インターンシップで聞くべき質問55選!好印象を与えるマナーも解説
インターンシップ・キャリア公開日:2025.05.14

インターンシップは実際に職場の雰囲気や業務を知れるだけでなく、直接社員の方に質問ができる貴重な機会です。この記事では、インターンシップで聞くべきおすすめの質問を紹介します。また、インターンシップで好印象を与えるマナーについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
※この記事では主に「インターンシップ」での質問について解説しておりますが、オープン・カンパニーやキャリア教育においても参考にできる内容となっています。
インターンシップでは質問したほうがいい!そのメリットは?

インターンシップに参加した際、職業体験だけでなく直接社員の方に質問することができます。ここでは質問を通して得られるメリットを紹介します。
■現場のリアルな情報を得られる
インターンシップでの質問は、企業案内やインターネットではわからない現場のリアルな情報を得られる貴重な機会です。たとえば、職場の雰囲気や業務の進め方、実際の業務で求められるスキルなど、社員から具体的な話を聞くことができます。
また、企業の課題や成功事例を知ることで業界全体の知識が深まる上、企業研究の参考にもなります。質問を通して仕事への理解を深め、自分に合ったキャリア選択に役立てましょう。
■意欲や熱意を伝えられる
インターンシップでの質問は、意欲や熱意を企業に伝える絶好のチャンスです。積極的に質問すれば「本当にこの業界や企業に興味がある」と感じてもらえるでしょう。意欲を伝えるためにも、自分から質問する姿勢を大切にし、自身の存在感を高めましょう。
■社員とつながりを作れる
インターンシップでは、質問を通じて社員とさらなるコミュニケーションを取ることで関係性を強化することができます。その企業に関することだけではなく、就活の貴重なアドバイスをもらえる可能性もあります。
会話を重ねて信頼を深め、よい人間関係を構築しましょう。

キャリアアドバイザーからの一言
上記のほかにも、質問の回答を通じて自分の関心や疑問を明確にできるのもメリットです。また、質問によっては自分の強みや個性をアピールすることもできるでしょう。
質問するメリットを最大化!インターンシップでの質問の事前準備
■自己分析をする
インターンシップで有意義な質問をするためには、事前に自己分析しておくことが重要です。自分の強みや価値観、興味を明確にすることで、「何を学びたいのか」「どのように成長したいのか」をはっきりさせることができます。
自分自身を理解できれば、インターンシップ中にどのような質問をすれば自分のキャリアに役立つ情報が得られるか考える手助けにもなり、より実りのある質問ができるでしょう。

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■業界・職種・企業研究をする
インターンシップに参加する前に業界や職種、企業について研究しておくことが重要です。インターンシップに参加する企業のビジョンやミッション、過去の実績のみならず、業界のトレンドや競合他社の動向などを調べておくとより具体的な質問ができます。

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また、職種研究も欠かせません。自分が希望する職種について、具体的な業務内容や求められるスキル、キャリアパスなどを事前に理解しておくことで、インターンシップ中に学ぶべきポイントが明確になります。

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業界・職種研究とあわせて、インターン先企業の理解を深めておくことで、インターンシップ中の体験がより意義深いものとなり、学びの質も向上します。事前準備をしっかり行い、質の高い質問を通じて、より充実したインターンシップにしましょう。

