就活リスタート!焦らず自分のペースで就活を進めるポイントとは

就活ノウハウ

公開日:2024.07.31

就活はすべての学生がスムーズに進むわけではありません。内定がまだ得られていない学生や志望企業の選考が思うように進まない方は、周囲で内定が出たとの声を聞いて焦りや不安が募ることもあるでしょう。しかし、就活は長期戦のため焦ることなく、時には一度仕切り直して、自分のペースで再スタートを切ることも大切です。本記事では、就活のリスタートを考える皆さんにこれから取り組んでいただきたいことやポイントを紹介します。

基本的な就活スケジュールをおさらいしよう

就活はマラソンのようなものです。途中でうまくいかないことがあっても、最後まで諦めずに取り組むことが大切です。まずは、年間のスケジュールを再度確認し、今後の計画を立てましょう。

■春夏選考と秋冬選考について

春夏選考とは、就活解禁時期である3年生の3月から4年生の夏休み頃までの選考のことを指します。

3月は採用情報や会社説明会など企業の広報活動が解禁となるため、新卒採用を行う企業の活動が活発になる時期です。学生も「夏休みまでに就活を終えたい」という思いをもつ方は、春から積極的に動き出します。ただ、内々定が出ても就活を継続する学生も多く、もっと自分にあった会社はないか、本当にこの会社に入社するのがよいのか、という考えで秋冬選考に継続してエントリーする学生もいます。

秋冬選考とは、4年生の夏休み明けの9月頃から冬にかけての採用活動を指します。春夏選考に比べると大手企業や人気企業を含めて、募集する企業の数はやや減りますが、それでも多くの企業が秋冬も選考を続けています。特に、大人数を採用する企業は採用予定人数に達するまで秋冬も活発に採用活動を続けることが多いです。また、内定辞退者が出てしまった場合や、採用計画が変更になり追加で募集をするケースなどもあります。大手企業と比較されると応募が集まりにくい中小企業やベンチャー企業はあえて秋冬に時期をずらして選考を行っている場合もあります。

企業は「採用予定人数」を決めて採用活動を行っており、その予定数に達した時点で採用活動を終了することが一般的です。そのため、選考が終了する時期ははっきりと決まっているケースは少なく流動的です。こまめに採用サイトや就職情報サイトを確認して、最新の情報を得るとよいでしょう。

就活は焦らずに!自分のペースで臨もう!

年々、企業の人材確保の動きは活発になり、それに伴い就活時期が早期化しています。すでに内定をもっている人が周りにいる場合、焦りを感じることもあるでしょう。しかし、就活は焦らずに自分のペースを守り、自分の価値観や希望する働き方を見失わないようにしましょう。

働く軸の優先順位は人それぞれですし、企業の求める人物像も異なります。焦って無理に応募しても、自分に合った企業を見つけることは難しいでしょう。

自分のペースで就活を進めるためには、まず自己理解を深めることが大切です。また、自分の理想の職場環境や働き方について明確にすることも重要です。これにより、自分に合った企業を見つけやすくなります。

■就活に対して焦ったり、不安になったりした時の対処法

・ストレスを感じたり、不安が募ったりした時は適度にリラックスする。一度就活から離れて遊んだり、リフレッシュをして気分を切り替える。

・信頼できる人や就活とは関係ない知人、友人、家族などに話す。学校の就職課やキャリアセンター、先生などに相談する。

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・小さな目標を設定して毎日のタスクに達成感を感じられるようにする。

・内定が出るかどうかは企業と学生の相性の問題。内定をもらえなくても何か自分に非があったように感じてしまうのではなく、ただ相性がよくなかったと割り切る。そもそも相性の悪い会社に入ってしまったら入社後にミスマッチが起こるため、ポジティブにとらえる。

・就職活動をゲームのようにとらえて、うまくいかない時はリセットしたり、就活の作戦を変更し、少しずつ攻略していくことを意識する。

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■内々定はもらっているが就職活動を終了するかどうか判断する際の基準例

・インターンや会社説明会などに参加し、会社の事業内容や入社後に行う仕事内容をしっかりと理解している。

・その会社で働く方のリアルな声を聞いている。

・自分がその会社で働くイメージが湧く。

・その会社で働きたい理由が明確である。

それでも迷った際は、社会人の方などに相談して客観的な視点からその会社を見てもらうのもよいでしょう。仕事経験がない学生には見えない観点からアドバイスがもらえると思います。

