インターンシップのスーツの選び方!適切な色や夏の着こなしのポイントも解説

インターンシップ・キャリア

公開日:2025.07.09

インターンシップのスーツの選び方!適切な色や夏の着こなしのポイントも解説

インターンシップに参加する際、スーツ選びは第一印象を左右する重要な要素です。この記事では、インターンシップでのスーツの選び方から着こなしのポイントまで詳しく解説していきます。これからインターンシップに参加する学生さんは、企業に好印象を与えられるようにぜひ参考にしてみてください。

インターンシップに参加する際はスーツを着るのが無難

インターンシップに参加する際、企業や業界によって服装の指示が異なるケースもありますが、特に指定がない場合はスーツの着用が無難です。

インターンシップは就活準備の重要なステップです。学生の皆さんはインターンシップ参加時も就活と同様に、スーツを着用するのが基本だと考えておきましょう

初日はスーツで参加し、実際の職場の雰囲気を見てから服装を調整していくのも1つの方法です。ビジネスの場では第一印象が大切なため、きちんとした装いで参加することで好印象を与えやすくなります。
なお、スーツの指定がある場合には必ずスーツを着用しましょう。

キャリアアドバイザーからの一言

キャリアアドバイザーからの一言

オンラインのインターンシップ(テレワーク時)でも、服装の指定がない場合はスーツを着用するのが望ましいでしょう。画面越しでも第一印象は重要であり、真剣に取り組む姿勢をアピールできます。
基本的に上半身しか映りませんが全身スーツで臨むことで気持ちも引き締まり、よりよいパフォーマンスにつながります。

下記の記事では、インターンシップ参加時のスーツ以外の服装についても解説しているので、参考にご覧ください。

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インターンシップで着用するスーツの選び方

インターンシップで着用するスーツの選び方

インターンシップでのスーツ選びは、あなたの第一印象を左右する重要な要素といえます。就活でも使えるようなスーツを選ぶことが基本ですが、どのようなものを選んだらいいのでしょうか。ここでは、インターンシップで着用するスーツ選びのポイントを解説していきます。

■基本的にリクルートスーツを選ぶ

インターンシップのスーツ選びでは、基本的にリクルートスーツが望ましいです。これは就活で着用するシンプルなデザインのスーツを指します。リクルートスーツはインターンシップだけでなく、その後の就活でも活用できるため早めに購入しておくことをおすすめします

入社後も3年程度は着用可能なので、長期的な視点で見ても十分に活用できます。ただし、入社から1~2年程度経過したあとはビジネススーツの着用を増やしていきましょう。

リクルートスーツとビジネススーツの違いは?
リクルートスーツは就活用に無難な紺や黒の無地で作られた保守的なデザインであるのに対し、ビジネススーツはストライプや淡い色合い、生地の質感など個性を出せる要素が取り入れられています。
リクルートスーツが均一性と清潔感を重視するのに対し、ビジネススーツは自己表現やキャリアに合わせたスタイルを表現できる点が大きな違いです。

■色はダークカラーで無地を選ぶ

インターンシップのスーツ選びでは、黒や紺、チャコールグレーなどのダークカラーで無地のものが基本です。これ以外の色や柄物は、カジュアルな印象を与えてしまう恐れがあるため避けましょう。

特に黒のスーツはどんな職種や業界でも違和感なく着用でき万能です。初めてスーツを購入する場合は、汎用性の高い黒を選ぶと安心でしょう。

なお、スーツの色のほかに、ボタンの数も印象を左右させます。一般的には、2つまたは3つが適切とされています。

■ジャストサイズを選ぶ

インターンシップのスーツ選びでは、大きすぎず小さすぎないジャストサイズを選ぶことが重要です。サイズが合っていないスーツはだらしない印象を与え、第一印象を損ねる可能性があります。購入時には必ず試着し、肩幅や袖丈、パンツやスカートの長さなどをしっかり確認しましょう。

また、動きやすさや座った際のシルエットもチェックすると安心です。購入に迷った場合は、販売員に相談してアドバイスをもらうことで、自分に最適なスーツを見つけられるでしょう。

スーツのサイズ感の目安は?
胸囲:ボタンを留めたときに少し余裕のあるサイズ
着丈:ジャケットの裾がヒップトップにかかるサイズ
袖丈:インナーの袖や手首が隠れるサイズ
スカート丈:膝が半分隠れるサイズ
パンツ丈:くるぶしが隠れるサイズ

