自分に合う仕事がわからない!適職を見つける4ステップ・診断ツールをご紹介

自己分析

公開日:2025.11.19

自分に合う仕事がわからない!適職を見つける4ステップ・診断ツールをご紹介

この記事でわかること

  • 「自分に合う仕事」とは、価値観や興味などの自分らしさを発揮できる仕事
  • 「やりたい仕事」と「自分に合う仕事」が必ずしも一致するわけではない
  • 自己分析や業界・職種・企業分析を通じて「就活の軸」を見つけることが大切

いざ就活をするとなっても、自分に合う仕事がわからないという人も多いでしょう。志望先に悩む場合は、自己分析や業界・職種・企業研究が不十分で、就活の軸が定まっていない可能性があります。本記事では、自分に合う仕事を見つけるステップに加え、客観的に自己分析できる便利な診断方法・ツールも紹介します。

自分に合う仕事とは?

「自分に合う仕事」とは、「自分らしさ」を発揮できる仕事のことです。ここでいう「自分らしさ」とは、価値観や興味、得意・不得意なことなど、自分自身の個性を指します。
自分に合う仕事、つまり「自分らしさ」を発揮できる仕事には主に4つの特徴があります。

自分に合う仕事の特徴
■自分の強みを生かせる
■やりがいをもって働ける
■自己実現につながる
■ストレスなく業務を続けられる

上記の中でも、特に「やりがいをもてるか」「ストレスなく業務ができるか」「長く続けられるか」は、実際に働いてみないとわからない部分も多いと考えておきましょう。

また、「自分らしさ」を自分自身が認識できていないこともあるため、自分に合う仕事を見つけるには客観的な視点をもつことも重要です。そのため、自己分析業界研究職種研究企業研究を組み合わせて就活を進める必要があります。

■「やりたい仕事」と「自分に合う仕事」の違い

「やりたい仕事」と「自分に合う仕事」は必ずしも一致するとは限りません。やりたい仕事は憧れや夢、チャレンジ精神が原動力となるのに対し、自分に合う仕事は自身の能力やスキルに適しているかどうかで判断するためです。

たとえば、ゲーム好きが高じてゲームクリエイターを目指すのは「やりたい仕事」、人と話すのが得意で営業職を目指すのは「自分に合う仕事」といえます。この2つの軸が一致しなくとも、それぞれが今後のキャリアを考えるための大切な視点です。

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自分に合う仕事を見つけることが大切な理由

自分に合う仕事を見つけることが大切な理由

充実したキャリアと職業人生を築くためには、自分に合う仕事を見つけることが大切です。ここでは、自分の適性に合った仕事を選ぶことで、得られるメリットを3つ解説していきます。

■モチベーションを維持できる

仕事で成果を出すためには、モチベーションの維持が大切です。自分に合う仕事であれば、業務そのものを楽しめるだけでなく、強みを生かせるため成果につながりやすくなります。その結果、達成感を得やすく自信や意欲が高まり、さらに前向きに働ける好循環が生まれるでしょう。

こうした積み重ねによって、仕事へのモチベーションを自然に維持し続けられます。

■長く働き続けることができる

自分に合う仕事を見つけることは、「長く働き続けられる仕事を見つける」ということでもあります。強みを自然と生かせる仕事につくと、仕事への満足度が高まり、無理なく働き続けられるからです。結果として将来のライフプランも立てやすくなり、仕事と人生の両面で充実感を得られるでしょう。

■心身の健康を保つことができる

自分の希望条件に合った環境で働ければ、職場で感じるストレスが少なくなります。自分の体力や体調、生活状況に合わせた働き方ができる職場環境であれば、無理なく自分の強みを発揮しやすくなります。
自分の強みが認められる喜びややりがいによって、日々のストレスを解消でき、心身の健康を保ちやすくなるでしょう

自分に合う仕事を見つける4つのステップ

就活をする際は「自分に合う仕事は何だろう」と漠然と考えるのではなく、自己理解や情報収集を通して段階的に進めることが大切です。これからご紹介する4つの基本ステップをおさえることで、焦りや迷いが少なくなり、自分に合った仕事を見つけやすくなります。

1.自己分析を徹底する

自分に合う仕事を見つけるための第一歩は、自己分析を徹底的に行い、自分の「価値観」と「強み」を把握することです。価値観とは、何を大切にし、どのようなことに重きを置くかを示す指標で、強みとは、仕事で自然に発揮できるスキルや能力を指します。これらを明確にすることで、自分が仕事に求めるものが見えてくるでしょう。

自己分析を行う際は、自分史を作成する、モチベーションをグラフ化するなどさまざまな方法があります。また、診断ツールを活用すれば自分の価値観や強みを客観的に分析できます。
下記の記事では自己分析のさまざまなやり方を解説しているので、ぜひ参考にご覧ください。

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2.業界・職種・企業研究をする

自分に合う仕事を見つけるには、業界研究・職種研究・企業研究が欠かせません。自分の興味や関心がどの分野にあるのかを知るためには、幅広い情報を集めて比較することが必要だからです。

