富士フイルム株式会社
- SDGs
- ESG
- カーボンニュートラル
- 再生可能エネルギー
- DX
業種:メーカー/化学 本社:東京都
コーポレートスローガンは「Value from Innovation」。創業以来培ってきた「技術力」「マーケティング力」「財務力」「人材」などの強みを活かして、既存の業界の垣根を超え幅広い領域で事業展開しています。
activity 01
自社開発の天然ガスコジェネレーション。
着実にエネルギーの有効利用とCO2削減を実現
富士フイルムグループでは、自社の生産活動により生じる環境負荷低減はもとより、お客様先での使用や廃棄に至るまでの製品ライフサイクル全体を対象とし、CO2排出削減や資源の有効利用を進めています。
エネルギー使用量の多い化学系主要6工場をはじめ、全国にCO2排出削減のために天然ガスの導入を進め、現在は自家発電設備やボイラーにおける燃料の全体の約90%がCO2排出量の少ない天然ガス由来となっています。
富士フイルム吉田南事業場にも、熱と電気のバランスの最適化が図れるコージェネレーション設備を導入しています。天然ガスを燃料とするコジェネレーションシステムにより、CO2排出量を大幅に低減することができています。このシステムは自社開発したもので、発電時に同時に生産される蒸気を事業場内での乾燥工程で活用することができ、エネルギーの効率的な運用つながっています。
天然ガスの導入以外にも新エネルギー(太陽光発電など)による電力の利用や、省エネ化を実現する新たな生産設備の開発、生産工程のエネルギーロス削減を目指した徹底的な改善活動など、CO2排出量削減を徹底して進めています。
天然ガスジェネレーションシステム
activity 02
安全、安心な社会づくりのために。
培ったきた技術で貢献
富士フイルムグループは、安全、安心な社会づくりのために、様々なリスクに対応する製品の開発を進めています。
セキュリティ対策として近年需要が高まる遠望監視カメラの分野にも参入しています。当社が長年培ってきた光学技術と最先端の画像処理技術を結集し、高い防振性能、高速・高精度AFなど、従来の遠望監視カメラが抱える課題を解決する画期的な製品です。
また、社会インフラ画像診断サービス「ひびみっけ」の提供を行っています。老朽化した社会インフラ整備の問題に対応し、医療用画像診断システムで培った高精度な画像解析技術を活用し開発をされたサービスです。AI画像解析により橋梁などの損傷を自動検出し、点検業務を大幅に効率化することができ、橋梁やトンネル等の点検作業時間を半減化する画像診断サービスで、すでに500社以上に導入いただいています。
変化する社会のリスクに対応し、新たな技術を開発・普及させることで、デジタルデータの安全な長期保存、情報セキュリティの向上、社会インフラ整備など、安全・安心な社会づくりに貢献しています。
「剥離・鉄筋露出」「漏水・遊離石灰」の自動検出機能
富士フイルム創業の原点といえる写真フィルムは、製造時に「大量の清浄な水と空気」が不可欠であり、撮影前に試すことができない「信頼を買っていただく商品」です。そのため、当初より事業活動の根底には「環境保全」と「ステークホルダーからの信頼」があり、これが私たちのCSRの原点であり、DNAとなっています。この原点を忘れずに、革新的技術・製品・サービスの提供などの事業活動を通じた社会課題の解決により一層取り組み、サステナブル社会の実現に貢献する企業を目指します。
富士フイルムグループCSR計画「Sustainable Value Plan 2030」
2017年8月にCSR計画「Sustainable Value Plan 2030」を発表し、以来、全社員のイノベーションにより社会へ変革を促し持続可能な社会を実現することを目指し取り組んでいます。
「Sustainable Value Plan 2030」重点課題の位置づけ
※本ページ内の掲載内容は2023年5月31日時点のものです。