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2018年に「公益財団法人キーエンス財団」を設立

当社は「社会に貢献する人材の育成に寄与すること」を目的として、2018年に「公益財団法人キーエンス財団」を設立しました。
これからの世の中は目まぐるしく変化するものと思われます。技術革新や急速なグローバル化の中で、日本の将来をしっかりと見据えて牽引してくれるのは、未来を担う若者です。
現在、多くの方が経済的理由により奨学金を利用されていますが、従来の奨学金は、その大半が貸与型であることから、卒業後の返済の厳しさが社会問題として取り上げられています。そうした中、国による給付型奨学金の拡充が図られるなどの変化も見られますが、大学進学を志す若者を支援する環境はまだ不十分と言わざるを得ません。
こうした背景から、学生が安心して学業に専念できる環境づくりに少しでも貢献したいと考え、大学進学を志す方に対して、返済する必要のない奨学金を給付し、経済的支援をおこなう「キーエンス財団」を設立しました。
キーエンス財団は、自らの夢や目標をしっかりと持ち、その実現に向かって日々努力を重ねる学生の皆さんを、返済不要の奨学金を通じて応援しています。

< 奨学金の概要 >

■新1年生対象の給付型奨学金

活動実績

2019年度：全国28大学125名の採用を決定いたしました。

2020年度：全国46大学500名の採用を決定いたしました。

2021年度：全国51大学500名の採用を決定いたしました。

2022年度：全国48大学542名の採用を決定いたしました。

■新2〜4年生対象の応募給付金（がんばれ！日本の大学生）

活動実績

2020年度：全国98大学1,000名の採用を決定いたしました。

2021年度：全国132大学994名の採用を決定いたしました。

2022年度：全国174大学2,480名の採用を決定いたしました。

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グローバル展開の加速

グローバルネットワークの拡大により、海外市場での売上は過去10年間で平均20%超の成長を続けており、売上構成比の約6割の規模まで成長しています。日本と海外におけるものづくりの生産拠点数では圧倒的に海外が多く、海外の拡大余地はまだ大きく残されています。また、新興国の成長に伴う現地での製造業の発展、品質や安全に対するニーズの高まりなど、ファクトリーオートメーションへの投資は今後さらに拡大していきます。キーエンスの事業領域の中心はまさに「ものづくり」がおこなわれる最前線。付加価値の高い商品群とダイレクトセールスにより、これからも世界中でものづくりの発展をサポートし続けていきます。
またキーエンスは、そうした商品を通じて地球環境に貢献したいと考えています。キーエンスの商品自体が、環境に配慮することはもちろん、商品をご利用いただくお客様の現場や、そうしたお客様の商品・サービスを利用される社会全体の環境負荷低減に貢献していきます。

キーエンスが新たに生み出す商品の約7割が「世界初」「業界初」。より少ない資源・エネルギーで大きな付加価値を持つ商品を多く生み出しています。それらの商品は、導入先の製造現場で生産性を向上させ、環境負荷を低減させています。
例えば、独自の構造で使用部材を大幅に削減した商品や、寿命を大幅に伸ばす省エネルギー化バッテリーなど、環境負荷の低い商品の開発は「当社商品自体による環境貢献」と位置付けられます。さらに、部材廃棄低減や水使用量の管理など、「お客様の現場における環境負荷低減」に貢献する商品の開発に注力しています。
またグローバル企業の責任として、サプライチェーンに関わる全ての人の人権を尊重するため、差別的な処遇の排除の要請を含む「調達ガイドライン」を定め仕入先企業に要請しています。環境負荷低減・環境汚染予防、労働安全衛生環境の整備、人権の尊重に対する取り組みなどは、取引基本契約を通じて要請しています。「グリーン調達」の推進のため、仕入先企業への調査や訪問指導、環境マネジメントシステムの第三者認証（ISO14001）などの取り組みを進めています。