国分グループ

  • SDGs
  • ESG
  • サステナブルフード
  • フェアトレード

業種:商社/商社(食品) 本社:東京都

創業300年を超える「食品卸」。平常時も有事の際も、「必要なトキに、必要なトコロへ、必要なカタチで」供給することで、人々のライフラインを支え続けています。

サステナビリティ活動の事例

activity 01

違法な児童労働・強制労働のないチョコレートを日本市場へ

国分グループは、ベルギー産オランダ発のチョコレート「トニーズチョコロンリー」の日本初の正規代理店。トニーズ社チョコレートの主な原材料は、フェアトレード認証を受けたものを使用しています。フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することで、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」です。

原料のカカオは、世界生産量の約75%を西アフリカ諸国で占めています。しかし、カカオ農家に対する労働対価は低く、また買い取り価格も低く抑えられるなど貧困の連鎖から抜け出せない現状があります。とくに深刻なのが児童労働問題で、西アフリカのカカオ農場で過酷な労働を強いられている子どもは150万人を超えると言われています。

「持続可能な食糧生産を支援し、生産に関わるすべての人が適正な対価を得ることができる世界を創る」ことをマテリアリティの1つに掲げる国分グループと「世界中のチョコレートを100%スレイブ(奴隷)フリーにする」ことを目標とするトニーズ社が、同じ未来を見据えながら手を取り合ったのが2020年のこと。以来、パートナーシップ企業のトニーズ社と共に、日本市場にサステナブルなチョコレートをお届けしています。

オランダ発サステナブルなチョコレート「トニーズチョコロンリー」

activity 02

ピッキングロボットの導入で、作業の効率化と年間36万枚のビニール袋削減を実現

物流センターでは、これまで「短いリードタイム」に対応するため、缶飲料を中心に事前の「袋詰め作業(小分け加工)」を行っていました。たとえば、24本入りの段ボールに入った飲料を、お客様のニーズに合わせ6本をビニール袋に小分けにするといった非常に細かい作業です。

そこで、サービスロボットメーカーのTHK 株式会社と共同で、6缶まとめてピッキングができるロボットを開発。導入することで小分け加工に使っていたビニール袋を使用する必要がなくなり、月3万枚・年間で36万枚のビニール袋を削減することができたうえ、人手不足解消にもつながりました。ピッキング作業専任者を減らすことができ、少人数で安定的に運営することで、持続可能な体制を構築。従業員の働き方改革にもつながる取り組みになりました。

当社で構築したロボット導入による新システムのノウハウを、別のセンターへの導入・展開するだけでなく、今後は同じ悩みを抱える多くの企業様にも広げていき「共創圏」を構築します。

ピッキングロボットハンドシステム(PRS)

サステナビリティ活動におけるビジョン

【 SDGs ステートメント 】

”300年間紡いだ商いを、次世代に繋げていく。
私たちは食を通じて世界の人々の幸せと笑顔を創造します。”
1712年の創業以来、国分グループは300余年にわたり食の文化を紡いできました。社会情勢やライフスタイルの変化、自然災害など事業の継続が危ぶまれた出来事も数多くありました。
しかし、先人たちはいかなる困難にも事業継続の強い意志と対応力により、食のサステナビリティを追求し、現在へとその経験を繋ぎました。私たちはこのDNAを、次の世代へと継承していかなければなりません。食を通じて、世界中の人々が心から笑顔になり、幸せになる。そんな社会を創っていきたい、そんな想いがこのSDGsステートメントには込められています。

そしてSDGsステートメント実現のために6 つの重要事項(マテリアリティ)を特定しました。
「地球環境」「食糧生産」「サプライチェーン」「マーケティング」「生活者」「人財」

卸売業という流通での立ち位置を最大限に活かし、生産者から生活者までの結節点となり、様々なパートナーと手を携え共通の目標に向かって進んでいきます。そして、常にその目標に向き合い、皆様とともに世界の人々の幸せと笑顔を創る「食」を未来へ繋いでいきます。

※本ページ内の掲載内容は2024年2月7日時点のものです。

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業種:商社/商社(食品) 本社:東京都

創業300年を超える「食品卸」。平常時も有事の際も、「必要なトキに、必要なトコロへ、必要なカタチで」供給することで、人々のライフラインを支え続けています。