておくことが重要です。

■自己PRをしてください

私はチャレンジ精神があると自負しています。常に自分で課題を見つけ、達成するために必要な努力を試行錯誤しながら取り組んできました。

現在アルバイトをしているカフェでは、もともと接客方法にマニュアルがなく、先輩から後輩へ口頭で説明されているのみでした。そのため、店長に相談し、アルバイトスタッフ全員で相談しながら新たなマニュアル作成を行いました。

スタッフ全員の意見を取りまとめるほか、お客様により満足していただける接客について考えながら作成を行い、無事マニュアルを完成させることができました。

このマニュアルにより店舗スタッフのお客様対応の質が均一化し、アンケートにおけるお客様満足度を向上させることができました。この経験から、課題解決に向けてゼロから取り組むチャレンジ精神を培いました。

御社は「自ら考え、行動する人材」を求めていると伺いました。私は常に新しい問題に積極的に取り組んでいきたいと考えており、柔軟な思考や迅速な対応が求められる環境の中で、私の課題解決能力や提案力が生かせると確信しています。

御社に入社後は、市場理解を深め、チャレンジ精神をもちながら製品やサービスの改善提案を行い、さらなる顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。

自己PRは、すべての面接フェーズで聞かれる可能性のある重要な質問です。最初に自身の強みを明確に述べ、どう仕事に生かせるかを具体的に伝えます。一次・二次・最終面接で一貫した内容を話すことが重要です。自己分析を深め、回答がブレないように準備しておきましょう

■選考が進むにつれて、当社への志望度はどのように変化しましたか

選考が進むにつれて、御社への志望度は大きく高まりました。

私は個人のスキルだけで業務を進めるのではなく、仲間と切磋琢磨しながら成長できる環境を重視して就職活動を行ってきました。はじめは、企業セミナーで社員の方からプロジェクトの進め方やチームでの業務体制について伺い、私の考えとマッチしていると感じ、御社を志望しました。

その後、面接を通じて実際に社員の方同士のつながりの強さやチームワークを重視する社風を感じることができました。特に、チームだけでなく部署間での協力体制も確立されていると聞き、私の理想とする職場環境がここにあると確信しました。選考過程を経てその中で、「この環境ならば自分も周囲と協力しながら成長できる」と感じ、志望度が一層高まりました。

入社後は、チームの一員として積極的に行動し、周囲と切磋琢磨しながら成長し、御社に貢献していきたいと考えています。

この質問は、選考を通じて企業理解が深まり志望度がどのように変化したのかを確認するものです。ただ「変わりません」や「上がりました」と答えるのではなく、具体的な経験を交えて説明することが重要です。選考を通じて企業文化や社員の価値観に触れ、何を知り、どのように志望度が高まったのかを伝えましょう。

■学生時代に力を入れたことを教えてください

私は大学での研究以外に、プログラミングスキルの向上に取り組みました。将来のキャリアに役立つ技術を身につけ、自信をもって就職活動に臨みたいと考えたからです。

目標はPythonを活用したデータ分析スキルの習得でしたが、当初独学で進めたため情報収集やエラー解決に多くの時間を要し、継続が難しいと感じました。そこで学習計画を立て、毎日学ぶ習慣を作り、オンライン教材やコミュニティも活用しました。

その結果、データ分析の基礎を理解し、自分の研究にも応用できるようになりました。この経験で培った課題解決力を生かし、業務改善や課題解決に貢献していきたいと考えています。

この質問は、応募者の経験やスキルが企業に貢献できるかを見極めるためのものです。一次・二次面接と軸を変えず、具体的な成果や自身がどう考えたかを交えて答えましょう。入社後の活躍をイメージしてもらえるように、自身の強みが企業でどう生かせるか伝えることが重要です。

■当社の経営理念についてあなたがもっとも共感するのはどの部分ですか

私は御社の経営理念である「お客様第一」は、自分が社会人として働いていく上で大切な考え方であると強く共感しております。技術だけを追求してしまうと、お客様の満足できる製品は生まれないと考えています。お客様の笑顔を考えてものづくりをすれば満足度の高い製品を生み出すことができ、自分自身もやりがいをもって働けると考えたからです。

私は飲食店でアルバイトをしていましたが、はじめはアルバイトと割り切ってただ料理を提供していました。しかし、お客様がおいしいと笑っていただけたときにやりがいを感じ、どうすればより満足いただける料理が提供できるか考え、盛り方や提供時間の短縮などに工夫を凝らしました。その結果、お客様に「ありがとう」と笑顔を向けてもらえることが多くなり、最終的に常連のお客様を増やすことに成功しました。

御社の選考を受けるなかで、業務を紹介してくださった社員の方から、お客様を笑顔にする製品を作るために工夫されていることを話していただきました。社員一人ひとりが企業理念を大切に働いていると実感し、御社でならやりがいをもって働けると確信しています。

