エンジニアとは?何をする人?種類や職種・仕事内容をわかりやすく解説!
業界・職種・企業研究公開日:2025.08.06

ITの進化が加速する今、エンジニアに興味を持つ学生さんは多いでしょう。でも具体的に何をする職種なのかわからないという人も多いのではないでしょうか。この記事では、エンジニアの定義から具体的な仕事内容、エンジニアのさまざまな種類・職種について詳しく解説します。エンジニアに興味がある就活生や、エンジニアを目指している就活生はぜひ参考にしてみましょう。
エンジニアとは?
エンジニアとは、工学(エンジニアリング)の専門知識とスキルを活用して、製品やシステムの設計・開発・運用などさまざまな役割を担う専門職のことです。
特に近年では、ソフトウェアエンジニアやシステムエンジニア、ネットワークエンジニアなどのITエンジニアが幅広い分野で活躍しているのが現状です。どの分野に携わるかによって細かく名称が分かれているのが特徴といえます。
なお、「エンジニア」という言葉は、電気・電子、機械、土木、建築、化学など工学全般の専門職を指す総称として使われますが、この記事では主にITエンジニアについて紹介します。
エンジニアとプログラマーの違いは?
エンジニアとプログラマーは混同されやすい職種ですが、実は明確な違いがあります。
エンジニアは、システムの設計、構築、運用、改善までを担う広範な役割で、課題解決やプロジェクト全体の推進も含まれます。
一方でプログラマーは、設計に基づきコードを書き、ソフトウェアを開発することに特化している点が大きな違いです。
エンジニアはシステム全体の設計から開発、運用まで包括的に関わることが多く、技術的な判断や問題解決能力が求められるためプログラマーに比べて上流工程に携わる傾向にあるといえるでしょう。
エンジニアの3つの種類 | 主な職種・仕事内容は?
エンジニアは、専門領域によって大きく3つの種類に分類され、それぞれの分野でさまざまな職種が存在しています。ここからは、各種類の概要と具体的な仕事内容について詳しく見ていきましょう。

■開発系エンジニア | システムエンジニア
システムエンジニアは「SE」と呼ばれることもあり、システム全体の設計や構築などシステム開発全般を担当する職種です。業務は多岐にわたり、顧客との要件定義から実際の開発、テスト、運用まで幅広い工程を担います。プロジェクト全体を俯瞰する視点と技術的な深い理解の両方が求められます。
■開発系エンジニア | プログラマー
プログラマーは、特定のプログラミング言語を使用して、システムエンジニアによって設計された仕様に基づいてプログラムを作成する職種です。実装のほかに、作成したプログラムにバグが発生した際の修正作業なども担います。効率的な開発を行うためには、Java、Python、C++など、さまざまなプログラミング言語を扱えることが求められます。
■開発系エンジニア | WEBエンジニア
WEBエンジニアは、WEBサイトやWEBアプリケーションなどのWEBサービスの開発や運用などを担当する職種です。この職種は、ユーザーが直接操作する画面部分を担うフロントエンドエンジニアとサーバー側の処理を担うバックエンドエンジニアの2種類に大別されます。
それぞれ異なる技術領域を担当するため、以下でこの2つの職種について詳しく解説します。
■開発系エンジニア | フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、WEBサイトやアプリケーションにおけるユーザーインターフェース(UI)を設計・実装する職種です。主にHTML、CSS、JavaScriptを用いて、見た目や操作感を重視した画面を構築し、ユーザー体験(UX)の向上させる役割を担います。
デザインの意図を正確に理解し、それを実際に動作するコードに落とし込むスキルが求められます。また、技術力だけでなくデザインへの理解やUI/UXの視点も必要でしょう。
■開発系エンジニア | バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、WEBサービスやアプリケーションにおけるサーバーサイドを開発する職種です。サーバーサイドのロジック構築やデータベースの管理など、ユーザーからは見えないシステムの裏側を支える役割を担います。
システム全体のセキュリティ対策やパフォーマンスの最適化といった、高度な技術力が求められます。
■開発系エンジニア | 制御・組み込みエンジニア
制御・組み込みエンジニアは、家電製品や自動車、産業機械などのハードウェアに内蔵されるソフトウェアの開発を担当する職種です。限られたメモリやCPU性能の中で効率的に動作するプログラムを作成し、適切に動作するように機器を制御する役割を担います。
IoT機器の普及により需要が高まっており、ハードウェアとソフトウェアの両方に関する深い知識が求められます。
■開発系エンジニア | AIエンジニア
