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一口に金融業界と言っても、銀行であればメガバンクや地方銀行、保険会社にも生命保険と損害保険があるなど、業態はさまざまです。

このコーナーでは、銀行/証券/保険/カード/リースの5つに業界を区分し、それぞれの主要プレーヤーを紹介。各業界でどんな企業が活躍していて、自分がどんな金融ビジネスに興味があるのか、確かめてみてください。

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銀行ビジネス

近年、メガバンクと呼ばれる大手銀行を中核とする金融グループは、国内においては証券、信託、リースとの連繫を深めるなど「グループの総合力を高める動き」を加速させています。加えて、グローバルな取り組みにおいては、海外の拠点の拡充を図るだけでなく、海外の銀行への買収や出資などを通して「現地の経済により関わるビジネス」を拡大させています。 一方、単一の都道府県など一定のエリアを商圏とする地方銀行は、「地域経済を向上させる取り組み」に力を入れると同時に、エリアや経営規模の拡大を目的とした「統合や合併の動き」を見せています。地方の人口減少や、銀行経営にとっては痛手のマイナス金利の環境下において、競争力をより高めようとするものです。エリアが隣接する銀行同士が統合して「広域地銀」を形成するケースがほとんどですが、なかには北海道と北陸をエリアとするグループも誕生しています。 銀行と信託を経営する信託銀行は、富裕層の顧客を数多く持つという特性を生かし、不動産を含む「財産の管理保全や相続、事業承継といった分野」で、競争力を高めています。また、信託銀行には年金資産などにおける有価証券の管理事業を専門に行なう資産管理専業信託銀行もあり、一般に「マスタートラスト」と呼ばれています。