スズキ株式会社

  • SDGs
  • ESG
  • カーボンニュートラル
  • ウェルビーイング

業種:メーカー/自動車・自動車部品 本社:静岡県

ーその挑戦は新しい未来ー
私たちは世界で愛され、信頼される「S」のマークとともに、前進しつづけています。

サステナビリティ活動の事例

activity 01

インドで始まる牛糞を用いたバイオガス実証事業

インドは当社の主要事業地域で、4つの工場を稼働させています。インドは牛が多く、牛の糞尿にはCO2の28倍の温室効果を持つメタンが含まれ、大気中に放出されています。当社はこのメタンの大気放出を抑制し、牛の糞尿に含まれるメタンから自動車用燃料を精製する、バイオガス実証事業を実施するためインド政府関係機関と覚書を締結しました。

大気中のCO2は、光合成により牧草に取り込まれ牛の餌となり、牛はメタンを大気に放出する糞尿を排出。メタンをバイオガスとして回収し自動車用燃料を精製して利用することで、メタンの大気中放出を抑制することができます。つまり、大気中のCO2を原料としているためカーボンニュートラル燃料というわけです。さらにバイオガス発生後の残渣は有機肥料として利用でき、インド政府の有機肥料促進政策に貢献できます。

スズキは、この取り組みをインド全土に展開し、インドでのカーボンネットゼロの実現を目指すことで、メタンの大気放出抑制やカーボンニュートラル燃料の普及だけでなく、農村地域の活性化や新たな雇用の創出、廃棄物の資源化、エネルギー自給率の向上、循環型社会の形成などにも貢献できると考えています。

スズキとインド政府関係機関は合弁会社設立も視野に入れています。

インド国内では、スズキの4工場が稼働しています

activity 02

「社員の笑顔はお客様の笑顔」スズキ健康経営活動

当社では「お客様の笑顔は社員の笑顔から生まれる」をキャッチフレーズに、健康経営活動を推進しております。これはスズキグループで働くすべての従業員が、明るく生き生きと心と体の健康を保ち、いつも笑顔で仕事に打ち込むことができる環境づくりを行う活動です。そして、社員一人ひとりが職場に愛着を持ち、長く勤めたい会社だと感じることが、結果として価値ある製品をご提供することにつながり、最終的にはそれがお客様の笑顔につながるという考えからです。

健康診断の実施以外に食生活や運動、禁煙やメンタルヘルス、ヘルスリテラシー向上などきめ細かなトピックについて施策を実施。社内で組織した健康経営推進チームメンバーは、健康経営アドバイザーの資格を取得し、健康経営についての理解を深めるとともに、従業員の健康を支える産業医・保健師・看護師など専門職の意見も積極的に取り入れています。これらの取り組みが経済産業省・日本健康会議に評価され、2021年より毎年「健康経営優良法人」の認定を受けています。

健康経営の社内認知度は74%と高い水準を示しています(2023年9月)

サステナビリティ活動におけるビジョン

当社は、主要事業地域である日本・インド・欧州を核として、カーボンニュートラル社会の実現と、インド、ASEAN、アフリカなどの新興国の経済成長に貢献していきます。進出国と事業地域はともに成長し、地域ごとのカーボンニュートラル目標の達成に取り組んでいます。2050年に向けた長期目標としては「スズキ環境ビジョン2050」を設定。その実現に向けた道標が「マイルストーン2030」の実行です。

低燃費を実現した「スズキグリーン テクノロジー」の数々もそのひとつです。例えば、減速時のエネルギーを利用して発電し、加速時にその電力を活かしてエンジンをアシストするハイブリッドシステム「マイルドハイブリッド」。減速中、速度が13km/h以下になると自動でエンジンを停止する「新アイドリングストップシステム」など、製品から排出するほか事業活動から排出するCO2の削減に加え、大気保全、取水削減や排水浄化など水資源の保全、資源の循環と環境負荷を「小さく」「少なく」「軽く」、環境課題解決時間を「短く」。そして地球がいつまでも「美しく」の理念にもとづきスズキが描く未来の実現を目指しています。

オーストラリアでは販売車両数と同数の苗を植える活動も

※本ページ内の掲載内容は2024年2月26日時点のものです。

スズキ株式会社

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業種:メーカー/自動車・自動車部品 本社:静岡県

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