秋冬選考に入っても応募を受け付けている企業は多数あります。焦らず自分に合った会社を探していきましょう。春夏から就職活動をスタートしている学生は、それだけ情報が多く、企業理解も進んでいます。エントリーシートの完成度も徐々に高まり、面接も慣れてくると通過率が上がります。自身の選考状況を加味して計画的に進めることが大切です。

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就活を進める上での具体的なポイント

今まで行ってきた選考対策、気になる企業へのエントリーは決して無駄ではありません。しかし、内定獲得に苦戦している方は自分の中で決めてきた「就活の優先順位」を、今一度見直してみることで今まで浮かばなかった解決策が思いつくこともあります。以下のコツを参考にしてみてください。

・自己分析を再度行う:
自分の強みや価値観を再確認することで、企業選びの軸をブラッシュアップすることができます。

・業界、職種の幅を広げる:
これまで志望していた業界や職種以外にも目を向けてみましょう。再度見直すことで意外な業界に自分に合った企業が見つかるかもしれません。キャリタス就活の企業検索から今まで見てこなかった業界、職種をチェックしてみましょう。

・エントリーシートの内容を見直す:
これまでのエントリーシートの内容を再度確認し、自己PRのポイントを簡潔かつ具体的にまとめられているか、内容が企業が求める人物像に合致しているかチェックしてみましょう。

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・就活イベントに率先して参加する:
合同企業説明会や就活セミナーに参加することで、多くの企業と出会う機会が増えます。また、企業の生の声を聞くことで今まで自分には無関係、と思っていた業界・企業を発見できる場合もあります。オンラインで開催される説明会も多いので、自宅にいながら気軽に参加することもできます。キャリタス就活でも以下のリンクから、現在予約可能なイベントを探すことができます。

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・OB・OG訪問をする:
先輩たちの体験談を聞くことで、具体的な企業の情報を得ることができます。また、人脈を広げる機会にもなります。

■大学のキャリアセンターや就活エージェントを活用しよう

キャリアセンターには、企業の最新の求人情報や説明会の案内が多くあります。また、カウンセリングを通じて自己分析やエントリーシートの書き方、面接対策などのサポートをしてくれます。さらに、模擬面接やグループディスカッションの練習を実施していることが多いです。

大学4年生の3月まで、募集を続けている企業がキャリアセンターに直接求人票を持ち込むことも多いので、定期的にキャリアセンターを訪れて、最新の情報をチェックしましょう。

また、自分自身に向いている企業がわからない、上手く自己PRができない、そんな場合は就活エージェントを利用してサポートしてもらうのもおすすめです。専任アドバイザーとの面談を通して自分に合った企業を探したり、選考対策のアドバイスをもらったりすることで視野が広がるでしょう。キャリタス就活エージェントでも、大学4年生の3月まで就活生をサポートしています。

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まとめ

就活をリスタートする上で重要なのは、周りに流されることなく、自身のペースで就職活動を行うことです。ただ時間には限りがありますので、自分なりのアクションプランを作成して実行するのも重要です。たとえば月別のスケジュールやTODOリストを作成して、具体的なアクションの設定と進捗を「見える化」することで、自分の状況を客観的に把握しやすくなります。

自分の強みを生かし、自分に合った企業を見つけるために、さまざまな方法を試してみてください。

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PROFILE

中尾 あずさ
大学卒業後、新卒で旅行会社にて営業・海外添乗員を経験後、大手人材会社へ転職。営業・人材育成・研修講師を行う。その間、アルバイト→契約社員→正社員→時短勤務と様々な勤務形態を経験。在籍中に3人の子供の出産・育児休暇を経て仕事と子育てを両立。2011年にキャリアカウンセラー(CDA)資格を取得。副業にてトータル3500人の相談業務に従事し独立。高校、大学でエントリーシートの添削や面接対策、進路相談など就職活動支援や就業中の方へのキャリアコンサルティングを実施。

【主な資格】
・キャリアカウンセラー CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
・国家資格キャリアコンサルタント
・青山学院大学社会情報学部ワークショップデザイナー
・育休後アドバイザー

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