塩野義製薬株式会社

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業種:メーカー/医薬品 本社:大阪府

シオノギは【感染症】と【疼痛・神経】をコア疾患領域に掲げており、感染症領域においては、『世界を感染症の脅威から守る』ことを目指し、疼痛・神経領域においては、『個人が生き生きとした社会創り』を目指すことを通じ、社会課題の解決に貢献します。

サステナビリティ活動の事例

activity 01

薬剤耐性(AMR)問題への取り組み

Antimicrobial Resistance(薬剤耐性/AMR)は、耐性菌による感染症患者に対して生命に危険を及ぼし、社会に対して直接的・間接的に深刻な損失をもたらす可能性があります。将来、効果のある抗菌薬が開発され市場に投入されなければ、現在の感染症治療で用いられている抗菌薬だけでは命を救う事が出来なくなり、新興感染症のアウトブレイクにも対処できず、手に負えない状況になる可能性さえあります。
シオノギは「世界を感染症の脅威から守る」ために、未だ治療法が確立していない新興・再興感染症に対する新薬を生み出し、同時に感染症薬の適正使用を推進することにより、新たな耐性菌・耐性ウイルスの発生を防ぎ、患者さんが現在のみならず未来も治療を受け続けられるよう、継続的に取り組んでいます。
AMR Industry Allianceの創立メンバーの1社としての取り組み、世界経済フォーラムでダボス共同宣言への署名、12社のリーディングカンパニーと共に、抗菌薬の研究・開発、適正使用、流通、製造及び環境への配慮などのAMR対策の進展へ向けた産業ロードマップの策定など、世界各国の関係機関と連携しながら取り組みを進めています。

今やAMRは、現実的かつ喫緊のグローバルな脅威となっている

activity 02

日本初の技術による下水疫学調査への取り組み

シオノギは、株式会社島津製作所と合弁会社、株式会社AdvanSentinelを設立し、下水モニタリングを始めとする公衆衛生上のリスク評価を行う取り組みを進めています。
欧米では、都市の下水中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を定期的にモニタリングすることで、流行状況の早期検知や収束判断などを行うほか、施設の下水のモニタリングにより、クラスター感染の早期検知を行っています。株式会社AdvanSentinelは、SARS-CoV-2のパンデミックをきっかけに注目されている下水モニタリングの早期社会実装を目指します。
シオノギと島津製作所がこれまで培ってきた技術を融合し、次なるパンデミックや公衆衛生上のリスク把握などに向けたオールジャパン体制の構築を行います。
下水モニタリングは、まずCOVID-19の感染状況のより正確な把握に貢献し、今後は、COVID-19以外の感染症や人々の健康や生態系に好ましくない影響を与えうる公衆衛生上のリスク評価を行い、「見える化」する新たなインフラを構築し、社会の安心と適切な対策につながる情報を提供することで、社会課題の解決に取り組みます。

下水モニタリングサービス(自治体向け)の流れ

サステナビリティ活動におけるビジョン

シオノギは「常に人々の健康を守るために必要な最も良い薬を提供する」という基本方針のもと、事業活動を通じて社会課題解決および医療ニーズに応え、社会に必要とされる企業として成長し、その成果をステークホルダーと共有することを目指しています。その実現のため、これまでシオノギ は優先的に取り組む重要課題(マテリアリティ)を特定し取り組みを進めてきました。2016年には様ざまな変化を考慮し「顧客・社会に新たな価値を創出するために取り組む 重要課題」を見直し、2カテゴリ11項目で示しています。
一つ目は顧客・社会に新たな価値を創出するために取り組む重要課題(感染症の脅威からの解放、社会生産性向上・健康寿命の延伸、持続可能な社会保障への貢献)、二つ目は持続可能な社会の実現とシオノギの成長を支える重要課題(医療アクセスの向上、成長を支える人材の確保、人権の尊重、サプライチェーンマネジメントの強化、責任ある製品・サービスの提供、ガバナンスの強化、コンプライアンスの遵守、環境への配慮)です。
将来にわたって 社会へ価値を提供し、共存して成長することの重要性を 認識し、これらのマテリアリティにグループ一丸で注力して いきます。

研究機能の中枢となる最新鋭の医薬研究センター、通称「SPRC」

サステナビリティな人

EHS担当 上席執行役員
経営支援本部長
岸田 哲行

シオノギでは2020年4月にESG関連の統括部門としてサステイナビリティ推進室を新設し、ESG への取り組み体制を強化してまいりましたが、社会のさらなる要請に応え、公正な企業活動の推進とガバナンスおよびコンプライアンス機能のさらなる充実を図る目的で、2021年7月、サステイナビリティ推進部へと組織を拡大させました。引き続きビジネスを通じて、企業としての成長」と「持続可能な社会への貢献」の両立を実現し、ステークホルダーの皆さまから将来にわたり必要とされる企業となれるよう、環境課題を含む諸課題への責任ある対応の強化を図っていきます。

※本ページ内の掲載内容は2023年4月26日時点のものです。

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業種:メーカー/医薬品 本社:大阪府

シオノギは【感染症】と【疼痛・神経】をコア疾患領域に掲げており、感染症領域においては、『世界を感染症の脅威から守る』ことを目指し、疼痛・神経領域においては、『個人が生き生きとした社会創り』を目指すことを通じ、社会課題の解決に貢献します。