新卒採用試験の壁、SPIを乗り越えろ!基礎知識から事前対策方法を紹介【キャリタス模試を使ってみよう!】

ES・選考対策

公開日:2024.01.16

就活生・就活準備生の皆さん、SPI対策は進んでいますか?就活を進めるにあたり、いろいろな勉強、就活マナーなど覚えることが多すぎて、SPIの対策が後回しになってしまっていませんか?本記事ではSPIの基本知識から、気軽に体験できるWEBテストやSPI、玉手箱、一般常識など各形式の問題を模擬的に受検することができる「キャリタス模試」も紹介します。SPIの概要や効果的な勉強法を身につけて苦手意識を克服しましょう!

そもそもSPIとは?

SPIとは、一般社会人として必要とされる資質(性格・能力)を測定する適性検査として多くの企業が導入しています。多様な背景を持つ応募者に対して一貫した評価基準(言語理解力、数的能力、論理思考力など)を基に適性を判断する手段として活用されています。これにより、企業は効率的かつ公平な選考プロセスを実施しながら、候補者の将来的な職務遂行能力を予測します。

検査は大きく分けて「能力検査」と「性格検査」に分かれています。「能力検査」は基本的な学習能力や、どのような仕事にも共通して求められる知識・スキルを測るテストです。「言語分野」と「非言語分野」の2つの分野から出題されます。「言語分野」は、国語力や語彙力を測るテストで、「非言語分野」は数学的思考や論理的思考、問題解決能力を測るテストです。

※企業によって能力検査には「英語能力検査」や、与えられた情報やデータを適切なカテゴリーに分類したり、複数の事実や条件から論理的に結論を問われる「構造的把握力」も出題される場合もあります。例えば「AならばBである」といった条件をもとに、複数の選択肢の中から正しい結論を選ぶタイプの問題です。

「性格検査」は、性格や人間性を測定するテストです。コミュニケーションスタイル、ストレスへの対処方法、動機付け、行動傾向などが分析されます。例えば「困難な状況で冷静さを保てますか?」や「チームで働くのが好きですか?」のような質問があります。これらに対する回答により、協調性、リーダーシップ、ストレス耐性などの特性を判断します。正解はなく、個人の本質的な特性を反映します。

SPIの形式は大きく分けて「ペーパー形式」か「WEB形式」に分かれます。受検方法には以下の4つがあり、形式や方法については応募先企業によって異なります。

1:テストセンター
全国に設置されているテストセンターのパソコンで監督者のもとで受検する方法や、自宅等のパソコンから専用のシステムを通して監督者のもと受検するオンライン会場形式。

2:WEBテスティング
インターネット環境に接続できるパソコンから受検する形式で、指定された受検期間内で都合の良い時間に自宅や大学などのパソコンから受検(スマートフォンからの受検は不可)。
※テストセンターの「オンライン会場」での受検とは形式が異なります。

3:ペーパーテスティング
応募先の企業が用意した会場で、マークシートで受検する形式。

4:インハウスCBT※
応募先の企業に出向いて、企業内のパソコンで受検する形式。
※CBTとは「Computer Based Testing」の略称です。

コロナ禍以降、受検者が直接会場に行かず、自宅などのパソコンから専用システムに接続して、本人認証・受検環境の確認・受検中の態度など、リアル会場と同等の有人監督のもと、テスト実施ができる「オンライン会場」という方法で実施する企業が増えてきています。

SPIにおける対策ポイント

SPIの対策は地道に参考書やオンラインの模擬試験を利用して、実戦形式で練習を積むことが重要です。またその際に制限時間を設けて練習問題に取り組むことをおすすめします。時間制限のある中でどれだけ正確に問題を解けるかを確認し、どの分野に時間がかかるのかを確認して苦手分野を克服していきましょう。

「能力検査」は、対策として短期集中学習で乗り越えるのは難しいでしょう。1日15分でも時間を確保して日常の習慣に取り入れて勉強していくのがおすすめです。早めの準備と実践を繰り返し重ねることが、SPIを乗り越えるポイントです。

「性格検査」は、受検者の性格や職場適合性を把握するために設計されたテストです。

質問は多肢選択式で、受検者は最も自分に当てはまると思われる選択肢を選びます。

注意すべきポイントとして「正直で一貫性のある回答を行っているか」があげられます。性格検査対策として重要なのは自己分析です。自己分析を深めることで、自分の性格、価値観、行動傾向が明確になり、性格検査の多肢選択式の質問に迅速かつ一貫性を持って答えられるようになります。回答に矛盾や嘘がないようにして、未回答も少なくしていくことも重要です。

■普段の生活からSPI対策をしよう!

・一般常識、言語問題:
気軽に始められて効果があるのは、ネットニュースや新聞を読むことです。政治、経済、科学、文化など多岐にわたる最新情報が掲載されるため、一般常識問題でこれらの分野に関する知識が問われた際に、定期的にネットニュースや新聞を読むことで幅広いトピックに対する知識が深まり、当日の対策につながります。また同時に語彙力や読解力を高め、論理的思考を鍛えるのにも適しています。

・非言語、数理的問題:
計算問題、確率、チャート分析などは問題集を購入して解いていくのが一般的ですが、最近ではスマホでSPI対策関連のアプリがたくさん公開されているので手軽に勉強ができます。無料版から有料版、一般常識から数理的問題まで網羅しているアプリなど、さまざまな種類がリリースされていますが、まずは複数の無料版のアプリからお試し程度に始めても良いでしょう。

SPIの練習はキャリタス模試・お試しWEBテストで!

本番のSPI試験の形式や問題内容に慣れるには「キャリタス模試」や「お試し!WEBテスト」が最適です。特に「キャリタス模試」は、実際のテストに近い環境で演習が行えるため、時間配分や解答スピードを実践的に鍛えることが可能です。本番前に自分の弱点を把握し、効果的に学習プランを立てるために役立ちます。

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まとめ

就活生にとってSPIの勉強は苦手に思うかもしれませんが、現状の言語理解力、数的能力、論理思考力を知る絶好の機会です。これらは社会人になっても必須なスキルで、仕事を覚えるうえでの土台にもなります。

またSPIは採用選考の中でも「正解がある」数少ない選考です。過去の出題傾向を基に勉強をすれば結果はついてくるのでSPIの点数で選考に落とされてしまうのは非常にもったいないです!

SPIは事前対策を繰り返し行いテストの形式に慣れることで、時間配分の感覚を掴むことができ、本番でのパフォーマンスが大きく向上します。

志望企業の次の選考へ進めためにSPIがあります。費やした時間だけ確実に成果がでますので、少しの時間でも良いので毎日コツコツと勉強していきましょう。

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PROFILE

鳥羽山 康一郎(とばやま こういちろう)
静岡県生まれ。広告制作会社、外資系広告代理店にてコピーライター、クリエイティブディレクター、プランナーとして勤務後、2006年よりフリーランスとして独立。外資系マーケティング理論の知見を活かし、広告・Webライティング等を中心に執筆活動を展開中。地方取材、インタビューも得意とする。

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