【テンプレートつき】業界・企業・職種研究をやってみよう! 企業研究編

業界・職種・企業研究

公開日:2025.01.08

【テンプレートつき】業界・企業・職種研究をやってみよう! 企業研究編

就活を始めてみたが「企業研究は必要?」「やり方がわからない」という方も多いでしょう。この記事では、企業研究の基本的な進め方からノートのまとめ方などを新卒向けに解説します!具体的に調べることや他社比較の方法、情報をまとめる際に活用いただけるテンプレートも紹介しているので、効果的な企業研究をしたい方はぜひ参考にご覧ください。

企業研究とは?

企業研究とは?

企業研究とは、志望企業のビジネスモデルや同業他社との違いを研究し、理解を深めることです。志望企業の経営理念や社風、業界内での立ち位置を知ることで、自分のキャリアプランとマッチしているか判断する目的があります。

企業研究では、志望企業のホームページや就職情報サイト、OBOG訪問などを活用すると効率よく情報収集できます

■企業研究はいつからいつまでにする?

一般的に、企業研究は卒業年次前年の6月頃から始めるのが理想的です。4年制の大学にいる方であれば3年生の6月になります。

卒業年次前年の6月頃から始め、翌年の3月頃をめどに企業研究が完了するように計画を立てるのがよいでしょう。3月から企業の採用情報が解禁となるため、就活が一気に本格化します。

卒業年度から企業研究を始めると会社説明会や選考と重なるため、じっくり企業研究する時間がなくなってしまいます。就活が本格化する前に完了するように、余裕をもって企業研究しましょう。

ただし、就職活動を進める中で、志望業界や志望企業の幅を広げるのはよくあることです。そういった場合は随時企業研究を行って、エントリーシート提出や面接の前に理解を深めてください。

企業研究の理由と目的

企業研究の本来の目的がわからず、なんとなく実施している方は多いでしょう。ここでは、就活において企業研究がいかに重要か詳しく解説していきます。

■志望業界の中から自分に合う企業を絞り込む

企業研究の目的の1つ目は、志望業界の中から自分に合う企業を絞り込むことです。

業界は絞れたとしても、業界内には多くの企業が存在し、それぞれ異なる特徴があります。そのため、企業研究を通して、自分の理想と志望企業がマッチしているか判断する必要があります

企業ごとの事業内容や社風、強みなどを比較して自分が働きたいと思える企業か見極めましょう。複数の企業を比較検討しながら、志望する企業を絞り込んでいくことがポイントです。

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■志望企業が求める人物像を把握する

企業研究の目的の2つ目は、志望企業が求める人物像を把握することです。多くの企業は人材採用の精度を高めるため、求める人物像を明確に決めています。企業と応募者の価値観などが合わない場合、不採用になる可能性があります。

効率よく選考を通過するためにも、企業研究をしっかり行い、志望企業の求める人物像を確認しておきましょう。また、企業の価値観を知ることで、入社後の「思っていた仕事ができない」「職場環境に馴染めない」などのミスマッチを防ぐこともできます。

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■志望動機に説得力をもたせる

企業研究の目的の3つ目は、志望動機に説得力をもたせることです。志望企業への深い理解があることで、志望動機をより具体的に伝えることができます。ほかの就活生との差別化を図りやすくなり、面接やエントリーシートで効果的にアピールできるでしょう

企業研究で得た情報を基に、自分が志望企業に対してどのように貢献できるか明確に伝えるようにしてください。

企業研究する前の重要なポイント
企業研究する前に、自己分析を済ませておくことが重要です。企業について深く理解しただけでは、自分と本当にマッチする企業か判断できません。自己分析を実施しておくことで、企業と自分の相性が見極められるようになります