AIエンジニアは、人工知能技術を活用したシステムやアプリケーションの開発を担当する職種です。機械学習やディープラーニングのアルゴリズムを実装し、データ分析から予測モデルの構築まで幅広い業務を担います。
Python、C++などのプログラミング言語に加え、統計学や数学の知識が求められます。近年特に注目を集めている技術分野のエンジニアです。
■インフラ系エンジニア | インフラエンジニア
インフラエンジニアは、システムの基盤となるインフラの設計、構築、運用を担当する職種です。サーバーやネットワークの設定、クラウドサービスの利用など、安定したシステム運用を支える幅広い業務を担います。
障害発生時の迅速なトラブルシューティング能力やシステム全体を見渡す俯瞰的な視野が求められます。
なお、インフラエンジニアの中には「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」「データベースエンジニア」などの職種が含まれており、それぞれが専門的な役割を担っています。
■そのほかのエンジニア | セールスエンジニア
セールスエンジニアは、エンジニアの技術的な知識を生かして営業活動を支援する職種です。顧客のニーズを技術的な観点から分析し、最適な解決策を提案する役割を担います。営業スキルと技術的な専門知識の両方が必要となるケースが多いため、コミュニケーション能力も求められます。
■そのほかのエンジニア | テストエンジニア
テストエンジニアは、開発されたシステムやソフトウェアの品質を確保するためにさまざまなテストを設計・実行する職種です。ユーザーが快適にシステムを利用するための重要な役割を担います。
バグの発見や動作検証を通じて製品の信頼性向上に貢献するため、細かいバグも見逃さずに発見する根気強さが求められます。
■そのほかのエンジニア | カスタマーエンジニア
カスタマーエンジニアは、製品やシステムの導入支援や設置、導入後の保守・運用を担当する職種です。問い合わせ対応やトラブル対応を行い、安定した稼働を支える役割を担います。技術力に加え、コミュニケーション能力も求められます。
エンジニアに将来性はある?
エンジニアの将来の展望は明るいとされています。業界全体で慢性的な人材不足が続いており、特にIT業界では、AI、IoT、DX推進などの技術革新が急速に進む中で、エンジニアに対する需要がますます高まっている状況です。
また、技術の進化に伴って新しい職種や役割が次々と生まれることも予想されるため、今後もエンジニアの需要はさらに拡大していくと考えられています。
エンジニアのキャリアパスの選択肢
エンジニアのキャリアパスには多くの選択肢があります。たとえば下記のようなものが挙げられます。
■スペシャリストになる(技術を極め特定の技術領域に深く関わる)
■ジェネラリストになる(システムの開発、設計、テスト、運用など幅広い業務に関わる)
■マネージャーになる(チームを率いてマネジメントを行う)
■フリーランスになる(独立し、自分の実力で仕事を得る)
それぞれのキャリアパスには異なるスキルセットが求められるため、自分の興味や強みを十分に理解した上で、最適なキャリアを選択することが重要といえるでしょう。
エンジニアになるために必要なスキル5選

エンジニアを目指すにあたって、どのようなスキルを身につけるべきか気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、エンジニアになるために特に重要とされる5つのスキルについて詳しく紹介します。
■プログラミングスキル
プログラミングスキルは、エンジニアにとってもっとも基本的で重要なスキルの1つです。プログラミング言語には多種多様なものがあり、Java、Python、JavaScript、C++など、それぞれに特化した用途が存在します。
言語は日々進化し続けるため、継続的な学習が欠かせません。職種によって求められるプログラミングスキルのレベルが異なることも多いです。
また、プログラミングの前提として、タイピングなど基礎的なPC操作スキルも身につけておく必要があります。
■コミュニケーションスキル
エンジニアは1人で黙々と作業する仕事だと思われがちです。しかし、実際は関係部署の人やチームのメンバーとうまく連携しなければ仕事がスムーズに進まないことも珍しくありません。
また、顧客とのやり取りが必要な場面も多く、技術的な内容をわかりやすく説明する能力も求められます。そのため、コミュニケーションスキルは意外にも重要なスキルの1つといえるでしょう。
■マネジメントスキル
エンジニアは、スケジュール管理やリソース配分、リスク管理などさまざまな要素をバランスよく扱うマネジメントスキルが必要といえるでしょう。
また、キャリアアップしていくとプロジェクトやチームの管理を行う機会が増えてきます。そうしたときに予期せぬトラブルやマルチタスクに対応しなければならないケースも多いです。
■言語化能力
エンジニアは、技術的な内容をドキュメントや報告書、メール、口頭などで情報を伝えたり、まとめる機会が多くあります。そのため、言語化能力は技術的な内容を正確かつ明確に伝える上で欠かせません。
