就活での印象アップの秘訣は「前髪」にあった!おすすめのスタイル・NG例を解説
就活ノウハウ公開日:2025.11.26
この記事でわかること
- 面接では見た目が第一印象に影響を与える
- 清潔感があり、表情が見える前髪で面接に挑むのが基本
- 顔の形やヘアスタイルに合わせて前髪をセットすることで魅力を伝えやすい
就活の面接では、第一印象が非常に重要で、中でも前髪は印象に影響を与える1つのポイントです。本記事では、面接などのシーンで好印象を与える前髪スタイルとNG例を詳しく解説します。
就活では清潔感を意識した髪型にしよう
面接では、面接官に与える第一印象が重要です。第一印象は、見た目や話し方、話す内容の3つによって決まります。心理学の研究(メラビアンの法則)によると、それぞれが印象に与える影響は見た目が55%、話し方が38%、話す内容が7%といわれています。
つまり、見た目の印象がもっとも大きく、その中でも前髪は印象に影響を与える1つのポイントです。
第一印象は6秒から30秒で決まるといわれており、その短い時間で好印象を与えることが就活を有利に進める上で大切です。また清潔感を意識することは社会人としての基本のマナーでもあるため、しっかりポイントをおさえていきましょう。
この記事では就活における前髪について解説します。髪型全体に関しては下記の記事で詳しく解説しています。就活全体で参考にしていただけるのでぜひご覧ください。
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好印象を与える前髪のポイント
就活の面接で好印象を与える前髪には、どのようなポイントがあるのでしょうか。ここでは、面接官に対してよい印象を与える前髪の具体的なポイントを紹介します。
■整っていて清潔感がある
清潔感のある前髪は、誠実で信頼できる人物像を演出してくれます。ここでいう清潔感とは「衛生的かどうか」を示しており、清潔感のある前髪を作るには下記のようなポイントを意識することが大切です。
清潔感を出すためのチェックポイント
・寝ぐせが直っている
・フケがついていない
・ワックスやスプレーなどの整髪料をつけすぎていない
・前髪がベタベタと脂っぽく見えていない
前髪が乱れていたり、脂っぽく見えたりするとだらしない印象を与えてしまいます。面接前にはきちんと前髪をセットして、信頼感のある印象を与えられるよう心がけましょう。
■耳や眉毛を出し、表情がしっかり見える
就活では、証明写真でも面接でも相手に自分の表情をしっかり見えるようにしましょう。前髪が目や眉毛にかからないよう適切に整えると、明るく開放的な印象を与えられます。耳に髪をかけ、顔全体がよく見えるようにしておくとよいでしょう。
また前髪に限らず、おくれ毛や触覚といった髪の毛が顔の周りに出ていると、表情が暗く見える場合があるので避けるのが無難です。表情が見えることで、面接官にあなたの熱意や誠実さが伝わりやすくなり、好印象につながります。
■お辞儀をしても崩れにくい
就活の面接では、お辞儀をする機会が多くあり、その際に前髪が崩れると都度直す必要があります。1~2回では気になりませんが、頻繁だと面接官に落ち着きのなさや集中力の低さといったネガティブな印象を与えかねません。スプレーやワックスを使用し、しっかり前髪を固定することで安心して面接に臨みましょう。
ただし、固めすぎると不自然な印象を与えるので、整髪料の使用量には注意し、適度にセットすることがポイントです。
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上記では就活における前髪の大枠のポイントを見ていきましたが、ここではどのようなスタイルの前髪が適切なのか具体例を見ていきましょう。
■オールバック
おでこを出すオールバックスタイルは、清潔感と自信をアピールするのに最適です。前髪をあげておでこをすっきりと見せることで、顔全体の印象を明るくし、表情をしっかりと見せられます。特に、髪の毛の短い人やボブの方におすすめのスタイルです。
ポイントは、前髪をきれいに上げて固定し、崩れないようにセットすることです。
■流し前髪
流し前髪は、柔らかく優しい印象を与えるスタイルとしておすすめです。前髪を斜めに流すことで、顔のラインを美しく見せ、自然な動きの演出ができます。7:3の割合で分けるとバランスがよく、上品な印象に仕上げることができます。
前髪が流せない中途半端な長さの場合はどうする?