この質問は、企業の経営理念への理解度と入社意欲を確認するためのものです。理念のどの部分を選んでも問題ありませんが、自分の価値観や考え方と結びつけて根拠を示すことが大切です。会社の理念に沿った人物像であることをアピールしましょう。

■当社の社員の印象はどうですか

御社で働く社員の方々は、製品に対する熱い思いをもっている方が多いと感じています。私も大学において「現場の声を生かしたものづくり」にこだわりをもって研究してきたため、その姿勢に共感し、ぜひ一緒に働きたいと考えております。

座談会で社員の方に新商品開発に関する話をお聞きした際に、難しい課題にも最後まで向き合い、新製品で社会に貢献しようとする熱い姿勢に感銘を受けました。同時に理論的な考え方をもち、データに基づいて冷静に課題解決に取り組む姿勢も印象的でした。このような方々と一緒にものづくりがしたいという思いが強まり、御社への志望度がさらに高まりました。

御社に入社しましたら、粘り強く課題に向き合い論理的に考えながら御社の製品開発に貢献していきたいと考えています。

この質問は、企業とのマッチ度や協調性を確認するためのものです。実際に社員と協力して働く姿をイメージし、どのように会社に貢献するのかを答えましょう。企業のホームページやインタビュー記事、面接や座談会で得た具体的な印象を伝えることが大切です。

■なぜ同業他社でなく当社に入社を希望されているのですか

私が御社を志望する理由は、技術力の高さと、お客様のニーズに合わせて製品を開発している点に魅力を感じたためです。

私はものづくりを通して人々の生活を豊かにし、社会に貢献したいと考えています。多くの企業が人々の役に立つ製品を開発する中で、御社は医療分野に特化しており、また競合他社より多く特許を有している点から高い技術力があるとお見受けします。さらに御社は独自のお客様密着型サービスを徹底している点から、現場の課題をいち早くキャッチし、製品開発につなげる体制が整っています。

大学時代、医療機器の改良に関する研究に携わり、医療従事者の声を製品に生かすことの重要性を実感しました。御社の開発方針は、私が学んだ「現場の声を生かしたものづくり」と一致しており、自分の経験を生かせる環境だと考えています。

社会の変化に対応しながら医療分野の発展に貢献する御社で、私も製品開発を通じて人々の生活を支えたいと考え、他社ではなく御社を強く希望しています。

この質問は、企業理解と入社意欲を測るためのものです。企業研究から得た同業他社との違いを述べて、志望企業ならではの強みを具体的に挙げます。その上で、企業と自身の強みや経験がどのように一致するのかを説明し、説得力のある回答をしましょう。

■もし内定を出したら、今後の就職活動はどうされますか

もし御社から内定をいただけましたら、就職活動を終え御社に入社したいと考えております。

理由は、御社は他社と比較し若手のうちからチャレンジする機会が多く、技術力を早期に身につけられる環境があるためです。御社の社員の方にお話を伺った際に、若手の方でも最先端の技術開発に携わっていると聞き、自らの成長を後押ししてくれる環境が整っていると感じました。

私は将来的に新製品の開発に関わり、社会に貢献できる技術者を目指しています。そのためには、早い段階から実践的な経験を積むことが重要だと考えています。御社でなら、その目標に向けて着実に成長できると確信しており、入社後は自身のスキル向上と御社の発展に貢献できるように努力していきたいと考えています。

この質問では入社意欲の高さが問われています。「御社に入社します」と明言し、意思を伝えるのがよいでしょう。次に、同業他社との違いを挙げて志望企業に入社する理由を説明します。その上で、自分のキャリアや価値観と合致する理由を論理的に述べることが重要です。

もし他社と迷っている場合は、その旨を正直に伝えます。あいまいな理由は避け、「貴社の〇〇(社風・成長環境など)に大変魅力を感じております。さまざまな企業と面接を重ねる中で最終的には自分の成長や理想のキャリア形成を実現できる企業を選択したい」など就活を続けたい理由を明確に述べるようにしましょう。

■現在の他社の選考状況を教えてください

私は大学で化学を専攻している強みを生かし、人々の暮らしを素材から支えたいと考え、化学メーカーと金属メーカーを中心に就職活動を行っています。

具体的な選考状況としましては、御社以外に最終面接の結果待ちが1社、最終面接を2社控えており、1社からはすでに内定をいただいている状況です。

その中でも、御社の新製品開発に重きを置いた企業文化と、技術者が全員対等な立場で議論できる風通しのよい職場風土に魅力を感じています。御社に採用いただけた際には、御社に入社させていただこうと心に決めています。

この質問は、応募者の就活の進行状況を確認するためのものです。他社の選考状況を正直に伝えても問題ないですが、具体的な企業名を伝える必要はありません
選考状況とあわせて企業選びの軸を伝えれば、一貫性をもっていることをアピールできます。

