適性検査の「SPI」とは?概要を徹底解説!能力・性格テスト別の練習問題もご紹介
ES・選考対策公開日:2025.03.12

新卒就活の選考に多く採用されているSPIですが、「そもそもSPIとは?」「どんな問題が出る?」などわからない方もいらっしゃると思います。本記事では、SPIの基本的な概要から受検方法、性格検査・能力検査のそれぞれの問題も紹介します。自信をもって試験に挑めるように、この記事を参考に対策していきましょう。
適性検査の「SPI」とは?

SPIとは、企業が採用選考時に応募者に対して行う適性検査の1つで、応募者の適性や基礎能力を把握するために行います。SPIはリクルートマネジメントソリューションズ社が開発した検査で、正式名称は「Synthetic Personality Inventory」です。
SPIは多くの企業で新卒採用の選考に採用されており、特に「SPI3」が一般的です。SPIは合否判定だけでなく、入社後の適切な配属先を決定する際にも利用されます。受検方法には「テストセンター」「WEBテスティング」「ペーパーテスティング」「インハウスCBT」の4つがあり、企業や受検者の状況に応じて使い分けられます。
■SPIは多くの企業で導入されている検査方法
SPIは、多くの企業で導入されている適性検査です。以下は、2025年春に卒業した内定者を対象にした「2024年内定者調査」(日経HR)の調査結果です。選考時に受検した適性検査の種類と割合を表しています。

「2024年内定者調査」(日経HR)によると、受検した適性検査の中でもっとも多く利用されたのが監視型SPI(WEBテスティング)(19.6%)です。次いでSPI(WEBテスティング)の18.7%、玉手箱の17.1%が選ばれています。上位5つの検査のうち3つがSPIであり、SPIが採用活動の現場で幅広く活用されていることがわかります。
監視型SPI(WEBテスティング)はカメラとマイクを用いたオンライン監視下で受検する形式です。
SPI(WEBテスティング)は自宅などでインターネット環境がある場所で受検する形式です。
SPI(テストセンター)は専用会場で受検する形式です。
適性検査全体についての基本的な知識は、以下の記事で解説しています。
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企業がSPIを実施する理由
企業は選考時になぜSPIを使用するのでしょうか。ここでは、SPIが採用活動においてどのような役割を果たしているのかをご紹介します。
■効率的に採用を進めるため
SPIを取り入れることで、多くの応募者を効率よく選考することが可能です。特に大手企業では応募者が多いため、全員と面接を行うのは時間やコストがかかります。事前にSPIを実施することで面接に進む人数を絞り込み、採用活動をよりスムーズに進められます。
■応募者の基礎能力や性格を把握し、自社との相性を見極めるため
SPIを実施することで、受検者の基礎能力や性格を把握できます。書類だけではわからない特徴を検査結果から明らかにし、自社に適した人材かどうかを見極めることが可能です。自社に合う人材を採用することで入社後のミスマッチを防ぎ、社員の定着率向上にもつながります。
■入社後に適切な配属先に配置するため
SPIを活用すれば、受検者の適性を理解でき、適切な部署への人材配属が可能です。企業では部署ごとに仕事内容が異なるため、社員の特性に合った配置が欠かせません。SPIの結果を参考にすることで適切な部署に配属を行い、業務効率の向上や社員の満足度向上にもつながります。
SPIの受検方法は4つ
SPIの受検方法にはどのような種類があるのでしょうか。ここでは、SPIの代表的な4つの受検方法について詳しく解説します。
■テストセンター
企業指定の会場で専用のパソコンから受検する
テストセンターは、全国に設置された専用会場で受検を行います。この形式では監督者が常駐し、用意されたパソコンを使用して実施されます。事前予約が必要な場合が多いため、希望日時を早めに確保することが重要です。また、持ち物や服装の規定を確認しておく必要があります。服装は基本的に自由ですが、オフィスカジュアルやスーツが無難です。
