【業界研究】IT業界とは?職種・仕事内容から今後の動向まで詳しく解説!
業界・職種・企業研究公開日:2025.07.30

IT業界は、スマートフォンやSNS、クラウドサービス、DXなど、私たちの生活やビジネスと密接に関わっている業界です。本記事ではIT業界に興味がある方に向けて、業界の特徴や働くメリット・デメリットをわかりやすく解説します。業界研究や就活の進め方も詳しく紹介するのでぜひ参考にしてください。
IT業界とは?4分類も紹介
「IT」とは「Information Technology(情報技術)」の略で、コンピューターやデータ通信を活用した情報技術や仕組みの総称です。一般的にIT業界とは、ITを取り扱っている業界を指し、パソコンやインターネットを使ってさまざまな製品やサービスを開発、提供しています。
たとえば、システム開発やWEBサービス、通信インフラなどが代表的です。こうしたIT業界は、サービスや商品の内容によって4つの分野に分類されます。具体的な分類については記事後半で詳しく解説します。
IT業界の4つの分類 | 概要 |
---|---|
システム・情報処理業界 | IT環境を整えるためのインフラ構築やシステムの設計・導入などで企業の業務効率化や意思決定を支援する |
ソフトウェア・ゲームソフト業界 | 業務・家庭・娯楽向けソフト(パソコンやスマートフォンなどを動かすプログラム)を開発・提供する |
インターネット関連業界 | WEBやSNSといった、社会や経済のデジタル化を促進する多様なサービスを提供する |
通信関連業界 | パソコンやスマートフォンなどの通信に必要なネットワークインフラや通信サービスを提供・運用する |
※表をスクロールしてご覧ください
IT業界の4つの分類 | 概要 |
---|---|
システム・情報処理業界 | IT環境を整えるためのインフラ構築やシステムの設計・導入などで企業の業務効率化や意思決定を支援する |
ソフトウェア・ゲームソフト業界 | 業務・家庭・娯楽向けソフト(パソコンやスマートフォンなどを動かすプログラム)を開発・提供する |
インターネット関連業界 | WEBやSNSといった、社会や経済のデジタル化を促進する多様なサービスを提供する |
通信関連業界 | パソコンやスマートフォンなどの通信に必要なネットワークインフラや通信サービスを提供・運用する |
■IT業界の年収相場は?
IT業界の平均年収は約598万円で、ほかの業界と比べて高い水準です。IT業界は成果が正当に評価されやすく、若手でも実力次第で早期に昇給しやすいといわれています。キャリアを積み重ねることで、年収1,000万円を超えるケースも珍しくありません。一方で、エンジニア、営業、企画など職種によって給与差があるので注意が必要です。
業界 | 平均年収 |
---|---|
情報通信業 | 約598万円 |
鉱業 ・ 採石業 |
約586万円 |
不動産業 | 約568万円 |
卸売業 ・ 小売業 |
約519万円 |
製造業 | 約492万円 |
宿泊 ・ 飲食サービス業 |
約361万円 |
※その業界に勤める全体(男女・学歴・勤続年数を含む)に対する平均値です。
※e-Statの表記に合わせ、IT業界は「情報通信業」と表記しています。
出典:e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査」
IT業界の現状と今後の動向・課題は?
IT業界の現在の動向や将来性が気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、IT業界の現状と今後の展望について詳しく紹介します。
■【現状・動向】市場規模が大きくなっており将来性がある

IT業界は業界全体として成長を続けており、将来性がある分野です。矢野経済研究所の調査によると、国内民間企業のIT市場規模は、2020〜2023年度にかけて拡大しており、今後も継続して成長していくことが予想されています。
また、総務省の「令和6年 情報通信白書の概要」によると、2020年のIT関連産業の実質GDPは全産業の約1割を占めています。特に近年企業がIT技術を商品やサービスに活用するDX(Digital Transformation)化が加速し、ITサービスの需要が高まっています。こうした背景からも、IT業界は今後も発展が期待できる業界です。
■【課題】人材不足である
IT業界の大きな課題の1つが人材不足です。特にAI、IoT、ビッグデータなどの先端技術分野では、需要の高まりに人材供給が追いついていません。経済産業省の「IT人材需給に関する調査報告書」では、2030年までに約16万~79万人のIT人材が不足すると試算されています。今後の技術革新を支えるためにも、人材育成と確保が重要な課題となっています。
IT業界はAIに仕事が奪われるから将来性がないのでは?
