就活初心者必見!合同説明会のポイントと事前準備ガイド
就活ノウハウ公開日:2024.11.20
合同説明会は、複数の企業と直接出会える貴重なチャンス。とは言え、初めて参加する就活生にとっては、何を準備すればよいか、当日どう動けばよいかなど、不安や疑問が多いかもしれません。本記事では、合同説明会に参加するメリットや就活に有効活用するポイントについて解説します。
合同説明会って何?
合同説明会(合説)とは、複数の企業が一堂に会し、学生に向けて自社の採用情報を提供するイベントです。採用活動の一貫として多くの企業が参加します。短時間で複数の企業を効率的に知ることができ、企業の担当者と直接会話できる機会は、就活において非常に貴重です。
合説を効果的に活用するためには、目的をしっかり意識することが重要です。たとえば、「自分に合った企業を見つけたい」「業界の最新トレンドを知りたい」「企業の採用基準を直接聞いて確認したい」など、参加目的を明確にしておけば、会場内での行動もスムーズになり、得るものが増えます。
合同説明会に参加するメリットやポイントは?
合説に参加するかどうか迷っている学生も多いかもしれません。しかし、合説は就活のスタートを切るための絶好の機会です。特に就活の初期においては、複数の企業と一度に出会える貴重なチャンスとなります。具体的に参加するメリットをいくつか挙げてみましょう。
・多くの企業と直接対話できるチャンス:
合説では、複数の企業が一堂に会するため、短時間で多くの企業と直接対話できます。参加人数が多い個別の説明会ではなかなか質問しづらい企業にも、合説ではブースを訪れて気軽に質問できるところも魅力です。また、担当者から生の情報を聞くことで、企業の雰囲気や仕事内容をより深く理解できます。これは自分に合う企業を見つけるための重要な手段です。
・業界や職種の理解が深まる:
合説では、さまざまな業界や職種に触れることができます。視野を広げ、知らなかった企業や仕事について知ることで、さまざまな業界・職種の興味にもつながります。また、企業説明を通じて、各業界・職種で求められるスキルや人物像の違いを理解でき、自己分析やエントリーシート作成にも役立つ情報を得られます。
・就活のモチベーションを高める場となる:
ほかの就活生や企業担当者と直接会うことで、就活に対する意識が高まります。実際に自分と同じように就活をしている学生の姿を見ることで、自分の進捗を客観的に確認し、新たなモチベーションを得ることができます。また、企業からリアルなフィードバックを受けることで、自分の強みや改善点に気づくことができ、就活を次のステップへと進める力を得ることができるでしょう。
合説はやみくもに参加するのではなく、自分の目的に合った合説を選ぶことが、効率的かつ有意義な就活のカギとなります。実施時期や規模、開催形式など、合説にはさまざまなタイプがあります。それぞれの特徴を理解し、就活に活用しましょう。
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早期ではインターンシップ・キャリアや業界研究に焦点があたり、後期になると企業説明や面接準備が中心です。また、規模の違いも重要で、大規模な合説では多数の企業に出会うことができ、小規模な合説ではじっくり企業と対話しやすい傾向があります。
合同説明会を有意義にするための事前準備
合説を有意義な体験にするためには、事前準備が不可欠です。以下のポイントを押さえて、しっかりとした準備をおすすめします。
■合説参加企業の事前リサーチ
合説に参加する前に、興味のある企業についてしっかりリサーチしましょう。企業のホームページや求人情報、最近のニュースを確認して、企業のビジョンや事業内容を把握しておくことで、当日の質問が具体的になり、企業担当者から好印象を得られます。
■イベントやセミナーの早めの確認と予約
合説では、事前にセミナーや企業プレゼンの予約が必要な場合があります。人気のある企業はすぐに予約が埋まることもあるため、早めに確認し、参加したいセミナーを確実に予約しておきましょう。
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■自己紹介や質問内容の準備
合説では企業の担当者と短いコミュニケーションが求められるため、簡潔でわかりやすい自己紹介を準備しておくことが重要です。また、企業に対して具体的な質問を用意しておくと、より深い理解を得られると同時に、企業に対して関心があることを伝えられます。
■合説での服装や持ち物、マナー
リアル合説では、服装はスーツでも私服でも問題ありません。ただし、合説もビジネスの場であるため清潔感のある服装にしましょう。もし服装に悩む場合は、スーツやオフィスカジュアルがよいでしょう。オンラインの場合でも、上半身はきちんとした服装を心掛けましょう。
また、持ち物は筆記用具やメモ帳などが必要です。マナーとして、敬語や丁寧な言葉遣いを意識し、企業とのやり取りにおいては礼儀正しく対応しましょう。
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■質問をする際のポイントと例文を紹介
合説は企業理解を深めるとともに、人事担当者と直接話せるチャンスです。事前に企業研究を行った上で、企業のサイトやパンフレットでは答えを見つけることのできなかった質問をするようにしましょう。
また質問をする際は、簡単な自己紹介(大学名、専攻、その企業どんな分野に興味をもっているか)をした上で質問をすることで企業へ印象を残すことができます。聞きたい内容を整理しておくことで、充実した合説になります。人事担当者のプライベートに関わることや、企業の採用サイトやIR情報を調べればわかるような質問は避けましょう。
下記は就活生の皆さんが聞きたい代表的な項目になります。参考にして質問を作ってみてくださいね。
1.御社の中で、新規事業やイノベーションを生むためにどのような文化や仕組みを大切にされていますか?