■WEBテスティング
自分のパソコンからオンラインで受検する
WEBテスティングは、インターネット環境さえあれば、自宅や大学など任意の場所で受検できる方法です。指定された受検期間内に、自分の都合に合わせて実施できます。ただし、インターネット回線が安定している環境を選ぶことが重要です。また、事前に使用するパソコンや回線の動作確認を行い、トラブルを未然に防ぐ必要があります。なお、スマートフォンでの受検には対応していません。
またWEBテスティングには、監視型SPIという形式もあります。AIやカメラを使用して受検者の動きを監視する形式です。不正行為防止のため、試験中の姿勢や視線の動きがチェックされるため、静かで集中できる環境で受検することが求められます。
■ペーパーテスティング
企業指定の会場で紙と鉛筆を使って受検する
ペーパーテスティングは、企業が指定する会場で行われる適性検査です。マークシートや筆記形式で実施されることが多く、ほかの形式に比べて試験時間が長めです。他試験では約30問/30分なのに対し、ペーパーテスティングは約70問/70分と、問題数・試験時間が異なります。受検する際は、スーツやオフィスカジュアルなど、会場や企業にふさわしい服装を選ぶと安心です。また、必要な持ち物を事前に確認し、準備を整えておきましょう。
■インハウスCBT
企業のオフィス内・指定の会場で専用のパソコンから受検する
インハウスCBTは、応募先企業のオフィスなどで受検する方法です。企業が用意したパソコンで実施され、企業の雰囲気や社風を直に感じられる点が特徴です。服装はスーツやオフィスカジュアルが推奨されます。また、SPIと面接を同日に実施する企業もあります。
SPIは「性格検査」「能力検査」の2つで構成される
SPIの概要について解説します。ここでは、SPIを構成する「能力検査」と「性格検査」の違いを見ていきましょう。

SPIは、「能力検査」と「性格検査」の大きく2つで構成されています。
「能力検査」は応募者の基礎能力を測定し、業務遂行に必要な能力を備えているかを確認します。
「性格検査」は応募者の特性や人柄を測定し、企業の仕事内容や社風、理念に合っているかを確認します。
このように、SPIは多角的に応募者を評価する仕組みをもちます。
■SPIの「能力検査」の概要
出題内容 |
【言語分野】 国語の読解力・文法、言語に対する知識を測る |
---|---|
【非言語分野】 数学的思考・論理的思考、問題解決能力を測る |
|
【英語】※企業によっては出題される 英語の長文読解などで英語力を測る |
|
【構造的把握】※企業によっては出題される 物事を構造的に把握する論理的思考を測る |
|
問題数 |
約30問 (ペーパーテストは約70問) |
解答時間 |
30分間 (ペーパーテストは70分間) |
SPIの「能力検査」は、基礎的な学習能力や仕事に必要な知識・スキルを確認するためのテストです。出題内容は「言語分野」と「非言語分野」にわかれています。言語分野では、国語力や語彙力などを評価し、非言語分野では数学的な思考力や論理的な判断力を測定します。
さらに、企業によっては英語能力検査や構造的把握力を問う問題が含まれることもあります。このように、多様なスキルを幅広く評価するのが「能力検査」の特徴です。
■SPIの「性格検査」の概要
出題内容 | 簡単な質問への回答から人となりを測る |
---|---|
問題数 | 約300問 |
解答時間 | 30分間 |
SPIの「性格検査」は、質問への回答から応募者の性格や行動パターンを把握するためのテストです。たとえば、「困難な状況でも冷静でいられますか?」や「チームで働くのは好きですか?」といった質問があり、協調性やリーダーシップ、ストレスへの対応力などを評価します。
回答に正解はなく、あくまで個人の特性を正しく測ることが目的です。この結果を基に、企業は応募者が仕事内容や社風に合うかどうかを判断します。「性格検査」は、応募者の本質的な特性を理解する手段です。
SPIの「能力検査(言語)」の例題
SPIの能力検査(言語)では、文章の読解力や語彙力、言語能力が評価されます。わからない問題に時間をかけすぎず、次々に回答を進めることがポイントです。
