失敗しない就活カバンの選びと持ち物チェックリスト

就活ノウハウ

公開日:2023.11.28

第一印象の魅力を最大限に引き上げるために髪型や服装選びの工夫はもちろん大切ですが、実は就職活動の苦楽を共にするカバン選びも重要なポイントの1つです。

カバンは、あなたのセンスや気配り、整理整頓能力を間接的に表します。またカバンの中に自分に合わせた最適な就活アイテムを入れて持ち歩くことで、ひとりで挑む就活の「相棒」となり、安心感も得られるでしょう。この記事では、適切なカバンの選び方やカバンの中に入れておくと便利な就活アイテムをまとめました。ぜひ参考にしてください。

就活用カバンの選び方のポイントは?

就活生は、スーツと私服の両方で活動する場合があると思いますが、スーツ用と私服用の2種類のカバンを用意する方が良いでしょう。就活には第一印象も大事な要素です。正しいカバン選びは、ビジネスマナーやTPOを理解し、実践していることを証明できます。

現在使用している通学用のカバンを就活用として併用しても良いですが、可能であれば、新たに購入することをおすすめします。

想像してみてください。企業へ訪問する際、スーツにしても私服にしても、着ている服に気を遣いますよね?髪型も靴もそれに合わせてコーディネートするはずです。それなのにカバンが汚れていたり、キズがあったり、服装に対し違和感があるカバンを使ってしまうと、せっかく整えた身だしなみにマイナスイメージがついてしまう場合もあります。

スーツや私服でも、下記のポイントをクリアしていれば就活用のカバンとして使えるでしょう。

・機能性:
必要な物を効率よく持ち運べるサイズと、整理しやすいポケットや仕切りがあるか。また配布される資料、提出書類が折り曲がらず入れられるか。目安としてA4サイズの書類を折らずに入る封筒(角2サイズ)が曲がらずに入るサイズがおすすめです。

・デザイン性:
過度にデザイン性が高いものは避け、シンプルで上品なデザインを選びましょう。色は黒やダークブラウンが定番です。靴の色とカバンの色を揃えると全体的にまとまりが出ます。

・耐久性:
頻繁に利用するため、しっかりとした作りと耐久性のある素材(ナイロン素材、合成皮革)を選びましょう。

・清潔感:
素材の劣化や、汚れ、キズなどがないか確認しましょう。汚れやキズがつきにくくなるよう、素材に合った防水スプレーを用いるのもおすすめです。

スーツと私服のシーン別カバンの選び方

スーツと私服でのカバン選びは、異なるシーンの要求に対応するため、選び方にも違いが出てきます。

■スーツ着用時

面接や企業訪問などのフォーマルな場面では第一印象が非常に重要です。この場合、ブリーフケース(※)やシンプルなトートバッグが最適です。色は黒やダークブラウンなどの定番色を選ぶことで、スーツとも合わせやすいでしょう。気を付けるポイントとして、金具やステッチ、ロゴなどのデザインが控えめなものを選びましょう。
※ブリーフケース:主に社会人が書類、PC、その他の必需品を持ち運ぶための箱型のバッグ。多くはレザーやナイロンなどの丈夫な材料で作られ、持ち手やショルダーストラップが付いている。

■私服着用時

セミナーや企業説明会など、面接より少しリラックスした場面でも、あくまで就活生としての姿勢・マナーを保つことが大切です。カジュアルでありながらも、シンプルなデザインのリュックや、無地のトートバッグがおすすめです。色やデザインは、落ち着いたものを中心に選ぶことで、私服とのバランスが保ちやすくなります。

注意が必要なのは、「自分は普段から物を持たない」からといって、ウエストポーチや、ワンショルダーの斜めがけポーチだけで活動するのは避けましょう。企業説明会や、合同企業説明会等の就活イベントでは、配布資料などを受け取る機会が多いです。A4サイズ以下のサイズで資料が配布されることが多いので、それらを折り曲げずしまえるぐらいの大きさのカバンが理想です。

■就活カバンの間違った選び方

1.余分な装飾やアクセサリーがついている:
就活時には、シンプルで清潔感のあるイメージが求められます。派手さや個性の主張よりも、落ち着いた印象を優先することが推奨されます。

2.使い勝手を考慮せず、デザインのみで選んでしまう:
デザイン重視でカバンを選ぶと、実際の使用シーンでの機能性や収納力が犠牲になる場合があります。就活中は応募書類や資料、筆記用具など、多くのアイテムを持ち歩くため、使い勝手の良いカバン選びが不可欠です。

