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ガクチカは本当にない?就活をスムーズに進めるための探し方と書き方を例文で紹介

自己分析

公開日:2025.06.18

ガクチカは本当にない?就活をスムーズに進めるための探し方と書き方を例文で紹介

就活でよく聞かれるガクチカですが、「私にはない」「何を話せばいいかわからない」など悩んでいる学生さんも多いでしょう。実は、ガクチカは輝かしい実績や特別な経験である必要はありません。この記事では、日頃の行動からガクチカを見つける方法や、自己分析のポイント、自分らしいガクチカの書き方・例文を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

そもそもガクチカとは?

就活でよく使われる「ガクチカ」とは、「学生時代に力を入れたこと」の略です。エントリーシート(ES)や面接で頻繁に問われる項目で、企業が就活生の価値観や行動の背景を知る上で、非常に重要なテーマとなっています。

社会人であれば、これまでの職務経験や実績を基に評価されますが、学生さんにはそうした経歴がありません。そこで、学生時代にどのような姿勢で物事に取り組んできたのか、その中から得られたことは何かなど、学生さんの成長のプロセスを知るために、「ガクチカ」が問われます

【例文あり】ガクチカとは?面接官に刺さるエピソードの選び方・書き方

学生時代に力を入れて取り組んだことを示す言葉「ガクチカ」。就職活動において自身をアピールする重要な要素の1つです。この記事では、面接官 に刺さるエピソードの選び方・ガクチカの作り方など、ガクチカを攻略する方法を解説します…

「ガクチカがない」と悩んでしまう2つの原因

「学生時代にがんばったこと」といわれても、特別な経験がないと感じている人は少なくありません。しかし、多くの就活生が同じように悩んでいます。ここではそのように悩む原因を解説します。

■自分の経験をしっかり思い出せていない

日常の中で無意識に行っている行動や習慣が、実はガクチカのヒントになることがあります。しかし、自己分析が足りないとそれに気づけません。

また、自分が「がんばった」と思っていないことでも、自分の強みや価値観が発揮された経験である可能性もあります。ガクチカはサークルやアルバイトなどの課外活動である必要はなく、学生さんの本分である学業に対する取り組み方でも構いません。客観的な視点で自分の行動を振り返ることが大切です。

■ガクチカには輝かしい成果や実績が必要と思い込んでいる

自分を魅力的に伝えるためにガクチカには特別な成果や華々しい実績が必要だと誤解している人は多いです。しかし、ガクチカに特別な実績や輝かしい成果は必要ありません。日常の中で続けている習慣や、夢中になったことも立派なガクチカになるので、誰にでもガクチカとなる経験は必ずあります。

企業が本当に知りたいのは、どのように物事に取り組んだのかという姿勢や、そこから何を得たのかという成長のプロセス、やる気の源となる価値観です。ほかの学生さんと比べて自分の経験が地味に見えても、それがあなたらしさを表す貴重なエピソードになります。どんな些細なことでも問題ないので、自分の行動を深掘りし、自分らしさが伝わるエピソードを探してみましょう。

ガクチカを見つける方法は?2つの軸で考えよう

ガクチカを見つける方法

「ガクチカがない」と感じるのは、うまく見つけられていない、または言語化できていないだけかもしれません。自分の中にある経験を、適切な方法で掘り起こしていきましょう。

■ガクチカシートを使って過去・現在の経験を書き出してみる

学生生活を思い出しながら、自分が取り組んできたことを言語化していきましょう。なかなかガクチカが思い浮かばない場合は、まずは過去・現在の経験を思い出しながら、とにかく書き出してみることが大切です。

その際に活用できるのが「ガクチカシート」です。「学内での活動版」と「学外での活動版」の2つを使い、思い出したことをどんどん記入していきましょう。項目がすべて埋まらなくても問題ありません。判断はせず、まずは書くことが大切です。下にある資料をダウンロードして自身の経験を振り返ってみましょう。