自己分析により自分のスキル、強み、将来なりたい姿などを明確にしてから、企業研究を始めるようにしましょう。

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企業研究する際に注意したいポイント

企業研究する際に注意したいポイント

企業研究する上で、注意しておくべきポイントを4つ紹介します。効率よく選考対策を進めるために参考にしてみましょう。

■企業研究の目的を見失わない

まずは、企業研究の目的を見失わないように注意しましょう。企業研究を続けていると情報をまとめることに満足してしまう人も少なくありません。

企業研究は、志望企業から内定を勝ち取る上で極めて重要なステップです。また、効率よく就活するために応募する企業を見極める目的もあります。情報収集や整理はあくまで入社するために必要なプロセスの1つと捉えましょう。

■企業の強みだけでなく弱みにも目を向ける

次に、企業の強みだけでなく弱みにも目を向けることも重要です。あらかじめ企業の弱みを理解しておくことで、企業の将来性や課題が明確になります。また、入社後に自分がどのように貢献できるか考える材料になるでしょう。

たとえば、売上や利益の変動から業績の安定性を見ることができます。企業の弱みを知ることは、入社後のミスマッチ防止にも有効です。もちろん志望企業の強みを理解することは大切ですが、企業研究ではさまざまな視点から情報収集する必要があります。

■信用性の高い情報・新しい情報を収集する

企業研究の際は、信用性の高い情報・新しい情報を収集してください。誤った情報や古い情報を元にした発言は、面接官に準備不足だと思われる可能性もあります。そのため、なるべく企業ホームページや新聞など信頼できる媒体から情報を集めましょう

一方で、情報が偏らないように多角的な視点で調べることも大切です。クチコミサイトなどを活用すれば、実際の社員や元社員の声を参考にでき、企業の雰囲気や実態を知る手がかりになります。

ただし、クチコミは個人の経験や主観に基づく意見であるため、1つの情報源として、公式情報やほかデータと併せてバランスよく活用しましょう

また、最新の情報やトレンドを把握するために、新聞やニュースを見る習慣を身につけておくのがおすすめです。

■時間をかけすぎない

企業研究は膨大な情報を扱う作業ですが、時間をかけすぎないことが大切です。企業研究に時間を使い過ぎてしまうと、エントリーシート作成や面接対策にかける時間が少なくなります。就活全体のバランスを考えて取り組むようにしてください。

効率よく情報を集めるには、自分がほしい情報をあらかじめ決めておくとよいでしょう。たとえば、求める人物像について知りたい場合は、募集要項や採用メッセージを検索すればすぐに閲覧できます。情報を探す際には、自分にとって優先度が高い情報から調べるようにします。

また、企業研究を効率的に行うためには、アプリの活用もおすすめです。以下に就活や情報収集に役立つ便利なアプリをご紹介しているので、参考にしてみてください。

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企業研究のやり方!5ステップで解説

企業研究のやり方!5ステップで解説

企業研究の重要性は理解していても、何から始めればよいか迷う方もいるでしょう。ここでは5つのステップに分けて企業研究のやり方を解説するので、ぜひ参考にしてください。

■ステップ1.企業選びの軸を踏まえて、企業研究先を決める

まずは、興味のある業界や企業から何社か企業研究先を選んでみましょう。企業研究前に自己分析を通じて企業選びの軸を明確にすることで、企業研究先がスムーズに決まります。

企業選びの軸には、たとえば「企業の経営方針や戦略」「企業規模・ブランド」「社会への影響力」「業務内容」「福利厚生」「社風・職場環境」などが挙げられます。

気になる企業を漠然と調べるのではなく、明確な軸をもって企業を選ぶことが重要です。

■ステップ2.企業の基本情報を調べる

次に、企業の基本情報を調べます。ステップ1で選んだ企業のホームページや就職情報サイトなどから基本情報を収集しましょう。

社員インタビューや社内イベントなどの様子を見れば、会社の雰囲気や文化がわかります。職場環境をあらかじめ理解しておくことで、入社後の姿が具体的にイメージしやすくなるでしょう。