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インターンシップで質問できるタイミングはいつ?
質問するメリットは理解できたけど、どのタイミングで質問したらよいのか迷う方もいるでしょう。ここでは、インターンシップ中に質問できる適切なタイミングを紹介します。
■インターンシップの業務中
インターンシップの導入として会社全体や事業内容に関する説明を受けた後など、担当者から「質問はありますか?」と尋ねられることがあります。このタイミングは、企業への関心や意欲を示すよいタイミングです。
事前に準備しておいた質問をすることで、企業への理解を深められるだけでなく、積極的な姿勢をアピールできます。的確な質問を投げかけ、相手に好印象を与えましょう。
■インターンシップの休憩時間・移動時間
インターンシップ中には、短い休憩や移動時間が設けられていることが多く、こうした合間の時間を活用して質問するのもよい方法です。リラックスした雰囲気の中なら、普段聞きにくいことでも自然に聞けるかもしれません。
ただし、休憩時間は相手にとっても貴重な時間のため、状況をよく見てタイミングを見計らうことが大切です。質問したい場合は、「今お時間よろしいですか?」と一言確認し、無理に会話を強要しないようにしましょう。
■インターンシップ終了後
インターンシップ終了後は、質問をまとめて担当者に伝える絶好の機会です。振り返りを行い、気になった点を整理してメールや面談で質問を投げかけることで理解を深められます。
また、インターンシップ終了後に質問する際は感謝の意をあわせて伝えることが大切です。誠意ある対応を心がければ、丁寧な印象を与えることができます。
■座談会
インターンシップのプログラムとして座談会を設けていることがあります。座談会は社員と直接交流し、自由に質問できる場です。多くの社員が参加するため、さまざまな視点からの回答を得られる貴重な機会となります。
また、ほかのインターンシップ生の質問から学べることも多いため、積極的に参加して多くの情報を得るように心がけましょう。

キャリアアドバイザーからの一言
インターンシップに参加する前の面接でも質問はできます。インターンシップの内容や具体的な業務など疑問点は積極的に聞きましょう。
明確な目標をもって取り組もうとしている姿勢が伝わり、選考時によい印象を与えられます。
【体験談】先輩たちはインターンシップ中にどんな質問をした?
実際に先輩たちはインターンシップでどんな質問をしたのでしょうか。ここでは『キャリタス就活』のクチコミに寄せられた、インターンシップに参加した先輩たちの声を紹介します。参考にしながら、インターンシップでどのような質問をするかイメージしてみましょう。

インターンシップで質問した先輩の声①
「時間が限られていたため優先度の高いものから質問しました。仕事のやりがいや具体的な進め方など、自分が働くイメージができるような内容を聞きました。」

インターンシップで質問した先輩の声②
「お昼の休憩中に社員の方にたくさん質問する機会がありました。自分の志望度をアピールできるようにキャリアについて質問しました。ほかの人は職場の雰囲気について多く質問していたと思います。」

インターンシップで質問した先輩の声③
「インターンシップでは、実際に製品を触りながら質疑応答があり貴重な経験になりました。自分の専攻や強みがどのように製品開発に生かせるのか社員の方に聞きました。」

インターンシップで質問した先輩の声④
「グループワークでは1人につき2〜3個質問ができることが多かったです。具体的な業務内容や気になっていたことについて質問をすると、詳しく教えてくださいました。」
『キャリタス就活』の「インターンシップ・キャリアを探す」ではインターンシップに参加した先輩たちのリアルな声を掲載しています。企業ごとにインターンシップの情報を探すことができ、「体験談」のタブからクチコミを確認できます。有意義なインターンシップを過ごすために、ぜひご活用ください。
インターンシップで質問する際のポイント
インターンシップでは、やみくもに質問をするのではなく、目的や意図をもち、相手にとって答えやすい質問をすることが大切です。自分の目的に合った具体的な回答をもらえるように以下のポイントを意識しましょう。
■オープンクエスチョンで聞く
オープンクエスチョンで質問をするとより多くの情報を得られます。オープンクエスチョンとは「はい」「いいえ」では答えられない質問のことです。たとえば「〇〇についてどう思いますか?」と聞けば、相手の考えや具体的なエピソードを引き出せます。
企業の考え方や社風、社員の働き方を深く理解することで、企業と自分がマッチしているか判断しやすくなります。
反対に「はい」「いいえ」だけで答えられるクローズドクエスチョンは、それ以上の情報を引き出せず、深い企業理解につながらない可能性があるでしょう。
質問例
クローズドクエスチョン:「この会社に入ってよかったですか?」
オープンクエスチョン:「この会社に入って、特によかったと感じる点はどこですか?」
■質問の意図も合わせて伝える
インターンシップで質問する際は、その質問の意図を明確にすることが重要です。質問の目的がはっきりしていれば、相手に伝わりやすく、より具体的な回答を得ることができます。
たとえば、単に「仕事の中でもっとも大変だと感じることは何ですか?」と聞くのではなく、「仕事の大変さや難しさを理解し、自分のキャリアにどう生かすか、参考にさせていただきたいので」といった質問の意図をプラスして伝えましょう。
質問の意図がはっきりしていないと、相手の回答もあいまいになり、有益な情報を得られない可能性があります。質問をする際は相手が回答しやすいように意図も合わせて伝えましょう。
■自分の就活の軸に合う質問をする
質問する内容は、自分の就活の軸に合ったものにしましょう。就活の軸とは、就活を進める際の中心的な基準や方向性です。
就活の軸に合った質問をすることで、その企業と自分が合っているかを具体的に判断しやすくなります。企業の価値観や働き方が自分の軸とマッチしているかを確認することで、入社後のギャップを減らし、長く納得して働ける企業を選ぶことができます。自分に合った企業を見極めるためにも、就活の軸を意識した質問を心がけましょう。

