【テンプレートつき】モチベーショングラフとは?書き方の手順・ポイントを解説

自己分析

公開日:2026.05.13

【テンプレートつき】モチベーショングラフとは?書き方の手順・ポイントを解説

この記事でわかること

  • モチベーショングラフとは、就活で活用できる自己分析方法の1つ
  • 縦軸と横軸のフレームワークを用いて、自分の出来事と感情の変化を洗い出す
  • 効果的な自己分析になるように、作成するときのポイントをおさえよう

モチベーショングラフとは、過去の経験を時系列で可視化する自己分析方法です。就活において有効とされる理由は、自分の価値観や行動特性を客観的に整理できる点にあります。本記事では、就活に役立つモチベーショングラフの書き方や作り方のポイントを詳しく解説します。無料で使えるテンプレートもご用意。手順に沿って進めるだけで、質の高い自己分析につながるのでぜひ参考にしてください。

※本サイトを運営している株式会社キャリタスは厚生労働省委託事業である「優良募集情報等提供事業者認定制度」において、「優良募集情報等提供事業者」として認定されています。

モチベーショングラフとは?

モチベーショングラフとは?

モチベーショングラフとは、過去の経験を時系列でグラフ化し、感情の起伏を視覚的に表す自己分析方法です。一般的に横軸に時間、縦軸にモチベーションの度合いを示し、当時の出来事と感情の変化を紐解いていきます。

モチベーションの源泉や低下の要因を明確にすることで、自分の価値観や強み・弱みを整理しやすいのが特徴です。効率的な自己分析の手法として多くの就活生に活用されています。また、選考の一環として企業から提出を求められるケースもあります。

就活の自己分析にモチベーショングラフを取り入れるメリット

モチベーショングラフを作成すると、自分の内面を客観的に見つめ直すヒントになります。具体的にどのようなメリットがあるのか、自己分析や選考対策の観点から詳しく紹介します。

■根拠ベースで自己理解と強み・弱みの整理ができる

「なぜその強みがあるのか」「なぜその弱みを自覚しているのか」を過去の具体的な出来事とセットで把握できるため、自己分析の納得感と根拠が強まります。さらにモチベーションが上がった場面での行動や感情を分析することで、自分がどのような状況で力を発揮しやすいのか、無意識な行動のクセなども明確になります。

また、モチベーションが下がった要因を分析することで、自分が苦手とする環境やストレスを感じるポイントも整理しやすいです。単なる思い込みではなく、時系列の事実に基づいた分析ができるのが特徴です。

■就活の軸を定めるヒントが得られる

モチベーションが高まった出来事と低下した出来事の共通点を見つけ、自己分析を行うことで、自分の強みや興味関心がわかり、就活の軸を定めるヒントが見えてくるでしょう。たとえば、「チームで協力して取り組んでいるときにやる気が高まりやすい」「1人で黙々と進める場面が続くと気持ちが下がりやすい」といった傾向が見えると、自分に合う環境を考えやすくなります。

自分がどのような環境で力を発揮できるか明確になれば、自分に合う業界や企業を絞り込むための大切な判断材料になります。就活の軸が定まらずに悩んでいる方は、グラフを通じて自分の価値観を再確認してみましょう。

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■ES・面接対策に生かせる

過去の経験と感情を可視化することで、志望動機や自己PR、ガクチカといったエントリーシート(ES)で書く内容を整理しやすくなり、面接でも一貫性をもって伝えやすくなります。モチベーションの起伏と具体的な行動が紐づくため、内容に納得感のある応募書類をスムーズに作成しやすくなるのも魅力です。

過去の出来事と感情の変化を振り返ることで自己分析の深さが増し、面接官からの鋭い深掘り質問に対しても一貫性のある回答がしやすくなります。グラフから見えてきた価値観を軸に、自身のストーリーを整理しておけば、課題克服の過程も伝えやすいでしょう。

【テンプレート】モチベーショングラフの書き方5ステップ

モチベーショングラフは、手順に沿って作成することで自己分析を進めやすいでしょう。初めての方でもスムーズに書き進められるよう、具体的な5つのステップを詳しく紹介します。

■ステップ1.縦軸(感情)と横軸(時期)のフレームを作成する

【モチベーショングラフ】縦軸(感情)と横軸(時期)のフレームを作成する

まずは過去を振り返るための土台として、縦横の軸をもつフレームを用意します。縦軸には感情の強さを「-100%から100%」の範囲で設定し、横軸には具体的な時期を設定します。横軸の区切り方は、年齢のほか、幼少期・小学生・中学生・高校生・大学生など、自分が振り返りやすい形式を選んで問題ありません。

