就活のプロが答える!就活準備でやっておくべきこと【あんしん相談Q&A第1回】

就活ノウハウ

公開日:2023.07.25

就活を進めていくうちにぶつかる、いろいろな疑問や悩み。一人で考えたりネットで探したりしても、なかなか答えが見つからないもの。そんなとき役立つのが、キャリタス就活の「あんしん相談」。人事やキャリアコンセルティングといった「就活のプロ」たちが、就活準備生の相談に丁寧に回答していきます。今回は、その「あんしん相談」に寄せられた悩みや質問の中から多くの方がいただくQ&Aをセレクトしてご紹介。今までモヤモヤしていた気持ち、晴れていくかもしれません。ぜひチェックを!

お悩みその1:就活準備の進め方について

Q:夏休み中にやっておいた方がいいこと、やっておくべきことは何ですか?

A:夏休みは自由に使える時間が増えます。それを利用してアルバイトやサークル活動など学生時代にしかできないことにチャレンジしましょう。それだけに留まらず、インターンシップ・キャリアに参加することもお勧めします。長い休みとなりますから、「力を入れたこと」の経験値を積むことができます。

■インターンシップ・キャリアに参加したら…

参加企業・業界の情報整理や、参加を通じて感じた自分の成長や変化、まだ足りないと思った力、さらに就活軸を明確にするため、必ず振り返りを行いましょう。それを踏まえ、業界への理解を深めたり企業の特徴を掴んだりするため、同業他社や関連業界のプログラムにも参加できるとさらに良いと思います。視野が広がり、新たな可能性も見つかるでしょう。

■併せてやっておきたいこと

自己分析・業界企業研究:自分の強みや価値観を明確にしていきつつ、関心度の高い業界・企業を複数ピックアップして、自分とどう合うかを具体的にチェックしていきます。キャリタス就活のイベントに参加して、企業から直接話を聞くこともお勧めです。

日々の情報収集新聞をはじめTVやネットメディアのニュースを毎日チェックすることを習慣化しましょう。今何が起きているかをリアルタイムで把握し理解することは、自己分析や業界企業研究にも役立ちます。そしてインターンシップなどの選考対策につながることも大きなメリットです。

筆記試験対策SPI3や玉手箱を中心に筆記試験問題集に挑戦して、得意分野を充実させると同時に弱点分野の克服を目指しましょう。

エントリーシート対策志望想定企業を決め、「自己PR」「ガクチカ」「志望動機」といった3大質問に対する答えを書いてみましょう。自分を見つめ直し、考えをまとめる練習になります。書き上げたら、大学のキャリアセンターなどに見せて添削してもらい、完成度を高めていきましょう。

Q:自分のやりたいことが分かりません。その見つけ方を教えてください。

A:まずは自分自身をよく知るため、自己分析から始めましょう。自分の強みと軸を知り、それを活かせそうな仕事や自分に合った仕事を考えていきます。そして、業界や企業研究も大切です。キャリタス就活や合同企業イベントで情報収集し、また、予定が合えばインターンシップなどにも積極的に参加してみることをお勧めします。業界や企業のビジネスモデルや成功している人々を知ることで、新たな興味を見つけられます。

自己理解と社会の知識を深めることで、やりたいことに近づきましょう。焦らずに視野を広げ、自分の模索を続けていく──就活は自己成長の機会でもあります。自分の魅力を見つけることで、自信を持ってキャリアを考えることができます。情報収集と自己分析を通じて将来の可能性を広げていきましょう。就活準備の大切な一歩です。

お悩みその2:インターンシップ・キャリアについて

Q:インターンシップ・キャリアで事前に準備することは何ですか?

A:興味ある企業の実際の仕事を経験し、社員との貴重な交流の場となっているのが、インターンシップ・キャリア。直接質問する機会も多いので、それに備え、事前に業界や企業の情報収集をし、聞きたい内容を整理しておきましょう。以下に参加前の準備をまとめました。

参加前の準備

・参加目的に対する目標を設定する。
・キャリタス就活や企業のウェブサイト、新聞、ビジネス誌などで業界や企業について調べる。
・プログラム内容を確認し、どのように取り組むか考える。
・指定された持ち物を確認する。
・事前課題があれば早めに取り組む。


※指定されたもの以外の持ち物:学生証、腕時計、ハンカチ/ティッシュ/ウェットティッシュ、手帳/メモ帳/ノート、ノートPC(自分用のものがあれば)、印鑑と朱肉など参加前の準備は、有意義な経験とするために重要です。事前に情報収集し、自分の目標を明確に。また、持ち物の確認や事前課題の対応も忘れずに行っておきましょう。

Q:インターンシップ・キャリア参加時の心構えは何でしょう?