【例文あり】就活の軸100選!決めるときのポイントや面接・ESでの答え方も解説
就活を進める中で「就活の軸」という言葉を耳にすることも多いでしょう。就活の軸は、面接やESなどで問われる重要なテーマです。本記事では、納得のいく就活の軸を見つけるためのポイントや面接での答え方を解説します。「価値観別」…

キャリアアドバイザーからの一言
なお、就活の軸を決めるには自己分析を行い、自身の価値観や希望、求める条件を明確にすることが重要です。以下の記事を参考に自己分析を行ってみましょう。

【就活における自己分析のやり方10選】それぞれわかりやすく図解!
「就活の自己分析ってどうやって進めればいい?」そんな悩みを抱えている就活生も多いでしょう。自己分析は就活の最初の段階で取り組むべき重要な作業です。本記事では、就活におけるおすすめの自己分析のやり方10選をご紹介します。…
■質問の優先順位を決めておく
インターンシップ中に質問できる時間は限られているため、事前に優先順位を決めておくことが大切です。自分にとってもっとも重要な情報を得るために質問をリストアップし、どの質問がキャリア選択に役立つかを考えましょう。
これにより、効率的にインターンシップを活用でき、ほしい情報を漏らすことなく得られます。

キャリアアドバイザーからの一言
メモを取っておけば、後から情報を見直すときに役に立ちます。
特に質問に対する回答や企業の重要なポイント(強みや文化、制度など、選考時の自分の意思決定に影響を与える情報)を記録しておきましょう。メモを見返すことで、選考時に具体的なエピソードとして活用できます。
【ジャンル別】インターンシップでの適切な質問集!55選ご紹介
・企業が求める人物像や能力・スキルに関する質問
・社風や企業文化・価値観に関する質問
・実際の業務内容や商品・サービスに関する質問
・仕事のやりがいや大変なことに関する質問
・キャリアに関する質問
・担当者の就活や仕事の体験談に関する質問
・福利厚生や会社制度に関する質問
・自分の強みをアピールする質問
インターンシップで、どのような質問をするのがいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。ここでは、インターンシップでの適切な質問をジャンル別に紹介します。この質問集を参考にしつつ、業界や職種・企業に合わせてカスタマイズしながら質問を考えてみましょう。
■企業が求める人物像や能力・スキルに関する質問
インターンシップで、企業が求める人物像やスキルについて質問すると、実際に働く社員の視点から具体的なイメージを得られます。自分の強みをどう生かせるかや、今後のスキルアップの方向性などを見極めることができます。
質問例
・実際に活躍している社員の方に共通する特徴はありますか?
・御社で働く上で特に重要な考え方や能力は何ですか?
・このインターンシップを通じて身につけておくとよいスキルはありますか?
・新入社員が早く成長するために意識すべきことは何ですか?
・私の強みは〇〇だと考えているのですが、この強みを御社の業務に生かせますか?
・業務上、取得が推奨されている資格はありますか?
・(担当者)さんが一緒に働きたいと考える社員像があれば教えてください
■社風や企業文化・価値観に関する質問
社風や企業文化を知ることは、職場での人間関係を築く上で重要です。社風や企業文化について質問すると、職場の雰囲気や社員同士の関係性を理解することができます。自分が快適に働ける環境かを判断する手助けとなります。
質問例
・御社の〇〇という社風が特に表れていると感じたエピソードがあれば教えてください
・風通しをよくするために社内で取り組んでいることがあれば教えてください
・御社の企業文化を一言で表すと、どのような言葉になりますか?
・インターンや実際の業務を通じて、どのような価値観や考え方が育まれると思いますか?
・社員同士の交流を深めるための制度やイベントはありますか?
・社員の成長を支援する制度や文化はありますか?
・部署や事業部によって、雰囲気や文化にどのような違いはありますか?
・新入社員の方と、上司や先輩との距離感はどのような雰囲気ですか?
■実際の業務内容や商品・サービスに関する質問
業務内容や商品・サービスについて質問することで、求められる役割を理解することが可能です。これにより、自分が職場でどのように貢献できるかを考えやすくなり、インターンシップで得られる経験の価値を最大限に引き出せます。
質問例
・普段どのような業務を行っていますか?またその業務は会社の中でどのような役割を担っていますか?
・社員だからこそ思う、御社の〇〇(製品やサービス)の強みを教えてください
・〇〇という新製品は、お客さまからどのようなフィードバックや感想が寄せられていますか?
・御社の商品・サービスのメインターゲットはどのような層ですか?