また、企業の特徴や強みを知ることも志望動機の作成に役立ちます。具体的には、以下の情報を調べておくとよいでしょう。

基本情報

・企業名
・業界
・設立年
・企業規模(資本金、従業員数など)
・本社と事業所の所在地
・代表取締役の氏名
・企業理念、経営理念

事業内容

・業態
・市場、顧客
・商品、サービス

業績

・売上高
・利益率

働き方・条件・制度

・勤務地
・勤務時間
・休日
・給与・賞与
・教育・研修制度
・福利厚生

社風

・社員の年齢別構成・男女別構成
・企業文化・風土
・職場の雰囲気

採用情報

・求める人物像
・昨年の採用人数

企業の情報はどこで見られる?情報収集方法はこちら

■ステップ3.企業の業界内での立ち位置を分析する

企業の基本情報を調べた後は、企業の業界内での立ち位置を分析します。志望企業の情報を整理した上で、同業他社と比較しましょう。

たとえば、A社の主力商品はミネラルウォーター、B社は炭酸水など、志望企業の主力商品やサービスの立ち位置を把握します。

企業の業界内での立場を理解することで、将来性や成長性を見極めやすくなるほか、志望企業の独自性や魅力が明らかになります。比較して理解できた志望企業の強みは、説得力のある志望動機を作成するために役立つでしょう。

なお、業界内での立ち位置を分析するには、志望する業界の動向やトレンドを把握しておく必要があります。業界研究については以下記事で解説していますので、参考にしてみてください。

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■ステップ4.社員の生の声を聞く

企業研究では、社員の生の声を聞くことも大切です。生な声を聞くことで、企業のホームページや募集要項に記載されていない情報も得られます

志望企業に勤めている社員の話が聞きたい方は、OBOG訪問やインターンシップ・キャリアに参加してください。実際の業務を体験しながら、職場の雰囲気や社内制度について把握できます。

なお、インターンシップ・キャリアには、対象卒年や学部などの応募条件があるほか、人気企業では選考や抽選がある可能性もあるため、早めにチェックしておきましょう。

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■ステップ5.企業研究を生かし、志望動機を作る

企業研究した情報を基に、志望動機を考えていきましょう。企業研究で理解した企業理念や事業方針などの情報を志望動機に反映させることは、志望企業と自分自身の適性を示す上で重要です。

企業の情報と自分の経験やスキルを結びつけてわかりやすく伝えることで、志望動機の説得力を高められます。企業研究を志望動機作成に生かすために、「企業研究ノート・シートの作り方」を確認し、企業の情報やアピールできる自分の強みなどを整理してみましょう。

企業研究の情報収集方法

企業研究の情報収集方法

企業研究に必要な情報をどこで手に入るか、わからない方もいるでしょう。ここでは、企業研究の情報収集に適した方法を9つ紹介します。情報不足で困っている方は参考にしてください。

■企業のホームページを調べる

企業の情報を集めるには、まず企業のホームページを調べるのが基本です。「企業名しか知らない」という方は、まずホームページを確認しましょう。企業理念や事業内容など基本情報がまとめて掲載されています

また、採用ページには求める人物像や福利厚生、働き方に関する情報が掲載されています。これらは、自己PRや志望動機を作成する際に役に立つためチェックしておくことが大切です。さらに、企業の動向を知るためにプレスリリースも見ておくとよいでしょう。

企業ホームページを活用するのがおすすめの人
・企業研究の入口として、まずは基本的な情報を知りたいという人

■就職情報サイトを活用する

企業の情報を得る2つ目の方法は、就職情報サイトを活用することです。企業情報が求職者向けにわかりやすく、コンパクトに整理された状態で掲載されています。選考プロセスに関する情報もあるため、実際に応募する際にも役立つでしょう

また、就職情報サイトは条件検索が可能です。年間休日や福利厚生など、条件に入れて検索することで自分の理想とマッチした企業が表示されます。複数企業の情報を同じフォーマットで見られるので、比較がしやすいというメリットもあります。

就職情報サイトを活用するのがおすすめの人
・志望企業の採用の特徴や選考プロセスなどを知りたい人
・希望する条件にマッチする企業を探したい人
・複数企業を比較したい人