主に出題される分野は、以下のとおりです。
出題分野 | 概要 |
---|---|
二語の関係 | 提示された語句を理解し、関係性に合致する選択肢を選ぶ問題 |
語句の意味 | 提示された語句の意味にもっとも合う選択肢を選ぶ問題 |
語句の用法 | 語句の意味や使い方を理解し、適切な選択肢を選ぶ問題 |
文章整序 | 文を正しい順序に並べ替え、1つのまとまった文章を構成する問題 |
空欄補序 | 文章中の空欄に適切な語句や文章を埋める問題 |
■「二語の関係」の例題
例題:
最初に提示された二語の関係を考えて、同じ関係のものを選びなさい。
「魚:水」
1. 鳥:空
2. 人:車
3. 犬:骨
4. 木:土
解答:1. 鳥:空
■「語句の意味」の例題
例題:
下線部の言葉と、意味が合致するものを1つ選びなさい。
「実用的で、無駄がない様子」
A. 簡素
B. 有益
C. 機能的
D. 華美
E. 精巧
解答:C. 機能的
SPIの「能力検査(非言語)」の例題
SPIの能力検査(非言語)では、論理や数学の問題が出題されます。中学で学ぶ内容が多いため、公式や解法を復習することが大切です。また、問題数が多く解答時間が限られているため、正確性とスピードが求められます。
以下、主な出題分野を詳しく解説します。
出題分野 | 概要 |
---|---|
推論 | 与えられた情報を基に論理的に推測し、正しい順序や内訳を求める問題 |
表の読み取り | 図表や数値を分析して、必要な情報を計算して求める問題 |
集合 | 条件ごとの分類や共通点を整理して答える問題 |
場合の数 | ある条件の基で可能な並び方や選び方の通り数を求める問題 |
確率 | 「くじ引き」「サイコロ」などが題材になり、与えられた条件で特定の事象の確率を計算する問題 |
金額計算 |
金額の変動を計算して答える問題 ※割引では割引後の代金や人数による総額、損益算では「仕入れ値(原価)」「定価」「売価」を使い、利益や損失を計算する |
分担計算 | 分割払いの支払総額や手数料の、複数人が作業する際の所要時間を求める仕事算の問題 |
速度算 | 「速さ」「距離」「時間」の3つの関係を基に、平均速度や移動時間を計算する問題 |
割合 | 全体に対する一部の割合などを計算する問題 |
■「推論」の例題
例題:
A、B、Cの3人が、1つの箱に入っている物について次のように発言した。
A: この箱にはリンゴが入っている。
B: この箱にはリンゴかオレンジのどちらかが入っている。
C: この箱にはオレンジが入っている。
3人のうち、少なくとも1人がうそをついている場合、次の選択肢から正しいものを1つ選びなさい。
1. Aが正しければBも必ず正しい
2. Cが正しければAは必ず正しい
3. Bが正しければCも必ず正しい
解答:1. Aが正しければBも必ず正しい
・Aが正しければ箱にはリンゴが入っている。
・この場合、Bの「リンゴかオレンジが入っている」という発言も正しい。
・しかし、Cの「オレンジが入っている」という発言はうそになるため、少なくとも1人がうそをついている条件を満たす。
・Bが正しい場合、リンゴかオレンジが入っている可能性があるが、Cがうその場合が存在するため必ず正しいとはいえない。
■「場合の数」の例題
例題:
5種類のアイスクリーム(バニラ、チョコ、ストロベリー、抹茶、マンゴー)の中から2つを選び、1つはコーン、もう1つはカップに盛り付けるとする。このとき、選び方は何通りあるか。
A. 10
B. 15
C. 20
D. 25
E. 30
解答:C. 20
アイスクリームを2種類選ぶ組み合わせは、5C2 =
10通りです(順番を問わない組み合わせ)。次に、1つをコーン、もう1つをカップにする場合、それぞれの配置方法が2通りあります(どちらをコーンにするか)。したがって、10
× 2 = 20通りとなる。
SPIの「能力検査(英語)」の例題
SPIの能力検査(英語)では、同義語や反意語、長文読解などの問題が出題されます。英語の検査は、業務で英語を使用する企業が導入するケースが多いです。ただし、企業によっては実施されない場合もあるため、事前確認が重要です。問題のレベルは高卒以上の英語力が求められるため、過去問を活用しながらしっかりと対策を行いましょう。