ガクチカシートを使って過去・現在の経験を書き出してみる

\「ガクチカシート」をダウンロードして記入してみよう!/

■日常の習慣を可視化し、「自分らしい行動」に気づく

過去の経験を振り返ってもよいガクチカエピソードが思い浮かばないという方は、日常的な行動や習慣を可視化することで、自分だけの特徴や意識している行動が見えてくる可能性があります。特に一覧化することで、自分の強みが発揮されたエピソードが見つかりやすくなります。平日と休日にわけて、朝起きてから寝るまでの行動を(理由や方法を括弧書きで)詳細に書き出してみましょう。

例:日常の習慣
・毎朝30分読書(好きな作家の作品を読むことでリラックス)
・休日に1週間分の献立を作成(食費と時間の節約のため)
・大学の講義は必ず1列目に座る(集中力を高めるため)
・移動時間に英単語アプリを活用(TOEIC対策として)
・週に一度、家族と予定共有の時間を設ける(家族との絆を深めるため)

成果の大小に関係なく、自分の価値観が表れているエピソードであれば、すべてガクチカとして活用することが可能です。自然に続けている行動に注目することで、自分らしさが見えてきます。

また、行動の背景にある価値観や目的を掘り下げることで、気づいていなかった内面的な動機が明らかになり、表面的なエピソードが意味のある経験になります。一覧化した中からピックアップした「自分らしい行動」に対して「なぜ」を繰り返しましょう。以下のように、少なくとも3回は問いを重ねてみましょう。

例:毎朝30分読書をする理由
・なぜ? → 朝は一番集中できるから
・なぜ集中したい? → 好きな作家の本は内容が深く、理解力が必要だから
・なぜ理解したい? → 将来自分も文章で人に影響を与えられる仕事がしたいから

以上の方法のほかに、自己分析で自分の強みを探るのも効果的です。自己分析することで自分自身について客観的に見つめ直すことができます。マインドマップ自分史などを活用して自己分析するのが一般的ですが、ほかにもさまざまな方法があります。以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にご覧ください。

【就活における自己分析のやり方10選】それぞれわかりやすく図解!

「就活の自己分析ってどうやって進めればいい?」そんな悩みを抱えている就活生も多いでしょう。自己分析は就活の最初の段階で取り組むべき重要な作業です。本記事では、就活におけるおすすめの自己分析のやり方10選をご紹介します。…

それでも見つからない場合は?今からガクチカを作るためにできること

企業がガクチカで評価するときに見ているポイント

企業がガクチカを評価する際、重視されるポイントは以下の3つです。それぞれがどのように自分の強みや成長を示すかを意識しながら、エピソードを整理すると効果的です。

■考え方や価値観

企業は、就活生がどのような価値観で物事に取り組んできたかを重要視します。ガクチカを通じて、あなたがどんな考え方をするのか、働く上で何を大切にしているのかを知ろうとしています。重要なのは何をしたか(結果)ではなく、どう考えてそれを行ったか(考え方)です。また、自社とのマッチ度も見られているため、志望企業の求める人物像に合致したエピソードを選択するとより効果的です。

■物事への取り組み方や成長プロセス

課題への取り組み方やそこから得た成長のプロセスについても、企業は注目します。成果だけでなく、取り組みを通して具体的にどのように成長してきたのかを見ています。特に、物事に対する姿勢(主体性や計画性)や、課題に直面した際の対応力(原因をどうとらえ、どのように試行錯誤したか)などが評価のポイントになります。経験を掘り下げ、自己分析を通じて得た気づきを具体的な行動とともに伝えるとよいでしょう。

■コミュニケーション能力

組織で働く上で欠かせないのがコミュニケーション能力です。ガクチカで他者と協力して達成した経験や、チーム内での役割における工夫が評価されます。コミュニケーションを通じてどんな成果を上げたかを伝えましょう。
また、自分の考えや経験を端的に、わかりやすく伝えられるかどうかも、コミュニケーション能力の一部として見られています。

