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改めて気になる、“財閥系”って何だろう

保険会社や銀行などの金融機関、あるいは商社などには戦前の「財閥」に端を発する企業がいくつか存在する。それらは時代を超えて実績を残してきた企業だけに、知名度はもちろん、企業としての事業スケールは大きく、安定力もある。社会に対して影響力を与える仕事につながりやすいフィールドと言えるだろう。

役割を超える

提供:明治安田生命保険相互会社

生命保険会社を取り巻く社会環境と存在意義

少子高齢化が進む現代の日本社会では、国民の生活を支えるための社会保障制度のあり方の見直しが行われている。そんな社会保障制度を補完する「国民の自助努力」ともいわれる民間生命保険会社が提供する生命保険の役割は、ますます重要性を増してきている。

テクノロジーの進化によってネット保険会社が台頭し、手軽さや安さが求められやすくなった今日において、明治安田が頑なに追求しているのが「“ひと”にしかできない価値の提供」だ。特に若年層を中心に、あまり身近に感じる機会が多くない生命保険という商品を扱うからこそ、営業職員(MYリンクコーディネーターなど)が能動的なやりとりを大切にし、顧客のライフステージに合わせた保障内容の提案や、お客さまの暮らしを豊かにするための情報提供を行っている。一見時代に逆行するようにも見えるが、「ひと」ならではの温かさや共感を伴う「絆」の創出こそが、今日の社会において明治安田が人々に選ばれる大きな理由となっている。

「ヘルスケア・QOLの向上」と「地域活性化」を
柱に掲げる10年計画「MY Mutual Way 2030」

明治安田生命相互会社は契約者を構成員とする相互会社(Mutual Company)の強みをいかんなく発揮し、長期的な環境変化に柔軟に対応しながら、「時代を超えたお客さま志向」の経営を追求していく10年計画「MY Mutual Way 2030」を2020年にスタートしている。

「『ひとに健康を、まちに元気を。』最も身近なリーディング生保へ」というめざす姿が掲げられたこの『計画』は、「万が一の際の保障とアフターフォローの提供」という従来の役割を大切にしながら「ヘルスケア・QOLの向上(健康寿命の延伸)」と「地域活性化(地方創生)」という新たな役割を拡充していくことで、社会課題の解決に真正面から取り組む『挑戦』でもある。

めざす姿の実現のため、まずは社会課題の解決に貢献する取り組みを実施することで、グループベースの持続的な成長を実現し、お客さま・社会への還元の拡充を進めている。明治安田は、生命保険会社という事業活動を通じて、「社会的価値」と「経済的価値」をともに向上させ、常に顧客やその家族、そして地域に目を向けながら、持続可能な社会づくりへの貢献に向けた取り組みを強化し、地域社会にも最も支持される生命保険会社になること、業界のリーディングカンパニーになることをめざしているのである。

相互会社としての矜持と受け継がれる企業風土

例えば機動的なM&Aを行いやすいなど経済的にメリットが大きい株式会社ではなく、あえて「相互会社」という形態を維持している点には、株式会社のように短期的な株主利益の追求に振り回されることなく、長期的な時間軸でお客さまの人生に寄り添っていく意気込みが示されている。Jリーグや日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)といったスポーツ団体やイオングループとのパートナーシップ契約の締結も、同じ志を持つ企業や団体と力を合わせて人々に価値を届けていくのだという、ブレない姿勢の表れの一端である。

また、社外的のみならず、社内的にも「ひと」を大切にする姿勢は貫かれている。企業理念にあたる「明治安田フィロソフィー」が従業員のあらゆる業務における最優先の判断基準となっており、そのなかでも一人ひとりが大切にすべき価値観である「お客さま志向・倫理観」「挑戦・創造」「協働・成長」という「明治安田バリュー」は社内に深く浸透している。新卒採用においても、求める人財像として「明治安田フィロソフィーを体現できる人財」を掲げているという。

「強いやさしさ」を育む成長環境と、活躍できる人財像

これからの時代に同社で活躍するのは、会社の羅針盤である「明治安田フィロソフィー」に共感し、それを体現できる人財だろう。お客さまや従業員にただ寄り添うやさしさを持つだけではなく、常に本当に必要なものを深く理解しようと努め、時には専門的な知見から決断を後押しできる。これからの同社を担う人財には、そんな「強いやさしさ」を持つことが求められているようだ。

変化の激しい時代だからこそ、外形的にも内面的にも「ひと」を大切にする姿勢を貫き、新しい時代の生命保険会社のあり方に挑戦し続ける同社。そんな明治安田が推進する“「ひと」中心経営”には、従業員一人ひとりの個性や価値観を尊重することを前提に、不断の自己変革・自己成長を促したうえで、明治安田フィロソフィーに共感する人財に長く働いてもらいたいという想いが込められている。人財育成面では、職員一人ひとりが、自らがめざすキャリアを主体的に描く「キャリアオーナーシップ」を推進するなど、意欲ある職員の成長を会社が後押しするさまざまな体制が整っており、柔軟なキャリア形成にも対応している。150年に迫らんとする歴史を有する大企業でありながら、職員の意見にも積極的に耳を傾け新しい価値を創造する風通しの良い企業風土が根付いている。企画力や課題解決力を磨く機会として、お客さまや地域社会などが抱える課題について解決策を提案するレポートを募集する社内提言制度「チャレンジ・レポート」には、例年多くの応募があるという。採用担当者は入社時点では金融知識の有無は問わないと話す。それよりも、入社後に国内有数の生命保険会社で現代的な金融知識を身につけながら、「ひと」を大切にするという時代を問わない価値観を共有して社会人として成長していくことが求められている。

ひときわ長い伝統を有する老舗生命保険会社が、変わらぬ価値観の下に、今後、どんな新しい生命保険会社のあり方を提示していくのか。大いに注目していきたい。

記者の目 WEB限定

今回の取材で強く印象に残ったのは徹底して「ひと」を大切にする明治安田の姿勢だった。その象徴的な事柄の一つが相互会社であり続けているという点に現れていると言えるだろう。

株式会社は株式という資本調達手段を有し、それを活用することによって増資、IPO、M&Aなど、多彩な資本調達手段を実現することができる。一方で相互会社にはそもそも株主・株式という概念を持たないため、取れる手段に限りが生じてしまう。

保険業界では2000年の保険業法改正によって、相互会社から株式会社への移行がスムーズにできる環境整備がなされ、多くの会社がその組織形態を移行した。しかし明治安田はその当時も、そして今も相互会社の形態を維持し続ける。

株式会社が利益を株主に還元するのに対し、相互会社では保険契約者(社員)に還元される。また、前者は常に株主の利益を念頭に置いた施策の実行が求められ、四半期ごとに厳しく監視されるが、相互会社では保険契約者が会社の構成員(社員)であるため、短期的な利益追求に走ることなく、どんな時も契約者の方を向いた経営が可能になる。

まさに明治安田の、長期的な視点で顧客に寄り添うための強いこだわりが現れているのが、相互会社という組織形態にあると言えるだろう。名は体を表すではないけれど、社名を見るだけでも同社の想いをしっかりと感じることができる。

明治安田生命保険相互会社

事業内容 各種生命保険の引受・保全、資産の運用などの生命保険業および付随業務など
資本金 9,800億円(2026年3月末現在、基金償却積立金を含む)
グループ保険料 4兆4,854億円(再保険収入を除く)
従業員数 48,656名(うち営業職員「MYリンクコーディネーターなど」37,405名)(2026年3月末現在)

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