おさえておきたい就活マナー「身だしなみ・言葉遣い編」
就活ノウハウ公開日:2023.04.03
就職活動における基本的なマナーやポイントについて、わかりやすく解説します! マナーとは、自分以外の人が、快適であるように心を配ること。 基本的なマナーを身につけることで、対面でもオンラインでも臆することなく、自分を表現することができます。
共通編② 身だしなみ・言葉遣い
身だしなみや言葉遣いがよいと、清潔感や好印象をもつものです。特に面接での第一印象も評価のひとつになるので重要です。どんな環境下(対面でもオンラインでも)であっても清潔感と好印象な態度を心掛けましょう。企業が見ているのは、身だしなみからにじみ出るあなたの人間性です。「一緒に働いてみたい」と思わせるような「自分らしさ」を所作からもアピールしましょう。
ポイント
企業訪問や選考で相手に好印象を与えるために、リクルートスーツの選び方や着こなしのポイントをお伝えします。
髪・顔 ・清潔感重視。長さやフケをチェックする。 ・顔の輪郭を見せて、明るい印象に。 ・髪は自然な色に。 ・メイクをする方は、ナチュラルメイク。 ・髭の剃り残しがないように注意。 | |
バッグ ・型崩れ、汚れやシワがないように。 ・A4書類が入る大きめのバッグがオススメ。 | |
爪 爪は短く切っておく。マニキュアはなるべくしない(または透明か薄いピンク)。 | |
上着・ネクタイなど ・体にフィットするサイズを選ぶ。色は派手過ぎないように。 ・ネクタイをする場合は、スーツとのバランスが大事。真っすぐに。 | |
スカート ・スカートは座った際に膝から上が見えない丈に。 ・ストッキングを着用(肌色など季節に合わせて)。 | |
パンツ ・パンツはプレスする。 ・丈の長さに気をつける。 | |
靴 ・靴はきれいに磨いておく。 ・スカートスタイルにはパンプス、パンツスタイルにはローファーやパンプスが主流だが、足に合わない場合はスーツに合うものを選ぶ。 ・靴の色は黒などスーツに合うもの。 ・靴下を使用する場合は、黒・紺・グレーなどスーツに合うものを。 | |
腕時計 派手なもの・主張が強いものは避け、スーツに合うものを。 |
「オフィスカジュアルで」と言われたら? オフィスカジュアルに明確な基準はないです。社員の雰囲気を参考にするといいでしょう。オフィスカジュアルは、周りに不快感を与えず、落ち着いたコーディネートがルールになります。ボディラインが出過ぎる服や生足はNGです(ストッキングを着用しましょう)。 「動きやすい服で」と言われたら? インターンシップの際にそのように指示されることが多いです。 インターンシップのプログラムの内容に応じて服装は変わってきます。どのようなプログラムなのかを事前に確認しておきましょう。 |
言葉遣い
丁寧な言葉遣いで印象は大きく変わります。正しい敬語を理解して使いましょう。
基本的なマナー
就職活動中に接する相手の多くは、目上の社会人の方です。相手を敬う丁寧な敬語を使って、お互いが心地良いコミュニケーションをとりましょう。
就職活動でよく使う言葉をまとめています。基本がわかれば、心配はいりません。 友達同士の気楽な会話とは違うので、最初は難しく感じるかもしれませんが、敬語の使い方とポイントを理解し、まずは慣れることから始めましょう。
ここでは、就職活動でよく使う言葉についてまとめておきました。敬語の使い方のポイントをつかんでおきましょう。
【話し方と言葉遣い】
NG | OK |
---|---|
僕・自分 | 私 |
後で | 後ほど |
ちょっと/すごく | 少々/大変・とても |
部活/バイト | 部活動/アルバイト |
この間/前に | 先日/以前 |
〇〇と言います | 〇〇と申します |
どうもすみません | 失礼いたしました |
電話ください | お電話いただけませんでしょうか |
やってもらえませんか | お願いできませんでしょうか |
待ってくれませんか | お待ちいただけませんでしょうか |
【呼び方】 会社→御社(貴社)、銀行→御行(貴行)、信用金庫→御庫(貴庫)、 財団法人→御財団(貴財団)、団体→御団体・御協会(貴団体・貴協会) |
PROFILE
岡崎浩二(おかざき・こうじ)
株式会社キャリアボット 代表取締役社長。株式会社岡崎人事コンサルタント 取締役社長。
東京都立産業技術大学院大学 特任准教授。産業能率大学 兼任講師。女子美術大学/短期大学・宮城学院女子大学 非常勤講師。東京女子大学・聖心女子大学・日本女子大学 キャリアカウンセラー。事業構想修士(専門職)・創造技術修士(専門職)。キャリアコンサルタント(国家資格)。
【専門】「大学生向けキャリア支援」「大学DX推進(キャリア支援におけるAIやメタバースの活用)」
【メディア掲載実績】日本経済新聞、読売新聞、日経ビジネス、NHKなど