ガクチカを端的にまとめる際の文章構成

ガクチカのフレームワーク

企業の担当者は、大量の書類から応募者の必要な情報を確認しています。そのため、ガクチカをまとめる際には、論理的でわかりやすい構成を意識し、効率よく伝える工夫が必要です。おすすめの構成は、「PREP法」を参考にした流れです。

まず、最初に結論を述べることで、面接官に要点を明確に伝え、話の流れを理解しやすくします。次に、具体的な行動とその理由を説明することで、あなたの行動原理や価値観が伝わり、人物像を印象づけられます。
最後に結果と学びを置くことで、経験の成果を示し、今後にどう生かすかという未来の展望も伝えます。このような構成により、「過去→現在→未来」のストーリー性が生まれ、聞き手が理解しやすく記憶に残りやすいものになります。

【ケース別】ガクチカの例文

ここではケース別のガクチカの例文をご紹介します。日常生活の中でのささやかなガクチカをご紹介するので、「ガクチカがない」と考えている人でも参考にしやすいでしょう。

■学業に関する例文

大学時代に私は経済学部の授業でより深い理解を得るため、定期試験の点数アップに取り組みました。経済学の基礎科目に関しては、最初の試験で思うような結果が出ず、自分の理解不足を実感しました。そこで、次の試験では必ず90点以上を獲得することを目標に、学習計画を立て直しました。

学習をはじめた当初は、専門的な知識を理解するのが難しく、計画が思い通りに進まないことがありました。私は、毎日の復習時間を増やし、授業内容をノートにまとめることで理解を深められるように努めました。また、同じく点数アップに取り組んでいた友人と、お互いに疑問点をすぐに解決し合える環境を作ることを提案しました。この環境を作ったおかげで、疑問点を効率的に解消することができ、苦手な問題も理解することができるようになりました。

その結果、次の試験で目標としていた90点を超える点数を取ることができました。この経験から、計画的に学習を進める重要性を学ぶと同時に、ほかの人と協力しながら問題解決を行う力を身につけることができました。貴社に入社後は、ほかの社員の方とのチーム連携を意識し、目標に対し計画的に業務に取り組んでいきたいと考えております。

■サークル・部活に関する例文

大学時代、ダンスサークルで新歓イベント担当の一員として、サークルの魅力を新入生に伝えることに取り組みました。私のサークルは新入生の入会が年々減少しており、サークルの存続が危ぶまれる状況でした。そこで、新歓イベントを通じて多くの新入生を迎え入れることでダンスサークルの活気を取り戻すことを目標にしました。

当初は、メンバーとの練習時間の調整やほかのサークルとの差別化を図るための企画立案など、どうすれば新歓イベントを成功させられるのか悩みました。

この課題を乗り越えるため、私はまずメンバー全員のスケジュールをヒアリングし、練習計画を立て直しました。まず練習時間の調整については振付けを動画で撮影したものを共有し、それぞれが練習できるように工夫を行い、短時間でも効率的に全体で練習できるようにしました。また企画については新入生の多くはダンス初心者である可能性もあるため、初心者でも気軽にトライできるような難易度の低い基本的な振付けをメインとした体験型イベントを実施することにしました。

その結果、新歓イベントではサークルの魅力を伝えるパフォーマンスができ、多くの新入生の興味を引くことができました。また、体験型イベントを実施したことで最終的に、前年の1.5倍の新入生が入会し、サークルに活気を取り戻すことができました。

この経験を通じて、限られたリソースの中で効率的に実行する調整力と、目標を達成するためのアイデアを形にする企画力が強化されたと感じています。貴社に入社した後も、この経験を生かし、社内外の関係者との円滑な調整を行いながら、新規企画の立案など自発的な行動を行い、貴社の成長に貢献していきたいと考えております。