『キャリタス就活』では、こだわりの条件から簡単に企業を検索することができます。効率よく企業情報を集めたい方はぜひこの機会に活用してみましょう。

『キャリタス就活』でこだわり条件から企業を探す

■企業のSNSアカウントから得られる情報を参考にする

企業研究をする際は、企業のSNSアカウントの情報も活用できます。「Instagram」「X」「YouTube」などの普段から利用するSNSから情報収集しましょう。これらSNSは最新の企業情報やイベント情報などをリアルタイムで閲覧できる点が特徴です

企業によっては、社員紹介や行事の様子が公開されています。職場の雰囲気や社員の人柄を知るきっかけになるでしょう。

企業のSNSアカウントを活用するのがおすすめの人
・企業の最新情報をリアルタイムで得たい人
・職場や社員の雰囲気をつかみたい人

■クチコミサイトから情報を集める

企業研究の情報収集として、クチコミサイトを活用する方法もあります。実際に内定を獲得した人からの情報や勤務している人からの評価が閲覧できます。さまざまな角度からの意見があるため、客観的に志望企業を評価するのに最適です。

一方で、正しくない情報が混ざっている場合があるため注意しましょう。企業の評判を下げる目的で書かれたクチコミがあるケースもあります。特に、退職した人からのクチコミは厳しい意見になりやすいため、すべての情報を鵜呑みにしないようにしましょう

■新聞・ニュースから得られる情報を参考にする

新聞・ニュースの情報も、企業研究の参考になるケースがあります。新聞・ニュースでは最新の情報が得られるため、企業の動向を把握するのに役立ちます。特に、世界情勢や法律の改正が、企業にどう影響するかチェックしておきましょう

また、新聞・ニュースの情報は面接でも有用です。面接で業界の最新動向について質問されることがあるため、志望業界・企業のニュースは常に確認しておきましょう。

新聞・ニュースを活用するのがおすすめの人
・志望する業界・企業の最新動向を把握したい人
・面接対策も同時に行いたい人

■書籍・雑誌から得られる情報を参考にする

新聞・ニュースだけでなく、書籍・雑誌の情報も企業研究を行う上で参考になります。書籍・雑誌には、丁寧に深掘りされた情報が体系立てて掲載されています。

たくさんある情報からどれに手をつけたらいいか迷った際は「就職四季報」がおすすめです。四季報には売上高や業績など、企業の経営に関する情報が掲載されています。統一されたフォーマットに沿って複数の企業情報が掲載されているため、一目で企業比較しやすいです。

また、経済雑誌には専門家による分析やインタビューが掲載されているため、業界トレンドを詳しく知りたい方はチェックしましょう

書籍・雑誌を活用するのがおすすめの人
・より丁寧に深掘りされた業界・企業の情報を知りたい人
・専門家の分析やインタビューも参考にしたい人

■会社説明会・合同説明会に参加する

企業の情報収集の方法として、会社説明会・合同説明会に参加するのもおすすめです。企業の担当者と直接話せるため、企業ホームページだけではわからない情報が手に入ります。さらに、企業説明の中で不明点があればその場で解説してくれる点もメリットです。

また、合同説明会であれば多くの企業が参加しているため、企業同士を比較するための情報も得られます。

会社説明会・合同説明会に参加するのがおすすめの人
・志望企業の雰囲気を肌で感じたい人
・インターネットでは得られない情報を得たい人
・自分と合う企業に出会いたい人

■インターンシップ・キャリアに参加する

インターンシップ・キャリアに参加することも、企業研究の1つの方法です。実際に働いてみたり、社員の方と会話したりすることで、新しい企業の魅力を見つけられます。企業の雰囲気は画像や動画だけでは伝わらない部分もあるため、自分の目で見て確認したい方に向いています

なお、インターンシップ・キャリアに参加することは、本選考の面接やエントリーシート対策としても効果的です。志望度の高い企業のインターンシップ・キャリアには積極的に参加しましょう。

