就活でやってしまいがちなNG行動7選【心構え・就活マナー】

就活ノウハウ

公開日:2023.07.11

こんにちは!キャリアコンサルタント・公認心理師の濱野です。就職活動は、皆さんの将来を左右する非常に重要なライフイベントですね。でも学生気分のままで行動してしまうと、思わぬ失敗をしてしまうこともあるのでご注意を…。

今回は、キャリタス就活を利用していた先輩方の失敗談もご紹介しながら、学生の皆さんが知らず知らずのうちにやってしまいがちなNG行動についてお伝えします。就活準備の心構えやマナーにおいて大切なポイントを、一緒に学んでいきましょう。

「就活」のその先、「将来のなりたい自分」を見据えよう

まずは、心構え・就活への臨み方についてみていきましょう。

NG行動1:目先の内定獲得がゴールになってしまう

あなたは、就職活動のゴールをどこに設定していますか?もしあなたが単に「内定獲得」をゴールにしているのだとしたら、ここで一度立ち止まってほしいのです。

就活のゴールは、幸せなライフキャリア(仕事も含めた人生)につながる最初のキャリアを掴むこと。そのためにはじっくりと自己分析に取り組み、社会人としての納得できるキャリアプランを考え、「軸」を持って就活に臨むことが大切です。

しかし実際に就活を進めていくと、「早く内定が欲しい」という気持ちが勝ってしまい、肝心の自己分析や、就活の「軸」を定めることがおざなりになってしまう傾向があるようです。

その結果、こんな失敗事例が…。

<自己分析の甘さや、就活の軸のブレによる失敗談>

・自己分析を十分にしないうちに面接に呼ばれてしまい、本番で自分の将来ビジョンをうまく語ることができず撃沈した。

・自己分析に時間を割けず不十分のまま進めたら、就活中に何が自分の「軸」なのかが全然わからなくなってしまった。

・「体育会系出身」をアピールすれば自己分析などしなくても大丈夫だろうと思っていたが、面接で就活の軸を深掘りされてグラつきを見抜かれ、不合格になってしまった。

・軸が定まっていない状態で面接を受け、面接官にダメ出しをされてしまった。

繰り返しますが、就活を希望通りに進めるために、ひいてはご自身の納得のいくライフキャリアのベースを作るために、自己分析に基づくキャリアプランと就活の「軸」を定めることはとても重要です。

周囲の方が「早期選考枠で早々に内定をもらった」などと聞くと、「とにかくどこでもいいから、早く内定が欲しい!」と思ってしまうかもしれませんが、どうか焦らないでください。内定はゴールではありません。その先にある、自分にとって幸せなライフキャリア、すなわち「仕事も含めたあなたの人生」をしっかり見据えて、就職活動に臨んでいただきたいと思います。

NG行動2:現実離れしたキャリアプランを設定する

NG行動①とは逆に、壮大なキャリアプラン(というより妄想?)を立てる方もいらっしゃいます。

例えば「ベンチャー企業に入社して2年後に退職。退職と同時に、海外進出するIT会社を起業する」など、一般的に考えて飛躍しすぎていたり、現実離れしていたりする場合です。

私がもしその方とお話をする機会があるならば、こんな問いかけをすると思います。

「あなたは現在、このキャリアプラン実現のためにどのような戦略を立てているのですか?また、どのような準備や勉強をしているのですか?」

もしあなたが将来のキャリアプランを既に考えているならば、ご自身に上記の問いかけをしてみてください。具体的な答えが思いつかない場合、キャリアプランの修正が必要かもしれません。

NG行動3:業界研究や企業研究をインターネットの情報だけに頼って行う

あなたは、業界研究や企業研究をどのように進めていますか?
合同企業説明会やインターンシップ・仕事研究など、ご自身の目や耳で直接情報を掴むことのできる場に参加せず、インターネットの情報収集で終わらせてしまっていませんか?

実は、業界研究や企業研究に関しても先輩方の失敗経験を伺っています。

<業界研究や企業研究に関する失敗談>
・YouTubeやネットにある情報を信じすぎた。
・SNSで情報収集を行ったが、真偽がわからない情報が多く疲弊した。
・集めれば集めるほど情報が増えていき、逆に混乱した。

ネット上の情報は、あくまで一般的なものです。単に情報を集めるだけでは意味がありませんし、逆に混乱につながってしまう場合すらあるのです。

集めた情報に対して、「自分はどう思うか(自分の就活軸と照らしてどうなのか?)」をしっかり考えて判断していくことが重要ですね。

就活は、あなたの今後の人生を決める重要なライフイベントです。言い換えれば、社会に出る前に自己と向き合う大切な時間ということもできます。

その証拠に、先輩方の意見には「自分は何をしたいのか、今後の人生についてじっくり考えることができた」、「自分自身についてここまで真剣に考える時間は貴重だった」と、就活を好意的に捉えるものも散見されます。

あなたもぜひ、就活を自分と向き合う機会にしてください。

■「お役立ち情報」:自己分析の記事一覧はこちら

「就活マナー」で大切なのは、何より「真摯さ・丁寧さ」

次に、就活のマナーについてみていきましょう。

マナーとは、「相手を大切にする」という気持ちを伝える言動のこと。大切なのは、形よりもまず「心」なのです。相手に向き合う際には、「真摯に・丁寧に」を心掛けましょう。

