就活準備イベントを最大限に生かす!キャリタス就活フォーラム体験レポート

体験談・インタビュー

公開日:2023.07.18

就活準備シーズンがスタートした2023年5月27日(土)、東京ビッグサイトでキャリタス就活フォーラム《START UP!》が開催されました。国内最大級の就活準備イベントで、業界別に10のゾーンに分かれて出展する企業ブースのほか、就活準備を始めたばかりの方にも役立つ企業セミナー・就活ノウハウ講座などが密度濃く展開される1日です。今回このイベントを都内の大学に通う大学3年生・Sさんが訪れて様々なコンテンツを体験。イベントの回り方や就活準備への生かし方、ぜひ参考にしてみてください。

午前中からセミナーを目指して続々と来場

会場となったのは、東京ビッグサイトの東展示棟。低学年から参加でき、私服歓迎なので、堅苦しさはなくカジュアルな空気も漂っています。企業ブースのオープンは12時からですが、午前中にも様々な企業・就活ノウハウセミナーが開催されるため、午前中から多くの就活準備生が来場。午前中は予約制のセミナーを受講し、午後からじっくり企業ブースを回るというスケジュールを立てている方も多いようです。

夏のインターンシップ・キャリア前なので、就活準備を始めた方向けのコンテンツも充実。「エントリーシートの書き方講座」「【1・2年生向け】3時間でまるわかり!就活スタートセミナー」「面接に活かす自己PR大特訓」など、役立つセミナーが目白押しです。

また、今回特徴的だったのが「サステナブル講座」と題した複数企業が同時に登壇するコラボレート企画。サステナブルな社会に貢献するための活動を、各企業の担当者が語るというものです。事業内容や業績だけではなく、CSRやSDGsの側面からも企業を知ることのできる貴重な機会と言えるでしょう。

ユニークなタイトルが目を惹く「先輩社員と話そう!ランチミーティング」は、企業の若手社員と学生さんがテーブルを囲み、サンドイッチをつまみながら気軽に話ができるというもの。就活の先輩として自分の就活体験談、学生時代の思い出などを語ったり、参加学生にどのようなことをやってきたかを質問したり、普通の企業説明会ではなく、少人数でざっくばらんな双方向のコミュニケーションを取ることができます。グループは約20分でシャッフルするので、複数の先輩社員と話すことも可能です。

就活イベントに初参加!公式アプリとともに会場を回る

ここからは都内の私立大学グローバル系学科に通う3年生Sさんに、実際にいくつかのイベントを体験してもらいました。今までオンラインで参加したことはあったものの、リアルな就活イベントは初めてだそうです。まだ業界は絞っておらず、今日はその参考になれば、という期待とともにやって来ました。今の就活準備状況を聞いてみます。

「就活準備で動き出したのは今年(2023年)の3月で、キャリタス就活を知ったのは4月ぐらいです。まわりにはまだのんびりしている感じの友人もいますね」とSさん。5月末の時点では、就活に対する温度差はあるようです。「就活準備を早くから始めている友人は『就活仲間』として情報交換などもやっています」とのことで、就活に特化した友人グループができつつあるとも話してくれました。

入場ゲートへ到着したSさんは、キャリタス就活公式アプリのイベントページで「入場」ボタンを押して、スタッフに画面を提示。スムーズにゲートを通過し、既に大勢の就活生で賑わう会場内に入っていきます。

■入場の流れについてもっと知りたい方はこちら

企業ブースは興味のスイッチを入れてくれる

Sさんはまず企業ブースを回りはじめます。「IT・情報」「サービス・官公庁」「金融」「食品」など業界別に10のゾーンに分かれて各企業が出展(この日は157の企業や役所・団体)。来場者の学生も、目当ての企業の説明を聞いた後で興味を惹くブースの前で立ち止まったり説明を受けたりしています。Sさんは、かねてから興味のあった「商社・流通ゾーン」のニトリホールディングスへ。国際関係のゼミを取っているSさんは、ニトリのグローバルサービス計画に興味があったそうです。

「違う価値観を持った国で、日本の新しい価値を提供できるかもと思ったんです。ニトリは今後海外進出を加速していく展望があると聞いて、ぜひ訪れてみたくて」とSさん。説明担当社員の熱気を対面で聞き、その思いを知ることができました。

もう一つ会場内を歩いて目を惹いた株式会社トモズのブースに立ち寄りました。ここはドラッグストアのチェーン店。「ドラッグストアの店舗というより、本社戦略や運営のやり方などに興味が湧きました」とSさん。今まで知らなかった企業だったと言いますが、こうした思わぬ出会いがあるのも就活準備イベントのメリットです。

企業ブースでもキャリタス就活の公式アプリが活躍。イベントページの「訪問する」ボタンを押してブースに入場。気になる企業なら「フォローボタン」を押しておくと、その企業とメッセージのやり取りができたり、インターンシップ・キャリアなどの案内が届くようになったりします。興味を持った企業からの情報は、逃さずキャッチしておくことができます。

■公式アプリの使い方はこちら から!