■アルバイトに関する例文

私は学生時代、アパレルショップでのアルバイトにおいて接客販売に力を入れました。高校生のとき、アパレルショップの店員さんが親身になって自分に似合う服を提案してくれたのがきっかけで、私も将来、接客を通じてお客様に満足いただけるような仕事に就きたいと思い、学生のうちに接客スキルを磨こうと考えました。

アルバイトをはじめた当初は接客経験がなく、自信をもってお客様と会話することができませんでした。そのため、まずはお客様とのコミュニケーションに慣れることを目標にしました。しかしある日、お客様アンケートで「〇〇さんは愛想がない」と指摘されたことで、接客の仕方を見直す必要があると気づきました。

指摘を基に、一緒に働くメンバーにヒアリングを行ったところ、自分の接客に対する自信のなさから表情や声が暗くなっていることが原因だとわかりました。そこでまずは指摘を受けた表情や声のボリュームを意識し、終礼時に店長にフィードバックをもらうように心がけました。この取り組みを続け、接客に自信がついたことでお客様に自然に笑顔でお声がけできるようになりました。その結果、アンケートではお客様よりお褒めの言葉をいただけるようになりました。

この経験を通じて、フィードバックを素直に受け入れ、改善を重ねることの大切さを学びました。貴社に入社した後も、自分自身の課題を見つけ周囲からのフィードバックを生かしながら自分を成長させ、貴社の商品をより多くのお客様に選んでいただけるよう努めたいと考えております。

ガクチカのエピソードを伝える際の注意点

ガクチカを伝える際には、いくつかのポイントに注意することが重要です。エピソードを伝える際に適切な表現を選ぶことで、印象を大きく左右します。

■伝わりやすい内容か意識する

企業は「わかりやすく伝える力」も重要視しています。抽象的な「がんばった」という表現だけでは、具体的なイメージが伝わらず、あなたの強みが伝わりにくいでしょう。
抽象的な内容や浅い内容ではなく、どのような行動を取り、何を学び、どんな結果を得たのかを示すことが重要です。エピソードの詳細を説明することで、あなたの価値観や物事に取り組む姿勢をしっかり伝えられます。

また、面接官や採用担当者が理解できるように、専門用語や業界用語は極力避けて、誰にでもわかりやすい表現を使うことも大切です。
内容を整理する際は、「結論→理由→具体例→まとめ」の流れで伝えるPREP法に沿って構成されているかを確認しましょう。わかりやすさのチェック基準として有効です。

■自己PRと差別化する

よく聞かれる質問ですが、企業は「ガクチカ」と「自己PR」は異なる目的をもって聞いています。具体的には「ガクチカ」は学生時代に力を入れたエピソードを通じて課題への取り組み方や成長のプロセスを見ています。
一方で「自己PR」は強みやスキルに関するエピソードを通じて、応募者が自社で活躍することが期待できるかを見ています。しっかり違いを理解し、同じエピソードでも異なる視点で話せるようにしましょう

■誰かと比較するような表現を避ける

自分を他人と比較してアピールすることは、採用担当者に悪印象を与える可能性があります。全体の順位を示す(「50人中〇位」など)ことは問題ありませんが、特定の人を引き合いに出して自分をよく見せる表現は避けましょう。

■うそや誇張をせずに自分の経験を伝える

面接官は経験豊富なので、うそや不自然さがあると感じ取りやすく、内容によっては評価に響く場合があります。そのため、自分の経験を誇張せず素直に伝えること重要です。ガクチカで大事なのは成果ではなくプロセスです。華やかな成果である必要はないので、あなたらしさが伝わる内容にしましょう。

キャリアアドバイザーからの一言

キャリアアドバイザーからの一言

面接時にガクチカを問われた際に「特にない」と開き直るのはNGです。そう言ってしまうと、「やる気がない」や「面接に対する姿勢がいい加減」「自己分析ができていない」と判断される可能性があります。どんなに些細なことでも、自分が力を入れて取り組んだことを見つけて伝えましょう。

