株式会社竹中工務店

  • SDGs
  • カーボンニュートラル
  • スマートシティ
  • 再生可能エネルギー

業種:建設/建設 本社:大阪府

建設業のリーディングカンパニーとして、「建築専業」「設計施工一貫」「作品主義」「人材育成」等、独自の経営方針を貫いています。

サステナビリティ活動の事例

activity 01

人にやさしく、森林資源の循環に貢献する技術開発で
サステナブルなまちづくりを

当社が独自開発した「燃エンウッド®」は、耐火性能を有する集成材として、木造建築の大規模化・高層化を支える技術です。2011年に実用化し、2013年に大規模木造建築を国内で先駆けて実現して以来、さらなる技術開発ならびに普及に取り組んでいます。

この技術により、使用する木材の産地指定が可能になりました。日本では戦後まもなく植林された人工林が伐採適齢期を迎え、本格的な利用期が迫ってきています。その中で、スギ、ヒノキ、カラマツをはじめとする国産木材の利用促進により、日本の森林資源の循環と林業の活性化に貢献することが期待されます。

また、⽊造ならではのぬくもりとやすらぎは、都⼼部におけるまちづくりに新たな価値創造や景観を⽣み出します。木造建築の普及が人に与える影響として、高い断熱性能や湿度調整機能による健康面へのメリットのほか、木材のぬくもりによる心理面へのメリットもあります。「燃エンウッド® 」を採用することで、建物の梁や柱の表面を耐火被覆などで覆わない「木現し」にすることが可能になりました。木質を基調とした意匠性を向上させることができ、木の見た目や手触り、香りが緊張や不安を軽減させるなど、人にやさしい空間づくりに寄与することができます。

2025年の実現を目指す20階建て木造建築コンセプトモデル“Alta Ligna Tower”

activity 02

省エネ性能と快適性を両立する環境配慮型建物「ZEB」

エネルギー消費量を最小まで削減し、創エネルギーで自給する建物「ZEB(ゼロ・エネルギービル)」。そのさらなる普及に向け、汎用性の高い既存技術やシンプルな設備構成により、導入コストならびに運用・管理コストを抑えるなどの取り組みを行っています。

「理化学研究所本部棟」では、最適な採光環境の創出と日射負荷の抑制を実現。また、太陽集熱パネル、井水熱利用といった再生可能エネルギーの活用と、デシカント空調機、放射空調などの省エネ技術を導入しました。その結果、エネルギー消費量を基準値より51%削減し、ZEB-Ready *1の計画値を達成しました。

また、「ナミックス本社管理厚生棟」では、新潟の寒冷な気候に配慮した高断熱外装、ダブルスキンカーテンウォールを採用。熱負荷を抑えた開放的な空間を実現しました。吹抜け上部のハイサイドライトからの自然採光、自然換気、光ダクトなど自然エネルギーの効果的な活用により、エネルギー消費量を基準値より52%削減し、ZEB-Ready計画値を達成しました。

  1. 省エネルギーによりエネルギー消費量を標準の50%以下とした建物

理化学研究所本部棟(2021年3月竣工)

サステナビリティ活動におけるビジョン

当社は、まちづくり総合エンジニアリング企業として事業活動を通して社会の課題を解決し、地域社会や地球環境に配慮した取り組みで持続可能な建築・まちづくりを進めています。

私たちの環境への取り組みは1971年、設計図面用紙に「設計に緑を」のマークを標語に掲げたところから始まりました。2009年に環境方針として「環境と調和する空間創造に努め、社会の持続的発展に貢献する」と定め、環境メッセージ「人と自然をつなぐ」、環境コンセプト「人の感性や創造性を高め、自然を活かし、ゼロカーボン建築からカーボンニュートラルな都市への実現を目指す」も同時に定めました。そして、現在に至るまで、多くの環境建築を創出してきました。

当社がこれまで培ってきた伝統や企業文化の特色も生かしながら、当社が目指すサステナブル社会「健康・快適で豊かに暮らせる社会」、「脱炭素社会」、「資源循環社会」、「自然共生社会」の実現に向けた、持続可能な建築・まちづくりを進めていきます。

竹中工務店の環境への取り組み「人と自然をつなぐ」

※本ページ内の掲載内容は2024年4月10日時点のものです。

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業種:建設/建設 本社:大阪府

建設業のリーディングカンパニーとして、「建築専業」「設計施工一貫」「作品主義」「人材育成」等、独自の経営方針を貫いています。