主に出題される分野は、以下のとおりです。
出題分野 | 概要 |
---|---|
同意語 | 与えられた単語と同じまたは近い意味をもつ語を選ぶ問題 |
反意語 | 文章中の単語と反対の意味をもつ語を選ぶ問題 |
単語の意味 | 英文と同じ意味をもつ英単語を選択肢から選ぶ形式の問題 |
空欄補充 | 英文中の空欄に適切な語句を補い、文章や意味を成立させる問題 |
長文読解 | 英文全体の流れや要旨を正確に理解し、問いに対し適切な選択肢を選ぶ問題 |
■「同意語」の例題
例題:
次の単語ともっとも意味が近い語を、AからEの中から1つ選びなさい。
「abundant」
A:scarce
B:plentiful
C:fragile
D:unique
E:valuable
解答:B
abundant:豊富な
A:scarce:乏しい
B:plentiful:豊富な
C:fragile:壊れやすい
D:unique:独特の
E:valuable:価値のある
■「単語の意味」の例題
例題:
次の説明文にもっとも近い意味をもつものを、AからEの中から1つ選びなさい。
having or showing a strong desire to achieve something,
often requiring determination and hard work
<選択肢>
A. generous
B. ambitious
C. cautious
D. optimistic
E. sociable
解答:B.
ambitious:大きな目標をもち、それを達成しようと努力する様子
A. generous:気前がよい、寛大な
C. cautious:注意深い、慎重な
D. optimistic:楽観的な
E. sociable:社交的な
SPIの「構造的把握」の例題
構造的把握は、物事の本質をとらえる力を問う問題です。情報を分類し、共通点を見つけるなど論理的思考が求められます。この分野はテストセンターのみで出題されるため、志望企業が採用する受検方法を過去の採用情報やクチコミ情報等で事前に確認しましょう。過去問を繰り返し解き、慣れておくことが重要です。
出題分野 | 概要 |
---|---|
言語系 | 提示された複数の文章を正確に仕分け、因果関係や対比を読み解く問題 |
非言語系 | 計算手順を整理し、和差や割合などの論理的解答を求める問題 |
■「言語系」の例題
例題:
次のア〜オを指示に従ってPグループ(3つ)とQグループ(2つ)にわけたとき、Qグループに分類されるものを2つ選びなさい。
(ア)この店はイタリアンのパスタが評判だ。
(イ)スタッフの対応が丁寧である。
(ウ)特製デザートが非常に人気である。
(エ)店内は落ち着いた雰囲気である。
(オ)メインディッシュの肉料理が絶品だ。
解答:(イ)と(エ)
Pグループは「料理」に関する記述で、(ア)のパスタ、(ウ)のデザート、(オ)の肉料理が該当する。Qグループには「サービス」に関する(イ)のスタッフの対応と(エ)の店内の雰囲気が分類される。
■「非言語系」の例題
例題:
次のア〜エのうち、問題の構造が似ているものを2つ選びなさい。
(ア)10個のりんごを2人でわけると、1人いくつか。
(イ)毎時50本の電車が走る駅で、4時間に何本の電車が走るか。
(ウ)定価の5%引きで商品を購入し800円支払った。この商品の定価はいくらか。
(エ)30kmを3時間で歩いた場合、平均時速はいくらか。
解答:(ア)と(エ)
(ア)は、10 ÷ 2 = 5
で、1人あたり5個という計算構造で、(エ)は、30 ÷ 3 = 10
で、時速10kmという結果を導く。これら2つの問題は、構造的に「割り算」を使って解答する点で共通している。
SPIの「性格検査」の例題
SPIの性格検査は、受検者の人柄や仕事への取り組み方を測るものです。質問に正直に回答することが重要で、うそをついて自分をよくみせようとする必要はありません。内容に一貫性があるかも評価のポイントとなります。
例題:
以下の質問は、あなたの日常の行動や考え方について伺うものです。もっとも近い選択肢を1つ選んでください。
1.
