東急株式会社

  • 再生可能エネルギー
  • スマートシティ

業種:運輸・倉庫/鉄道 本社:東京都

東急沿線が「選ばれる沿線」であり続けることを目指し、お客さまの生活に密着した幅広い事業を展開する「街づくり」の会社です。

サステナビリティ活動の事例

activity 01

【二子玉川ライズ】環境・生物ネットワーク構築と人が共存するまちづくり

商業施設・オフィス・ホテル・住宅街区からなる複合施設「二子玉川ライズ」は、環境負荷低減へのアプローチ・生物多様性保全へのアプローチを行うことで、環境へ配慮し生物ネットワークの構築に貢献しながら、人が主役の安心・安全なまちづくりを行っています。
エリア全体の建物や道路などのインフラ設備では、省エネ機器や再生可能エネルギーを採用、エネルギーやCO₂排出の削減に取り組んでいます。また、多摩川や国分寺崖線、等々力渓谷など周辺の植生を施設内に再生することで、多摩川と国分寺崖線をつなぐ生物ネットワークの構築に貢献しています。
このような取り組みが評価され、2015年に世界初となる国際的な環境認証制度「LEED ND(まちづくり部門)」のゴールド認証*1を取得するなど、国内外の様々な賞をいただきました。その結果、さまざまな反響を呼び、国内外から環境や建築関係者の視察を多く受け入れるようになりました。

  1. 米国グリーンビルディング協会(USGBC)が提供するLEED®は、高性能のグリーンビルディングの設計、建設、維持管理に貢献する評価・認証プログラム。LEED®およびそのロゴはUSGBCの登録商標であり、使用には許可が必要。

エネルギーや資源の無駄を省いたサステナブルな街「二子玉ライズ」

activity 02

東急線、鉄軌道全路線を再生可能エネルギー由来の電力100%にて運行

東急株式会社および当グループ各社は、脱炭素社会・循環型社会に向けた取り組みを確実に進めるため、2022年3月に「環境ビジョン2030~なにげない日々が、未来をうごかす~」を策定しました。沿線エリアでの脱炭素・循環型社会実現に向けた象徴的アクションとして、2022年4月1日より東急線全路線で実質CO₂排出ゼロ、再生可能エネルギー由来の電力100%にて運行を開始しました。鉄軌道全路線を再生可能エネルギー由来の電力100%にて運行するのは日本初の取り組みです。鉄道7路線は東京電力エナジーパートナー株式会社、2019年3月より再生可能エネルギー100%電力での運行を開始した世田谷線は引き続き株式会社東急パワーサプライの再エネ電力メニュー*1により、CO2排出量が実質的にゼロとなります。本年9月に創立100周年を迎える東急および東急電鉄は、2019年10月に日本の鉄軌道事業を含む企業グループとしては初めて、再生可能エネルギーに関する国際イニシアティブ「RE100」に加盟。2021年5月に発表した中期3か年経営計画では「脱炭素・循環型社会」を重要テーマに掲げており、次の100年に向けても持続可能なまちづくりを目指し、引き続きCO2の削減に取り組んでいきます。

  1. RE100に対応したトラッキング付非化石証書活用によるメニュー

世田谷線。2019年3月から再生可エネルギー100%による運行を実施

サステナビリティ活動におけるビジョン

東急株式会社および連結子会社は、企業市民として社会的責任の重要性を認識し、コンプライアンスに取り組むとともに、事業を通じた社会課題解決や社会貢献活動を継続するなど、サステナブル経営を積極的に推進しています。当社では、"サステナブル経営"を経営の基本姿勢として、「未来に向けた美しい生活環境の創造」および「事業を通じた継続的な社会課題解決」を統合的、効果的に推進するために、社長室ESG推進グループが中心となって社内各事業部およびグループ各社と連携し、事業を通じた社会課題の解決や社会貢献活動を積極的に行っています。具体的には、サステナビリティ推進会議を年2回開催し、安全、コンプライアンスを含めたサステナブル経営に関する重要情報を共有し、会社としての適切な対応を指示しています。また、東急グループサステナビリティ推進会議を年2回開催し、中核会社である当社のサステナブル経営に関する方針を各社に伝達し、一体となってサステナブル経営を推進しています。そして、経営者向けセミナーを開催し、当社および連結子会社の経営者がイニシアチブをとってサステナブル経営を推進するための研修などを行っています

  1. 持続可能な世界の実現と企業の長期的成長に重要な環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の3つの観点。

当社および連結子会社におけるサステナビリティ推進活動の体制図

メッセージ
Message

取締役社長/髙橋和夫

当社ならびに東急グループは、交通、不動産、生活サービスの3つの事業を核に、ホテル・リゾート事業など幅広く、お客さまの暮らしに密着した事業を展開しています。創業以来、多摩田園都市などの沿線を中心に進めてきた、点ではなく面の「まちづくり」を通じて社会課題を解決することが事業を推進する力であり、「まちづくり」のDNAとなっています。近年はより長期的な視点での経営が、企業には求められています。当社では、次の100年も持続的な成長を続ける企業でありたいという想いを込め、サステナブルな「街づくり」「企業づくり」「人づくり」の、「3つのサステナブル」を基本方針に据えています。サステナブルな社会の実現に向けて、地域、お客さま、株主さま、投資家など、ステークホルダーの皆さまとの対話を進めるだけでなく、SDGsへの取り組みをさらに推進し、社会と共に持続的な成長を目指していきます。

※本ページ内の掲載内容は2023年4月3日時点のものです。

東急株式会社

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業種:運輸・倉庫/鉄道 本社:東京都

東急沿線が「選ばれる沿線」であり続けることを目指し、お客さまの生活に密着した幅広い事業を展開する「街づくり」の会社です。