江崎グリコ株式会社

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業種:メーカー/食品 本社:大阪府

「食品を通じて、人々の健康の役に立ちたい」。創業者・江崎利一の想いを受け継ぎ、私たちはお客様の「すこやかな毎日、ゆたかな人生」の実現のために「おいしさと健康」の価値をあらゆる世代・地域の方にお届けしています。

サステナビリティ活動の事例

activity 01

「おいしさと健康」を両立した商品で、世界のあらゆる人たちに「すこやかな毎日、ゆたかな人生」を

栄養菓子「グリコ」を原点に、「おいしさと健康」の両立を実現するための商品を数多く創り続けてきたGlicoグループは、2022年2月に創立100周年を迎えました。100周年を機に、「これまで」と「これから」を見据えて新たに制定した私たちの存在意義(パーパス)が、「すこやかな毎日、ゆたかな人生」です。「国民の栄養改善」という100年前の出発点から現在も、人々の良質なくらしのため、高品質な素材を創意工夫することにより、「おいしさと健康」を価値として提供し続ける会社でありたいというビジョンを定めています。
Glicoグループの独創的な商品づくりを支えるのは「創意工夫」「積極果敢」「不屈邁進」といった創業者の精神による、製品の研究開発です。例えば2018年11月には、保存や持ち運びに優れて災害にも備えられ、子育ての多様性をサポートする「乳児用液体ミルク」を、日本で初めて製品化しました。定番商品も進化を続けており、糖質量を10g以下に抑えた「適正糖質」をサポートする「SUNAO」は、おなじみのアイス・ビスケットからパスタ・リゾットへと展開。「ビスコ」も新しい技術とレシピを絶え間なく採用し、おいしさと栄養素が幾度となく進化。あらゆる世代や国の人たちの「食を通じた生活づくり」に貢献しています。
なおGlicoグループは動物福祉に関する倫理上の義務に配慮しており、法令・規則等により必要とされる場合を除き、資金提供・委託を含む、食品のための動物実験を実施していません。

乳児⽤液体ミルク「アイクレオ」

おいしく適正糖質をサポートする「SUNAOパスタ」

activity 02

食品ロスの削減に向けて、製造工程から販売までさまざまな取り組み

Glicoグループは「食品廃棄物の削減」について、「Glicoグループ環境ビジョン2050」における4つの重要課題の1つとして力を入れています。2030年までに、食品廃棄物の95%削減(2015年度比)を目指して、さまざまな取り組みを進めています。
具体的には、製造工程での廃棄物の削減に注力するとともに、需給予測の精度向上によって過剰在庫を持たない仕組みづくり、ならびにサプライチェーンの効率化で食品ロス削減に取り組んでいます。また出荷できなかった粉ミルクを、パンの原料としてパン工房に提供。フードバンクへの寄贈も行っています。国内工場での平均リサイクル率は、2013年以降、食品リサイクル法に定められた95%達成を継続しています。
また、商品販売・サービスによる取組としては、微細な欠けなど品質に問題のない製品を「ジャイアントカプリコ<いちご>ふぞろい品」としてアウトレット販売。「カタチがふぞろいだけどおいしさは変わらない、ふぞろいさも個性の一つとして認めてほしい」というアプローチも支持され、「第14回 日本マーケティング大賞」で奨励賞を受賞しています。そのほか、「いちご狩り」が中止になったことで余剰になったいちごを活用した「カプリコミニ大袋<いちご狩り>」や、保存食商品の賞味期限メール通知など、さまざまな形で食品ロス削減に向けて取り組んでいます。

生産者の食品ロスを削減する「カプリコミニ大袋<いちご狩り>

サステナビリティ活動におけるビジョン

2022年2月11日に創立100周年を迎えたGlicoグループは、創業者の江崎利一が栄養素グリコーゲンの研究からたどり着いた「食品を通じて国民の体位向上に貢献したい」という信念からスタートしました。江崎利一が大切にしたのは「事業即奉仕」の精神、つまり「事業を通じて社会の役に立つ」というものです。Glicoグループは、「SDGs」や「ESG」の考え方・メッセージが世界に浸透する遥か以前から、事業を通じた社会貢献の実現を目指して企業活動を続けてきました。
現在は国内のみならず北米・中国・ASEAN・欧州でも成長を続けるGlicoグループは、今もこの創業者の想いを受け継いで、「ココロとカラダの健康に貢献する」という使命をグローバルに果たしていきたいと考えています。
今日の企業市民としての責務である、地球環境を未来につなぐための取り組みとしては、2021年3月に「Glicoグループ環境ビジョン2050」を策定。「気候変動への対応」「持続可能な水資源の活用」「持続可能な容器・包装資源の活用」「食品廃棄物の削減」の4つの重要課題について数値目標を設定して活動を推進しています。

自社開発のハート型ローラー(左)、発売当初のグリコ(右)

サステナビリティな人

江崎グリコ株式会社
SCM本部 ロジスティクス部
國分雅美

「VMIセンター」立ち上げで、物流におけるCO2排出を削減

私が担当する物流の仕事でも、トラックを中心とした輸配送でCO2排出は大きな課題です。VMIセンターとは、複数の原料サプライヤーが利用できる共同倉庫のことです。関東の5つの工場で使用する原料について、各サプライヤーと工場の間にVMIセンターを配置することで、輸配送の効率化に役立ちます。例えば、1日に10社のサプライヤーがそれぞれ5工場に原料を運ぶと、10社×5工場=50台のトラックが必要になります。それがVMIセンターを経由することで、(10社→VMI=トラック10台)+(VMI→5工場=トラック5台)=15台にまで集約できます。この車両台数削減によって、2020年の1年間で、VMI取扱い原料の輸送にかかわるCO2を75%減できました。全く新たな挑戦であり、さまざまなお取引様とのやりとりはとても大変でした。でも地球と子どもたちの未来のために、お取引先様と一体で成果を出しました。プライベートでも配送回数削減の意識が高まり、ECを利用するときは1つのサイトで、できるだけまとめて、購入回数を少なくするようになりましたね。

※本ページ内の掲載内容は2023年5月24日時点のものです。

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業種:メーカー/食品 本社:大阪府

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