【本当にない場合】今からガクチカを作るためにできること

【本当にない場合】今からガクチカを作るためにできること

過去や日常を振り返ってみても「ガクチカが本当にない」と感じる就活生もいるでしょう。そんなときは、今からガクチカを作るためにできることを探すことが大切です。ポイントを見ていきましょう。

■実務経験を通じて経験値を高める

ガクチカがない場合、まずは実務経験を積むことが重要です。アルバイトやインターンシップなどで実務経験を積むことで、実際の業務を体験し、スキルを向上させることができます。経験が不足している場合でも、積極的に経験を積むことで、自分にとって価値のあるガクチカを見つけやすくなります。

具体的なアクション
・就業体験を伴うインターンシップに参加する
・アルバイトで目的意識をもって、責任ある立場を引き受ける
・学内外で実践的な課題に取り組めるプロジェクトに参画する

『キャリタス就活』の「インターンシップ・キャリアを探す」では、職種や業界など自分のこだわり条件で絞って、インターンシップ・キャリアを検索できます。就業体験ができるプログラムを多数紹介しているので、ぜひ積極的に参加してみましょう。

■資格や知識の取得でスキルアップに取り組む

資格取得や専門知識の習得もガクチカの一環です。業務に必要な資格を積極的に学び、試験に挑戦することで自己成長を実感できます。資格取得の過程は明確な目標設定と計画的な努力の証明となり、企業から評価されやすいです。また、取得した資格や成果は具体的な数値として示せるため、自分の能力や成長を客観的にアピールできます

具体的なアクション
・どんなキャリアでも通用する語学系資格やデジタルスキルを証明する資格に挑戦する
・志望業界に直結する資格を取得し、スキルアップに役立てる
・資格取得に向けた学習過程を記録する

■新しいことにチャレンジして成長を実感する

ガクチカが見つからない場合、趣味やボランティアなど新しい活動をはじめてみましょう。目標をもって取り組むことで、その結果をガクチカとして活用できます。また、今取り組んでいる活動に目標を設定してみるのもよいでしょう。何かに取り組む姿勢は、自分の成長や努力を証明する材料になります。

具体的なアクション
・NPOやNGOでボランティアスタッフとして関わる
・サークルでイベントを企画する
・スポーツやアート、音楽など新しい趣味をやってみる

■継続的な取り組みをはじめる

ガクチカが見つからない場合、毎日の継続的な取り組みが大切です。読書や運動、資格の勉強など、小さなことでも続けることで自己管理能力や継続力を証明できます。
また、継続する中で「目標を立てて計画的に進めた」「途中で課題に気づいて改善した」といったプロセスを経験することで、計画性や問題解決力といった強みをエピソードとして伝えることが可能になります。

そのため、まずは自分が興味をもてそうなことや、少しでも気になっていたことを見つけて、継続的に取り組んでみましょう。

具体的なアクション
・朝活や夜の読書など、毎日の習慣として継続できる自己啓発活動をはじめる
・ブログやSNSでの情報発信を定期的に行う
・筋トレやランニングなど健康増進活動に目標を設定して取り組む

■周囲や外部サポートを活用してエピソードを探す

ガクチカがないと感じる場合、外部サポートを活用するのも有効です。大学のキャリアカウンセラーや家族、友人などに相談し、第三者の視点からアドバイスを受けることでオリジナリティのあるエピソードが探せるでしょう。今まで気づかなかったエピソードを発見し、知らなかった自分の一面を知ることで、自分の魅力をより具体的に伝えられるようになります

さらに自分の経験を的確に言語化し、アピールできるようになります。

具体的なアクション
・家族や友人に自分の特徴や強みについて率直な意見を聞く
・大学のキャリアセンターに相談する
・就活エージェントや就職情報サイトの無料相談サービスを利用する
・OBOG訪問や先輩との面談を行う
・自己分析ツールやテストを活用する