このように疑問に感じる方も多いでしょう。ただし、IT業界にはAIに代替できない業務も多く、仕事がすべてなくなるわけではありません。人間が行っている単純作業の一部はAIによって代替され、業務量が減少する可能性はあります。
しかし、クリエイティブな業務や設計、マネジメントなどの高度な仕事は、依然として人間の役割が不可欠です。AIの進化によって仕事内容は変化しますが、IT業界そのものの将来性は十分にあるといえます。
IT業界に就職するメリット

IT業界に就職することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは、IT業界で働く魅力について詳しく紹介します。
■専門知識を習得でき、自己成長につながる
IT業界に就職すると、専門知識を習得でき自己成長につなげられます。日々の業務を通じて、プログラミングやシステム設計などの技術を身につけられる機会が多いのが特徴です。
また、ITの専門スキルは企業を超えて活用できる汎用性の高いものが多く、キャリアの幅を広げることにもつながります。資格やスキル取得の支援をしているケースが多く、新しい知識やスキルを積極的に学びたい方には大きなメリットでしょう。
■キャリアの幅を広げやすい
IT業界の職種は多岐にわたり、システム開発、インフラ構築、コンサルティングなどがあります。そのため、さまざまな職種を経験し、幅広いキャリア形成を行えるのが魅力です。
さらに、ITエンジニアが扱うプログラミング言語や技術は世界共通のため、言語や文化の壁が比較的低く、海外拠点や外資系企業でもスキルを生かして活躍できます。国際的な業務経験を積むことでグローバル人材として評価され、市場価値の向上やキャリアアップも期待できるでしょう。
■社会貢献の実感を得られる
IT業界に就職すると、社会貢献の実感を得られる点が魅力の1つです。IT技術はインターネットの利用やメッセージのやり取り、通販サイトの運営など、日常生活のあらゆる場面で使われており、現代社会を支える重要な基盤となっています。
自分が携わったシステムやサービスが多くの人の生活を便利にし、課題を解決することで、やりがいや達成感を得ることができます。
■柔軟な働き方ができる
IT業界ではパソコンなどインターネットを使用して業務を行うため、場所にとらわれず働くことができます。そのためリモートやフレックスの制度を採用している企業が多いのも特徴です。
この2つのことから、育児や介護などライフステージの変化があっても、柔軟な働き方を実現ができます。地方移住やワーケーションといった自分にフィットした働き方へのチェンジもしやすいでしょう。
■高年収が期待できる
IT業界に就職すると、他業種と比べて高年収を狙いやすい可能性があります。特に、AIエンジニアやデータサイエンティスト、クラウドエンジニアなどの先端職種は専門性が高さに加え、人材不足も深刻であり、高い需要と相応の報酬が期待できます。
さらに、業界全体が成長しているため、経験やスキルに応じて収入アップのチャンスが広がりやすい状態であるといえるでしょう。
IT業界に就職するデメリット
IT業界に就職する上で、メリットだけでなくデメリットも知っておいて損はないでしょう。ここでは、IT業界に就職する際に注意すべき点について紹介します。
■知識を習得し続ける必要がある
IT業界では、常に新しい技術や情報が登場するため、知識やスキルを継続的に習得し続けることが必要です。特に成果主義や実力主義の傾向が強く、勤続年数に関係なくスキルや実績によって立場や報酬が変わるため、自己研鑽は必要不可欠です。
また、業務内容の変化や技術のトレンドへの対応は、必須とされることが多く、興味や関心に関わらず、常に学び続ける姿勢が求められます。
IT業界は歴史が浅くベンチャー企業が多い傾向にあり、教育制度が整っていないケースも見られます。入社後すぐに即戦力としての活躍を求められ、業務を自力で習得しなければならない場合もあるでしょう。
教育制度に加えて、人事制度や福利厚生などの社内体制も発展途上であることも多く、企業によってはサポート体制に差がある点も理解しておく必要があります。
■残業や緊急対応が発生する場合がある
IT業界では、職業柄クライアントからの急な要望や、サービスのトラブル・システム障害などにより、突発的な作業が発生することがあります。そのため、繁忙期には残業が発生したり、夜間や休日に緊急対応を求められるケースも少なくありません。
特に、多くの人が利用するWEBサービスや業務システムでは、少しの停止でも業務や生活に支障が出るため、迅速な対応が必要になります。このような働き方が続くと、心身の負担を感じる可能性もあるでしょう。
どの職種にもいえることではありますが、IT業界にはこうした特徴があることを理解しておくことが大切です。
IT業界の就活の進め方ポイント

IT業界を目指す際は、どのように就活を進めればよいのでしょうか。ここでは、IT業界の就活におけるポイントについて紹介します。
■自己分析を深める
IT業界の就活では、自己分析を深めることが重要です。自己分析することで、自分がどんな職種に興味があるか理解できます。また、それを軸にどんなキャリアを歩んでいきたいのかを考えることにもつながります。
自分の興味や希望するキャリアが明確になると、それにマッチする企業を見極めやすくなるでしょう。下記で自己分析する際のポイントを確認しましょう。
自己分析する際の観点
・自分の強み/弱みはどこか
・自分の価値観や大切にしたい働き方
・IT業界のどのような部分に興味があるか
・キャリアイメージ
自己分析が不十分だと、入社後にミスマッチが生じる可能性があります。自己分析を徹底することで、自分に合った就職先が見つかるでしょう。
下記記事で自己分析の具体的なやり方を解説しているので、参考にしてみてください。

【就活における自己分析のやり方10選】それぞれわかりやすく図解!