A. 新しいことに挑戦するのが好きだ
B. 慣れたことを続ける方が安心だ
2.
A. 計画を立てて行動するのが得意だ
B. その場の状況に応じて柔軟に対応する方だ
3.
A. 自分の意見を積極的に発言するタイプだ
B. 相手の意見をよく聞いてから発言するタイプだ
4.
A. 複数のタスクを同時に進めるのが得意だ
B. 一つのタスクに集中して取り組む方が得意だ
5.
A. 新しい環境にすぐ適応できる方だ
B. 新しい環境には時間をかけて慣れる方だ
選択肢:
・Aに近い
・どちらかといえばAに近い
・どちらかといえばBに近い
・Bに近い
SPI対策の5つのポイント

SPI試験に向けて、どのように準備を進めればいいか悩んでいる人も多いでしょう。ここでは、効率的に対策を進めるための5つのポイントを詳しく解説します。
・早めに対策に取り組む
・志望企業や出題形式や傾向を把握する(能力検査)
・SPI対策本(参考書・問題集)を繰り返し解く(能力検査)
・自己分析・企業研究を徹底する(性格検査)
・本番に近い環境で練習する
■早めに対策に取り組む
SPI対策は早めに始めることが重要です。目安として受検日の3カ月前から準備を進めましょう。SPIの対策には30〜60時間程度が必要とされます。計画的に勉強時間を確保し、効率的に進めることが成功のカギです。
■志望企業や出題形式や傾向を把握する(能力検査)
志望企業ではどの形式で受検するのかを事前に調べておきましょう。パソコンや筆記形式など、受検方法の違いに応じた対策が必要です。また、出題科目や傾向を把握することで、効率的に準備を進められます。
志望企業が実施するSPIの傾向を把握するには、実際にSPIを経験した先輩や友人から話を聞くのも効果的です。また、就活のコミュニティやフォーラムを活用してほかの就活生の体験談を収集すれば、多様な視点から情報を得られます。
『キャリタス就活』の「ES・選考対策を探す」では、実際にその企業に応募した就活生のリアルな「選考体験談」が充実しています。気になる会社の就活情報とあわせてどんな選考対策が必要なのかぜひチェックしてみてください。これらクチコミ情報の閲覧には学生認証が必要になるため、大学のメールアドレスを登録しておくとスムーズです。
■SPI対策本(参考書・問題集)を繰り返し解く(能力検査)
SPI対策には、対策本の活用が欠かせません。受検するSPIの種類に合った参考書や問題集を選びましょう。解説が充実した参考書や実践形式の問題集など、自分に合ったものを活用することが重要です。苦手な問題は繰り返し解き、スピードを意識して慣れることが求められます。1日15分でもいいので、日常的に勉強を習慣化しましょう。
以下の記事でSPI対策におすすめの本を紹介しているので参考にしてみてください。
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【26卒向け】SPI対策におすすめの本12選!選ぶときのポイントも解説
■自己分析・企業研究を徹底する(性格検査)
性格検査では、正直に回答することが重要です。自分をよく見せようとすると、入社後のミスマッチを招く可能性があります。正確な測定のためには、事前に自己分析を行い、自分の価値観や行動傾向を把握しておきましょう。
また、性格検査は企業と応募者のマッチ度を確認するものでもあります。自己分析を深めると同時に、企業研究も進めていきましょう。自分の特性と企業が求める人物像の共通点を見つけることで、スムーズに回答できるようになります。
自己分析のやり方や企業研究のやり方は、それぞれ以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
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自己分析やり方についてわかりやすく解説!
