冬のインターンシップ・キャリアの特徴は?探し方や活用方法を解説
インターンシップ・キャリア公開日:2024.10.30
冬のインターンシップ・キャリアは、就活が本格化する前に業界・企業の知識を深めるチャンスです。「具体的にどのようなことをするのかわからない」「プログラムの探し方を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。この記事では、冬のインターンシップ・キャリアの特徴や実施内容をはじめ、プログラムの探し方や注意ポイント、就活への活用方法も解説します。
冬のインターンシップ・キャリアとは?特徴や実施内容を紹介
冬のインターンシップ・キャリアは、12~2月頃の冬季に実施されます。ここでは、その特徴や実施内容について解説します。
■冬のインターンシップ・キャリアの特徴
冬のインターンシップ・キャリアは、「オープン・カンパニー」を中心に開催されます。オープン・カンパニーとは、企業・業界への理解を深められる説明会やイベントのことです。就活準備をはじめた方から就活が本格化する大学3年生まで、幅広い学生の方におすすめです。
また夏季に比べると少なめではあるものの、「インターンシップ」も開催されます。インターンシップとは就業体験を伴う5日以上のプログラムのことです。就活の本格化を控えた冬季は、一般より早めに本選考の案内がきたり、参加学生限定のセミナーや筆記試験・一次面接の免除といった「優遇措置」を受けられたりするケースもあります。
■オープン・カンパニーの具体例
オープン・カンパニーは、全学年参加可能です。半日~1日程度の短期日程で開催されるケースが多いので、複数のプログラムに参加しやすいでしょう。実際にどのようなプログラムがあるのか下記に参考にしてみましょう。
【オープン・カンパニーの実施例】
例1:IT業界の動向や社員の働き方について理解を深めよう
〈概要〉
・A社(IT業界)
・実施期間:半日
・実施方法:オンライン
〈プログラム〉
・自社紹介動画の視聴
・IT業界の概要、動向説明
・業界内での自社の位置づけや特徴についての説明
・具体的な事業内容および職種の説明
・社員の働き方や社内行事などの紹介
・チャットによる質疑応答
例2:商社業界で営業職になりたい人向け!受注業務体験プログラム
〈概要〉
・B社(商社業界)
・実施期間:1日
・実施方法:対面
〈プログラム〉
・会社概要説明
・社内見学
・受注業務の疑似体験
・営業職についての説明
・若手社員を交えた座談会
■インターンシップの具体例
インターンシップは、就業体験を伴う5日以上のプログラムです。実際に業務を体験することで、「企業や仕事の理解を深めたい」「参加経験によって新たな力を身につけたい」「採用へのステップにつなげたい」という方におすすめです。
【インターンシップの実施例】
例:銀行業務を体験!銀行の役割や業務の全体像についての理解を深めよう
〈概要〉
・C社(金融業界)
・実施期間:5日
・実施方法:対面
〈プログラム〉
・1日目:オリエンテーション、制度や業務の説明
・2~4日目:制度や業務に関するグループワーク・職員との質疑応答
・5日目:グループ発表・フィードバック
冬のインターンシップ・キャリアの探し方
冬のインターンシップ・キャリアの主な探し方は、以下のとおりです。
・就職情報サイト
・企業ホームページ
・大学のキャリアセンター
・インターンシップ合同説明会
・SNS
気になる企業があれば、昨年の実施状況なども参考に、動向をしっかりチェックすることが大切です。キャリタス就活でも、冬のインターンシップ・キャリアを検索できます。
メニューから「インターン・キャリアを探す」をクリックし、実施地域や方法、あなたのこだわりを入力し、気になる企業やこれから参加できるインターンシップ・キャリアを探してみましょう。
\さっそく使ってみよう!/
まだ「どのインターンシップ・キャリアに参加したらいいかわからない」という方は自己分析や業界職種研究を行い、世の中にある仕事の中で自分はどんな仕事をしたらやりがいをもてるのかしっかり理解することが大切です。詳しい探し方については以下の記事を参考にしてください。
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冬のインターンシップ・キャリア参加時に気をつけたい3つのポイント
冬のインターンシップ・キャリア参加時に気をつけたいポイントを3つ紹介します。
■ポイント1:参加目的を設定しておく
有意義な参加経験にするためには、参加する目的を設定してから臨むことが大切です。目的意識がないまま参加しても得られるものが少なく、その後の就活に生かしにくいためです。
以下について、事前に考えておくとよいでしょう。
・参加する理由や目的
・学びたいこと
・参加後にどうなっていたいか
■ポイント2:基本的なマナーを守る
社会人になる準備ができていることを企業側に示せるよう、以下に挙げるような基本的なマナーを守る必要があります。
・挨拶:「おはようございます」「失礼いたします」など、笑顔ではっきり挨拶する
・身だしなみ:清潔感のある服装・髪型を意識する
・言葉遣い:敬語を使用する
・立ち居振る舞い:姿勢を正し、相手の話にしっかり耳を傾ける
・時間厳守:プログラム開始5分前には着席して待つ
本選考の練習の場として、ビジネスマナーを意識して臨みましょう。
■ポイント3:参加後には振り返りを行う
冬のインターンシップ・キャリアに参加しただけで終わるのではなく、学んだ内容や今後の課題などを洗い出しておきましょう。その後の就活でも、具体的なエピソードをふまえた説得力のある志望動機を作成しやすくなります。
冬のインターンシップ・キャリアの参加経験を就活に生かす方法
冬のインターンシップ・キャリアの参加経験は、その後の就活に生かすことが可能です。ここでは、3つの活用方法を紹介します。
・業界、職種の絞り込み:
冬のインターンシップ・キャリアに参加することで、業界や企業に対する理解を深められます。インターンシップ・キャリアで得た経験をもとに志望業界・職種を絞り込むことで、今後の就活を効率的に進められます。
・企業理解の深掘りや就活の軸の選定:
同じ業界であっても、企業規模や体制、風土、築けるキャリアなどは企業によって異なります。インターネットだけでは得られないリアルな情報に触れられることは、インターンシップ・キャリアの魅力のひとつです。企業理解を深められるだけでなく、自らのキャリアを考えるきっかけにもなるため、就活の軸の選定に役立つでしょう。
・志望動機の深化:
冬のインターンシップ・キャリアで深めた業界・職種、企業に関する知識と自己分析の結果を絡めることで、より具体的かつ説得力のある志望動機を作成しやすくなります。インターンシップ・キャリアは任意参加のため、参加した実績自体も企業に対する志望度の高さのアピール材料になり得るでしょう。
まとめ
冬のインターンシップ・キャリアは、オープン・カンパニーを中心に実施される傾向にあります。大学3年生最後の業界・職種研究などに役立つだけでなく、参加経験をその後の就活に生かすことも可能です。夏季開催プログラムへの参加チャンスを逃してしまった方も、積極的に参加してみてください。
キャリタス就活では、さまざまなこだわり条件を指定して、自分にぴったりのインターンシップ・キャリアを見つけられます。ぜひご活用ください。
PROFILE
麻 桃子(あさ ももこ)
印刷会社の制作部門にてコピーライター・ディレクターとして勤務後、2021年よりフリーライターに。市役所での勤務経験もあり。会社員・公務員・フリーランスなどさまざまなスタイルで働いた経験を生かし、幅広いジャンルで執筆中。