前髪が中途半端な長さの場合は、ピンやスプレーを使って固定しましょう。
ヘアピンは黒色のものを目立たない位置に留め、スプレーでしっかり固めます。また、ヘアアイロンで軽くカールをつけて流すと自然な仕上がりになります。どうしても扱いにくい場合は、後ろの髪と一緒に結べる長さまで伸ばすのも1つの方法です。
■センター分け
前髪をセンター分けにすると、清潔感や落ち着いた雰囲気を演出できます。前髪を真ん中で分けることで左右対称のバランスが取れ、顔立ちが整って見えます。特に長い前髪の方やストレートヘアの方におすすめのスタイルです。長い前髪は目や眉毛にかからないよう必ず耳にかけましょう。
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私にはどれが合う?顔の形とヘアスタイルで判断する前髪の選び方
自分に似合う前髪のスタイルは、どのように選べばよいのでしょうか。自分の顔の形に合った前髪や、ヘアスタイルに合わせた前髪を選ぶことで、自然でバランスの取れた髪型になり、面接官にあなたの魅力を最大限に伝えられるでしょう。
ここでは、顔の形とヘアスタイル別に似合う前髪の選び方について紹介していきます。自分の好みや業界の雰囲気にもよるので、あくまでも参考程度に確認しましょう。
■【顔の形別】似合う就活の前髪の選び方
| 顔の形 | おすすめの前髪 | 与える印象 |
|---|---|---|
| 丸型 | 耳にかける斜め分け | 真面目な印象 |
| 面長型 | 少し重めの斜め分け | 親しみやすい印象 |
| 四角型 | 柔らかいカーブ | 優しい印象 |
丸型の方は、耳にかけられるくらいの長さの斜め分けがおすすめです。顔を縦に長く見せることができ、シャープな印象を与えます。
面長型の方は、前髪を少し厚めにし、斜め分けにするとよいでしょう。額を少し隠すことで顔の長さを緩和し、親しみやすさを演出できます。
四角型の方には、柔らかいカーブを描く前髪がぴったりです。顔の角をやわらげ、優しい印象を与えることができます。
■【ヘアスタイル別】似合う就活の前髪の選び方
| ヘアスタイル | おすすめの前髪 | 与える印象 |
|---|---|---|
| ショートヘア | おでこを出すオールバック | 活発な印象 |
| ミディアムヘア | 真ん中でセンター分け | きちんとした印象 |
| ロングヘア | 耳にかける斜め分け | 上品な印象 |
ショートヘアの方には、おでこを出すような軽やかな前髪がマッチします。動きが出て活発な印象を与えることができるでしょう。
ミディアムヘアの方には、センター分けがおすすめです。自然な分け目がきちんと感を演出してくれます。
ロングヘアの方には、耳にかける斜め分けがおすすめです。全体のバランスが取れ、上品な印象を与えられるでしょう。
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前髪が崩れないスタイリングのコツ
面接の際に、前髪が崩れると気が散ってしまいます。崩れにくいスタイリングのコツは、まず軽く濡らしたあと、ドライヤーで根元から立ち上げるように乾かすことです。ボリュームが出て形が長持ちします。その後、ヘアスプレーを全体に軽く吹きかけて固定しましょう。
ほかにも以下のようなアイテムを使うと前髪をセット・キープする際に役立ちます。これらを活用してきれいな前髪を一日中保ちましょう。
前髪をセット・キープする際に役立つアイテム
・ドライヤー
・ヘアスプレー
・ヘアアイロン
・スタイリングブラシ
・ヘアピン
・ヘアワックス
なお、スプレーのかけすぎはテカリやすくなるので注意が必要です。湿気の多い日は、ヘアワックスを少量使うとよいでしょう。
これはダメ!就活の前髪のNG例
おしゃれな前髪のスタイルの中には、就活では避けるべきものがあります。ここでは、面接官にマイナスな印象を与えてしまう前髪のNG例について紹介していきます。
■前髪が長く目にかかる
前髪が長く、目にかかってしまうような前髪は、就活では避けたいスタイルの1つです。
前髪で視界が遮られることで表情が見えにくいだけでなく、面接官と目線も合いにくくなります。
面接官は、応募者の目を通じて意欲や誠実さを感じ取りたいと考えています。そのため前髪は目にかからない長さに整えましょう。
■一直線で重さがある
一直線のぱっつん前髪は、個性的でかわいらしい印象を与えますが、就活では重く見えてしまうことに加え、幼い印象を与えます。また、顔全体のバランスを崩し、暗い印象を与えてしまう場合も多いです。清潔感やさわやかさが損なわれる可能性があるため、就活では避けた方がよいでしょう。
■シースルーバング
シースルーバングとは、おでこが透けて見えるほど薄く軽い前髪のことです。ファッション性やトレンド感が強くおしゃれな雰囲気を演出できますが、就活では面接官に「学生さんっぽい」「幼い」「軽すぎる」などの印象をもたれてしまうこともあるでしょう。
個性を歓迎する風土のある企業では比較的寛容な場合もありますが、そのような企業でも面接の際は、横に流す、センター分けにするなど調整したほうが無難です。
■過度なパーマやアレンジが施してある
過度なパーマやアレンジは、就活において控えるべきです。一般的には個性的で明るい印象を与えますが、就活の場では個性を強調しすぎるため、TPOに合わせた身だしなみができないという印象を与えてしまいます。
一般的に就活では、シンプルで自然なスタイルが好まれます。もし、アレンジするのであれば、シンプルで控えめなカールやナチュラルなアレンジにとどめるようにしましょう。
天然パーマの場合は、前髪はどうしたらいい?