■機能性にも注目して選ぶ

インターンシップのスーツ選びでは、見た目だけでなく機能性にも注目するのがおすすめです。防シワ加工が施されたスーツなら、長時間着用してもシワになりにくく清潔感を保てます。また、ストレッチ機能があるスーツは動きやすく、窮屈さを感じにくいメリットがあります。

インターンシップ中は長時間の着用や移動、座ったり立ったりといった動作が多くなることもあるため、快適に過ごせる機能性スーツを選ぶのがよいでしょう。

■オールシーズン対応しているものを選ぶ

インターンシップのスーツ選びでは、オールシーズン対応の素材を選ぶと便利です。夏だけでなく冬のインターンシップにも着用できるため、コストパフォーマンスに優れています。

ただし、「オールシーズン」と表記されているスーツでも、実際には春夏秋の3シーズン対応(背抜き)か、秋冬春の3シーズン対応(総裏)にわかれていることが多く、夏と冬に同じスーツを着るのは難しい場合があります。特に、裏地つきのスーツは夏に着ると暑さが厳しいですが、背抜き仕様のスーツであれば見た目の薄さが目立ちにくく、比較的対応しやすいです。
そのため、選ぶ際は「背抜き」などの仕様も確認しつつ、自分の着用シーンに合ったスーツを選びましょう

キャリアアドバイザーからの一言

キャリアアドバイザーからの一言

アパレル業界などでは、明るめの色味や控えめな柄のスーツが許容されることがあります。そういった場合でも、派手すぎるデザインは避け、落ち着いた印象のものを選ぶようにしましょう。

また、服装に関するルールが比較的緩やかな企業では、スーツの着用が必須ではなく、ビジネルカジュアル・私服での参加も問題ないケースがあります。インターンシップ参加前に、企業研究により企業文化をリサーチし、それに合った服装を選びましょう。

下記の記事ではインターンシップに私服を着ていく場合の注意点などを解説しているので、ぜひ参考にご覧ください。

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インターンシップでスーツを着るときのポイント

インターンシップでスーツを着用する際は、適切な着こなしが重要です。ここでは、好印象を与えるためのスーツ着用時の具体的なポイントについて詳しく解説していきます。

■スーツに汚れやほつれがないか確認する

インターンシップでスーツを着用する際は、スーツの表面に汚れやほつれがないかを必ず確認しましょう。もし袖口や裾にほつれを見つけた場合はハサミで丁寧に切り取ります。

また、ボタンが緩んでいないかもあわせてチェックしましょう。さらに、スーツにシワがないかを確認し、必要であればアイロンをかけてから着用します。

インターンシップで好印象を残すには、清潔感が重要です。着用時の細やかな配慮が全体の印象を左右するでしょう。普段からスーツを清潔に保つためには、定期的にクリーニングに出してメンテナンスを行うと安心です。

■スーツを含めた全体の身だしなみを意識する

インターンシップでスーツを着用する際は、全体の身だしなみを意識することが大切です。髪型やメイクだけではなくカバン、靴、アクセサリーなども含めたトータルコーディネートを心がけましょう

カバンはシンプルで機能的なものを選び、靴はしっかりと磨いておくと清潔感をアピールできます。アクセサリーは腕時計程度のシンプルなものに留めることがポイントです。

具体的なコーディネートのポイントは次章で詳しく解説しているので見ていきましょう。

インターンシップにふさわしいスーツのコーディネート

インターンシップにふさわしいスーツのコーディネート

インターンシップでは、スーツ選びだけでなくコーディネートも重要です。ここでは、インターンシップのスーツにふさわしいコーディネートをご紹介していきます。

■インナー

インターンシップでは、基本的に白のワイシャツやブラウスを着用しましょう。白のインナーはどんなスーツにも合わせやすく、清潔感を演出できます。

ワイシャツの襟は、標準的な形のレギュラーカラーや襟が広めに開いたワイドカラーがおすすめです。ブラウスの場合は、レギュラーカラーや襟元が開いたスキッパーカラーを選ぶとよいでしょう。業界や企業の雰囲気に応じてインナーを使いわけることもポイントです。
また、露出が多くないものや装飾が控えめなデザインを心がけましょう。

■ネクタイ

インターンシップでは、落ち着いた色合いのネクタイを選ぶのがポイントです。紺や青系、ボルドー、クリームイエローなどがビジネスシーンに適しています

柄は無地やストライプが一般的であり、派手なデザインは避けましょう。スーツやシャツとのバランスを考慮し、全体の調和を意識することで、洗練された印象を与えられます。

■カバン

インターンシップでは、ビジネスバッグを持つのが基本となります。黒や紺などの落ち着いた色合いが無難でしょう。

サイズはA4サイズの書類が入る程度のものが便利です。ポケットが多いカバンを選ぶと、小物の整理がしやすく実用的といえます。
また、席についたときに床にカバンを置く場面もあるので、自立するタイプがおすすめです。