■5年後、10年後どのようなキャリアを築いていきたいですか

私は、技術力と営業力を兼ね備えた人材として、お客様のニーズに応える製品を提案し、企業に貢献したいと考えています。まず5年後までにエンジニアとして製品の開発に携わり、技術的な理解を深めることで、誰よりも製品に詳しい技術者を目指します。また、研修や資格取得を通じて専門性を高め、開発の現場での経験を積みながら、実践的なスキルを身につけたいと考えています。

10年後には営業職として顧客ニーズを直接把握し、技術的な知見を生かした提案を行うことで、より精度の高い製品開発に貢献したいと考えています。最終的には、技術と営業の両面から企業の成長を支えられるプロジェクトリーダーとなり、新たな事業や製品の創出に携わることで、御社の競争力強化に貢献したいと考えています。

この質問は、企業への志望度と入社後のキャリアプランを確認するためのものです。具体的なキャリアプランを示し、達成するためにどのように行動するかを明確に述べましょう。自分が企業で何がしたいのか、どのように成長し貢献していくのかを具体的に伝えることが重要です。

■これまででやりがいに感じたエピソードを教えてください

私は大学でのサークル活動の中で新規入会者を獲得する取り組みを実施し、成果をあげたことにやりがいを感じました。

私たちのサークルは毎年、入会者を増やすためイベントを開催しております。ただ新規入会者の獲得が難しく、活性化しきれていない課題がありました。

私はその課題を解決するために、まずはサークルの魅力を再確認する必要があると考え、アンケートを実施し、会員の声を集めました。その結果、イベント内容が既存メンバーのみが楽しめる内容で初めての人は楽しみづらいというフィードバックを得ることができました。また参加者同士の交流が少ないということも大きな問題であることがわかりました。

この課題を解決するため初めての人でも楽しめるイベントを実施する必要があると考えました。
そこで内容を見直し、初めての人でも気軽に参加できるワークショップやアクティビティを増やしたイベントを企画しました。イベント当日は全員が楽しめ交流できる企画を実施したことで新しい参加者との交流がスムーズになり、終了後には数名サークルに新規加入させることができました。

この経験から課題に対してまずはニーズを明確化させ、実際に試行錯誤を繰り返し実行することが大切であると強く認識しました。今後はこの経験を糧に、目の前の課題をしっかり解決するためにニーズを把握し、チームで問題解決に努めていきたいと考えております。

この質問は、入社後にやりがいをもって働けるかを確認するためのものです。最初に、どのような経験にやりがいを感じたのか結論を述べ、その理由を具体的なエピソードとともに説明しましょう。さらに、その経験を通じて得た学びやスキルが、入社後の業務にどう生かせるのかを結びつけて答えることが重要です。

■今後どのようなスキルを身につけて、会社に貢献したいですか

私は営業職として入社し、マーケティングスキルを身につけることで、新規受注を多く獲得し、御社の売上に貢献したいと考えています。

市場分析や顧客ニーズをつかみ、適切な提案ができる力を身につけるために、実務経験だけではなく自己学習にも積極的に取り組みたいと考えております。具体的には業界の最新トレンドをキャッチするためにビジネスニュースや専門書籍から情報を得たり、オンライン講座やセミナーから実践的に生かせる知識やスキルを習得いたします。

これにより最適なアプローチを追及しながら多くの受注を獲得することで、御社に貢献していきたいと考えております。

この質問は、向上心や成長意欲と、実現するための具体的なプランを確認するためのものです。業務に直結するスキルを述べ、「OJTを活用し先輩社員から学ぶ」「専門書で知識を深める」など、スキル習得の具体的な方法も伝えましょう。その上で、どのようにスキルを生かし、会社に貢献するかを明確に説明することが大切です。

最終面接でよく聞かれる!面接官の心をつかむ「逆質問」とは

最終面接でよく聞かれる!面接官の心をつかむ「逆質問」とは

逆質問とは、応募者が面接官に対してする質問です。面接の終盤に面接官から「何か質問はありますか?」などと聞かれたときが逆質問を行うタイミングです。

最終面接で面接官が逆質問を尋ねる意図として、「疑問や不安を解消して入社してもらいたい」、「自社に対する入社意欲や熱意を知りたい」「コミュニケーション力を見る」などがあります。
逆質問では以下のポイントを意識し、入社の熱意を伝えることに焦点を当てた質問をしましょう。

最終面接での逆質問のポイント
・面接官の役職に合わせて質問をする
・自分の考えを加えて質問をする
・入社後の活躍をイメージさせる質問をする
・逆質問の回答に対して深掘りする質問をする

