【理系学生】エントリーシート対策

ES・選考対策

公開日:2023.04.03

エントリーシートは、初めて会う採用担当者に自分をプレゼンテーションする資料です。理系学部で専門知識を身につけたみなさんには、アピールできることが多いと思います。ただし、ここで注意したいのは、相手にとって読みやすい内容になっているかどうか。自分の書きたいことだけを書くのではなく、相手が読みやすい内容・ 書き方になっているかも大切です。

エントリーシートは自分を知ってもらうためのプレゼン資料

これまでみなさんは、研究内容をレポートにまとめ、発表する――そんな機会があったのではないでしょうか。自分が何を研究して、どんな結果が得られたのかをアピールするには、「伝えようとする」気持ちが何よりも大事です。就職活動に欠かせないエントリーシートは、いわば、あなたの学生生活を伝えるプレゼン資料。とにかく相手に伝わるかどうかを念頭に置いて書きましょう。そして、みなさんにはぜひ、大学での学習や研究を中心にエントリーシート をまとめてもらいたいと思います。これまで研究を積み重ね、専門知識を身につけてきた努力がうまく活かせるからです。

では、エントリーシートはどのように書けばいいのでしょう? まずは、読み手の立場に立ち、自分を具体的にアピールすることが大事です。そのために、自己分析ワークシートでまとめた内容を確認し、「自分の長所は何か」「それを裏づける経験は何か」「今後、自分の能力をどのように活かしたいのか」を整理して考えてほしいと思います。自己分析こそが、エントリーシートのオリジナリティーを高め、説得力を持たせるための大切な資料になります。

以上を踏まえて、エントリーシートを書くときに意識してほしいことをまとめました。

  1. 言いたいことは何か? をはっきりさせる
  2. 具体的な事実や行動が入っているかを確認する
  3. そこから何を学んだのかを書く

文章をまとめる際に注意したいのが一文の長さ。一文が100文字以上の文章が続くと、論点が分かりづらくなってしまいます。

次に、シンプルで、誰が読んでも誤解されることのない分かりやすい文章を心がけること。また、面接でもいえることですが、内容に嘘がなく、等身大のままの自分が表現できているということも大切です。過剰な自己アピールは入社してから苦労することになる上、嘘の志望動機で入社してしまうと、仕事をする上でのモチベーション維持ができなくなる可能性があります。

こんなエントリーシートはもったいない!

エントリーシートなんて面倒・・・と思った人は、ちょっと考え直してみましょう。会社に入ってから、仕事をする上でプレゼン資料を作る機会はたくさん出てきます。例えば、研究職に就くとしたら、社外のスポンサーを得るために、社内の予算を確保するために・・・など、さまざまなシーンで資料を作る機会があります。つまり、エントリーシートは社会人になってプレゼン資料を作る前の訓練ともいえるでしょう。

既存のノウハウ本などを参考に、そのまま書き写したような自己アピールを書いたというような人もいますが、それではダメ。その人なりの良さが伝わらないからです。エントリーシートを書くときにはしっかりと自分を見つめ、将来を考え、そしてありのままの自分を表現することを心がけましょう。

以下の例を参考に自分のエントリーシートを見直してみましょう。

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