■ステップ2.印象的な出来事を時系列に沿って点を打つ

【モチベーショングラフ】印象的な出来事を時系列に沿って点を打つ

これまでの人生の中で、よい出来事も悪い出来事も含めて印象的だった出来事を選び、時系列順に点を打っていきます。部活動での勝利や志望校への合格、あるいは受験の失敗や挫折経験など、自分の感情に大きな影響を与えた瞬間をいくつか選択してください。

点を配置することで、それぞれの状況における当時の感情が視覚化され、振り返りの準備が整います。

■ステップ3.各点を曲線で結び、モチベーションの起伏を可視化する

【モチベーショングラフ】各点を曲線で結び、モチベーションの起伏を可視化する

配置した点を順番に結び、感情の波を一目で把握できるグラフを完成させます。感情や意欲は一気に切り替わるとは限らず、徐々に変化していくことも多いため、このときは直線ではなく曲線を使うのがポイントです。

曲線で結ぶことで、感情が徐々に高まったのか、あるいは急激に落ち込んだのかといった細かな変動までとらえられ、変化の背景を理解するのに役立ちます。

■ステップ4.グラフが上下したときの出来事や状況を書き込む

【モチベーショングラフ】グラフが上下したときの出来事や状況を書き込む

グラフが大きく変動した個所に、当時の具体的な出来事や状況を書き込みましょう。上昇や下降の背景を言語化することで、その背後にある自分の価値観が浮き彫りになります。そのときの感情がほかの状況にどのように影響したかまで考えることで、表面的な振り返りにとどまらない深い自己理解につながります。

モチベーションが高いときの出来事・状況の例
・目標を達成するためにチームで一丸となって努力し、成果を出した
・自分の得意なことを生かして、周囲の人から感謝や評価をされた
・未経験の分野に挑戦し、新しいスキルを習得して成長を実感した

モチベーションが低いときの出来事・状況の例
・長期間努力を続けてきたが、思うような結果が出ず挫折を味わった
・自分の考えが周囲に理解されず、孤独感や疎外感を感じた
・単調な作業が続き、自分の価値や目標を見失ってしまった

■ステップ5.モチベーションが動いたときの共通点を探して自分の価値観を言語化する

最後に、モチベーションが動いた要因を分析し、共通する自分の価値基準を探します。何に喜びを感じ、何にストレスを感じたのか、なぜその出来事を人生の節目として選んだのかを深掘りしましょう。

抽出した価値観は、自分に合った企業選びの軸や、入社後のキャリア選択における重要な指針として活用できます。

価値観抽出の具体例
・山(上昇時)の共通点が「人の役に立つこと」であれば、提供価値が明確な仕事にやりがいを感じるタイプ
・谷(下降時)の共通点が「1人での作業」であれば、チームワークや協調性を重視する環境が向いているタイプ

上記の手順が基本になりますが、作成する際は手書きでラフにまとめても十分で、きれいに整えること自体が目的ではありません。ExcelやPowerPointのテンプレートを使うと作成がよりスムーズです。Canva等のオンラインツールを活用すれば、見栄えの良いグラフを自作することもできます。

ツールを使って作図時間を短縮し、その分自己分析そのものの深掘りに集中しましょう。すぐに使えるテンプレートがほしいという方は、以下のテンプレートをぜひご活用ください。

モチベーショングラフを作成する際のポイント

キャリアプランの考え方

モチベーショングラフは、ただ線を引くだけでなく、作成時の意識で得られる情報の深さが変わります。より質の高い自己分析につなげるために、おさえておきたい4つの大切なポイントを紹介します。

■日常の小さな出来事も書き出す

自分の価値観を浮き彫りにするため、日常の些細な出来事も積極的に書き出しましょう。華やかな実績だけでなく、日々の小さな体験を含めて整理することで、自分が何に喜びややりがいを感じるのかが見えてくるはずです。

些細な感情の変化を積み重ねることで、自分でも気づかなかった価値観を把握しやすくなります。

■経験や気持ちをありのまま書き出す

自分の弱みや挫折体験もありのままに書くことがポイントです。よかった出来事だけを選ばず、ネガティブな感情が動いた場面もしっかり書き出すことで、自分でも見落としていた弱みや苦手な環境が見えてくるでしょう。困難に直面したときにどのように感じ、そこから何を学んだのかを正直に振り返ることで、自分の価値観や行動傾向を整理しやすくなります。

どうしても感情起点で書くことが難しい場合は、まず「いつ・何が起きたか」という事実ベースで整理するのもおすすめです。特に直近の大学生活などは、大まかにくくるのではなく出来事を細かく振り返ることで、企業への説明材料をより強固なものにできます。

■家族や友人に見せて客観的な意見を聞く

主観的な視点だけでなく、客観的な視点を取り入れる姿勢も大切です。完成したグラフを家族や友人といった第三者に見せて、客観的な意見を聞いてみましょう。

自分以外の視点が加わることで、多角的に自己理解を深められるだけでなく、分析結果の信頼性を高めることにもつながります。周囲からフィードバックを受けるプロセスを通じて、自分1人では気づきにくかった意外な価値観や、無意識に発揮されている強みを発見できるでしょう。

