実際の仕事が見えてくる!職種解説|研究・開発・設計系の仕事
業界・職種・企業研究公開日:2023.04.03
企業によって仕事内容が異なることはもちろん、同じ企業の中でも職種によって取り組む業務はさまざまです。自分が社会の中でどのような役割を果たしたいのか、どんな業務に就きたいのかを考える上で、職種を知ることは非常に重要です。ここでは主な職種を11のカテゴリーに分けて紹介します。このカテゴリーはキャリタス就活の検索軸にも準じています。自分に合った職種や、興味が持てる分野をぜひ見つけてください。
研究・開発・設計系の仕事とは?
企業の競争力や利点を生み出す仕事
新製品を開発するためのさまざまな研究に携わる仕事です。「基礎研究」で成果が出たら、それをもとに製品として販売できるように実用化を図る「応用研究」に移ります。さらに実用化のめどが立ったら、どういった製品に活かすかを考える「技術開発」に移行します。ひとつの技術開発が実を結び、製品が誕生するまでには5~10年かかることもあり、知的好奇心や地道な努力の積み重ねが不可欠です。
基礎研究
仕事内容
製品開発やビジネスに直接つながるわけではありませんが、将来的な製品化や実用化を見据え、その素材などが何に役立つかを考えながら研究を進めます。大学や公的機関、海外の企業と共同で研究開発をする場合もあります。
身につくスキル
- ・専門分野についての最先端の知識・スキル
- ・論理的思考力と忍耐力
- ・まだ世の中にないものを生み出す発想力
応用研究
仕事内容
基礎研究の成果を踏まえ、実用化に向けて技術・製品へと結び付けていく仕事です。基礎研究での発見やアイデアをビジネスとして成立させるための重要なプロセスとなります。
身につくスキル
- ・専門分野についての最先端の知識・スキル
- ・基礎研究の成果を実用化につなげる発想力
- ・社会から必要とされる製品やサービスに対する高い感度
技術開発
仕事内容
応用研究の成果を、新製品や新しいサービスとして具体的にカタチにしていく仕事です。コストや効率などを考慮しながら、スムーズに生産・提供するための生産技術の研究に携わることもあります。
身につくスキル
- ・専門分野についての最先端の知識・スキル
- ・応用研究の成果を具体的にカタチにしていく技術力
- ・品質・コスト・生産スピードに対するバランス感覚
生産・製造技術開発
仕事内容
新製品の生産に必要な製造技術の開発や改良を行い、生産現場に反映させる仕事です。品質はもちろん、コストやスピードの面でも最適な生産システムやラインの実現を目指します。
身につくスキル
- ・製造技術に関する最先端の知識・スキル
- ・マニュアルに縛られない臨機応変な発想力
機械・電機・電子機器設計
仕事内容
機械や電気機器、電子部品の新製品や改良品の設計を行います。製品の企画・開発から設計、検証、不具合対応、評価などの幅広い業務を担います。
身につくスキル
- ・設計に関する最先端の知識・スキル
- ・他部署との連携によるコミュニケーション能力
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