「就活の自己分析ってどうやって進めればいい?」そんな悩みを抱えている就活生も多いでしょう。自己分析は就活の最初の段階で取り組むべき重要な作業です。本記事では、就活におけるおすすめの自己分析のやり方10選をご紹介します。…
■業界・職種・企業研究を徹底する
IT業界の就活では、業界研究・職種研究・企業研究を徹底的に行うことが重要です。IT業界は技術の進歩や変化のスピードが著しいため、業界に関する情報を定期的に更新する必要があります。IT業界の情報を入手するためには以下のような方法があります。
業界に関する情報収集をする方法
・ニュースサイトを見る
・就職四季報・日経業界地図を活用する
・IT業界で働く先輩に話を聞く(OBOG訪問を行う) など
また、業界全体の動向だけでなく、職種についての理解も深めることも重要です。特に、IT系の職種は多岐にわたるので、職種ごとの業務内容や求められるスキルを理解することで、適切な職種を選ぶ判断が可能になります。職種の研究では、以下のようなポイントが挙げられます。
職種研究する際の観点
・職種の役割と業務内容
・求められるスキル・資格
・キャリアパスの違い など
さらに、企業研究を通じて理念や社風を把握すれば、自己分析で明らかになった自分の価値観や強みと合う企業かどうかを見極めやすくなるでしょう。
『キャリタス就活』の「企業を探す」では業種や職種に絞って企業を検索できます。企業ごとの事業や仕事内容、職場環境についての情報を掲載しています。気になるIT企業をフォローし、最新情報を見逃さないようにチェックしてみましょう。
■インターンシップに参加する
IT業界の就活では、インターンシップへ参加することで有利に進められます。実際の業務を体験することで、自分の適性や職場の雰囲気をつかむことができ、将来の働き方を具体的にイメージできます。原則として5日間以上の日程で開催され、大学3年生以降に参加できます。早めに情報収集を行い、興味のある企業のプログラムに積極的に応募しましょう。
また、より気軽に参加できる手段として、オープン・カンパニーやキャリア教育も有効です。オープン・カンパニーとは、参加者に業界や自社に関する情報を提供するプログラムで、基本的に単日で開催されます。キャリア教育は、参加者に仕事観など今後のキャリアを考える機会を提供するプログラムです。どちらも大学1年生から参加できるため、早期の業界・職種・企業理解に役立ちます。
『キャリタス就活』の「インターンシップ・キャリア」を探すでは、こだわり条件に絞ってインターンシップ・キャリアを検索できます。自分の希望に合った企業を効率よく探せるため、就活の第一歩として最適です。下記リンクから気になる企業の情報収集や比較を行い、納得感のあるインターンシップ選びに役立てましょう。
【実例】IT業界で働いている先輩たちの声
IT業界で実際に働いている人は、どのような経験をしているのでしょうか。ここでは、IT業界で活躍する先輩たちの声を紹介し、仕事のやりがいやリアルな働き方についてお伝えします。

IT業界で働く先輩の声①
ソフトウェアやハードウェア、先端研究など、社員一人ひとりが得意な分野で活躍できます。任される仕事の幅も広く、多様な経験を通じて自己成長につなげることが可能です。さらに、研究開発やワーキンググループ活動など、自らの意志で挑戦できる環境が整っています。

IT業界で働く先輩の声②
IT業界で働く魅力は、グローバルな環境で社会貢献を実感できる点です。実際の仕事でも海外案件に関わる機会が多く、世界規模で「0から1を生み出す」やりがいやおもしろさを感じています。一方で、案件の事業フェーズによっては立ち上げ段階であり、自ら道を切り開くの力が求められる難しさもあります。
『キャリタス就活』の「企業を探す」では、業種や職種に絞って企業を検索できます。企業ごとの事業や仕事内容、職場環境についての情報を掲載しているので、職場の雰囲気や働き方を理解するのに役立つでしょう。ぜひご活用ください。
ここからはIT業界に興味のある就活生に向けて、4つにわけられるIT業界の特徴や向いている人、企業例など紹介していきます。就活の方向性を決めるためにぜひ参考にしてみてください。
