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サステナビリティ

提供:三井住友銀行

サステナビリティ(Sustainability)とは、自然環境や人間社会、経済の機能やシステムが、「永続的に持続可能な状態」を保持できるように取り組んでいく考え方のこと。直訳して「持続可能性」ということもある。 同時に貧困、飢餓、人権、平和などにも配慮して持続可能性を追求する考え方はSDGs(Sustainable DevelopmentGoals)と呼ばれている。企業には社会的責任として、こうした考え方の導入が求められている。

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2020年4月に「サステナブル×ビジネスの精鋭部隊」が始動

ここ数年、企業を取り巻く環境が急速に変化している。その大きな要因の一つは「脱炭素社会の実現」に向けたグローバルな潮流だ。世界規模で環境・社会問題が深刻化する中、2015 年に国連サミットで採択されたSDGsやESG に対する関心が高まっており、国内の産業界でも脱炭素をはじめとするサステナブルな取り組みは企業活動に欠かせないとする認識が広がっている。

「この1年で、この分野の世界は大きく変わりました。もはや昨日のスタンダードは、今日のスタンダードではありません。このグローバルなスピードに先回りして動くことが求められており、グローバルなネットワークが勝負の分かれ目です」と、サステナブルソリューション部の乙地(おとち)は説明する。2020年4月にサステナブルビジネス推進室として発足した組織で、現在はSMBCグループのグローバルネットワークを活かして、国内外におけるお客さまのサステナビリティに関する経営課題に対してビジネス面から解決策を助言するソリューションプロバイダーの精鋭部隊だ。

「企業にとってサステナブルな取り組みを進めるためにはコストがかかる。長期的には必要な投資だとわかってはいても、コロナ禍ではなかなか踏み切れないのが現状。とはいえ、サステナビリティの重視を企業の行動原則に求める国際的な潮流は加速しており、将来の世代に先送りせず、いまの世代がその道筋(ロードマップ)をつくる必要があります。現状を踏まえ、地に足をつけた提案をすることが社会的公器である金融機関の使命。今年の新入社員にとって、2050年は決して遠い未来ではないのです」

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サステナブル経営に取り組む国内企業をサポート

株式市場ではESGをより重要視する投資が拡大しており、ESGへの対応の遅れは企業にとって重大な経営リスクとなりつつある。また、最近は各企業のサプライチェーンにおいても供給元の選定などにESG評価やSDGsの視点が用いられるようになってきた。

「株主や取引先からの要請の度合いにより、サステナビリティの優先順位は企業によりさまざま。とはいえ、取引先から、いきなりサステナビリティへの対応を迫られるケースが増えてきています。今日のサステナビリティの優先順位が、明日変わることは日常茶飯事です」と乙地は説明する。

SMBCグループでは、ESG対応の高度化を進めている大企業に、戦略策定を含めたさまざまなソリューションを提供するとともに、中堅・中小企業に向けても「環境・社会課題解決のためのコミュニティの場」を設けるなど幅広いラインアップを提供している。

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顧客とのエンゲージメントを優先するビジネススタイル

銀行や証券会社が提供する金融商品には、サステナブルな取り組みに特化したものがある。グリーンローン(ボンド)やソーシャルローン(ボンド)など使い道によって呼称が異なるが、総称してサステナブルファイナンスという。調達資金の使途が再生可能エネルギーや、途上国の学校や病院などの社会基盤整備などに限定されているものや、企業全体のサステナビリティへの取り組みの改善を評価することで資金使途を限定しないものがある。

「もちろん当行グループでもこうした商品を用意しています。中でもグリーンローンの取り扱いは世界第2位(2020年)の規模を誇ります。ただし、私たちのビジネスはファイナンスの提供を目的としているわけではありません。ファイナンスはあくまでもツールに過ぎません」と乙地は言い切る。

地に足をつけてお客さまと経営戦略を話し合い、2050年の長期目標に向けた2030年の中間目標を決め、多様な経路を踏まえたロードマップを一緒につくる。SMBCグループのグローバルネットワークを活用して、目標達成に必要な先進技術を有するビジネスパートナーを紹介することもある。SMBCは、単なるファイナンスの提供者ではなく、このようなエンゲージメントを重視する姿勢を貫いている。

「我々の強みはグローバルベースの仲介機能です。ファイナンスという金融仲介だけではなく、業界や国境を超えた取引先の技術とサービスをマッチングすることを通して無限の可能性を実現する機能を持っています。従来は必ずしも取引関係が深くなかったお客さまでも、本業にかかる脱炭素の提案をきっかけに、本邦初と言われるようなプロジェクトを通じた事業共創に発展する案件も複数手掛けています」

乙地大輔 サステナブルソリューション部エンゲージメントグループ長

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ダイバーシティという強みを活かしグローバルで持続可能な社会を実現

乙地は入社後、個人営業や法人営業を経験した後に、プロジェクトファイナンスを主に扱う部署に移り、東京とロンドン駐在を繰り返しながら約15年を途上国などでのインフラ開発に従事してきた。資源開発案件などで訪れたアフリカの国々では、遮熱設備もエアコンもない環境で暮らすストリートチルドレンを数多く見てきたという。

「アフリカの子どもたちにとって地球温暖化は2050年の課題ではなく、待ったなしの今日を生きるための課題です」サステナブルソリューション部はダイバーシティを強みにしている部署の一つ。国内メンバーは約40名、海外にも同程度の兼務者が駐在しており、グローバルベースでもトップレベルの規模を誇る。世代は50代の部長クラスから20代の若手まで幅広く、メンバーの約半分は女性とそのバックグラウンドはさまざまだ。「このダイバーシティこそが、お客さまのさまざまな課題とニーズに対応できる強み。当行グループでは、女性のための制度をつくるだけではなく、女性の活躍に必要な配偶者向けの体制もしっかり整えています」と乙地は話す。

「社会課題の解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献する」という新たに追加された経営理念の下、SMBCグループは一人ひとりの従業員の“個性”を活かし、幅広い業界における企業の課題を一つひとつ解決しながら、パートナーとしてともに社会発展に貢献することで、金融機関としての社会的使命を果たしていく。

三井住友銀行

[ 事 業 内 容 ]預金業務、貸出業務、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務、国内為替業務、外国為替業務など
[ 資 本 金 ]17,709億円(2022 年3月31日現在)
[ 従 業 員 数 ]27,851名(2022 年3月31日現在)

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