このように、知らなかった業界や企業に気付くきっかけがあちこちにあるのが、就活イベント。会場を回りながらSさんは「他には人材関連や官公庁など、人に関わることができて影響力の強い業界にも興味が生まれてきました」と語ります。

面白そうな企業ブースの前で足を止め、説明パネルや説明会の様子などをじっくり見ていくこともしばしば。会場内に並ぶ数多くの企業のアピールが、新たな興味のスイッチを入れてくれたようです。

自分の大学じゃなくても頼りになる「出張キャリアセンター」

次にやって来たのは、「出張キャリアセンター」のブース。様々な大学のキャリアセンター職員がデスクを並べ、来場者の相談を受けるというもの。自分が通っている大学でなくてももちろん相談できます。この日は20の大学から出張していました。

Sさんが選んだのは、川村学園女子大学のキャリアセンター。そこで20分ほど相談の時間を持ちました。一体どのようなことを聞いたのでしょう?

「常々、業界や企業研究は難しいなと感じていたので、その方法や誰に相談するか、ファーストキャリアの大切さなどのアドバイスをもらいました。それから、夏のインターンシップ等はどう受けたらいいか、頼るべき人や今後の動きについても聞いてみました。あと反省点として、自己分析の深掘りの仕方や、選考の時は何社にエントリーシートを出したらいいかということを聞けばよかった、と後で思いました」

とSさん。そして、

「違う大学でも、とても親身に答えていただきました。今後、自分の大学のキャリアセンターにも行くつもりですが、そこへの頼り方や相談内容なども聞くことができたので、大変参考になりました」

就活において大学のキャリアセンターは、とても頼りになる「拠り所」のような存在。今までの積み上げてきた情報、企業とのつながりも多岐にわたります。そこをさらに有効に使いこなすためのノウハウを、この出張キャリアセンターで具体的に知ることができます。

グループディスカッションのノウハウを知る

次に、午前中にも開かれていた「グルディス攻略」のセミナーへ。初めてグループディスカッションを体験する就活生には、とても興味のある企画でしょう。午前に引き続いて満席の会場では18台ほどのデスクにそれぞれ5〜6人ずつ割り振られ、そのグループでディスカッションすることになります。

はじめに講師から「グルディスの基礎知識」についてのレクチャー。

グルディスは2回行われ、お題として1回目「社会人として必須の能力を理由とともに1つ挙げてください」。2回目「大手企業、中小企業、働くならどっち?」が出されました。

自己紹介の後、それぞれに役割を振り分けて、ファシリテーター役がうまくリードしつつアイデアをひとつひとつ検討・議論して、絞り込んでいきます。ディスカッション終了後、講師からの講評とアドバイスが。グルディスは面接・選考であるから、そこでやってはいけないことや態度などの注意もありました。

Sさんは「1回目は書記だったので、発言の量が少なくならないよう意識して増やすようにしていた」という振り返りを。また、「メンバーは大学も学部も違い幅のある意見が出て、自分にはない観点だなと思いながら聞いていた」との感想。

反省点としては「アウトプットの前提条件などを先に決めておけば時間がもっと有効に使えた」こと。でも1回目の反省点を2回目に活かすことができたそうです。グループディスカッションは、インターンシップ等や採用面接でも行われるもの。こうした機会を利用してシミュレーションしておくことも大切です。

キャリタス就活ならではの企画イベントも

キャリタス就活フォーラムは、来場者に楽しんでほしいとエンタメ性の強い企画も用意しています。例えばリアル謎解きゲーム「回遊アドベンチャー」。業界ごとに分けられた3つのルートを選び、会場内の9カ所に設けられた設問板を回って回答を記入し、答えを導く。正解者にはノートパソコンやWebカメラなどが当たるというもの。

また、キャリタス就活のLINE友だちに登録するとドリンクがもらえて、その後おトクな情報がLINEに届くというサービスも。Sさんも早速登録してドリンクをゲットしていました。

半日かけてキャリタス就活フォーラムを回ったSさん。全体を通しての感想を聞いてみました。

「今までオンラインの企業説明会は聞いたことがあるけれど、リアルは初めてでした。社員の皆さんの話を聞き、触れ合って、オリジナリティのある情報を得られたという感じです」

そして「就活を通じてもっと業界や企業研究が進んだらいい」とも語ってくれました。さらにこれからの就活について「自己分析と企業研究を並行して進めていけたら」というスケジュール感も見えてきたようです。

大学3年生にとって、今は就活の準備が始まった段階です。まだ焦る必要はないかもしれませんが、着実に準備は進めていかねばなりません。本格的な就活モードに入っていなければ、こういったイベントに参加してスイッチを切り換えてみましょう。

気分だけでなく、持って帰ることのできる情報はそれこそ宝の山。そして自己PRを作成するための自己分析を始め、業界・企業研究にも手を伸ばしてみる──。夏以降のインターンシップ等も見据えて、就活イベントのチェックはどうぞお忘れなく。キャリタス就活は全面的に応援します。

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PROFILE

鳥羽山 康一郎(とばやま こういちろう)
静岡県生まれ。広告制作会社、外資系広告代理店にてコピーライター、クリエイティブディレクター、プランナーとして勤務後、2006年よりフリーランスとして独立。外資系マーケティング理論の知見を活かし、広告・Webライティング等を中心に執筆活動を展開中。地方取材、インタビューも得意とする。

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