営業職に求められる「7つの資質」と面接突破率を上げる自己PRとは

業界・職種・企業研究

公開日:2024.05.15

営業職は「企業の顔」として重要な役割を果たす花形の仕事で、例年人気がある職種です。本記事では、営業職を志望する、または興味のある学生の皆さんに向けて営業職の仕事内容や魅力、目指す上で必要な7つの資質や面接を突破する上で押さえておきたい自己PRのポイントをわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください!

そもそも営業職とは?

営業職とは、企業の商品やサービスを顧客に提案、販売し、企業の利益を追求する職種を指します。主な業務は、新規顧客の開拓、既存顧客との関係維持、商品やサービスのプレゼンテーション、契約締結の交渉、アフターフォローに至るまで多岐にわたります。

営業職は、企業の収益を直接影響を与え、顧客と企業の架け橋としての役割を果たします。そのため、営業職は多くの企業で求められる職種とも言えます。

営業職の魅力について

営業職は日々の営業活動を通してビジネスパーソンとしての力を蓄えることができる他にもさまざまな魅力があります。ではどのような魅力があるか見てみましょう。

■営業職の魅力とは

・多彩なスキルの修得
顧客とのやり取りを通じて、傾聴力、課題解決力、提案力、交渉力、時間管理力といった、ビジネスの基盤となる能力が鍛えられます。これらはどの業界でも役立つ普遍的なスキルであり、個人の市場価値を高める要素となります。

成果に基づく明確な評価
営業成績が直接、評価や報酬に反映されることから、日々のモチベーション維持に繋がり、自己実現の喜びを感じることができます。

幅広い人脈の構築
多様な背景を持つ人々と接する機会が豊富にあるため、異なる視野やアイディアに触れることができます。これにより、自己の視野が広がり、人間関係の幅も広がります。

自身の働きが企業の成長に直結
自らの努力が企業の収益に直接貢献していることを実感できるのも、営業職の大きな魅力です。個人の価値を感じ、より一層の責任感を持って仕事に取り組むことができます。

このように、営業職はただの「売り込み」を超えた、人間性やスキルを育む場としての魅力もあります。

営業職に求められる7つの「資質」とは

では営業職に就く上でどのような資質が必要なのか見てみましょう。

■営業職に求められる資質【7選】

①コミュニケーション力
顧客と良好なコミュニケーションを図り、関係を構築する能力。これにはヒアリング力も含まれます​​​​​​。

②課題解決力
顧客の悩みや問題を見つけ出し、適切な解決策を提案する力。この力とあわせて相手に寄り添い成約につなげるクロージング力も求められます。

③分析的思考力
市場のトレンド、顧客データ、競合情報などを分析し、戦略を立案する力。これにはマーケティング力も含まれます​​​​​​。

④トラブルシューティング力
予期せぬ問題やトラブルが発生した際に、迅速かつ効果的な解決策を見つけ出し、実行する力​​。

⑤論理的思考力
情報を論理的に整理し、筋道を立てて考える力。論理的な説明は顧客の納得感を高めます​​​​。

⑥タイムマネジメント力
複数の業務を効率的に管理し、生産性を最大化する力。日々のスケジュール管理や優先順位の設定が重要です​​​​。

⑦回復力(レジリエンス)
高いプレッシャーやストレスの中でもポジティブな姿勢を維持し、健康的なメンタル状態を保つ力​​。

これらの資質は営業職に就く上で、役立つ力となります。自己分析を行い、自分の強みとなる力があれば、アルバイトや課外活動の経験でさらにブラッシュアップしていきましょう。「自分はこれらの能力を持ち合わせていない」という方は入社後の研修で学ぶ機会もありますから安心してください。

■「話し上手」より「聞き上手」に!

「自分は話下手だから営業職に向いてない…」と、はじめから諦めてしまう方も少なくありません。ですが、適度にコミュニケーションが図れる方なら、必ずしも「話し上手」である必要はないのです。

むしろ、営業活動では「聞き役」に徹して信頼関係を構築し、相手の隠れているニーズを汲み取る「課題発見力」も重要であり、それらのニーズに応えることでおのずと数字(売上)に繋がることもあります。優秀な営業スタッフには、「聞き上手」が多いと言われています。

「自分は内向的なタイプで営業職は向いていない」と言っていた先輩たちも、企業研究や自己分析を深めるうちに、営業職の働き方に魅力を感じて就職を決めた方も少なくありません。

営業職向け!面接で自己PRすべきポイント

営業職の面接で自己PRをするときは、過去の経験や具体的な成果を強調することが大切です。そうすることで、採用担当者に入社後に活躍するイメージをもってもらいやすくなります。