システム・情報処理業界とは
システム・情報処理業界は、企業の業務効率化や課題解決を目的に、ITシステムの企画・開発・運用を行う業界です。受託開発やコンサルティング、運用サポートなど、幅広いサービスを提供しながら、企業のデジタル化を支えています。コンサルティングの側面があるため、技術力と提案力が求められます。
■システム・情報処理業界に向いている人
システム・情報処理業界に向いているのは、論理的思考力があり、課題解決に意欲的な人です。常に新しい技術が生まれる環境に柔軟に対応し、継続的に知識やスキルを学ぶ姿勢が求められます。
またシステムを作る上では、顧客がどんなことに困っているのか、どんなことを実現したいのかといったニーズを正しく理解するコミュニケーション能力も重要です。
■システム・情報処理業界の職種と企業例
システム・情報処理業界には多種多様な職種があります。たとえば、ITを活用した課題解決策を顧客に提案する「ITコンサルタント」や、企業のIT基盤を支える仕組みを構築する「インフラエンジニア」などが活躍しています。
職種例
■ITコンサルタント
■インフラエンジニア
■システムエンジニア など
企業例
■NTTデータ国内グループ
■オービック
■富士通 など
※企業によっては業界にまたがるケースがあります。
ソフトウェア・ゲームソフト業界とは
ソフトウェア・ゲームソフト業界は、パソコンやスマートフォンなどを動かす「ソフトウェア」を開発する業界です。業務を効率化するビジネス向けのシステムや、私たちの生活を便利にするアプリ、また娯楽や文化に関わるゲームソフトの開発にも携わっています。
■ソフトウェア・ゲームソフト業界に向いている人
ソフトウェア・ゲームソフト業界に向いているのは、モノづくりが好きで、試行錯誤を重ねながら粘り強く取り組める人です。この業界では、製品の完成までに何度も改善を重ねる必要があるため、地道な作業にも根気よく向き合う姿勢が求められます。
また、新しい技術やトレンドに敏感で、好奇心が旺盛だとなおよいでしょう。技術や表現にこだわりをもてる人にもおすすめです。
■ソフトウェア・ゲームソフト業界の職種と企業例
ソフトウェア・ゲームソフト業界の職種は、創造性と技術力を融合させユーザー体験を形にしているのが特徴です。企画・設計から開発、テスト、運用など幅広い工程に関わる「システムエンジニア」や、システムのプログラミングを担当する「プログラマー」などの職種が挙げられます。
職種例
■システムエンジニア
■プログラマー
■デザイナー など
企業例
■富士通
■サイバーエージェント
■パナソニックITS など
※企業によっては業界にまたがるケースがあります。
インターネット関連業界とは
インターネット関連業界は、WEBサイトやECサイト、SNS、検索エンジンなどのサービスを開発・運営する業界です。企業向けに、ホームページの作成やインターネット広告の運用などを行う企業から、個人向けにECサイトやSNSの運用を行う企業もあります。IT業界の中でも私たちの生活やビジネスに密接に関わる領域です。
■インターネット関連業界に向いている人
インターネット業界は変化が著しく、新しい知識や技術をいち早く取り入れることが大事なため、トレンドに敏感で変化を楽しめる人が向いているでしょう。また自ら学び続ける姿勢があり、論理的思考力や情報収集力に優れている人も活躍しやすいです。
なお、業界自体の歴史は浅いのため、企業によって文化や風土はさまざまで、企業ごとに求められる資質や能力は異なる傾向にある点が特徴です。
■インターネット関連業界の職種と企業例
インターネット業界では変化のスピードが速く、新しい職種が次々と登場しています。たとえば、サイト運用やSNS運用全体の進行管理を担う「WEBディレクター」、記事を執筆する「WEBライター」、デザインを担当する「WEBデザイナー」など多様な専門職が連携しサービス等を作り上げているのも特徴です。
職種例
■WEBディレクター
■WEBデザイナー
■フロントエンドエンジニア など
企業例
■GMOインターネットグループ
■楽天グループ
■アマゾンジャパン など
※企業によっては業界にまたがるケースがあります。
通信関連業界とは