最終面接では、経営方針やビジョンに関する内容など、経営層にふさわしい質問をすることが重要です。たとえば、「貴社が掲げる中長期的なビジョンの中で、今後特に力を入れていく事業領域について教えていただけますか?」と尋ねることで、企業の方向性を深く理解しようとする姿勢を示せます。

また「私自身、〇〇の市場に大きな可能性があると感じております。今後、この分野での展開や戦略についてどのようにお考えでしょうか?」といった形で、自身の関心や考えを交えつつ質問すると、より有意義な対話が生まれやすくなります。

さらに、面接官からの回答やこれまでの面接で得た情報を深掘りするのもおすすめです。
以下で逆質問のOK例、NG例を見ていきましょう。

■最終面接でのOKな逆質問例

・〇〇や▢▢などの市況の変化に対応するために、御社ではどのような戦略を考えていますか?
・御社が長期的に成長を続けるために、会社として現場に求めていることを教えてください。
・御社がこれから目指す企業のあり方について、経営層の視点としてどのようにお考えですか?
・管理職やリーダー職へ昇格するための参考になるキャリアパスの例を教えてください。

逆質問で熱意を伝えるためには、企業研究を万全にして臨む必要があります。企業が求める人物像や経営方針を理解した上で質問すると、入社意欲をより強くアピールできます

社長や役員のプロフィールは、企業のホームページなどに記載されていることも多いです。事前に面接官の情報が知らされている場合は、これらを調査し関連した質問をすることで面接官の関心を引きつけましょう。

■最終面接でのNGな逆質問例

・御社の福利厚生はどのようなものがありますか?
・年間の休日はどのくらいありますか?
・御社の企業理念、社是を教えてください。
・御社の主力商品を教えてください。

最終面接では、条件や待遇に関する質問は避けましょう。給与や福利厚生ばかりを気にしていると思われてしまい、企業への熱意が低いと判断される可能性があります。
また、企業のホームページなどでわかる内容や「はい・いいえ」で終わる質問もNGです。企業研究不足なイメージを与え、入社意欲が低いと思われる可能性があります。

以下の記事では、最終面接で好印象を残す逆質問の例や、逆質問の聞き方のコツなどをより詳しく解説しているので参考にご覧ください。

\あわせて読みたい/

【新卒】面接の逆質問の例文40選|面白い質問や終わり方・NG例も解説

逆質問とは、面接の最後などに面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれる場面で、応募者が面接官に対して質問する機会のことを指します。この逆質問を生かすことで、企業への関心や意欲をアピール…

最終面接で聞かれる質問に関するよくある質問

■Q.最終の役員面接は「ほぼ内定」というのは本当?

A.最終の役員面接は「ほぼ受かる」わけではありません。いわゆる「顔合わせ」目的ではなく、シビアに合否を決める「見極め」の場合もあります。最終面接だからといって手を抜かず、しっかり準備した上で臨みましょう。

\あわせて読みたい/

最終面接でよく聞かれる質問とは?回答例や逆質問の準備についても解説

いくつかの選考を乗り越え、最後に迎える最終面接。何を聞かれるのか?落ちるフラグはあるのか?など、不安なことも多いでしょう。本記事では、最終面接の対策や、よく聞かれる質問と回答例などを解説…

■Q.最終面接で落ちる人の特徴は?

A.最終面接に落ちる人の特徴としては、「企業とのマッチ度が低い」「入社意欲をアピールできていない」「過去の面接との一貫性がない」などが挙げられます企業研究自己分析をしっかり行い対策すると同時に、これまでの面接での回答も振り返っておきましょう。

\あわせて読みたい/

先輩たちが「面接に落ちた」と確信したサインは?落ちる理由やメンタル回復法もご紹介

就活面接を終え「落ちたかも」と不安を感じる方もいるでしょう。本記事では、就活を経験した先輩たちが実際に感じた「不合格のサイン」や、最終的な合否結果についての体験談を紹介しま…

■Q.最終が集団面接の場合、回答するときのポイントは?

A.最終が集団面接の場合は、端的にわかりやすく話すように心がけましょう。ほかの応募者の回答時間が少なくなるため、自分だけが長々話すのはNGです。効果的にアピールするためにも、簡潔に回答できるように準備しておきましょう。

最終面接だからこそ後悔しないようにしっかり準備しよう!

最終面接では、主に入社意欲の高さと企業とのマッチ度を見極められます。通過するには自己分析や企業研究を徹底的に行い、事前対策をすることが重要です。この記事で紹介したよく聞かれる質問と回答例を参考に、自分の熱意を込めて回答できるようにしましょう。最終面接だからこそ後悔のないようにしっかり準備し、万全な体制で面接に挑んでください。

『キャリタス就活』では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ『キャリタス就活』をご活用ください。

PROFILE

キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。

この記事のタグ

関連記事

最新記事

編集部のおすすめ記事

公式アカウントで最新情報を配信中!