WEB上でコミュニケーションが完結することも多く、チームで作業を進める上で情報を抜け漏れなくまとめる力が求められます。
また、専門知識をもたない人に対しても技術やプロセスを説明する必要があるため、複雑な技術情報を正確かつ簡潔にまとめる能力は重要なスキルといえるでしょう。
■論理的思考力
論理的思考力は、エンジニアにとって非常に重要なスキルの1つです。システム設計や不具合対応など複雑な技術的課題に対して筋道立てて考え、最適なアプローチ方法を導き出すために必要な能力といえます。
エンジニアに向いている人の特徴5選
エンジニアという職業に興味をもっていても、自分がエンジニアに向いているかどうか不安に感じる方もいるでしょう。ここでは、エンジニアに向いている人に共通する5つの特徴について詳しく紹介します。
■新しい知識をインプットし続けられる人
エンジニアの技術は日進月歩で進歩しています。まずは現在使用しているプログラミング言語やフレームワークの理解と習熟を深めることが重要です。その上で新しい技術にも対応できるよう継続的な学習が求められるため、学習意欲が高く常に学び続ける姿勢をもつ人は、エンジニアとして長期的に活躍できる素質を備えているといえるでしょう。
新しい知識をインプットすることは、問題解決能力の向上にもつながります。さまざまな技術を学ぶことで、異なる視点から問題をとらえることができ、より効果的な解決策を見つけ出すことが可能になります。
■忍耐力や根気強さがある人
エンジニアの仕事は、時に困難な問題に直面することがあるため、忍耐力や根気強さは重要な資質です。システムのバグや不具合を解決するには多くの時間と労力を要することがあり、粘り強く取り組むことで初めて解決に導くことができます。
エンジニアリングのプロジェクトは計画から実行、そして完成までに時間がかかることが多く、途中で挫折しない強い心が必要です。
■ものづくりが好きな人
エンジニアは、何かをつくり出すことに喜びを感じる人にとって、非常にやりがいのある職業です。
たとえば、ソフトウェアエンジニアはユーザーのニーズに応えるためのアプリケーションを設計・開発します。このプロセスで、自分のアイデアが実際の製品として形になる瞬間は大きな達成感を味わえるでしょう。
ものづくりの世界では、設計・開発・運用といったさまざまな過程で試行錯誤がつきものです。その中で問題を解決し、よりよい製品やシステムを作り上げることに喜びを感じられる人は、エンジニアとして成功する可能性が高いといえます。
■コミュニケーション能力がある人
エンジニアの現場では、1人で完結する業務ばかりでなく、チームで連携してシステムやサービスを作り上げていくことが日常的にあります。人とやり取りするのが得意で、自然と周囲と協力しながら物事を進められる人は、エンジニアの仕事に向いているでしょう。
プロジェクトによっては顧客や外部パートナーとの調整も必要になるため、相手の立場を考えながら話せる力や、専門的な内容をかみ砕いて説明できる力も生かせます。関係者と信頼関係を築きながら、物事を前に進めるために自然とコミュニケーション能力を発揮できる人は、エンジニアとしての素質があるといえるでしょう。
■論理的に考えられる人
論理的思考とは、情報を整理し因果関係を理解しながら問題を解決する能力を指します。論理的に考えることができれば複雑な問題にも冷静に対処できるため、エンジニアとしての業務を効率よく進めることが可能です。
たとえば、プログラムのバグを修正する際には、どこに問題があるのかを特定し、その原因を論理的に分析する必要があります。また、論理的に自分の考えを伝えることができれば、チームメンバーや顧客との円滑なコミュニケーションを図ることもできるでしょう。
エンジニアへの就活を進めるポイント

エンジニアを目指している人の中には、効果的な就活の進め方について知りたいと思う方も多いのではないでしょうか。ここでは、エンジニアへの就活を成功させるために、おさえておくべき重要なポイントを詳しく紹介します。
■自己分析を深める
就活の第一歩は自己分析です。自己分析により自分の価値観や強みを知ることは、キャリアの方向性を判断するヒントになります。自己分析の際は、主に下記のポイントを意識しましょう。
自己分析する際の観点
■自分の価値観はどんなものか
■自分の強み/弱みは何か
■理想の働き方はどんなものか
■IT業界のどのような部分に興味があるか
■将来どのような価値を提供したいか
自己分析が不十分だと、入社後にミスマッチが生じる可能性があるため、時間をかけて自分自身を見つめ直しましょう。また、自己分析は採用選考の対策にもなり、徹底した自己分析の上で企業とのマッチ度を示すことで、採用担当者に対して効果的にアピールできるでしょう。
自己分析のやり方については下記記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【就活における自己分析のやり方10選】それぞれわかりやすく図解!