下記の記事では、インターンシップに持っていくカバンについて詳しく解説しているのでご覧ください。

インターンシップにはどんなカバンを持っていく?服装別の選び方とポイントを解説

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■靴

インターンシップでは、どのようなスーツにも合わせやすい黒の革靴やパンプスが望ましいです。靴は清潔に保ち、しっかりと磨いておくことで、細部まで気を使っている印象を与えることができます。

足元の身だしなみにも注意を払い、ビジネスの場にふさわしい装いを心がけましょう。

夏のインターンシップでのスーツの着こなしは?

夏のインターンシップでのスーツの着こなしは?

夏のインターンシップでは、暑さ対策を考慮した素材選びがポイントになります。スーツの素材は通気性のよいリネンやコットン、夏用のサマーウールを選びましょう。インナーは吸水速乾性のあるものがおすすめです。

また、夏でもインナーは長袖を選び、腕まくりは避け、基本的にはジャケットも着用します。暑い季節には適切な素材選びにより、快適なスタイルで参加しましょう

さらに、汗やにおい対策も重要です。インナーに脇汗パッドを取りつけたり、気になるところに制汗剤を塗ったりすると汗やにおいを防げます。帰宅後はスーツをハンガーにかけ、通気性のよい場所に保管しましょう。

■企業によってはクールビズが推奨されることがある

クールビズとは、暑い季節に涼しく過ごせるよう軽装を推奨するビジネススタイルのことです。クールビズが推奨されている場合は、ノーネクタイや半袖のワイシャツ・ブラウスを着用しても問題ありません

ただし、社外の人と会う可能性があるため、ジャケットとネクタイは必ず持参しましょう。またクールビズといっても企業によって規定が異なるので、事前に確認することが重要です。

冬のインターンシップでのスーツの着こなしは?

冬のインターンシップでは、寒さ対策を考慮した着こなしが重要になります。春〜秋の就活にも使えるやや薄手のスーツを着用する場合は、インナーには保温性のあるものを着用し、重ね着で体温調節するのがおすすめです。

スーツだけでは寒さ対策が不十分な可能性があるので、コートやマフラーなどの防寒具も身につけるとよいでしょう。ただし、インターンシップ先では脱いだ防寒具を丁寧にたたむ・ロッカーにしまうなどして、だらしない印象を与えないよう配慮することがポイントです。また、室内では暖房が効いているため、脱ぎ着しやすいよう工夫することが大切になります。

インターンシップの服装に関するよくある質問

■Q.インターンシップで着るスーツはファストファッションブランドのお店で購入してもいい?

A.ファストファッションブランドのスーツでも問題ありません。重要なのは価格ではなく「サイズが適切で清潔感があるか」です。安価なスーツでも正しくフィッティングされ、きちんと手入れされていれば十分に好印象を与えられます。

なお、業界や企業、就活のシーンに合ったスーツを選ぶことが大切です。たとえば、金融業界などの業界では落ち着いた印象を与える控えめなデザインが適切な場合もあれば、クリエイティブな業界では少し目立つデザインや色味が許容されることもあります。

■Q.オープン・カンパニーで服装の指定がない場合もスーツを着るべき?

A.オープン・カンパニーにおいて、服装指定がない場合でもスーツを着用するようにしましょうオープン・カンパニーとは、企業が学生の皆さん向けに職場や業務内容を紹介するイベントです。企業の雰囲気や業界によって適切な服装は異なりますが、迷った際はスーツを着用するほうが安心です。事前に企業の公式サイトで社員の服装を確認するのもよいでしょう。

適切なスーツ選びでインターンシップを成功させよう

インターンシップでのスーツ選びは、第一印象を決める重要な要素といえます。基本的なスーツの選び方から、季節に応じた着こなし方まで、適切な知識を身につけることが大切です。夏はクールビズに対応し、冬は保温性を重視するなど、季節を意識した選択を心がけましょう。
また、スーツだけでなく全体の身だしなみにも気を配り、清潔感を保つことがポイントです。適切な服装でインターンシップに臨み企業に好印象を与えましょう。

『キャリタス就活』では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ『キャリタス就活』をご活用ください。

キャリタス就活編集部

PROFILE

キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。
「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。

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