興味関心がある分野であれば、自然と情報を集めたり、学んだりすることで知識量が増えるため、その分野は自分に合った仕事である可能性が高いといえます。また、興味関心がない分野でも、気づいていないだけで自分に適性がある可能性があります。そのため、さまざまな情報を集めて、自分に向いている仕事を判断する材料を増やしましょう。

また、リサーチする際は仕事内容だけでなく、社員の働く姿に関する情報もあわせて確認しておくと、自分がその環境に合うかどうかをより具体的にイメージできます。

業界研究
各業界の特徴や市場動向、将来性を把握します。たとえば、「IT業界の成長分野はどこか」「製造業が直面している課題は何か」といった視点で調べ、どの業界が自身の将来性にマッチするか考えます。

職種研究
職種ごとの業務内容や求められるスキルを理解します。「どのような業務に挑戦したいか」「自分の強みをどう生かせるか」をイメージすることで、キャリアビジョンが明確になります。

企業研究
業界や職種の研究結果を基に、気になる企業をリストアップし、その企業の理念や事業内容、競合との違い、成長戦略を深掘りします。企業研究を行うことで、自分の強みをさらに生かせる環境や働きやすい環境に気づくことが可能です。「なぜこの企業を選んだのか」を具体的に説明できるようになれば、志望動機の説明にも説得力が生まれます。

3.インターンシップ等に参加する

企業研究や説明会だけでは得られない、リアルな経験を積めるのがインターンシップです。実際に働く現場に触れることで、自分がその仕事にやりがいを感じられるか、働き方や社風が合っているかを具体的に確認できます。社員の姿を間近に見ることで、求人票や企業サイトではわからない仕事の進め方や職場の雰囲気も知ることができ、適職選びの大きなヒントになるでしょう。

大学1・2年生から参加できるオープン・カンパニーキャリア教育も、早期から業界や職種への理解を深められるためおすすめです。

『キャリタス就活』の「インターンシップ・キャリアを探す」では、こだわり条件に絞ってインターンシップ・キャリアを検索できます。自分の希望に合った企業を効率よく探せるため、就活の第一歩として最適です。下記リンクから気になる企業の情報収集や比較を行い、納得感のあるインターンシップ選びに役立てましょう。

また、OBOG訪問で企業で働く先輩たちに実際に会い、現場の声を聞くことで、自分がその業界や職種、企業に適しているかどうかを判断する材料を得られるでしょう。インターネット上の情報や説明会からは得ることの難しいリアルな情報に触れることで、より自分に合った職場環境を認識できるようになります。

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4.就活の軸を決める

自己分析や業界・職種・企業研究、インターンシップ等などを通じて得た情報や経験を整理し、自分にとって大切な価値観や条件が明確になると「就活の軸」を決められるようになります。就活の軸とは、就活を進める際の中心的な基準や方向性のことです。たとえば「働き方に柔軟性がある職場」や「スキルアップできる環境」など具体的に何を目指すかが見えてきます。

さらに、この軸を基に働く環境や待遇など、具体的な希望条件を明確にすることも可能です。ただし、希望条件にこだわりすぎると選択肢がせばまってしまうため、ある程度柔軟に検討しましょう。軸がぶれていなければ問題ありません。

就活の軸を考える際の「希望条件」の観点
・業界
・職種
・働き方(出社・リモート・ハイブリッド)
・仕事の裁量度
・福利厚生
・勤務地
など

以下の記事では「就活の軸」を決めるポイントについて詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

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自分に合う仕事がわかる無料の診断ツールもおすすめ

自己分析を通じて自分を客観的に見ることは、就活において非常に重要です。そこで役立つのが質問に答えるだけで自分に合う仕事を提案してくれる診断ツールです。特にどの業界や職種が自分に合っているか迷っている学生さんにとって、自分の適性を客観的に確認するよいきっかけになります。「適職診断」と検索するとさまざまなサービスが見つかりますので、自分にあった診断ツールを使ってみましょう。

『キャリタス就活』では、ゲーム感覚で簡単な質問に答えるだけで自分の強みや弱みを含めた自己分析が可能な無料診断コンテンツ「キャリタスクエスト」を用意しています。診断結果は100パターン以上あり、「自分に合った仕事・業界・企業」を知るきっかけになります。

また、「自分研究&適職診断」は、簡単な質問に答えるだけであなたの「価値観」と「能力(強み)」を分析します。その結果を元に適職をランキング形式で表示するツールです。自分では気づきにくい個性や能力を客観的に把握でき、自分に合った職種や企業を見つけやすくなります。自分の強みを生かせる仕事を効率的に発見したい方には最適です。

【タイプ別】自分に合う仕事の例

【タイプ別】自分に合う仕事の例

自分に合った仕事を見つけるためには、自分の性格や考え方に合った働き方や職場環境を理解することが大切です。ここでは、性格タイプごとに自分に合う仕事の例をご紹介します。

