【質問集付き】面接官から50個の質問!あなたは即答できますか?

ES・選考対策

公開日:2024.04.10

就職活動において面接はその中でも特に緊張する場面ではないでしょうか?面接官の質問を通していかに自分という人間を知ってもらうか、企業に入りたいという熱意を伝えられるかが次の選考への鍵を握ります。本記事では、実際によく聞かれる質問例とそれに対する考察や効果的な回答の導き出し方を紹介します。本記事で紹介する質問例に対し、自分なら何と答えるか考えながら面接官の心をつかむ回答法を学んでいきましょう!

学生時代に関する質問例

■幼少期から小学校時代に関する質問例

1.幼少期に家族や周囲の人たちから学んだことはありますか?それがあなたの人間性や価値観にどのような影響を与えましたか?

2.小学生の頃に夢中になっていたことは何ですか?

3.幼い頃に経験した失敗と、それから学んだ教訓は何ですか?

4.小学校時代に挑戦したことで、最も印象に残っているものは何ですか?

5.幼少期に親しんだ趣味は、あなたにどのように影響しましたか?

【考察と回答の導き出し方】
この段階の質問は、幼少期からの趣味や活動が現在のあなたの興味やスキルにどのようにつながっているのかがわかるように説明すると良いでしょう。

■中学校から高校時代に関する質問例

6.中学校・高校時代に取り組んだ部活動やクラブ活動は何ですか?

7.中学校・高校時代に、あなたがリーダーシップを発揮した経験はありますか?

8.中学校・高校時代に学んだことで、今のあなたの行動指針になっていることはありますか?それは誰から学んだことですか?

9.中学校・高校時代の経験で、あなたの価値観形成に影響を与えたものは何ですか?

【考察と回答の導き出し方】
幼少期から高校生になるまでの時期は、あなたの人格形成において重要な時期です。この時期の経験がどのようにあなたの強みや価値観に結びついているのか、具体的な事例を挙げて説明することがポイントです。部活動やクラブ活動での経験はチームワークやリーダーシップについて語る上では良い材料になります。また学業での実績や目標に向かって努力した経験、学外での活動や社会貢献活動などの経験がある方は、そこもしっかりアピールすると幅広くさまざまなことにチャレンジしている様子が伝わるでしょう。さらにその上でどう優先順位をつけたり時間管理をしたかも伝えることで、仕事につながる能力をアピールすることができます。

■大学時代に関する質問例

10.大学での研究内容について詳しく教えてください。

11.大学で学んだことで、将来役立つと思うものは何ですか?

12.大学時代に最も力を入れたことは何ですか?

13.その経験において困難だったことはありますか?

14.どのようにしてその困難な出来事を乗り越えましたか?

15.大学時代に経験した最大の失敗は何ですか?

【考察と回答の導き出し方】
大学時代の質問では、専門知識だけでなく人としての成長やコミュニケーション能力、社会での立ち回り方や問題解決能力を見られています。インターンシップ等やアルバイト、部活動、サークル活動やボランティア活動などの学業以外の経験から得た教訓や、人間関係の構築方法について具体的な例を挙げて話すことで、面接官にあなたの強みをアピールしましょう。さらに自己成長のための具体的なエピソードや課題に対してどのような解決策を見出して実行に移したかも伝えられると良いでしょう。

自己PRに関する質問例

16.あなたの強みは何ですか?具体的なエピソードを交えて教えてください。

17.自分の強みをいつどのように発見しましたか?またその強みをどのようにして伸ばしてきましたか?

18.あなたの強みは入社後にどのように生かされると思いますか?

19.自分の弱点に対して、取り組んできた改善策を教えてください。その改善策がどのような結果をもたらしたのかも教えてください。

20.これまでに取り組んだ研究や課外活動などで、あなたが果たした役割とその成果について教えてください。

【考察と回答の導き出し方】
自己PRは、面接の中でも特にあなたの個性や強みをアピールするチャンスです。具体的なエピソード・成果や経験を基に、自分の強みがどのように職場で貢献できるかを示すことが重要です。成功体験だけでなく、失敗から学んだ教訓を通じて今後どのようにそれを生かすか話すことで、成長意欲の高さをアピールすることもできます。また大事なポイントとして、アピールしたい自分の強みと企業が求める人物像との合致点があることを説明するようにしましょう。

人間関係に関する質問例

21.あなたは人と関わる中でどのような立ち位置にいることが多いですか?

22.人と衝突した経験はありますか?その時、どのように解決しましたか?

23.過去に先輩や友人と意見が異なった時、どのように自分の考えを伝えましたか?

24.仕事上で信頼関係を築くために最も重要なことは何だと思いますか?

25.人間関係を築く上で大事にしていることがあれば教えてください。

【考察と回答の導き出し方】
人間関係に関する質問では、コミュニケーション能力や問題解決能力など、対人シーンにおいてあなたが大事にしている考えや工夫を回答の中でアピールできるよう心がけましょう。例えば、何か困難なことが生じた際に一人で抱え込まずに周囲に協力を求め、組織として解決に向けて動けることは人間関係において大きな強みとなります。

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長所や短所に関する質問例

26.あなたの強みと弱みを教えてください。またそれが伝わるエピソードがあれば教えてください。

27. どのような場面でストレスを感じますか?また、その際はどのように対処しますか?

28.他人からどのような評価を受けることが多いですか?

