株式会社商船三井

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  • ESG
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  • DX

業種:運輸・倉庫/海運 本社:東京都

私たちの身近な暮らしから世界経済までを支える外航海運のリーディングカンパニー 。 運航隻数約800隻を誇る世界最大級の外航海運会社です。

サステナビリティ活動の事例

activity 01

日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない」就航

2023年1月、国内のフェリーでは初めてとなる、LNGと重油それぞれを燃料として使用できる「高性能Dual Fuelエンジン」を搭載し、環境に配慮した仕様を採用した「さんふらわあ くれない」が就航しました。このフェリーは商船三井が保有し、グループ会社にあたる株式会社フェリーさんふらわあが運航しています。

既存船をLNG燃料を使用するフェリーに置き換えることで、二酸化炭素(CO2)を約25%、硫黄酸化物(SOx)を100%、窒素酸化物(NOx)を約85%、排出削減する効果が見込めます。既存船に比べて、貨物輸送と旅客輸送の両面で輸送力と利便性が向上しています。

フェリー事業においては、LNG燃料フェリーを、本船を含めて4隻がすでに発注済です。フェリーさんふらわあが運航する本船と、2番船「さんふらわあ むらさき」に続いて、最新鋭のLNG燃料フェリー2隻を建造しています。大洗~苫小牧航路(商船三井フェリー株式会社が運航)で既存船の代替として、2025年に就航予定です。当社ではLNG燃料船への置き換え・導入をさらに拡大し、グループ一丸による低・脱炭素化社会の実現に貢献していきます。

カジュアルクルーズで環境負荷低減とモーダルシフトを実現する

activity 02

ウインドチャレンジャー搭載石炭輸送船で、航行燃料を削減

2022年10月、世界で初めてウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)を搭載する石炭輸送船「松風丸」を竣工しました。ウインドチャレンジャーは、伸縮可能な帆(硬翼帆)によって、風力エネルギーを船の推進力に変換する装置です。この装置を船舶に搭載することで、航行燃料の削減が可能となり、輸送における環境負荷の低減と経済性の向上が期待できます。ウインドチャレンジャーの導入により、従来の同型船と比較して、日本-豪州航路で約5%、日本-北米西岸航路で約8%の温室効果ガス削減効果が見込まれます。

本船は東北電力の専用船として、主にオーストラリアやインドネシア、北米等からの石炭輸送に従事しています。同月には、世界最大の石炭輸出港であるオーストラリアのニューキャッスルに初入港しました。2050年までにネットゼロ・エミッションを実現する政策を掲げるオーストラリア政府、オーストラリアのエネルギー産業、港湾各社と協業の上、地元の生活基盤を支えるエネルギー資源の安定的な輸送に従事しながら、環境負荷低減の両立に向けた取り組みとなっています。

オーストラリア・ニューキャッスルに入港する「松風丸」

サステナビリティ活動におけるビジョン

vision 01

商船三井グループでは、5つのサステナビリティ課題を設定しています。そのうちの1つ、「Environment(海洋・地球環境の保全)」として、当グループの事業による海洋環境及び生態系への影響を認識し、私たちの事業活動の場であり世界万人の共有財産である海洋環境及び生物多様性への影響を最小化するための取り組みを、積極的に推進しています。

貨物の積荷役に合わせて行うバラスト水の排出については、海洋生物を越境移動させ、海洋生態系に対して影響を与えるおそれがあることから、2004年、国際海事機関(IMO)で「バラスト水管理条約」が採択され、2017年9月に条約が発効しています。当社では2014年度、条約発効に先行してバラスト水処理装置を搭載する全社方針を決定し、メーカーなどと協力のうえ開発したバラスト水処理装置の搭載を進めてきました。2021年度には新造船、既存船合計237隻に対し、装置搭載を完了しています。

そのほか、安全運航の徹底による海難事故防止や、海洋環境汚染の防止に関する条約及び法令の遵守はもちろん、船体付着生物管理、騒音による海中生物への悪影響の低減などの取り組みを自主的に進めています。

モーリシャス共和国の油濁事故後、自然環境・地域社会貢献活動を推進

※本ページ内の掲載内容は2023年4月3日時点のものです。

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業種:運輸・倉庫/海運 本社:東京都

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