【業界研究】知っておきたい業界一覧と業界研究のやり方

業界・職種・企業研究

公開日:2025.01.22

【業界研究】知っておきたい業界一覧と業界研究のやり方

業界研究は就活の第一歩として決して避けては通れない重要な作業です。業界研究をする際は手始めに業界の種類とそれぞれの特徴を理解することが大切です。この記事ではそもそも「業界」とは何を指すのか、また各業界の概要や魅力を解説します。この記事を読んで、興味がある業界をチェックしてみましょう。

業界研究とは?基本的なやり方

業界研究とは、さまざまな業界の特徴や動向を理解し、志望する業界を絞り込むためのプロセスです。基本的なやり方として、まずどのような業界があるのか全体像を把握し、その中から興味をもった業界を選び詳細な情報収集を行います。

情報収集の手段としては、業界団体のホームページやニュース、書籍などを活用するのが一般的です。また、業界研究セミナーなどのイベントに参加すると、業界の現状やリアルな話を直接聞ける機会も得られます。

なお、業界研究前に自己分析することで興味のある業界を見つけやすくなります。『キャリタス就活』が提供する自己分析ツール「キャリタスクエスト」は、診断後におすすめの業界が提示されるなど業界研究に役立てられます。気軽に試してみましょう。

以下の記事では業界研究のやり方を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

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業界研究のやり方について詳しくはこちら

【業界一覧】どんな業界があるか見てみよう!

メーカー業界 メーカー業界
メーカー業界は、原材料の仕入れ、加工を経て新たな製品を製造し、市場に供給する業界です。仕入れ、製造、企画、営業など業務が多岐にわたるため、入社後はさまざまな職種にチャレンジしやすいのが魅力です。日本の主幹事業であり就活生に根強い人気があります。
建設・住宅・不動産業界 建設・住宅・不動産業界
建設・住宅・不動産業界は、土地の取得から建設、売買、管理までの広大な範囲を扱う業界です。個人、法人、行政、政府などを相手に取引するため、幅広くビジネス取引を経験できます。需要が安定している点に魅力を感じる就活生も多いでしょう。
インフラ・交通業界 インフラ・交通業界
インフラ・交通業界は、社会の基盤となる道路や施設などを整備し、物や人の移動を支える業界です。公共的な役割が大きいので、「社会の役に立ちたい」という気持ちがある就活生には特に向いています。さまざまな職種があるので、幅広いスキルを身につけやすい点も魅力的なポイントです。
金融業界 金融業界
金融業界は、お金や株式など、さまざまな金融資産の動きを管理し、経済を支える業界です。業務を通じて専門的な知識が身につくことが大きな魅力といえます。専門性の高さに合った高水準の給与が期待できることから、就活生からは安定した人気を集めています。
商社業界 商社業界
商社業界は、世界中のさまざまな製品やサービスを取り扱い、必要としている人たちに供給する役割を果たす業界です。特定のものを取り扱う「専門商社」とあらゆるものを取り扱う「総合商社」に分けられます。海外と多く取引できる点が魅力なため、グローバルな環境で働きたい就活生から高い人気があります。
流通・小売業界 流通・小売業界
流通・小売業界は、製品が工場などの生産現場から消費者の手元に届くまでの過程に関わる業界です。一般的に、流通企業が小売店へ商品を卸し、小売店が消費者に販売しますが、流通から販売まで一貫して行う会社も少なくありません。商品の販売を通じた成果だけではなく、お客様の喜びを直接実感できる点がこの業界の魅力です。
サービス業界 サービス業界
サービス業界は、顧客に対してさまざまなサービスを提供する業界を指します。顧客と直接関わり、満足を提供する充実感を味わえる点が魅力です。その業種は多岐にわたり、たとえばコンサル、旅行・ホテル、外食、人材、介護福祉、レジャー、教育などがあります。業種(事業領域)が豊富なので、サービス業界という括りよりも、特定の業種を志望する就活生が多いでしょう。
IT・ソフトウェア・通信業界 IT・ソフトウェア・通信業界
IT・ソフトウェア・通信業界は、情報技術や通信技術を活用し、社会の情報基盤を支える業界です。常に新しい技術が導入されるため、自己成長を実感しやすい点が魅力といえます。ソフトウェア開発、通信インフラの運営など同じ業界でもさまざまな業種があります。多様な業種の中から、自分のスキルや特性に合った分野を見つけましょう。
広告・出版・マスコミ業界 広告・出版・マスコミ業界
広告・出版・マスコミ業界は、それぞれ扱う領域は異なりますが、お互い密接な関係をもつ業界です。そのため、3つの業界をまとめて志望する就活生も多い傾向にあります。情報発信やクリエイティブな活動を通じて社会に影響を与えられる点が魅力です。
官公庁・団体業界 官公庁・団体業界
官公庁・団体業界は、公共機関やサービスを提供し、社会基盤を支える業界です。営利目的の一般企業と異なり公共性や公益性が重視されるため、その目的に合わせて独自の採用試験が実施されます。社会にとって必要不可欠な存在のため、就職先としての安定性が比較的高い点が魅力といえます。