29.困難に直面した時、あなたはどのようにモチベーションを保ちますか?

30.チームにおいてあなたが貢献できる点は何だと思いますか?

【考察と回答の導き出し方】
面接官はこれら質問から応募者の柔軟性や自己理解度を確認し、入社した際に活躍が期待できそうかイメージします。そのため自己分析を徹底し、自身の強みや弱みを明確にしておくことが大切です。また、短所については、改善のためにどのような努力をしているかを含めるとよいでしょう。そして仕事上で求められる能力に「ストレス耐性」「変化に柔軟に対応する適応力」「主体的な姿勢」「チャレンジする姿勢」などがあります。この辺りもアピールできるように準備をしておきましょう。

経験に基づく質問例

31.学業以外で自己成長につながった経験はありますか?またそれはどんなことですか?

32.過去のアルバイトやインターンシップ等の経験の中であなたにとって意義深かったことは何ですか?

33.プロジェクトやチームでの活動において、リーダーシップを発揮した経験があれば教えてください。

34. 何かに長期的に取り組んできた(もしくは現在も続いている)経験はありますか?長期的に取り組めている理由は何ですか?

35.新しいことを学び、成長した経験について教えてください。

【考察と回答の導き出し方】
アルバイトやインターンシップ等の経験がどのような点で自己成長につながったのか具体的な成果や数値を用いて説明することがポイントです(アルバイトやインターンシップ等の経験がない場合は、他のエピソードでも大丈夫です)。失敗から学んだことや教訓、学んだスキル、知識等を仕事上でどう生かしていきたいかも伝えられると良いでしょう。

がんばったこと、成し遂げたことに関する質問例

36.これまでに挑戦して、最も達成感を味わったことは何ですか?

37.今までどんな目標を設定して、それを達成するためにどのような努力をしましたか?

38.困難を乗り越えて成し遂げたことについて、具体的なエピソードを教えてください。

39.自分自身の限界を超えた経験はありますか?その時の心境と結果を教えてください。

40.大きな失敗から立ち直り、成功につなげた経験はありますか?

【考察と回答の導き出し方】
目標達成のための計画立案とそれを実行した経験、モチベーションの維持方法とその具体例は企業へ入社後にその人がどのように働いてくれるかを面接官にイメージさせる上でも大事なポイントです。短期的な目標から長期的な目標まで、達成に向けてどのように努力してきたかが伝わると良いでしょう。また成功体験だけでなく、失敗から何を学び、どのように改善したのかを話すことができれば、あなたの柔軟性や成長意欲をアピールできます。具体的な例を挙げて、達成までのプロセスを詳しく説明しましょう。

働き方、働く価値観についての質問例

■働き方に関する質問例

41.あなたにとっての理想の働き方を教えてください。

42.仕事とプライベートのバランスについてどのように考えていますか?

43.あなたが仕事をするうえで最も大切だと思う価値観は何ですか?

44.仕事で特に成し遂げたいことは何ですか?

【考察と回答の導き出し方】
あなたの価値観を明確にしておくことが大切です。仕事を通じて達成したい社会貢献や将来のビジョン、自己成長に向けての取り組みについても話せるようにしておきましょう。また、自分は何を重視して働きたいのか、優先順位やワークライフバランスの取り方なども理由を含めて具体的に説明しましょう。

■キャリアプランに関する質問例

45.チームで働く際にどのような役割を果たしたいですか?

46.短期的(2~3年後)に達成したいキャリア上の目標は何ですか?

47.長期的(5~10年後)にどのような職業的地位や役割を目指していますか?

48.あなたの理想のキャリアパスを描いてください。そのためにどのようなスキルや経験が必要だと思いますか?

49.将来的に挑戦したい新しい分野や業界はありますか?そのために現在どのような準備をしていますか?

50.理想のキャリアプランを達成するために、参考にしている人物がいたら教えてください。

【考察と回答の導き出し方】
自分のキャリア上の目標を明確にし、それを達成するためにどのようなスキルや経験が必要か具体的に考えておくことが重要です。また、自分の価値観や将来の職業的地位についても、具体的なビジョンを持ち、それを伝えられるように準備しておくと良いでしょう。

まとめ

就職活動における面接は、自己表現の場であり、あなたの人となりを面接官に伝える大切な機会です。自分自身を深く理解し、自信を持って面接に臨めるように事前準備しておきましょう。また質問に回答する際は、過去のエピソードなど具体例を交えて話すことが重要です。本記事で紹介した質問例とその回答の導き出し方を参考にして、面接対策を行っていきましょう!

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PROFILE

中尾 あずさ
大学卒業後、新卒で旅行会社にて営業・海外添乗員を経験後、大手人材会社へ転職。営業・人材育成・研修講師を行う。その間、アルバイト→契約社員→正社員→時短勤務と様々な勤務形態を経験。在籍中に3人の子供の出産・育児休暇を経て仕事と子育てを両立。2011年にキャリアカウンセラー(CDA)資格を取得。副業にてトータル3500人の相談業務に従事し独立。高校、大学でエントリーシートの添削や面接対策、進路相談など就職活動支援や就業中の方へのキャリアコンサルティングを実施。

【主な資格】
・キャリアカウンセラー CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
・国家資格キャリアコンサルタント
・青山学院大学社会情報学部ワークショップデザイナー
・育休後アドバイザー

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