就活ストレスを解消させる「5つの就活アプローチ」を紹介

就活ノウハウ

公開日:2024.07.10

就活が本格化するとさまざまな課題に直面し、不安やプレッシャーからストレスを感じやすくなります。ただし、適切なストレスマネジメントを学びストレスに対処することで、就活を計画的に進めることができます。本記事では、学生の皆さんが就活中に抱えがちなストレスを解消し、就活を前に進める方法を解説します。

就活におけるストレス要因と影響

ストレスは誰しも抱えるものです。特に就活中は、新たな挑戦や将来への不安など、さまざまな要因から今まで以上にストレスを感じやすくなる時期です。このストレスは精神や身体的な問題だけではなく、あなたの就活にも直接影響を及ぼすことがあります。

たとえばストレスを解消しないまま就活を進めると、精神的な疲労やバーンアウト(燃え尽き症候群)に陥りやすくなります。これは面接時の自己表現力の低下や、内定先を決める上での判断力の低下など、悪影響をもたらすリスクがあります。したがって、就活中のストレス管理は成功への道を切り開くためにも非常に重要です。

就活を行う中で発生するストレスには以下のような例があります。

■就活から発生するストレス要因

1.厳しい競争から生じる自信の喪失:
多数の応募者の中から自分が選ばれなかったという経験は、自己価値に対する疑問や失望感を引き起こします。

2.将来への不安:
自分のキャリアパスや将来の生活に対する不透明感が、不安やストレスを増加させます。

3.長期にわたる就活:
就活が長引くほど、精神的、体力的、さらに経済的な不安を強く感じさせます。

4.面接のプレッシャー:
面接の成否が将来に大きく影響するため、その準備と面接本番のプレッシャーがストレスにつながります。

5.家族や周囲からの期待:
家族や周囲からの高い期待は、就活の成功に対するプレッシャーを増大させます。

大学3年生から始まる就活準備・就職活動では、慣れない体験から強いストレスを感じるケースが多いです。そんな強いストレスがもたらす就活への影響としては、下記のような事象が挙げられます。

■ストレスがもたらす就活への影響

1.パフォーマンス力の低下:
ストレスが蓄積することで、緊張から面接などのパフォーマンス力が低下することがあります。また、提出書類にケアレスミスが発生したりと、本来の実力を十分に発揮できず、不本意な結果を招く可能性が高まります。

2.就活の進め方に関する正しい判断ができなくなる:
ストレスや不安により、判断力が鈍ることがあります。その結果、自身の企業選びの軸から外れた企業選定や誤った面接対応などに陥り、就活を効果的に進められなくなる可能性があります。

3.自己評価の低下や、疲れから就活本番時期に燃え尽きてしまう:
連続する過剰なプレッシャーにより、自分の能力に対する自信を失い、自己評価が低下します。また、長期間にわたる就活の疲労が蓄積すると、本番時期に燃え尽きてしまい、最も重要な時期に力を発揮できなくなることがあります。

小さな失敗を過剰に気にしたり、気分転換に閲覧するSNSの使用時間が異常に増えたり、他人と自分を比較して落ち込むことが多くなったりすることも、ストレスが溜まっているサインになりますので覚えておくとよいでしょう。

就活ストレスを効果的にマネジメントする5つの手法

就活中のストレスは避けにくいものです。また就活を経験する多くの人が就活ストレスを抱えているため、まずはストレスを抱えている自分自身を責めないようにしましょう。その上でそのストレスをマネジメントする方法を学ぶことで、効果的に対処することが可能です。就活ストレスをマネジメントするポイントは日々の活動をしっかり計画し、小さな目標をクリアする成功体験を味わうことです。さらに、就活の結果に一喜一憂せず、プロセスを評価する姿勢を心がけることで、心理的なプレッシャーを軽減できます。

そのほかにも、就活におけるストレスを軽減するアプローチ方法をご紹介します。

■ストレスを解消する就活アプローチ

1.志望業界・職種を見直す:
自己分析を再度実施し、自身が関心を持っている業界や職種など幅広く整理します。狭い選択肢に固執せず、視野を広げることで精神的余裕をもつことが可能になります。また幅広い選択肢の中から、あらためて自身の企業選びの軸にマッチする企業に優先順位をつけることも大切です。