以上の業界一覧から、気になる業界は見つかりましたか?『キャリタス就活』では、業界や職種を絞ってインターンシップ・キャリア情報を簡単に検索できるため、どんな企業があるか確認してみましょう。

業界とは?

業界とは?

就活における業界とは、同じ産業に携わる企業を1つのグループとして分類したものです。たとえば、ものづくりに携わる企業のグループは「メーカー業界」、不動産の建設・売買・賃貸を扱う企業のグループは「建設・住宅・不動産業界」などと分類されます。

また、最近では複数の産業に携わる企業が多いため、ひとつの企業が複数の業界に含まれることも珍しくありません。

業界は「業種」や「職種」と混合されやすいため、以下でこれらの違いを確認していきましょう。

■「業界」と「業種」の違いは?

業界研究を始める前に「業界」と「業種」の違いを知っておくことが重要です。業界とは「同じ産業に携わる企業を1つのグループとして分類したもの」を指し、業種とは「業界をより細かく分類したもの」を指します。「大分類」が業界「中分類」が業種、と捉えておきましょう。たとえば、「金融業界」の中には「銀行」「保険」「証券」などの業種が含まれます。

なお、業種の分類は総務省の「日本標準産業分類」で定められていますが、就活サイトなどでは分類方法が多少異なったり、よりわかりやすい表現が使用されたりすることがあります。

■「業界」と「職種」の違いは?

業界とは「同じ産業に携わる企業を1つのグループとして分類したもの」です。対して、職種とは職業の種類のことで、「企業の中にあるさまざまな職業」を指します。たとえば、「営業職」「企画・マーケティング職」「事務・管理職」などが職種の一例です。

異なる業界、業種であっても職種が同じであれば必要な知識やスキルは共通することが多い点を理解しておきましょう。

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世の中にはどのような職種がある?

業界研究に関するよくある質問

■業界研究の目的は?

A.業界研究の目的は、就職したい業界を絞り込むことです。業界研究をすることでその業界のトレンドや、ほかの業界との関わりについて理解できます。業界の特徴や魅力を知り、自分が働きたいと思う業界を見つけましょう。

■業界研究におけるノートのまとめ方は?

A.業界研究では得た情報を言語化することがポイントです。ノートに「事業内容」「業界としての課題と展望」「業界トピックス」「関連業界」などの項目を作り、業界ごとに埋めていきましょう。1からノートを作る手間を省くためには、テンプレートを活用するのがおすすめです。

業界研究におけるノートのまとめ方は?

以下の記事で、業界研究のやり方を解説しています。「業界研究シート」のテンプレートもダウンロードできるのでぜひチェックしてみてください。

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業界研究のやり方をチェックし、テンプレートを活用する

■業界・職種研究におすすめのイベント「スポットライト」の紹介

スポットライトとは業界、職種、地域等のカテゴリにスポットをあてたオンラインイベントです。関心のあるカテゴリで絞り込むことができるため、業界や職種について効率的に情報収集することが可能です。詳しい情報やスケジュールは下記ページを確認ください!

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キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。

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