就活の
全体像を知る

建築・土木学生の希少価値を知ろう!

就職する大学生のうち 2.5%

  • 大学で学んだ専門知識は
    価値がある
  • その専門知識を
    社会に活かす意識を持つ

正規社員として就職する大学生は約40万人。その中で土木建築系学科に属している学生は全国で約1万人と言われています。つまり、就職希望学生のうちの2.5%という希少価値の高い学科であり、企業の採用担当者からも注目の学生層であると言えます。 土木建築学生が注目されているのは数だけではありません。大学で学んだ専門知識は仕事に直結しやすく、学生自身も学んだ専門知識を社会で活かす意識を持っている人が多いことも企業から注目されている理由なのです。

専門を活かす様々な企業がある

「建設業界」様々な企業が連携して動いている

公務員 ゼネコン サブコン 建設コンサル ハウスメーカー ディベロッパー 管理会社 設計事務所 建材メーカー
さらに、
視野を広げると

関連業界

ICT
  • 人手不足をICT(情報通信技術)で課題解決
  • ICT(情報通信技術)で作業の効率化
専門商社
  • 大型案件でゼネコンとタッグを組む
  • 建材メーカーとの連携

その他業界

メーカー
  • 自社工場の建設や改築に建設知識を有する人材が必要
鉄道
  • 線路や施設建設に土木・建築知識を有する人材が必要

建設業界と言ってもゼネコンだけで成り立っているわけではありません。様々な企業と様々な職種が集まり、それぞれが役割を果たして建設業界が成り立っていることを再確認しましょう。近年は業界を超えてIT・商社・メーカー・鉄道などの関連業界でも土木建築の知識を持った人材を求めています。まずは視野を広げて、自分はどんな企業、どんな職種が合っているか、将来なりたい姿を想像しながら業界研究に取り組んでください。

土木・建築の
スケジュール

建築・土木選考はスケジュールが早い!

一般学生より選考スケジュールが早いことを認識しておこう!

3年生の前期からもう就職を考えなければならないの?と、思う人も多いかと思います。先にどういう動きが待っているのかを今のうちから理解しておくことはとても重要です。スケジュールを把握して余裕を持った就活を心がけてください。 特に土木建築学生の就活は一般学生より早く選考が行われるのが大きな特徴です。インターンシップ・キャリアのスケジュールは一般学生と変わりませんが、インターンシップ・キャリア後からリクルーターとの接触が始まり個別面談・選考を経て、早ければ年明け早々に内々定が出るのが土木建築業界の特徴になっています。

大手ゼネコンを視野に入れる場合


  • 年内にリクルーターとの接触がポイント
  • 早ければ1・2月で内々定が出る可能性も

大手ゼネコンはインターンシップ・キャリア後にリクルーターとの接触が始まり年内のうちに個別面談を行うことが多く、早ければ1月頃から内々定が出る可能性もあります。

中堅ゼネコンを視野に入れる場合


  • 個別面談が大手よりも1ヶ月ほど後ろ倒し
  • インターンシップ・キャリアで
    現場見学型プログラムを押さえる

中堅ゼネコンのスケジュールは、大手よりも個別面談が1ヶ月程度後に行われる傾向です。また、インターンシップ・キャリアで現場見学プログラムを実施する企業が多くあります。現場あってのゼネコンという考えは企業側も学生側も持っていますので、中堅ゼネコンも視野に入れている場合は、現場見学型プログラムをしっかりと押さえるようにしましょう。

土木・建築学生の
就活のポイント

就活の活動量は少なめ

土木・建築学生は企業を絞り込んで就活する傾向が高い

エントリー社数
(2023年卒)

エントリーシート提出社数
(2023年卒)

面接試験受験社数
(2023年卒)

土木・建築学生と就活生全体を比較すると、土木・建築学生は絞り込んで就職活動をする傾向が高くなっています。エントリー社数や面接試験受験社数を見ても、約半分程度の社数となっています。この背景には、企業の採用において土木・建築学生のニーズが高いことがあります。しかし、この傾向が続くとは限りませんので、しっかりと計画を立てて活動しましょう。