2.自身のスキルや経験にマッチした企業に応募する:
企業は入社後に活躍してくれることを期待しているため、学生のスキルや経験を注視します。そのため自身のスキルと経験にマッチしている求人に応募することで、内定の確率は上がるでしょう。1社内定を得ることができれば、就活のプレッシャーから解放され、精神的に余裕をもってその後の活動を継続することができます。

3.就活ノウハウセミナーやワークショップへの参加:
就活イベント等に参加し、具体的な就活ノウハウを学ぶことで、面接への自信がつき、ストレスを低減できます。またグループワーク・グループディスカッションなどの実践的なワークショップに参加することで、ネットワークも広がったり、コミュニケーション能力が向上する可能性があります。

4.大学のキャリアセンターを上手に活用する:
キャリアセンターが提供する求人情報やカウンセリングなどの就職支援リソースを活用することにより、就活に関する悩みの解消や不安の軽減が期待できます。履歴書やエントリーシートの添削、面接の模擬練習などにも対応しているキャリアセンターが多いので、積極的に活用しましょう。

5.就活エージェントを利用する:
就活を支援する会社が行っているサービスで、キャリアアドバイザーと二人三脚で就活を進めていくことができます。キャリアアドバイザーが面談のうえ、あなたの希望や適性にマッチしそうな企業を紹介してくれます。また不安や悩みを共有することで精神的なサポートも受けることができます。キャリタス就活もエージェントサービスを行っていますので、こちらにもぜひ、登録してみてくださいね。

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■日々の生活で試せる思考の転換とストレス解消法

就活アプローチ以外にも一般的なストレス解消法や思考の転換を行うこともおすすめです。

1.失敗を経験と捉え直すポジティブな思考法:
「失敗=貴重な学びの機会」としてとらえることで、ネガティブな感情を乗り越え、将来の成功につなげることができます。また、努力そのものを評価することで、成果に囚われずに自己肯定感を保ち続けることができます。

2.日記をつけて感情の変化を記録:
日々の出来事や感じた感情を記録することで、ストレスの原因を明確にし、自己理解を深めることができます。

3.瞑想(深呼吸)を取り入れる:
瞑想を実践することで心が落ち着き、感情のコントロールが可能になり、冷静に状況を分析できるようになります。静かな場所で、椅子に座るか、床に座り、目を閉じて1分間〜2分間ゆっくり深呼吸するだけでもストレス軽減に効果的です。

4.睡眠の質を向上させるための環境整備:
質の高い睡眠は精神的、身体的健康を支え、ストレス耐性を高めます。適度な運動や寝室の環境、寝具を整えることで睡眠の質を改善し、日々の活力を保つことができます。

一人で迷わず誰かに相談しよう

就活は誰もが経験するストレスを感じる時期ですが、就活を通じて得られる学びと成長は計り知れません。自分だけが苦労しているわけではないと理解し、自己受容を深めながら自己肯定感を保つことが重要です。友人や家族、先輩とのコミュニケーションを通じた感情の共有や今回紹介したストレス軽減方法を実践し、ストレスを一人で抱え込まないようにしましょう。

またストレスを感じた際は、何が原因なのか究明することが大切です。その上で今回紹介した方法やさまざまな試みをしても解決できない場合はプロのアドバイザーに相談するのも有効です。もし就活に関する悩みや不安があれば、ぜひキャリタス就活「あんしん相談」に相談してみてください。就活のプロフェッショナルたちが個別にあなたのお悩みに答えます。

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面接でストレス耐性について問われることもあるため、これらのストレスを乗り越えた経験は、自己PRに変換して価値を示すチャンスにもなります。自己管理と周囲とのコミュニケーションを駆使しながら、前向きに就活に臨むことで、より充実した結果を引き出しましょう。

PROFILE

鳥羽山 康一郎(とばやま こういちろう)
静岡県生まれ。広告制作会社、外資系広告代理店にてコピーライター、クリエイティブディレクター、プランナーとして勤務後、2006年よりフリーランスとして独立。外資系マーケティング理論の知見を生かし、広告・Webライティング等を中心に執筆活動を展開中。地方取材、インタビューも得意とする。

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