・御社が業界内で競争優位性をもつために工夫している点は何ですか?
・新しい商品やサービスを開発する際、現場の意見やアイデアはどのように取り入れられていますか?
・これからの市場や業界の変化に対応するために、どのような課題に取り組むべきだとお考えですか?
・御社の主力商品・サービスについて、特に力を入れている点は何ですか?
■仕事のやりがいや大変なことに関する質問
仕事のやりがいや大変さを知ることはモチベーションの維持に役立ちます。社員がどこに仕事のやりがいや魅力を感じているのかを知り、自分がその職場でどのように業務に取り組み、成長できるかを考えるきっかけにしましょう。
質問例
・仕事をしていて楽しかったことや大変だったことを教えてください
・これまでの業務で特にやりがいを感じた出来事は何ですか?
・この業界・職種ならではの難しさはどのようなものがありますか?
・課題に取り組む中でつまずいた経験はありますか?またどのように乗り越えましたか?
・チームの目標達成に向けて、どのようにモチベーションを維持していますか?
・これまでにチーム内で意見の対立があった場合、どのように解決されましたか?具体的な事例があれば教えてください
・新入社員が成長を実感しやすい業務やプロジェクトには、どのようなものがありますか?
■キャリアに関する質問
社員の方のキャリアを通じた質問をすることで自身のキャリア像の解像度を上げる手助けとなります。企業が示すキャリアパスが自分の目標と一致しているかを確認し、より具体的なキャリアプランを立てていきましょう。
質問例
・(担当者)さんが今のポジションに至るまでのキャリアパスを教えてください
・入社後1年間の取り組みについて、具体的な内容を教えてください
・御社の評価制度の仕組みを教えてください
・若手社員がリーダーや管理職に昇進するまで、平均的にどれくらいの年数がかかりますか?
・御社でキャリアを築く上で、特に大切にすべきことは何ですか?
・〇〇事業に興味があるのですが、将来的に携わるためにはどのようなスキルが必要ですか?
・転勤や異動はどのような基準で決まりますか?
・ジョブローテーションはどれくらいの頻度でありますか?
■担当者の就活や仕事の体験談に関する質問
担当者の就活や仕事の体験談を聞くことで、社員の視点から会社の魅力を知ることができます。志望理由や入社の経緯を聞けば、自分の志望動機を具体化する手助けとなるでしょう。さらに、先輩の成功談や失敗談を通じて自分の就活の進め方を見直し、効果的なアプローチを考えるヒントを得ることができます。
質問例
・(担当者)さんが御社に入社を決めた一番の理由は何ですか?
・(担当者)さんはなぜこの業界、職種を選んだのですか?
・(担当者)さんは企業を絞る中でどのような点を重視しましたか?
・(担当者)さんは今の就活生に向けてどのようなアドバイスをしますか?
・(担当者)さんが就活でやってよかったことがあれば教えてください
・(担当者)さんが御社の選考を受ける際に気をつけたことは何ですか?
・(担当者)さんがキャリアに悩んだとき、どのように方向性を決めましたか?
■福利厚生や会社制度に関する質問
福利厚生や会社制度について質問することで、企業が社員をどのようにサポートしているかを知ることができます。ただし聞き方には注意が必要です。具体的な数字を聞くのではなく、制度の特徴や活用事例を聞くとよいでしょう。
質問例
・仕事とプライベートの両立を支援する制度にはどのようなものがありますか?
・〇〇の資格取得を考えているのですが、サポートする制度はありますか?
・実際に利用されることが多い制度や、社員から特に好評な福利厚生があれば教えてください。
・育児や介護など、ライフステージの変化に対応する制度はどのようなものがありますか?
・リモートワークやフレックス制度を導入後、コミュニケーションの質や方法は変わりましたか?
■自分の強みをアピールする質問
インターンシップでの質問は、自分の魅力や熱意を伝えるチャンスです。自己PRを交えた質問をすれば、自分の強みが企業とマッチしていることをアピールでき、「一緒に働きたい」と思ってもらえる可能性が高まります。
質問例
・学生時代に留学した経験があるため語学力を生かしたいと考えていますが、語学力を生かせる業務はありますか?
・私はチャレンジ精神の旺盛さに自信があるのですが、御社に貢献する上でさらにどのような資質が必要ですか?
・私は大学の経験を通じてチームワーク力を培いました。御社において特にチームワークを生かせるシーンがあれば、教えてください
・〇〇の資格を保有しています。〇〇の資格を生かせる業務はありますか?
・接客業のアルバイトで、顧客ニーズを深く理解することを意識しておりました。御社で顧客との関係構築において、特に重視している点は何でしょうか?
好印象を残そう!インターンシップで質問をする際のマナー