『キャリタス就活』の「あんしん相談」では、就活生に向けてさまざまなサポートを提供しています。ガクチカに関する困りごとから、就活全体のお悩みまでプロのアドバイザーに直接相談できます。ぜひご活用ください。

就活が本格化した際に「ガクチカがない」と困らないように早めにすべきこと

インターンシップ・キャリアの選考対策をはじめてから、「ガクチカがない」と不安になった方も多いかもしれません。そのような悩みを防ぐためにも大学1・2年生のうちからさまざまなチャレンジを積極的に行うことが重要です。
たとえば、サークル活動ではイベントの企画運営やチームでの目標達成に主体的に関わるのもよいでしょう。アルバイトでも、ただ働くだけでなく目標をもって取り組むことで、説得力のある経験になります。

さらに、インターンシップ・キャリアやボランティアに早い段階から参加することで、社会人に必要なスキルを意識的に身につけられます
インターンシップ・キャリアの中で、オープン・カンパニー(短期で実施される就業体験のないプログラム)やCSRとして実施されるキャリア教育なら年次問わず参加できます。実践的なエピソードにはつながりにくい一方で、企業や仕事への理解を深める機会になります。将来自分がどのような分野に関わっていきたいかを考える上で貴重なインプットの場となるので、就活本番に向けた準備として気軽に参加してみましょう。

『キャリタス就活』の「インターンシップ・キャリアを探す」では、職種や業界など自分のこだわり条件に絞ってインターンシップ・キャリアを検索できます。オープン・カンパニーやキャリア教育など、大学1・2年生の方も参加できるプログラムを多数紹介しているのでぜひご活用ください。

ガクチカに関するよくある質問

■Q.大学入学以前の経験はガクチカとして使える?

A.大学入学以前の経験も、自己成長や主体的な取り組みがあればガクチカとして活用できます。ただし、複数エピソードがあるなら、企業は大学生活で得た経験のほうをより知りたいと思っています。直近の行動・成長過程であるため、その人の現在の価値観や行動特性を把握しやすいためです。高校時代から継続している場合は、大学以降の活動にフォーカスして伝えるなど工夫するとよいでしょう。

■Q.自己PRと同じエピソードを使っても大丈夫?

A.自己PRとガクチカで同じエピソードを使っても問題ありませんが、アピールする視点を変えることが大切です。たとえば、ガクチカでは取り組み内容や過程を、自己PRではその経験から得た強みや成果に焦点を当てると説得力が増します。重複感を避け、目的に応じた伝え方を工夫しましょう。

■Q.失敗談や成果の出なかった経験はガクチカになる?

A.失敗談や成果が出なかった経験も、ガクチカとして活用できます。重要なのは失敗から何を学び、どのように改善したかを具体的に示すことです。成長や行動の変化が伝われば、主体性や課題解決力を評価してもらえる可能性があります。過程や工夫に注目して伝えることがポイントです。

■Q.ガクチカに書くエピソードとしてダメな内容はある?

A.ガクチカで伝える内容として避けるべきなのは、目的が不明確な活動や、主体性に乏しいもの、自分が成長した点が不十分なエピソードです。
具体的な目標がなく、達成感や学びが感じられないエピソードは、企業に対してアピール不足に見える可能性があります。成果が出ていない場合でも、自分がどのように成長し、どんなスキルや経験を得たのか明確に伝えることが大切です。
また、自己PRで挙げているエピソードをそのまま繰り返すことも極力避けましょう。

日常生活の小さなガクチカを見つけてみましょう

「ガクチカがない」と思っている方も、視点を変えればアピールできる経験が見つかる可能性があります。また、「本当にない」と悩んでいる方も、日々の活動に目的意識をもち、チャレンジを重ねることでガクチカは作れるでしょう。この記事で紹介したガクチカの見つけ方や作り方を参考に、自分らしいガクチカのエピソードを見つけていきましょう。

『キャリタス就活』では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ『キャリタス就活』をご活用ください。

PROFILE

キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。

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