activity 01

快適な省エネをデータとノウハウでサポート

戸建からビルや工場、地域単位にいたるまで、ビッグデータやICTを活用したエネルギーマネジメントにより、快適性と省エネ性に貢献します。

■家庭用エネルギーマネジメントシステム「EMINEL」

エネルギーの見える化に加え、暖房の自動省エネコントロールや行動心理学を活かした省エネアドバイスの配信など、寒冷地の省エネに寄り添ったシステムを独自開発しました。また、webサービス「TagTag」で、よりよい暮らしと省エネをサポートする会員制サービスを提供しています。

■地区一帯における省エネマネジメントシステム「CEMS（※1）」

停電や地震等の非常時にも街区内のエネルギーの安定供給を継続できる強靭なインフラの実現と、ビッグデータを活用し天候やイベント情報等にともなうエネルギーの需要予測で低炭素かつ経済的な設備運用を目指すシステム。さらに、エネルギーを使う各建物を通信でつなぎ、省エネアドバイスやピークシフトの働きかけを行い、より効果的な省エネを推進しています。

1. Community Energy Management Systemの略。地区一帯を対象に省エネマネジメントを行うシステムのこと。2019年4月に札幌市北4東6再開発地区、2022年6月に新さっぽろ駅周辺地区Ｉ街区においてシステム導入。

家庭用エネルギーマネジメントシステム「EMINEL」

activity 02

積雪寒冷地に適したコンパクトで効率的なエネルギー社会の形成を

分散型エネルギーを実現し、建物や地域単位等の使う場所で発電し、発生熱も有効活用する天然ガスの普及拡大を進めます。

■ガスマイホーム発電「コレモ」

家庭に設置したガスエンジンで発電し、発生する排熱を暖房に活用することで、熱負荷の大きな積雪寒冷地でも省エネ効果とCO²削減効果を実現します。

■高効率の天然ガス発電

発電時に出る排熱を、都市ガスの製造過程に有効活用するほか、「北ガスの電気」として全道に供給。天候等によって発電の出力が不安定な再生可能エネルギーを補う調整電源としての役割も果たしています。

■太陽光発電

「ソーラーファーム石狩」では、一般家庭約380世帯分（年間117万kWh）を発電し、年間約660トンのCO²削減を実現。また、お客さまのご自宅の太陽光発電の余剰電力を買い取り、電源の低炭素化を進めています。

■木質バイオマス発電

「苫小牧バイオマス発電所」では、道内産の未利用木材（間伐材）を活用し発電。炭素循環の仕組み「カーボンニュートラル」により、環境負荷の低減を実現するとともに、運搬にかかるエネルギーの省力化と北海道の林業振興にも貢献しています。

■風力発電​

2021年に北ガス初の風力発電として稚内市における稼働済み風力発電所を取得。非化石価値のある自社電源として、長期安定的に活用し、さらなる再エネ導入拡大を目指します。

■地産池消のエネルギーの有効活用

北海道内の地域と連携し各地域特性に合った「エネルギーの地産池消」の実現に取り組んでいます。現在、夕張市、上士幌町、豊富町、函館市、南富良野町、厚沢部町と連携協定を締結し、地域のまちづくりにエネルギー分野を中心に積極的に協力しています。

北ガス初の風力発電設備「稚内風力発電所」

エネルギー消費の多い積雪寒冷地、北海道。エネルギー環境問題に加え、少子高齢化や過疎化など社会構造の変化を迎えています。こうした地域特性を踏まえつつ、エネルギーを消費する側（お客さま）とエネルギーをお届けする側（エネルギー事業者）を一体的に考え、「経済性」「環境性」「持続性」に優れた最小限のエネルギーで、快適な暮らしを実現する新たなエネルギー社会を創造します。
まずは、地産地消の再生可能エネルギーを積極的に活用し、天然ガスコージェネレーション等の分散型エネルギーを普及させ、これらから供給されるエネルギーと「家」「ビル」「地域」単位で消費されるエネルギーをビッグデータやICTを活用しマネジメントすることで、社会全体で効率的なエネルギー利用を目指していきます。
100年後も美しく、今より快適に暮らせるよう、北海道の最適なエネルギー社会をお客さまとともに創造していきたいと考えています。

天然ガスコージェネレーションの概念図