インターンシップで好印象を残すためには、質問をする際のマナーが大切です。インターンシップで質問をする際のポイントについて紹介します。
■避けるべき質問に注意する
インターンシップでは、事前に調べてわかることや答えにくい質問は避けましょう。簡単に調べられる内容を聞くと、相手の時間を無駄にしてしまいます。事前にリサーチを行い、深く知りたいことや具体的な疑問に絞って質問することが重要です。ただし、プライベートに踏み込みすぎる質問は控えましょう。
また、待遇面に関する質問は聞き方に注意が必要です。特に給与や休暇の日数など、具体的な数字を聞くのは控えましょう。インターンシップの第一の目的は職場の理解を深めることのため、業務内容や企業文化などの内容を中心に質問するのが望ましいです。
NG質問例
・事前に調べたらわかる内容
・プライベートに踏み込んだ内容
・待遇面に関する内容は聞き方に注意
■正しい言葉遣いと態度で質問する
インターンシップ中に質問をする際は、正しい敬語を使うことが大切です。特に初対面の方や上司には、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。相手がくだけた言葉を使っても、つられないように注意してください。
また、相手の話を途中でさえぎったり、会話を急に中断したりするのもNGです。話を聞くときは相手の目を見てしっかりあいづちを打ちましょう。
■質問する相手と状況をよく観察して質問する
質問をする際には、相手の状況をよく観察することが重要です。相手が忙しそうであれば、質問のタイミングをずらす配慮をしましょう。また、相手の役職や専門分野を考慮して、質問内容が適切かを考えてから質問することが大切です。
このような配慮は社会人のマナーとして、最低限身につけておく必要があります。質問する相手に適切なタイミング、適切な内容の質問を行い、円滑なコミュニケーションを心がけましょう。
■参加者が複数人いる場合は質問時間や数に注意する
インターンシップの参加者が複数人いる場合は、ほかの参加者が質問する時間がなくならないように配慮が必要です。自分ばかり発言すると印象が悪くなる可能性があります。質問は1回につき1つを基本とし、簡潔に伝えることを意識しましょう。
もし複数回質問したい場合は、「重ねての質問となり恐縮ではございますが」など一言添えると、周囲への気配りが伝わります。
インターンシップとオープン・カンパニーでする質問に違いはある?
そもそもオープン・カンパニーとは、企業が学生の皆さんに向けて業界理解や企業理解を目的に行うプログラムです。インターンシップよりも情報提供が中心で、就業体験を伴わない点が特徴です。ここではインターンシップとオープン・カンパニーでの質問の違いを確認しましょう。
学生側の質問目的 | 質問の回答者 | |
---|---|---|
インターンシップ | ・その仕事に就く能力が自らに備わっているか見極める ・自らの専門性を実践で生かし向上させる |
・インターンシップの担当者 ・就業体験をサポートする担当者 |
オープン・カンパニー | 企業・業界・仕事を具体的に知る | 主に説明会の担当者 |
学生側の質問目的 | 質問の回答者 | |
---|---|---|
インターンシップ | ・その仕事に就く能力が自らに備わっているか見極める ・自らの専門性を実践で生かし向上させる |