「就活の自己分析ってどうやって進めればいい?」そんな悩みを抱えている就活生も多いでしょう。自己分析は就活の最初の段階で取り組むべき重要な作業です。本記事では、就活におけるおすすめの自己分析のやり方10選をご紹介します。…
■業界・職種・企業研究を徹底する
エンジニアの中にもさまざまな選択肢があるため、どのような分野に興味があるかを絞ることがポイントです。
まず、業界研究により業界の構造や動向を理解し、自分の関心や価値観と照らし合わせることが有効です。業界の仕組みや特徴を把握することで、自分が希望する働き方やキャリアの方向性を見つけやすくなります。IT業界は技術の進歩・変化のスピードが速いため、常に新しい情報を取り入れる意識が大切です。
また、職種研究で各職種の業務内容や求められる資質を把握することも重要になります。
さらに、企業研究では会社の基本情報や経営理念、事業内容も理解し、自分の就活の軸とマッチするかを見極めることが必要です。

【例文あり】就活の軸100選!決めるときのポイントや面接・ESでの答え方も解説
就活を進める中で「就活の軸」という言葉を耳にすることも多いでしょう。就活の軸は、面接やESなどで問われる重要なテーマです。本記事では、納得のいく就活の軸を見つけるためのポイントや面接での答え方を解説します。「価値観別」…
■インターンシップに参加する
インターンシップで実際の業務を経験することで、業界の動向や職場の雰囲気を理解することができます。自分が本当にエンジニアとして働きたいのか、適性があるのかなどを判断する材料として役立ちます。
また、インターンシップを通じて得た経験は、将来のキャリアにおいて貴重な財産となります。企業の文化や働き方を体感し自分に合った職場を見つけるためにも、積極的に参加してみましょう。

インターンシップとは?参加する目的やメリットは?給料や時期についても解説
就活でよく聞く「インターンシップ」とは具体的にどのような活動なのか知らない方も多いでしょう。この記事ではインターンシップとは何か、就活にどのように役に立てられるのか解説します。参加する目的やメリット、給料の有無などにつ…
さらに、企業説明会や職場見学を通じて企業理解を深められるオープン・カンパニーや、企業がCSR(社会貢献)の一環として実施するキャリア教育もおすすめです。どちらも全学年参加可能で、オープン・カンパニーは単日で行われるものが多いため、忙しい学生の皆さんでも気軽に参加できます。
『キャリタス就活』の「インターンシップ・キャリアを探す」では、こだわり条件に絞ってインターンシップを検索することができます。業界や職種、開催地域、実施期間など詳細な条件を設定して、自分に最適なプログラムを効率的に見つけることが可能です。エンジニアを目指す学生さんにとって貴重な機会となるため、ぜひ活用してみてください。
■資格の取得やスキル習得を目指す
エンジニアへの就活を進める際、資格の取得は大きなアドバンテージとなります。資格は専門知識やスキルを証明するものであり、採用担当者に対して信頼性を高める重要な要素です。
特にIT業界では、ITパスポートや基本情報技術者試験、応用情報技術者試験などの国家資格や、シスコ技術者認定資格を評価する企業もあります。資格取得の過程で得られる知識やスキルは実際の業務にも役立つため、自身のレベルアップにもおすすめです。
一方で、エンジニアに求められる能力は資格だけで測れるものではありません。実践的なスキルや知識も非常に重要です。たとえば、プログラミング経験がある場合は、学業や個人制作などで取り組んだ成果物をまとめたポートフォリオなどを作成してプログラミングスキルをアピールするのも効果的です。また、これまで経験がない場合でも、職種に応じたスキル習得を進め、実践力を高められるとよいでしょう。
資格やスキルの取得にはある程度の時間がかかるため、やみくもに取り組むのではなく、自分の目指す仕事や企業の軸が見えてきた段階で、その方向性に合った資格や学習内容を選ぶことが大切です。
自己分析と並行して継続的な学習を進めつつ、進みたい方向性が定まってきたらより自分に合った勉強方法に変えていきましょう。最近では、無料の教材や比較的安い動画学習サービスなども充実しているためぜひ活用してみてください。
エンジニアに関するよくある質問
■Q.エンジニアって何をする人?