2.過去5年間でもっとも印象に残った社内プロジェクトは何ですか?その成功要因は何だったのでしょうか?
3.御社で仕事を進める際に、もっとも重視される「意思決定プロセス」の特徴は何ですか?
4.御社の社風をもっとも象徴するようなエピソードなどはありますか?
5.ライバル企業との差別化で特に力を入れている部分はどのような点でしょうか?
6.御社の社員が普段から「挑戦」できる環境をどのように作られていますか?
7.現在の業界の動向を踏まえて、御社が特に注目しているトレンドやリスクは何ですか?
8.御社が目指す「理想のチーム像」とはどのようなものでしょうか?
9.御社の「働きがい」を具体的に感じられる瞬間について教えていただけますか?
10.御社の中で特に大切にされている「社員間のコミュニケーション」の特徴は何ですか?
11.御社では、他業界から学んでいる点があれば教えていただけますか?
12.御社の中で活躍している社員の共通点はどのようなものだと感じますか?
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合同説明会当日にやること
当日を有意義に過ごすためには、スケジュールをしっかり把握し、効率よく行動することが求められます。リアル開催とオンライン開催、それぞれの形式に合わせた動き方を押さえておきましょう。
■スケジュール管理と行動
事前に参加する企業のブースやセミナーのスケジュールを確認し、余裕をもって行動しましょう。特にリアル開催では、会場内の移動時間やブース間の距離を考慮して、無駄な待ち時間を減らすことがポイントです。オンラインの場合でも、セミナーの時間を間違えないように、タイムテーブルを把握しておくことが大切です。
■企業ブースの回り方と質問の仕方
リアル開催では気になる企業がどこに出展しているか事前にチェックしておくとよいでしょう。興味のある企業のブースを優先して訪問し、その場で聞きたい質問をぶつけてみましょう。また企業に対する関心をアピールし、よい印象を残すことも大切です。オンライン開催でも同様に、適切なタイミングで質問をすることで、積極的な姿勢を見せることができます。
・気になった企業ブースへ積極的に訪れる:
事前に興味をもった企業だけでなく、空いている時間にほかのブースも訪れてみましょう。思わぬ企業との出会いや、視野を広げるよい機会になります。特に、自分の志望業界とは異なる企業にも足を運び、異業種の業務内容や求められるスキルについて情報を収集することで、キャリアの選択肢が広がります。
・企業資料やパンフレットを活用する:
ブースが混雑している時間帯やセミナーがない時間は、各企業のパンフレットや資料をしっかり読み込む時間に充てましょう。資料から企業の理念や仕事内容を理解し、気になる点があれば、後で質問リストに追加して担当者に聞く準備をしておくと、次のブース訪問がより有意義になります。
■オンライン参加の際の注意点
オンラインでは、通信環境が不安定になることもあるため、参加前にインターネット接続を確認し、カメラやマイクの設定もチェックしておきましょう。企業とのコミュニケーションがスムーズに進むよう、万全の準備を整えておくことが重要です。
まとめ
合説は、就活において非常に重要なイベントです。当日を有意義に過ごすためには、細かな計画が必要です。本記事で紹介したポイントを押さえて、参加する企業の理解を深め、自分に合った企業を見つけることができるようにしましょう。
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PROFILE
鳥羽山 康一郎(とばやま こういちろう)
静岡県生まれ。広告制作会社、外資系広告代理店にてコピーライター、クリエイティブディレクター、プランナーとして勤務後、2006年よりフリーランスとして独立。外資系マーケティング理論の知見を生かし、広告・Webライティング等を中心に執筆活動を展開中。地方取材、インタビューも得意とする。