activity 01

リサイクル素材を積極的に利用。
より少ない原材料で、より長持ちする製品を

私たちアシックスグループは、長く愛用される高品質な製品を生産するとともに、製品が機能的に使い終わった後も、リサイクルによって資源が活用される「循環型経済モデル」を推進しています。

「Earth Day Pack」は、サステナビリティの観点から企画された、繊維廃棄物を活用したシューズです。不要になった衣類や工場内で出た繊維ごみから作られたリサイクル糸を採用し、リサイクルレザーなども一部の商品に使用しています。このプロジェクトでリサイクルされたテキスタイルは約5トン。Tシャツ25,000枚分に相当します。また、製造技術にもサステナブルの視点を取り入れ、中敷には、原材料製造時の水使用量およびCO₂排出量を大幅に削減できる染色技術「ソリューションダイ *1」で製造した素材を使用しています。

ベージュとクリームをベースにしたシンプルなデザインで、将来世代に渡り健やかな地球を残し世界中の人々が心身ともに健康で幸せな生活を実現できるようにとの願いを込め「ひまわりアイコン *2」を付けています。

1. 糸の原料に着色料を投入してから生地を製造する技術。材料製造時の水使用量とCO₂排出量は、生地を染色する従来のプロセスと比較すると大幅に削減が可能。
2. ASICS のひまわりアイコンは、責任を持って地球の環境保護に取り組む私たちの姿勢を表す。ひまわりアイコンは、一部残材を使用またはアッパーの主材料に再生素材を 30％ 以上使用したシューズと、一部残材を使用または主材料に繊維廃棄物からの再生素材を 50％ 以上使用したアパレル製品に表示されている。

2021年のアースデーに展開「Earth Day Pack」

activity 02

スポーツの力で世界中の子どもたちに希望を

世界には、紛争や貧困などによって、楽しくスポーツをしたり安全に遊んだりすることが難しい環境に置かれた子どもたちがいます。アシックスグループでは、国際NPO「Right To Play」とパートナーシップを締結し、そういった困難な状況にある子どもたちを対象とした、心と身体をポジティブにするプログラムを推進しています。現在、契約アスリートのダイアン・ヌクリ選手の故国ブルンジを含む東アフリカ地域でのスポーツプログラムをサポートしています。

2018年に、レバノンで暮らすシリア難民の子どもを対象としたスポーツプログラムをスタートさせました。

2021年までの3年間で参加者は7,000 人を超え、115人のコーチ育成にも貢献することができました。現地で高い評価を受け、学校体育のプログラムにも採用されました。

2021年には、新たに東アフリカ地域のプロジェクト支援を開始しました。現在までに10万人以上の子どもたちが参加しています。

戦後の荒廃する日本で「スポーツを通して、子どもたちに希望を与えたい」と願ったアシックスの創業者、鬼塚喜八郎の理念を世界中で実践し続けています。

1. さまざまな社会課題に直面する子どもたちが希望をもって生きられるよう、スポーツと遊びのプログラムを通して、世界の子どもたちを支援する活動する国際NPO

創業以来、子どもたちの心身の健やかな成長を支援し続ける

「人々の心と体を健康にすること」がわたしたちアシックスの使命です。健全な心身と健やかな地球環境が将来世代まで続くよう取り組んでいきます。

■事業活動を通して人々の心と身体を健やかにする「人と社会への貢献」

世界各地のマラソン大会やスポーツイベントの支援や寄付、ボランティア、被災地支援を通じて、地域社会の発展と人々の健康意識の向上に貢献しています。スポーツには心身を健やかにするだけではなく、文化の違いを乗り越え、団結力を高める力があると信じ、様々なニーズを持つ様々な地域で事業を展開し、支援活動もその多様なニーズを反映しています。

■将来世代までスポーツができる地球環境を守る「環境への配慮」

使用する素材や生産工程、製品そのものの特性に着目し、製品が地球に与える影響を低減しています。

• シューズやスポーツウエアに使用するポリエステルを、100％再生ポリエステル材に切り替えることを目標としています。製品でのリサイクル素材の使用拡大を含みます。
• 天然皮革や綿などの天然素材の持続可能な使用を目指す取り組みを行っています。
• 「アシックス材料選定ガイドライン」において、商品開発や調達において、倫理的で、法令に基づき、より持続可能な選択をするための基準を設定しています。動物由来の材料やPVC、紛争鉱物などに関する基準が含まれます。

東北と世界中の人々をつなぐ、復興を願った「東北風土マラソン＆フェスティバル」