■本番に近い環境で練習する
SPI対策では、志望企業が採用する受検方法に合わせ、本番に近い環境で練習することが重要です。会場や問題数、解答時間、テスト形式を把握した上で必要に応じた対策が求められます。時間を意識して練習し、時間配分の感覚を身につけましょう。
『キャリタス就活』では、WEBテストを手軽に対策できるコンテンツや、「SPI」「玉手箱」形式の模試を受けられるコンテンツをご提供しています。
【お試し!WEBテスト】
本番さながらの緊張感の中で練習することで、本番では心の余裕をもって検査を受けることができます。
【キャリタス模試】
実施期間終了後は過去問として模試を受けられます(順位は出ません)。
日常生活からできるSPI対策は?
■一般常識、言語問題の対策
気軽にはじめられて効果があるのは、ネットニュースや新聞を読むことです。ネットニュースや新聞には、政治、経済、科学、文化など多岐にわたる最新情報が掲載されます。定期的に読む習慣をつけておけば、幅広いトピックに対する知識が深まるため、一般常識問題でこれらの分野に関する知識が問われた際の対策になるでしょう。また、同時に語彙力や読解力を高め、論理的思考を鍛えるのにも適しています。
■非言語、数理的問題の対策
計算問題、確率、チャート分析などは問題集を購入して解いていくのが一般的です。しかし、最近ではスマホでSPI対策関連のアプリがたくさん公開されているため、手軽に勉強ができます。無料版から有料版、一般常識から数理的問題まで網羅しているアプリなど、さまざまな種類がリリースされていますが、まずは複数の無料版のアプリからお試し程度にはじめてもよいでしょう。
SPIに関するよくある質問
■Q.SPIの練習ができる無料サイトはある?
A.SPIの練習ができる無料サイトはいくつかあります。中でも『キャリタス就活』の「お試し!WEBテスト」は、さまざまな種類の試験を練習できるためおすすめです。本番と同じような環境で問題を解くことで、効果的な対策ができます。ぜひご活用ください。
■Q.SPIで落ちることはある?その割合は?
A.SPIで落ちることはあります。企業によっては、合否基準を設けている場合があり、一定の基準に達しないと次の選考に進めません。
企業や職種によって異なりますが、一般的には約2割〜4割の応募者がSPIで足切りされるといわれています。特に人気企業や大手企業ではより多くの応募者が落とされ、SPIの結果が選考の第一関門になるケースが多いです。
■Q.SPIの結果はいつどのようにわかる?
A.SPIの結果は、マークシート方式では一度採点センターへ送られてから、それ以外の方式では試験終了後すぐに企業へ結果が送られます。企業は結果を見て選考を行いますので、応募者が合否の通知をもらう目安は約2週間後です。ただし、企業によって選考結果通知のタイミングは異なりますので、キャリタス就活のクチコミ情報(ES・選考対策を探す)等で過去の先輩の体験を確認してみてください。
SPIの結果(点数)については応募者に直接通知されることはなく、企業側が次の選考のための判断材料にする形が一般的です。まれに、一部の企業では得点や評価の概要をフィードバックする場合もあります。
SPI対策をしっかり行い、自信をもって選考に進もう!
SPI対策では、計画的な準備とポイントをおさえた練習が必要です。志望企業の出題形式を把握した上で、対策本や模擬試験を活用しましょう。性格検査では、正直かつ一貫性のある回答が求められます。本記事を参考に、万全なSPI対策をすることで自信をもって選考に挑みましょう。
『キャリタス就活』では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ『キャリタス就活』をご活用ください。

PROFILE
キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、新卒就職活動・就活・準備を頑張がんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ就活情報をお届けしています。
「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。