■ほかの自己分析方法と併用する

モチベーショングラフだけでなく、ほかの自己分析方法(「ジョハリの窓」「自分史」など)や自己分析ツールを併用し、正確な自己理解を目指しましょう。複数のアプローチを組み合わせることで、自己分析の結果を多面的に整理しやすくなります。

主観に頼りすぎず、客観的な指標を加えることが納得感のある分析を完成させるコツです。

『キャリタス就活』の「自分研究&適職診断」は、簡単な質問に答えるだけであなたの特性や向いている仕事の傾向を可視化できます。客観的なデータに基づいた自己分析が可能になり、モチベーショングラフで見えた強みをより確実に裏づけできます。

「キャリタスQUEST」は、RPG感覚で楽しみながら自分の性格タイプや強みを診断できるツールです。自分の隠れた才能や、周囲から見たキャラクターを把握できるため、自己PRのストーリーをより豊かにするヒントが得られます。

また、以下の記事では自己分析のやり方を網羅的に解説しているので、あわせて参考にしてください。

【自己分析のやり方10選】おすすめの方法・ツールをわかりやすく解説!

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モチベーショングラフが書けない!作成に悩んだときの考え方ヒント

モチベーショングラフを作成しようとしても、なかなか自分の感情が思い出せない方もいるでしょう。モチベーションが変化した出来事を思い出せない人は、以下の質問への回答をヒントにしてみてください。モチベーションの源泉が見えてくることがあるでしょう。

【過去の成功】時間を忘れて夢中になったことや、人から褒められて嬉しかったことは?
【感情の谷】これまでの人生で一番悔しかったこと、またはやる気を失った瞬間は?
【環境要因】自分が「居心地がよい」と感じた集団や場所にはどのような共通点がある?
【行動の源泉】誰に言われるでもなく、つい自発的にやってしまったことは?
【変化の兆し】毎日の生活の中で少しだけ気分が上がった(下がった)瞬間は?

モチベーショングラフでは、大きな実績を探す必要はありません。日常のささやかな心の動きを振り返ることで、自分にとって大切な価値観が明確になっていきます。

モチベーショングラフに関するよくある質問

企業からモチベーショングラフの提出を求められた際の注意点は?

「なぜその変化が起きたか」という言語化を意識しましょう

単に線を引くだけでなく、モチベーションが上がった・下がった場面ごとに、背景や出来事を一言添えることで、企業はあなたの価値観や行動特性を理解しやすくなります。

また、グラフ自体を見やすくするためモチベーション上下のポイントをわかりやすくしたり、文字が多くなりすぎないように意識しましょう。

モチベーショングラフにマイナスのエピソードは正直に書くべき?

はい、マイナスエピソードも含めるとよいでしょう

うまくいった経験だけでなく、落ち込んだ時期や苦しかった出来事も含めて整理することで、自分がどのような場面でモチベーションが下がり、そこからいかにして立ち直ったのかを把握しやすくなります。

特に、「なぜ落ち込んだのか」「その後どのように回復したのか」「そこから何を学んだのか」まで言語化すると、自分の価値観や行動の傾向がより明確になります。

モチベーショングラフに書く出来事がない場合はどうする?

まずは中学・高校時代までさかのぼり、日常の小さな変化を探しましょう

「部活動で補欠だったが練習を続けた」「趣味に没頭した」など、派手な実績でなくても自分が自発的に動いた経験なら立派なエピソードになります。

どうしても思いつかない場合は、本記事の「モチベーショングラフが書けない!作成に悩んだときの考え方ヒント」を参考にしてください。

モチベーショングラフは就活のどのタイミングで作る?

自己分析の第一歩として、インターンシップ・キャリア選考前や本選考がはじまる前の早期段階で作成するのがおすすめです

過去の経験を整理することで、ガクチカや志望動機の精度向上に役立ちます。また、選考が進み、就活の軸に迷った際の再確認ツールとしても活用できます。

自分の状況に応じて適する自己分析方法は異なるため、以下の記事で自分に合った自己分析方法を確認してみましょう。

【自己分析のやり方10選】おすすめの方法・ツールをわかりやすく解説!

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自分に合う企業を見つけるためにモチベーショングラフを活用しよう

モチベーショングラフは、過去の経験を可視化することで、自分の価値観や強みを深く理解できる自己分析方法です。特別な実績が必要なわけではなく、日々の小さな心の動きを丁寧に振り返ることが、説得力のある自己分析や選考対策につながります。作成したグラフを基に自分の就活の軸を定め、納得感のあるキャリア選択を進めましょう。

『キャリタス就活』では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ『キャリタス就活』をご活用ください。

キャリタス就活編集部

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キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。
「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。

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