・インターンシップの担当者 ・就業体験をサポートする担当者 |
オープン・カンパニー | 企業・業界・仕事を具体的に知る | 主に説明会の担当者 |
上記の表のとおり、インターンシップとオープン・カンパニーでは、質問の回答者が異なります。そのため、同じ質問をしても回答の深さが変わることがあります。
インターンシップは5日以上の就業体験プログラムであり、業務担当者に具体的な質問をすることでより実務的な回答を得ることが可能です。今後のキャリアに生かせる情報を得るためにも、積極的に以下のような内容を質問しましょう。
インターンシップで積極的にしたい質問
・具体的な業務内容
・仕事のやり方
・職場の雰囲気
・具体的なスキルの身につけ方
・個人的なやりがい
など
一方、オープン・カンパニーは会社のPRや業界の情報提供が目的であるため、企業全体についての質問をすると俯瞰的な回答を得られます。以下のような内容の質問をするのがおすすめです。
オープン・カンパニーで積極的にしたい質問
・企業が求める人物像
・複数のキャリアパス
・企業文化や理念
など
企業のPR活動の1つであるオープン・カンパニーではどのような質問が適しているのか、詳しくは以下の記事を参考にご覧ください。
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インターンシップの質問に関するよくある質問
Q.インターンシップが終わったあとにメールで質問してもいい?
A.インターンシップ後に疑問点があった場合、メールで質問することは問題ありません。メールする際はインターンシップのお礼を記載し、「インターンシップの際に質問することができず恐縮ではございますが、ご回答いただけますと幸いです。」と一言添えると丁寧です。
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Q.業務中の社員に質問したいとき何と言って声をかけたらいい?
A.業務中の社員に質問したいときは、「お忙しいところ失礼します。質問させていただきたく、今お時間よろしいでしょうか」と声をかけましょう。必ず今は質問をして大丈夫なタイミングかを確認し、了承を得てから質問することが重要です。
Q.インターンシップで質問するときは名乗るべき?
A.質問をするときには、「〇〇大学の〇〇と申します」と名乗るのがマナーです。よい質問をしたときに企業の人に名前を覚えてもらえる可能性もあるので、はっきりと名乗るように心がけましょう。
インターンシップで積極的に質問して意欲を伝えよう!
インターンシップでは、企業で働く社員の生の声が聞けるため、企業案内やインターネット上には載っていない情報を得ることができます。知りたい情報を聞き逃さないためにも質問をする際のポイントをしっかりおさえておくことが重要です。この記事を参考に、質問する際のマナーを意識した上で、積極的に質問し自分の意欲や熱意を伝えましょう。
『キャリタス就活』では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ『キャリタス就活』をご活用ください。

PROFILE
キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。