天然パーマは地毛扱いされ、OKとされやすいですが、業界によって判断は異なります。
重要なのは手入れが行き届いているか、顔の周りがスッキリしているかという点です。スタイリング剤で、うまくまとめることがポイントになります。それでも気になる場合は、必要に応じて、カットや縮毛矯正を検討するのもよいでしょう。
■おくれ毛が目立つ
おくれ毛は顔の輪郭を隠し、小顔効果を狙うためヘアスタイルですが、就活では不適切とされるケースが多いです。顔が隠れることで表情が見えにくくなり、暗い印象を与えやすくなります。また、お辞儀の際など乱れやすく都度手直しが必要となり、面接に集中できなくなる可能もあるでしょう。
面接での第一印象はとても重要なので、おくれ毛はしっかりとまとめ、顔全体を明るく見せることを意識しましょう。
■アホ毛や寝ぐせが直っていない
面接時にアホ毛や寝ぐせが直っていないと、第一印象を損なうだけでなく、面接に対する準備不足だと受け取られかねません。「最低限の身だしなみを整えられない」ことは、社会人として基本的なマナーができないという評価につながります。
そのため、事前にヘアスプレーやワックスで整えるだけでなく、面接直前に鏡で最終確認を行い、万全に準備しましょう。
就活の証明写真における前髪の注意点
履歴書などに添付する証明写真だけで、第一印象が決まることがあります。乱れていたり、整っていないとやる気の低さにつながったり、印象がぼやけてしまったりするでしょう。対面よりも写真のほうが、小さな身だしなみの乱れが目立つ傾向があるため注意が必要です。
特に、「前髪で目が見えない=暗い・自信がない」といった印象につながりかねないため、特に前髪に気を使いましょう。対面なら動きや表情で明るさを補えますが、写真ではそれができません。対面以上に、両目がはっきり見える状態にしておくことが重要です。
また、写真スタジオの強いライトで前髪が透けて見えることがあります。束感が強すぎたり毛先がバラついていたりすると、清潔感を損ねることも考えられるでしょう。そのため、撮影前はブラシで整え、軽くスプレーでまとめると好印象につなげられます。
前髪のほかにも、証明写真を撮影する際は気をつけたいポイントがいくつかあります。証明写真を撮影しに行く前に下記の記事をチェックしてみてください。
第一印象で差をつける!就活用の「証明写真」失敗しないポイントを紹介
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就活の前髪についてよくある質問
就活の前髪における雨の日や湿気対策はどうする?
スプレーやワックスなどスタイリング剤を活用し、前髪をしっかり固定しましょう。
雨の日や湿気の多い日は、前髪が崩れやすくなります。湿気対策として、ヘアアイロンで前髪を整えたあと、湿気を防ぐスプレーをかけるのが効果的です。また、ヘアピンで留める際は黒いピンを用い、ピンが見えないように留める位置を工夫するようにしましょう。
就活でぱっつんの前髪はだめ?
ぱっつん前髪でも、きちんと整えていれば問題ありません。
ただし、重すぎるぱっつん前髪は顔の印象を暗くしてしまうため、マイナスの印象へつながりかねません。前髪の厚みや透け感を調整するとよいでしょう。
また、ぱっつんでも眉毛が見えていると表情が相手から見えやすくなるため、眉毛のラインを意識して前髪の長さを整えることがポイントです。
証明写真と面接で髪型が違ってもいい?
証明写真と面接時の髪型が多少異なっても問題ありません。
ただし、証明写真は本人確認の目的があるため、大きな変更があった場合は撮り直すことをおすすめします。たとえば、ロングからショートにするなど大幅な変更があった場合は、改めて証明写真を作るほうが無難です。また、基本的に証明写真は3カ月以内に撮影したものを使用しましょう。
業界・職種ごとに前髪の印象は変えるべき?
業界や職種が変わっても、清潔感が第一ということは変わりません。
ただし、それぞれで髪型に対する許容範囲が変わるため、変化をつけてみてもよいでしょう。
たとえば、金融や商社など保守的な傾向がある業界では、特に真面目できちんとした印象が求められます。そのため、七三分けやアップバング(前髪を立ち上げておでこを出す髪型)にするのがおすすめです。
一方、アパレルや美容、IT業界では、面接で個性を出してもよい場合があります。清潔感を保ちつつ、自分を魅力的にみせる前髪に調整してみましょう。
前髪を整えて自信をもって就活に臨もう
就活において前髪は、第一印象を左右する要素です。清潔感を意識し、表情がよく見える状態に整えましょう。おでこを出す、斜めに流す、センター分けにするなど、自分に合ったスタイルを見つけることがポイントです。その上で、面接中に崩れないようにヘアセットにも気を配ります。この記事を参考に、面接官に好印象を与えられる前髪で就活に挑みましょう。
『キャリタス就活』では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ『キャリタス就活』をご活用ください。
PROFILE
キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。
「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。



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