通信関連業界は、固定・移動通信やインターネット接続などの通信インフラを構築・運用する業界です。スマートフォンやIoTの普及、5G・光回線の高速化により、社会の情報基盤を支える重要な役割を担っています。企業や個人の生活に不可欠な分野で、社会貢献性の強い業界です。
■通信関連業界に向いている人
通信関連業界に向いているのは、社会基盤を支える使命感があり、縁の下の力持ちとして人々の生活をサポートすることに価値を見出せる人です。また、5GやIoTなど常に新しい技術やサービスが登場するので、スピード感をもち積極的に学ぶ姿勢も求められます。また、チームでの連携や顧客対応も多いため、コミュニケーション力も重要な資質です。
■通信関連業界の職種と企業例
通信関連業界は、社会のつながりを支える最前線で活躍する職種が揃っています。通信インフラの構築・運用を担う技術職(エンジニアなど)だけでなく、顧客対応まで幅広く関わる営業や企画・マーケティングなどの職種も活躍しています。
職種例
■ネットワークエンジニア
■カスタマーサポート
■システムエンジニア など
企業例
■JCOM
■大塚商会
■京セラ など
※企業によっては業界にまたがるケースがあります。
IT業界に関するよくある質問
■Q.IT業界に向いていない人はどんな人?
A.IT業界に向いていないのは、変化を好まず継続して学ぶことが苦手な人です。IT業界は常に技術が進化するため、柔軟な姿勢と努力が欠かせません。また、年収だけを目的に仕事を選ぶ人も、仕事内容とのギャップに悩むことがあり、ミスマッチになりやすいでしょう。
■Q.IT業界は文系でも就職できる?
A.IT業界は文系でも就職可能です。企業には営業や事務職など技術職以外の職種もあります。未経験から技術職を目指す場合は、研修制度が整った企業を選びましょう。企業の採用サイトで研修制度を確認したり、OBOG訪問で情報収集するのが効果的です。
■Q.IT業界に就職するために取得しておくべき資格はある?
A.IT業界に就職する際、特定の資格は必須ではありません。しかし、ITパスポートや基本情報技術者試験などの資格があれば、選考時にIT業界への関心や熱意をアピールできます。
■Q.IT業界の志望動機を作成するポイントは?
A.IT業界の志望動機を作成する際は、ITに関連する自身の経験(プログラミングの学習経験やITを活用した課題解決の経験など)を基にどのように企業に貢献できるかを伝えることが重要です。また、徹底した業界・職種・企業研究を行い、なぜその企業に就職したいかを自分の言葉で表現することで効果的なアピールができます。
■Q.IT業界が「やめとけ」「やめてよかった」といわれるのはなぜ?
A.インターネット上でIT業界を検索した際に「やめとけ」「やめてよかった」といった意見が目に留まることがありますが、これは、残業や休日出勤が多く仕事量に対して給与が見合わないという声があるためです。ただし、最近では働き方改革が進み、ワークライフバランスを重視する企業も増えています。自分に合った職場を選べば、スキルを伸ばしながらやりがいをもって働ける業界です。
自分に合う企業を見つけるためにも、『キャリタス就活』の「企業を探す」を活用してみましょう。業種や職種に絞って企業を検索でき、企業ごとの事業や仕事内容、職場環境についての情報もチェックできます。企業研究を効率的に進めるためにぜひ取り入れてみてください。
IT業界で自分に合った企業を見つけて理想のキャリアを目指そう
この記事では、IT業界の分野や職種の特徴、就活を進める上でのポイントについて紹介しました。ITは私たちの生活に欠かせない存在であり、IT業界で働くことで大きなやりがいを感じられるでしょう。一方で、技術の進化が速いため常に新しい知識を学び続ける姿勢が求められます。自分に合った職種や企業を見つけて納得のいく就活を実現しましょう。
『キャリタス就活』では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ『キャリタス就活』をご活用ください。

PROFILE
キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。