A.エンジニアについて簡単に説明すると、技術的な知識とスキルを活用して、さまざまなシステムや製品を設計・開発・構築する専門職です。ITエンジニアであればソフトウェアやWEBアプリケーションの開発、インフラエンジニアであればサーバーやネットワークの構築などが仕事内容になります。それぞれの専門分野で技術的な課題を解決し、社会に役立つシステムやサービスを提供することが主な仕事です。
■Q.エンジニアの年収はどのくらい?
A.エンジニアの年収は職種によって幅がありますが、基本的にはほかの職業の平均年収よりも高い傾向にあります。
具体的には、ITエンジニアの年収は一般社員レベルで約500万円程度(※1)とされており、国民の平均年収である約460万円(※2)と比較すると、約40万円高い水準となっています。
出典1:厚生労働省「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業」p.19
出典2:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」p.8
なお、いずれも最新のデータを参照していますが、調査年度には差があるため、あくまで参考値としてご覧ください。
経験やスキル、専門分野によってはさらに高い年収を得ることも可能で、特に需要の高い分野では年収1000万円を超えるケースもあるでしょう。
■Q.資格をもっていなくてもエンジニアになれる?
A.エンジニアになるために法律上取得が義務づけられている資格はないので、資格取得は必須ではありません。
ただし、資格があれば基礎的な知識や学習意欲を示す材料となり、就活でプラスに働く場合もあるため、あるに越したことはないでしょう。
なお、文系・理系を問わず採用している企業や、就職後に基礎から学べる研修制度がある企業が多いので資格をもっていなくても十分にチャレンジできます。
■Q.新卒からでもエンジニアになれる?
A.新卒からでもエンジニアになることは可能です。IT業界では全体的にエンジニアが不足しており、多くの企業がエンジニアを積極的に採用している状況にあります。近年では、エンジニア未経験者を採用している企業は多く、新卒者にとってチャンスは十分にあるといえます。
ただし、企業によって新卒採用の枠があるかは異なるため、応募前に各企業の採用状況を確認しましょう。
『キャリタス就活』の「企業を探す」では、職種を絞り込んで企業を検索できるので、エンジニア職の求人を効率的に調べられます。職種のほかにも、業種や勤務地などの条件で企業を絞り込める検索機能に加え、企業ごとのクチコミも確認できるので、自分に合う企業を見つけるためにぜひ活用してみてください。
エンジニアとして理想のキャリアを実現しよう
エンジニアは現代社会を支える重要な職業であり、プログラマーやシステムエンジニア、AIエンジニアなど多様な職種が存在します。論理的思考力やコミュニケーション能力、継続的な学習意欲をもつ人に適しており、学ぶ意欲があれば誰でも目指すことが可能です。
IT業界の人材不足によりエンジニアの需要は高く、将来性も明るいといわれています。資格取得や自己分析、業界研究を通じて準備を整え、エンジニアへの就活を進めてみましょう。
『キャリタス就活』では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ『キャリタス就活』をご活用ください。

PROFILE
キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。