■【タイプ1】新しいアイデアを考えるのが好き

新しいアイデアを考えるのが好きなタイプは、企画・マーケティング職やデザイン・広告・コンテンツ制作、ベンチャー企業での勤務などに向いている傾向があります。これらは、トレンドや社会の動きを敏感にキャッチすることが新しい価値の創出につながる仕事です。そのため、自分の発想力を仕事に生かすことができます。

また、情報収集力やプレゼンテーションなどの能力を備えていれば、アイデアを実現する場面で強みを発揮できるでしょう

■【タイプ2】慎重で計画的に物事を進めるのが得意

慎重で計画的に物事を進めるのが得意なタイプは、公務員やインフラ・交通、製造業など、安定性や正確性が求められる仕事に向いている傾向があります。ルールや手順を守りながら業務を着実に進めることが強みとなり、チームの信頼を得やすくなるからです。

計画力や注意力、問題解決力に加え、効率的に作業を進めるための段取り力や、トラブルへの冷静な対応力があれば、イレギュラーなシーンにも対応でき、大いに活躍できるでしょう。

■【タイプ3】コツコツと粘り強く継続するのが得意

コツコツと粘り強く継続するのが得意なタイプは、エンジニアや研究職、事務職、クリエイティブ職などに向いている傾向があります。このタイプの強みは、1つの課題にじっくり取り組み、着実に成果を積み上げられることです。

集中力や計画性、問題解決力などのスキル・能力に加え、継続的な努力を効率的に進めるための段取り力や、細部への注意力も生かせます

■【タイプ4】コミュニケーションをとるのが好き

コミュニケーションをとるのが好きなタイプは、営業職や接客業、PR・広報、イベント企画など、人との関わりが多い仕事に向いている傾向があります。社交性や対話力が強みとなり、人との信頼関係を構築することで成果を上げやすくなるからです。

このタイプは自分らしさを生かしつつ、傾聴力や説得力、調整力、相手のニーズを的確に把握して円滑なコミュニケーションを図る能力を身につければ、より活躍できるでしょう

■【タイプ5】環境の変化が好き

環境の変化が好きなタイプは、ベンチャー企業やプロジェクトベースの仕事、物理的な移動をともなう仕事などに向いている傾向があります。新しい状況や課題に柔軟に対応できることが強みとなるため、変化を楽しみながら成果を出せるでしょう。

単に新鮮な環境で働きたいというだけでなく、適応力や柔軟性、問題解決力、変化の多い環境で効率的に業務を進めるための計画力や調整力も重要になります。

自分に合う仕事を選ぶ際によくある質問

やりたいことを仕事にしていい?

やりたいことを仕事にすることは、やりがいや充実感につながります。しかし、現実的な視点も重要です。

「やりたい仕事」と「向いている仕事」は、必ずしも一致しません。特にやりたい仕事であっても、自身の適性が低い場合は、ストレスやモチベーションの低下につながる可能性があります。長期的にやりがいをもって働くためには、自分の性格や能力・スキルに合うかどうかも1つの基準として仕事を選びましょう。

【例文あり】就活の軸100選!決めるときのポイントや面接・ESでの答え方も解説

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自分に合う仕事がない気がするが、どうすればいい?

自分の価値観や強みを明確にし、ある程度適職の方向性を定めましょう

自分に合う仕事がないと感じる場合、自己分析が不足している可能性があります。たとえば、自己分析ツールや適職診断を活用すると、自分の特性を客観的に把握でき、自分に合う仕事を見つけやすくなります。

『キャリタス就活』の「自分研究&適職診断」は、簡単な質問に答えるだけであなたの「価値観」と「能力(強み)」を分析します。自分では気づきにくい個性や能力を客観的に把握でき、自分に合った職種や企業を見つけやすくなります。ぜひご活用ください。

自分に合うと思っている仕事でも、内定をもらえないのはどうして?

自分に合うと思っているのに内定がもらえない場合、企業研究が不十分なケースが多いです。

企業は自社の社風に合って、今後活躍してくれそうな人材を求めています。そのため、職業適性があっても企業が求める人物像、社風を正しく理解せず応募すると、面接で自分の適性や強みを十分にアピールできず、ミスマッチが起こりやすくなります。
そのため、企業の業務内容や文化を事前にしっかり調べ、それをふまえて、面接ではいかに企業と自分の価値観が合致しており、将来活躍できそうかを具体的に伝えられるよう準備しましょう。

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自分に合う仕事を知るには「自分を知る」ことが大切

将来「自分のやりたいことを仕事にする」ことは素晴らしいことです。ただ憧れや興味だけで仕事を選んでも、実際に働くとイメージと違うこともあります。だからこそ、まずは自己分析をして、自分の強みや価値観、どんな働き方が合うかを知ることが大切です。自分に合う仕事を見つけることができれば、仕事にやりがいを感じながら長く活躍しやすくなります。

『キャリタス就活』では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ『キャリタス就活』をご活用ください。

キャリタス就活編集部

PROFILE

キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。
「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。

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