NG行動4:TPOに外れた服装や髪形

就活時の身だしなみで大切なのは、TPO(Time、Place、Occasion)に合っていることと、清潔感があることです。髪形やメイクを検討する場合には、「就活」という場に赴くのにふさわしいかどうか、を意識してくださいね。キーワードは「清潔感」です!フケや寝グセなどは気をつけましょう。長い髪は一つにまとめるなどして、輪郭を見せると明るい印象に見えます。

メイクする方もナチュラルメイクを意識しましょう。特に唇は血色や乾燥が目立つ部分です。紫外線でも荒れてしまうので、「UVカットリップクリーム」を持っておくと便利です。

服装は、スーツであればそれほど難しくないかもしれません。しかし、「私服OK」の場合は迷う方も多いかもしれませんね。私服であってもTPOを考えて、頭のてっぺんからつま先まで気を抜かずに準備をしたいですね。

「私服OK」で迷われる場合は、一般的にはシャツスタイルがオススメです、派手な柄ではなく、白やブルー系の無地が良いでしょう。ですが、しわくちゃでヨレヨレのシャツはNGです。きちんと洗濯され、アイロンがかけられていることが望ましいです。

また、最近は「オンライン面接」も増えています。基本的には「オンライン」でも「オフライン」でも服装の気の遣い方は同じと考えましょう。

「私服OK」のオンライン面接で上半身だけは上品な服装にしていたものの、「全身を映してもらえますか」と言われて短パンを履いていたなんてことは避けたいですよね。

NG行動5:話を聴く態度や、会場の外での態度が悪い

説明会などでお話を聴く態度や会場の外での振る舞いなど、あなたは意識していますか?

態度はその人の本性を表してしまうもの。人事担当者だけでなく一般の社員や受付の方と関わる際にも、常に笑顔とあいさつを忘れず、気持ちの良い態度を心掛けましょう。受付の人は選考と関係ないと思い、横柄な態度をしてしまったら、受付での印象が人事担当者に連携されていたなんて話もありますので気をつけてください。

NG行動6:言葉遣いがフランクすぎる(学生言葉を使ってしまう)

学生の皆さんが苦手とする敬語。先輩方の失敗談にも「面接で敬語がうまく使えず頭が真っ白になってしまった」など多くのエピソードが語られていました。

「敬語」を正確に使うことはもちろん目指したいことですが、それよりも大切なことは「丁寧さ」。相手のことをおもんぱかりながら、一生懸命に丁寧に話していけば、人事担当者も面接官もその思いを理解してくださることと思います。

逆に気をつけたいのが、「フランクすぎる話し方」。

先輩からは、「面接で普段友達と話すときのような砕けた話し方をしてしまい、面接官に注意されてしまった」などの失敗談が寄せられました。

対策としては、普段から学生言葉をなるべく使わないようにする・目上の方と敬語で話す機会を増やすなど、社会人としての言葉遣いを意識していただけるとよいのではと思います。

NG行動7:突飛な発言をして、印象づけようとする

面接では、何とか面接官に強い印象を残したいと思うもの。しかし、突飛な質問や発言をすることは危険です。

<突飛な発言をしたことによる失敗談>
・ありきたりな逆質問では爪痕が残せないと思い、攻めすぎた内容の質問をしてしまった。質問を聞いた面接官の顔が曇り、結果は不合格となった。

・ギャグが滑った。

人事担当者は人を見るプロですので、奇をてらったうわべだけのアピールはすぐに見抜かれてしまいます。

他の学生との差別化で有効なのは、突飛な質問や発言ではありません。

手厚い企業研究の中で見つけた志望先企業とあなたの「接点」をしっかり語ること、これに尽きます。真摯な態度で、あなたの「気になること」を面接官にぶつけていきましょう。

インターンシップ・仕事研究、合説をどんどん活用しよう

インターンシップ・仕事研究、合同企業説明会は、実際に企業の方と話せる重要な機会です。

オンライン・対面どちらでも構いませんので、たくさんの場数を踏むことが大切。それにより、徐々に自信がついていくはずです。

特にインターンシップ・仕事研究は、参加することで実際の仕事の一端を垣間見ることができ、先輩社会人と直接話すことのできる貴重な機会です。第一志望の業界や企業以外でも、ぜひインターンシップ・仕事研究に参加してみてください。新たな発見があり、あなたの進路選択の幅が広がることでしょう。

就活を通して、成長していこう

皆さんにとって就活は初めての経験です。緊張はして当然ですし、時には失敗もあるかもしれません。

でも、人は困難な状況を乗り越えていくときにこそ、成長するものなのです。先輩でも「就活を通して、人間的に成長できた」というコメントを寄せてくれた方がいました。私も日々学生さんを支援する中で、そう実感しています。

今このコラムを読んでいる皆さんも、就活を通して必ず成長できます。キャリタス就活も皆さんを応援しますので、一緒にがんばってきましょう。

PROFILE

濱野 裕貴子
キャリアコンサルタント・公認心理師・ワークショップデザイナー
大学卒業後、教育系出版社に入社。通信教育の先生方のマネジメントを中心に、キャリアインタビューや機関誌の編集などに携わる。業務を通じて感じた「同じ仕事をしているにも関わらず働く理由や価値観の違いが出るのはなぜか」という問題意識から、「キャリア」に興味を持つように。14年間の勤務後独立し、以後、大学ではキャリアカウンセラーや非常勤講師、企業では研修講師として、学生や若手社会人のキャリア支援に当たってきた。演劇や落語、お笑いなどのパフォーミングアーツに触れることが大好きで、身体表現を使った自己理解のワークショップなども手掛けている。筑波大学人間総合科学研究科生涯発達専攻カウンセリングコース博士前期課程修了(カウンセリング修士)。

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