3.素材や色が季節外れ:
季節感を無視したカバン選びは、コーディネート全体のバランスを崩す原因となります。例えば、真冬に麻やリネンのような夏素材のカバンを選ぶと、季節感がズレて見え、面接官に違和感を与える可能性があります。季節に適した素材や色を選ぶことで、全体の印象もまとまります。黒やダークブラウンなどの定番色は季節を問わず使用できるので、この意味でもおすすめです。

4.耐久性が低い素材:
就活は一時的なものではありますが、その期間中はカバンを頻繁に使用します。面接、企業説明会、セミナーなど、さまざまな場面でカバンはあなたの大切なパートナーとなるため、極端に高価である必要はありませんが、耐久性の高いカバン選びが必要です。耐久性が低い素材のカバンを選ぶと、短期間での摩耗や破損のリスクが高まり、状態によっては再度購入が必要になる、そんなことも発生してしまうかもしれません。

あると便利!カバンに入れておくと助かる就活アイテムチェックリスト

就活は自分が想定していたシチュエーションだけでなく、イレギュラーなシーンもあるでしょう。面接や企業訪問、情報収集のためのセミナーや説明会。これらの場面で「あれがあったら良かった」と後悔することのないよう、事前の準備は欠かせません。

そこで、就活生の皆さんがカバンに入れておくと助かる、実際の現場で役立つアイテムをピックアップしました。

■就活アイテムチェックリスト

・手帳、ノート、筆記用具セット:
スケジュール管理、メモ書き、書類記入には必須。

・履歴書・エントリーシート:
事前に数枚印刷してカバンの中に入れておくと、予期しない場面での提出にも安心。

・モバイルバッテリー:
情報収集、通信手段のスマホのバッテリーが切れを防ぐため。

・ハンカチやティッシュ:
手を拭いたり、汗を拭き取るため。

・口臭予防グッズ:
ミントタブレット、口臭スプレーなど、リフレッシュとエチケットのため。

・予備のストッキングや靴下:
突然の破れに備えるため。

・小さな手鏡や化粧直しセット:
身だしなみを整えるため。

・ペットボトルや水筒:
こまめな水分補給のため。

・携帯食:
プロテインバー、シリアルバーなど空腹時の栄養補給に。

・薬や絆創膏:
日常的に服用している薬や、慣れない革靴で生じる靴擦れを防止に。

・携帯用消毒ジェル(スプレー)、マスク:
ウィルス感染対策、清潔を保つため。

・就活マニュアルや資料:
大学のキャリアセンターや就活イベントで配布された就活マニュアルなどは、ちょっとした隙間時間で面接対策や業界研究の対策を確認できておすすめです。もらえる機会があればカバンに忍ばせておきましょう!

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余談ですが、キャリタス就活フォーラムのイベント会場で参加学生に「あなたの就活必須アイテムは?」とインタビューをした結果、「お守り」「好きなアーティストの曲を聴くための高品質なイヤホン」「既に就活を成功した兄弟のネクタイ」など、皆さん緊張をほぐしたり、元気をチャージするオリジナルのアイテムをカバンに潜ませているようでした。

\就活必須アイテムの詳しい記事はこちら/

まとめ

いかがでしたか?就活に使うカバンはスーツの場合、私服の場合でも、機能性・耐久性を考慮して選ぶようにしましょう。また、必要なアイテムや資料が取り出しやすく、整理してしまえるカバンを選ぶこともポイントです。耐久性のあるカバンを選ぶと、そのまま社会人として使えるカバンになる場合もあります。

忘れていけないポイントとしては、どのようなカバンでも定期的なお手入れを行いましょう。日常の使用からくる汚れを落とし、素材に合った防水スプレーを使用するなど、長く綺麗に使えるように心がけたいですね。

カバンはあなたの「相棒」であり、あなたのプロフェッショナルな姿勢を反映します。常に清潔に保って就活に臨みましょう!

PROFILE

鳥羽山 康一郎(とばやま こういちろう)
静岡県生まれ。広告制作会社、外資系広告代理店にてコピーライター、クリエイティブディレクター、プランナーとして勤務後、2006年よりフリーランスとして独立。外資系マーケティング理論の知見を活かし、広告・Webライティング等を中心に執筆活動を展開中。地方取材、インタビューも得意とする。

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