インターンシップ・キャリアに参加するのがおすすめの人
・実際に仕事を体験したい人
・企業の雰囲気を感じたい人
・社員の方と話して、仕事について深掘りしたい人

まだ志望する業界や職業が見つかっていない方は「オープン・カンパニー」へ参加するのがよいでしょう。「オープン・カンパニー」とは、業界や企業が、業界全体の動向や自社の事業内容について解説してくれる説明会・イベントです。主に1日で開催され、実務体験はありません。

インターンシップかオープン・カンパニー、どちらに参加するか迷う方はこちらをチェックしましょう。

■OBOG訪問を活用する

OBOG訪問で社員の方に話を聞くのも、おすすめの情報収集方法です。実際に企業で努める方の声を聞くことで会社説明会や合同説明会でも得られない、よりリアルな情報を獲得できるでしょう

また、インターネットなどに掲載されている情報の信憑性が確かめられます。調べてもわからなかったことやどうしても知りたいことがある場合などは、OBOG訪問を活用して質問してみましょう。

OBOG訪問を活用するのがおすすめの人
・現場社員からリアルな情報を得たい人
・ほかの媒体で得た情報が正しいか確認したい人

OBOG訪問では気になる点を質問できますが、相手は社会人ということを忘れてはいけません。失礼のないようにマナーや言葉遣いに気をつけて臨みましょう。

就活のマナー・正しい言葉遣いはこちらをチェック

業界・職種研究におすすめのイベント「スポットライト」の紹介

スポットライトとは業界、職種、地域等のカテゴリにスポットをあてたオンラインイベントです。関心のあるカテゴリで絞り込むことができるため、業界や職種について効率的に情報収集することが可能です。詳しい情報やスケジュールは下記ページをご確認ください!

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企業研究ノート・シートの作り方

企業研究を進める際、以下のような企業研究ノートを活用するのがおすすめです。以下の項目を埋めることで企業の情報を整理し、志望動機を明らかにしていきましょう。

企業研究シートのテンプレート

企業研究ノートとは、事業内容や経営理念、求める人物像などをまとめたものです。さまざまな観点から情報を整理しておけば、ノートを見るだけで企業の情報が把握できます。

また、複数の企業を比較検討するのに企業研究ノートは役立ちます。企業ごとに項目を見比べることで、違いが一目で理解しやすいでしょう。

企業の情報をノートにまとめる際は、企業ごとにセクションを設け、項目の空欄を埋めていくだけで簡単に整理できます。特に、企業の特徴や強み、求める人物像などは重要な要素になるためしっかり埋めていきましょう。

効率よく作成するためには、テンプレートの利用がおすすめです。以下の「企業研究シート」「企業比較シート」をぜひ活用してみてください。

企業研究で収集した情報を選考対策に活用する方法

企業研究で集めた情報をうまく活用できていない就活生向けに、ここでは情報を効果的に活用する方法を3つ紹介します。どう利用するべきか悩んでいる方は参考にしてください。

■他社ではなく志望企業に入社したい理由を明確にする

企業研究で得た情報を基に、他社ではなく志望企業に入社したい理由を明確にしましょう
面接官は「なぜ他社ではなく当社を志望したのか」応募者の思いを重要視しています。

志望動機が具体的に説明できると説得力が生まれ、面接官から高評価が得られます。企業研究を進める中で、他社と比較し魅力に感じた企業の特徴をメモしておきましょう。

他社と比較した企業の魅力メモ
〇〇会社:営業力の高い社員が多く、実践的に営業を学んでいけそう
△△会社:風通しのよい社風のため、率直にアイデアを提案できそう

以下記事では志望動機の作り方・答え方・例文などを解説しています。採用担当者に刺さる志望動機を作成するためにチェックしてみましょう。

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面接の志望動機を完全攻略!作り方・答え方・例文を紹介

■企業の特徴に合わせて自分をアピールする

企業研究の情報は、企業の特徴に合わせて自分をアピールするためにも活用できます。志望企業にしかない魅力と自分のスキルや経験がマッチすることで、面接では説得力のある回答ができます。