リクルーターとの接触が重要

約半数の土木・建築学生は
リクルーターと接触

リクルーターとの接触タイミング

土木・建築学生の就活でポイントとなるのがリクルーターとの接触。アンケートでは約半数の学生が接触があったと答えています。接触を持ったきっかけで最も多かったのが、「インターンシップ・キャリア参加後」です。皆さんもインターンシップ・キャリアに参加した際は、リクルーターに会うことができるか積極的にリサーチしてみましょう。

自分軸を持っておくことが大切

あなたはどっち?

  • やっぱり 大手
  • ぜったい 社風
  • しっかり早期(=今から準備) スタートダッシュ、早期接点が大切! 選考直結型のインターンシップ・キャリア
  • 早期の準備は大手同様重要 じっくり長期戦で挑む! 後半は企業とのリアル接点を大切に!

最終的に就職先を決める時、多くの先輩が「この企業で本当にいいのか?」と迷った経験を持っています。内定後に迷わないためにも、自己分析と企業研究を行い、「自分軸」をしっかりと持っておくように心がけて就活を進めてください。

先輩からの
アドバイス

Lesson04では、建設業界の就活を経験した先輩からのアドバイスを紹介します。

あまり早い段階で絞りすぎず、視野は常に広く持つべき。

インターンシップ・キャリアや説明会などを通して、希望の職種だけでなく様々な職種の知識を得ることで、全体理解をすることができます。どの業界の仕事でも一人で完結するのではなく、様々な人や職種が関わって成り立っていることを知ることは就職活動でも大きなメリットになります。

今は興味のない企業でも、
なるべく多くのインターンシップ・キャリアにも参加するべき。

同じ業界でも、モノづくりに対する考え方や将来へのビジョンは企業ごとに異なります。固定観念を捨てて多くの企業のインターンシップ・キャリアに参加し、違いを知ることは皆さんの就職先を決める軸になるでしょう。

早い段階から企業を絞り過ぎて、
就活の後半に手持ち企業がなくなってしまった。

建設業界の就職活動は他の業界と比べて早いので、焦りから早くから企業を絞って活動する方は多いようです。就職活動後半からエントリー企業を探すのは、とても苦労しますので、広い視野を持って多くの企業を見ていきましょう。

就活アドバイザーからの
建設業界就活のトレンドアドバイス

  • ゼネコン、サブコン、ハウスメーカーなどの企業は「施工管理職」に興味ある学生を積極的に採用する傾向にあります。

  • 「施工管理職」の仕事内容をしっかりと理解しましょう。
    モノづくりの全体をマネジメントする職種で、現場で作業する仕事ではありません。

  • 同じ「施工管理職」でも、企業ごとにモノづくりのポリシーやビジョンが異なるので、全く同じ「職種」や「仕事内容」はありません。

  • インターンシップ・キャリアに積極的に参加して、 本当に自分に合った「職種」や「企業」を見つけよう!
    Construction Collegeでは、皆さんと企業の出会いを応援するイベントを開催します。チェックしよう!

インターンシップ
・キャリアに
参加するポイント

オンラインと対面を組み合わせよう

オンラインと対面それぞれのメリットを理解して参加しよう!

  • 企業側
  • 学生側

就活アドバイザーからの
建設業界就活のトレンドアドバイス

  • インターンシップ・キャリアのオンライン化が進んでいますが、企業も学生も対面(リアル)の方が理解が高まると考えています。
    対面(リアル)に参加できる機会があれば積極的に参加することを検討してください。

  • オンラインのプログラムも「バーチャル現場見学」や「ゲーム形式のワーク」など充実が図られています。
    中でも「企業理念やビジョンを理解する」プログラムでは各企業のモノづくりへのポリシーや誇りの違いを理解して、企業選びの参考にしてください。

  • キャリタス就活やConstruction Collegeでは
    皆さんと企業の出会いを応援する
    イベントを開催します。チェックしよう!