日鉄ソリューションズ株式会社

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業種:IT・情報処理/情報処理 本社:東京都

NSSOLは、知的業務に高度なIT力を適用しお客様のビジネスの競争優位性を生み出しています。

サステナビリティ活動の事例

activity 01

ゆず生産×デジタル技術
―製造現場で培った見守り技術で農作業現場を安心・安全に

情報技術のプロフェッショナルとして社会の発展に貢献する日鉄ソリューションズ。そのノウハウを生かして農作業現場の安心・安全の確保にも取り組んでいる。
ゆずの生産が盛んな高知県北川村では、スマート農業を実現するため、ドローンやロボットなどを活用した農作業の効率化を図っている。農林水産省の「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」をきっかけに、日鉄ソリューションズの「安全見守りくん」を導入。「安全見守りくん」とは、もともとは工場など製造現場での安全・安心を確保するために日鉄ソリューションズが開発・製品化した仕組みである。ウェアラブルデバイスで作業者の位置やバイタルデータなどを収集することで、遠隔地から作業者の状況をモニタリングし、異変をいち早く検知することができ、これにより、作業効率がどの程度向上しているのか、作業者のストレスがどの程度軽減できているかを測定。また、農作業中の事故やトラブルをいち早く確認することも可能になるという。
ゆずの生産を持続的な産業としていくためには、人手だけに頼るのではなくデジタル技術を積極的に活用し、若者や子どもたちが将来に夢を持てる農業へと進化させていくことが必要である。この取り組みを継続していくことは、ゆずの生産における若者離れを止めると同時に高齢者が安心して生産を続けられる環境を作ることにつながる。農業とデジタル技術のタッグにより、新たな活力を生みだすことが期待される。

「安全見守りくん」を導入した北川村のゆず生産のみなさん

activity 02

小学校へのプログラミング出前授業支援で、地元企業と共に地方創生を支える

日鉄ソリューションズは、プログラミング学習ツール「K3Tunnel(ケイサントンネル)」を開発、提供している。
2020年、小学校でプログラミング学習が必修化されるにあたって、教育の現場では不安や戸惑いが広がるなか、島根県出雲市では、地元のIT企業の集合組織である「チーム出雲オープンビジネス協議会(以下チーム出雲)」がプログラミングの出前授業を始めた。この活動の立ち上げに協力したのが日鉄ソリューションズである。教育委員会との調整や資料の作成にはじまり、「K3Tunnel」の導入を担当。プログラミング学習ツール「K3Tunnel」は、普段の学校生活では接することがない地域の課題などを題材にしている。子どもたちがプログラミングを学習し、未来を担う小学生が地域の課題を見つめ考えるきっかけになる教材といえる。
地域や学校現場からも、プログラミング学習に留まらず、地域の活性化や発展にもつながる取り組みとして期待されている。

K3Tunnelについてはこちら:https://k3tunnel.com

小学校での出前授業の風景(島根県出雲市)

サステナビリティ活動におけるビジョン

日鉄ソリューションズは、企業理念である「真の価値の創造により、お客様との信頼関係を築き、ともに成長を続け、社会の発展に貢献する」に基づき、豊かな社会づくりに向けてESG(環境・社会・ガバナンス)の観点で様々な事業活動に取り組んでいる。国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」にも積極的に取り組むなど持続可能な社会の実現に向けて取り組みを行っている。
「E」の分野では、地球環境保全を経営上の最重要課題とし、「ITを通じた地球環境の保全」「環境負荷低減活動の推進」に取り組みを、「S」の分野では、ITの可能性を追求しNSSOLのお客様とともに社会の様々なニーズに応え新しい価値を創造すること、特に「ITを通じた社会課題の解決」「社会・地域との共生・働きがいのある職場の実現」に力を入れているという。「G」の分野では、NSSOLグループの事業に適したコーポレート・ガバナンスの仕組みを整え、「高品質なITソリューション及びITサービスの提供 」「コーポレートガバナンス・コンプライアンスの強化」を行っている。
日鉄ソリューションズは、これらのESGへの取り組みを通じて持続可能な社会の実現に貢献し、持続的成長を実現するための取り組みを積極的に展開している。

サステナビリティな人

システム研究開発センター
永澤 敦彦さん
津村 耕司さん
岩崎 瑶平さん

派生開発の効率化を通じて持続可能な開発環境を構築

多くの企業は、次の時代の生き残りを賭け、ビジネスプロセス・ビジネスモデルの改革を迫られている。そのため、新しい開発や投資だけではなく、既存の基幹システムを時代に合わせて段階的にアップデートしていくことが大変重要になっている。しかし、その実施には様々なハードルがあり、担当エンジニアは大きな苦労を背負っている。
このような状況の改善に活用が期待されるのが、日鉄ソリューションズの事業部と同システム研究開発センターが開発した「Lacat」。ソースコード解析技術をベースとしたソリューションである。
現在、企業で使われているシステムは、ビジネスの根幹かつ大規模なものが多く、20~30年使われているものも少なくない。実際に「Lacat」を導入した企業のエンジニアからは、今まで経験に頼っていた部分を定量的に目視でき、安心感がある、業務が効率化された、との声が届いているという。
さらに使いやすいよう、機能の追加やUI*1の検討、さらには対応するフレームワークやライブラリーを増やすことなど継続して開発を進めていく。多くの大企業が直面している課題にヒットすることが期待される取り組みである。

  1. *User Interface

※本ページ内の掲載内容は2022年6月1日時点のものです。

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