企業研究を通して見えてきた企業の特徴をしっかり伝えつつ、自分の能力や強みがいかに適しているかアピールしましょう。

企業で生かせる自分の強みメモ
〇〇会社:××事業では海外のお客様と関わるため、英語力が生かせる
△△会社:新規事業に力を入れているため、チャレンジ精神が生かせる

■質問リストを準備する

企業研究で得た情報を基に、質問リストを準備しておくのもよいでしょう。面接では逆質問を求められるケースも多いです。その際、あらかじめ面接官への質問を考えておくことで慌てることなく対応できます。

企業研究していく中で気になった点や興味のある点をまとめておきましょう。逆質問は入社意欲をアピールするチャンスです。

どのような逆質問が面接官によい印象を与えられるかは、以下記事を参考にご覧ください。

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【例文つき】逆質問の重要性と注意点を解説

企業研究に関するよくある質問

■Q. 企業研究では何をする?

A.企業研究では、興味のある企業を詳しく知るために、企業の基本情報や業界内での立ち位置など、企業についてさまざまな角度から調査します。インターンシップ・キャリアやOBOG訪問を活用し、直接社員の話を聞くことも企業の実態を知るために効果的でしょう。

企業研究の詳しいやり方は「企業研究のやり方!5ステップ」を参考にしてみてください。

■Q. 企業研究はどのくらい深くやる?

A.企業研究は、自分で目標を設定し達成するまで実施するのがおすすめです。企業研究は自分でゴールを設定しないと終わりが見えません。そのため、事前に「事業内容を説明できるようになるまで」「企業の特徴が理解できるまで」など自分で目標を設定しましょう

また、志望度に合わせて調整するのも1つの方法です。就活の時間は限られているため志望度の高い企業ほど深く企業研究するようにしてください。

■Q. 企業研究は意味ない?本当に必要?

A.就活において企業研究は必要です。自分が納得した状態で就活を終えるために欠かせないプロセスといえます

企業研究により、自分が志望した理由や志望企業の強みなどを明らかにできます。面接で志望動機を質問された際に自信をもって説明できるようにするほか、入社後のミスマッチを防ぐためにも企業研究は必ず行いましょう。

■Q. 企業研究のタイミングは?

A.企業研究を行うタイミングは選考前、選考中、内定承諾前の3回あります。一般的には選考前(エントリー企業選定時)を想像する就活生の方が多いでしょう。しかし、選考中(エントリーシート作成時や面接前)や内定承諾前(複数の内々定企業から承諾先を決定する際)にも実施することで、入社後のミスマッチを回避する効果があります

選考が進むうちに志望企業の見え方が変化するでしょう。再度、企業研究することで情報が整理できます。選考前にすべて研究しておく必要はないため、自分が必要だと感じたタイミングで適宜実施するようにしてください

企業研究のやり方を理解して効率よく就活を進めよう

効率よく就活を進めるには企業研究が欠かせません。企業研究により企業が求める人物像や同業他社と比較した企業の強みを理解しておくことで、就活を有利に進められるでしょう。

企業の情報が集められる媒体は、企業のホームページやクチコミサイト、新聞やニュースなど多岐にわたります。実際に仕事を体験して企業を理解したいという方はインターンシップへの参加もおすすめです。本記事を参考に企業研究のやり方を理解し、自分に適する企業を見つけましょう。

『キャリタス就活』では学生の皆さんが安心してキャリア選びに臨めるよう、多数の企業情報やサポートを提供しています。特に就活の悩みを解決する「就活成功ガイド」では業界研究や面接対策など就活に役立つコンテンツを豊富に取り揃えています。あなたの就活にぜひ『キャリタス就活』をご活用ください。

PROFILE

キャリタス就活編集部
『本音をきく、本気でこたえる。』をテーマに、就職活動・就活準備をがんばる皆さんに向け、インターンシップ・キャリア情報やES・面接対策など、さまざまなシーンに役立つ情報をお届けしています。「面接がうまくいかない」、「そもそも就活って何からはじめるべき」など、皆さんの本音に寄り添った記事を配信しておりますので、ぜひこの機会にご活用ください。

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