A:
1.目的意識を持って参加する
2.目的達成のために必要なアクションを取る

この2点です。以下、意識すべきポイントをいくつかご紹介します。

・自己紹介に参加目的や取り組みたいことを盛り込む。
・積極的に社員との会話を進める。
・プログラムに全力で取り組む。
・グループワークでは、リーダーシップが得意ならまとめ役としてチームを引っ張る。もしくは、状況判断や提案が得意ならばサポート役として的確な意見を出す。自分の得意分野を活かすよう心がける。
・参加者全員のためのプログラムなので、他の参加者への気遣いを忘れずに。

こうした心構えを持って参加することで、インターンシップやキャリア教育の経験はより価値を増します。自己紹介からコミュニケーションをはかり、積極的に参加しましょう。チームワークや他者への配慮も忘れずにいれば、参加社全員の成功体験にもなるのです。

Q:志望度の低い企業のインターンシップ・キャリアにも参加すべきでしょうか?

A:時間に余裕があれば、ぜひお勧めします。参加することで、以下の2つの目的を達成できます。まず、企業について理解を深めることができます。また、自身の適性を把握することもできます。志望度の低い企業でも、同じ業界に属している場合は、志望度の高い企業と比較することで異なる視点で情報収集ができます。また、目指す業界でなくても、意外なところで自分に合う可能性に気づくこともあります。
こういった経験を積むことで、より説得力のある志望動機を作り上げることができます。複数日程のインターンシップ・キャリアは夏休みに実施されることが多いですが、夏休み明け以降に実施されるインターンシップ・キャリアも競争率が下がるのでねらい目です。また、秋と冬には学業に配慮した短日程のプログラムも多いので、どの企業に参加するか、ぜひ考えてみてください。

お悩みその3:自己分析について

Q:キャリアプランはどう作ればいいですか?

A:まず、自分が将来どんな姿になりたいのか、具体的なゴールを描いてみましょう。そしてそのゴールを達成するためにはどのようなステップを踏んでいけばいいのか、逆算してみます。将来の姿をイメージすることが難しい場合は、まずは情報収集をすることです。インターンシップやキャリア教育に参加し、現場で働く社会人の姿を見たり直接質問したりして、「自分ならどうするか」「自分はどうしたいのか」という問いに向き合ってみることができます。

キャリアプランを作るためには、自己探求と経験の積み重ねが重要です。自分の興味や適性に合わせた経験を積みながら、少しずつ自分の進むべき道を見つけていきましょう。大事なのは、まず一歩踏み出すことです。

お悩みその4:筆記試験について

Q:何から手を付ければいいのか分かりません。

A:それでは、筆記試験の対策についてご紹介します。まず、目指す企業がまだ決まっていない場合は、最も多く導入されているSPI3や自宅受検型WEBテストの玉手箱など、広く利用されているテストに焦点を当てて対策していきましょう。これらのテストについての情報を収集し、解答方法や傾向を把握することが重要です。一方、志望企業が既に決まっている場合は、その企業が過去にどのようなテストを使用しているのか調べ、それに対する対策を優先的に進めましょう。過去問や模擬試験を解いて慣れておくことも大切です。

また、一般常識や時事問題に関する知識を広げるために、ニュースを積極的にチェックすることも重要です。時事問題は面接やグループディスカッションなどでも出題されることがありますので、現在の社会情勢やトレンドを把握するよう努めましょう。

まとめ

いかがでしたか?就活準備中に悩みや不安があれば、ぜひキャリタス就活「あんしん相談」に相談してみてください。メッセージで相談いただければ、個別にあなたのお悩みに答えます。プロフェッショナルによるアドバイスは、先輩就活生たちの経験とノウハウを基にしており、あなたの参考になるはずです。

就活は不安と挑戦の連続ですが、悩みながら進むことが自己成長につながります。この貴重な機会をチャンスと捉え、立ち止まったり迷ったりしたら、躊躇せずに相談してください。専門家の助けを借りながら、悩みや疑問を解消し、自信を持って就活に臨みましょう。あなたの一歩が、将来への大きな飛躍をもたらすかもしれません。

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