■営業職の面接に特化した自己PRのポイント

・成果をアピールする:
営業職は成果が直接評価されるため、過去の具体的な成果を示すことが有効です。また、単に成果だけでなくそのための行動が重要です。1分程度の自己PRでは成果を上げるための行動まで語ることはできないため、その後の深掘り質問で具体的にどんな行動が成果に結びついたのかをアピールしましょう。

・課題解決力の具体例を挙げる:
営業現場ではクライアントが抱えている課題に対してさまざまな提案が求められます。過去の経験から具体的な課題をどのように解決したかを示すことで、その力が評価されます。

・他者へのホスピタリティ(顧客満足)を重視した経験を話す:
営業活動の成功には、顧客の満足度が大きく影響します。他者のニーズを理解し、それを解決に導いた経験は高く評価されます。

・チームワークを重視した活動経験を強調する:
営業職では個人の実力も大切ですが、チーム連携も重要です。部活動やアルバイトなどの経験から、チーム内で果たした役割や貢献について話すことで、協調性の高さをアピールできます。

・ストレス耐性と対応力のエピソード:
営業職はプレッシャーを感じるシーンが多い環境のため、ストレスを効果的に管理し、難しい状況に柔軟に対応できる力が求められます。過去に経験したエピソードを交えて話せると良いでしょう。

【例文①】アルバイト活動を通じた自己PR例文
私は以前、大手スーパーにて食品販売のアルバイトをしていました。その際、販売ブースのPOPデザインの改良や、お客様に向けた商品説明のシナリオに関わり、販売目標を15%上回る成果を出し、金一封をもらいました。この経験から、販売する商品を分析し、どのようにしてお客様にPRをすれば良いのかを学びました。これは営業職としての戦略的思考や顧客中心のアプローチを形成するのに役立ち、御社が掲げるさまざまな目標達成に貢献することができると考えております。

例文のポイント:
営業職の重要なスキルである顧客ニーズの理解、提案力を具体的な業績を通じて示しています。どのような点が自身の強みなのか、またそれら成功体験から営業職になる上での自分なりの考えを持てていることも自己PRのポイントとしては高いです。



【例文②】サークル活動を通じた自己PR例文
大学時代、私は日本の文化を外国人学生に紹介する国際交流サークルの一員として活動していました。特に記憶に残っているのは、日本の伝統的な「お茶会」をテーマにしたイベントです。このイベントでは地元の茶道クラブと連携を取り、協賛として参加してもらうことに成功しました。また、このプロジェクトでは、さまざまな出身の参加者に効果的に情報を伝えるため、誰でもわかるようピクトグラムを作成しました。それにより、言語の壁を乗り越え、より多くの学生にイベントを楽しんでもらうことができました。これら経験から、私は交渉力とコミュニケーションスキルを活かし、貴社の営業チームで国内外の顧客をサポートし、目標達成に貢献できる自信があります。

例文のポイント:
サークル活動における具体的な成果とその過程で培われたスキルを明確に示しています。営業職においては、顧客との信頼関係の構築や、目標に向けた粘り強い努力が求められます。スポンサーシップの獲得は、商談における成功と同様であり、これを経験していることは、営業職への適性を強くアピールするポイントになります。また、イベントの成功運営は、組織力と実行力の証明であり、これも営業の場で重要な能力です。



まとめ

営業職は多くの挑戦と可能性を秘めており、自身のスキルや才能を生かして長期的なキャリアを築きたい就活生にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。

「営業職は売り上げノルマとかがキツそう…」とイメージだけで決めつけることなく、実際に営業職で活躍している先輩のクチコミを調べたり、OB・OG訪問を行い、さまざまな情報を収集するよう心がけましょう。

また、キャリアアップの一環として現場経験を積んだ後に他部署への異動等を経験させる企業も多く見られます。将来的に商品企画やマーケティング職を目指す場合でも、現場やニーズを理解する最初のステップとして営業職の経験は非常に有益です。将来のキャリアも考えながら、ご自身がどんな職種に就きたいか考えてみましょう。

PROFILE

桜川りえ
国家資格キャリアコンサルタント
短大卒業後、10回転職を経験。ライフステージに合わせた“柔軟な働き方”をいち早く実践。コンプレックスだった転職回数の多さを「強み」に変えてキャリア支援の道へ。2019年より都内私立大学にてキャリアカウンセラーとして従事し、現在はオンラインによるキャリア相談を実施。学生・女性支援を専門領域として活動中。正規・非正規雇用、業務委託などあらゆる働き方を経て、2021年5月個人事業主となる。同年11月、「HSP×転職」をテーマにKindle書籍を出版し好評を得る。2023年3月オンラインコミュニティ「就活サードプレイス」開設。「就活×保護者」をテーマにセミナー開催。「就活」を切り口に親子関係の問題に取り組んでいる。現役就活生の母。オンラインコミュニティ「就活サードプレイス」運営

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