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中小企業を元気にするために金融機関にできることは

日本型オペレーティング・リースのリーディングカンパニー、FPG。独自の金融商品やサービスの提供を通じて、中小企業オーナーのニーズに応えている。強みは圧倒的な販売ネットワークと、グループ企業と連携した高い商品組成力。全国ネット番組へのテレビCM放映を展開するなどPR活動にも力を入れ、さらなる認知度向上を目指している。

金融で未来を拓く

提供:FPG

中小企業のパートナーとして

資金調達コストや人件費の上昇など、日本の中小企業を取り巻く環境は厳しさを増している。だが、逆風の時こそチャンスと捉えて新たな一歩を踏み出す経営者は多い。FPGは独自性の高い金融商品やサービスを通じて、そうした経営者に寄り添いながら、強く豊かな社会の創造に貢献している。

この姿勢を同社は「金融で未来を拓く」との企業理念に表現している。社名の由来である“フィナンシャル・パートナー”という言葉は、まさに顧客に伴走し、共に挑戦する姿勢の象徴だ。

3つの事業の柱で"本当に価値ある資産"への投資機会を提供

独立系企業であるFPGのコア事業は「リースファンド事業」「国内不動産ファンド事業」「海外不動産ファンド事業」の3事業である。主な顧客は中小企業オーナーおよび個人富裕層で、営業エリアは全国に及ぶ。

■「リースファンド事業」は、航空機・船舶・海運コンテナといった大規模な資産を、世界の航空会社や海運会社にリースする、日本型オペレーティング・リース事業への投資機会を提供している。この分野で同社は、豊富な販売実績と海外関連会社との連携による商品組成力を強みとするリーディングカンパニーだ。これまでに手がけた累計組成金額はなんと4兆円を超える。日本型オペレーティング・リース事業に投資すると長期の安定的なリターンが得られるほか、税の繰り延べ効果も期待できるため、中小企業にとっては大きなメリットだ。印鑑不要・ペーパーレスのオンラインによる取引開始も始まり、投資家にとっての利便性は一層高まった。

■「国内不動産ファンド事業」は、安定的な運用収益が見込まれる国内主要都市の不動産を対象とした不動産小口化商品を手がけている。個人では手が届かない大規模な不動産への小口投資の機会を提供し、個人富裕層の資産運用、資産承継ニーズに応えるビジネスである。これまでに手がけてきた不動産の累計組成金額は3,000億円を超え、最近では、あの六本木ヒルズ森タワーやGINZA SIXなどの有名物件も手がけており、不動産小口化商品市場においても圧倒的なリーディングカンパニーの地位を確立している。

■「海外不動産ファンド事業」は、中小企業向けに米国の大規模な不動産への小口投資の機会を提供している同社の第3の柱として確立されており、これまでニューヨーク州やテキサス州などの大規模集合住宅や、ハワイ州の大規模リゾートホテルなどの物件を手がけてきた。

これらコア事業において同社では、商品の組成から販売、イグジットまでワンストップで手がけられる体制を構築している。

新たな事業の立ち上げにも意欲的で、オーダーに応じて自由な空の旅を提供する「プライベートジェット事業」は、顧客とのリレーション強化につながるというグループシナジーが期待される。

また、国内初となる公募型の受益証券発行信託による個人投資家向け航空機小口化商品「F.bit航空機小口化商品第1号」の取り扱いを開始。これまで機関投資家や法人向けが主流だった航空機を対象とする投資機会を個人投資家にも門戸を開放した革新的な取り組みとして大きな反響を呼んでいる。なお、オンライン取引は「国内不動産ファンド事業」「海外不動産ファンド事業」にも導入する方針である。

圧倒的な販売ネットワークを武器に

FPGの強みは、その販売ネットワークである。全国17カ所に営業拠点を構え、販売ネットワークとして全国8,000以上の会計事務所、160以上の金融機関と提携している。中小企業や個人富裕層といった顧客は、これら提携先からの紹介が基本であるため、営業担当者が自ら新規開拓に歩き回る必要はない。紹介された中小企業や個人富裕層を訪問し、投資ニーズをヒアリングして、希望に合致する商品を提案するというのが基本的な営業スタイルである。

高い専門性を有する組成チームが開発した魅力的な商品を、地域の信頼の厚い提携先から紹介された投資意欲の高い顧客に紹介するのだから、効率的かつ確度の高い商談となるのは当然だろう。こうした販売ネットワークを生かしたスキームそのものを築き上げたところが、同社の最大の強みと言えるのではないか。

この強みを背景に、同社ではブランディング戦略の一環として全国ネット番組へのテレビCM放映も開始した。「小口化という新たなカタチで、一人ひとりに、本当に価値ある資産を。」をコアメッセージとして、大規模な資産への小口投資機会を提供する会社の魅力のさらなる浸透を図っている。営業活動の力強い後押しとなるのは間違いないだろう。

向上心あふれる人材が成長を支える

FPGの企業カルチャーは、フラットかつオープンだ。社長以下、役職者も含めて社員は互いに「さん付け」で呼び合う。女性社員の比率は約4割で、年齢、性別、家族構成、ライフステージに応じた柔軟な福利厚生制度によって、すべての社員が自分に最適の制度が利用できるようになっている。

社員同士のコミュニケーション促進にも力を入れており、社員交流目的としたイベントや社内同好会活動支援などのほか、飲み会やランチの費用を支援する制度は特に好評だ。キャリア開発の支援については、100以上の資格取得を支援する制度やトレーナー制度などを用意。自己成長を支援することで社員のモチベーション向上を図っている。

金融業界は常に変化するダイナミックさが魅力だ。その中で「金融で未来を拓く」という企業理念のもと、小口化という独自性ある商品を武器に成長しているのがFPGである。ここで活躍しているのは、専門知識やコミュニケーション力に加え、強い成長意欲を持ち続けている人材だ。向上心にあふれ、高い志と品格、誠実さを備えたポテンシャルあふれる人材が全国の中小企業オーナーに伴走することで、社会に新たな活力が生まれることを期待したい。

記者の目 WEB限定

FPGのビジネスモデルはわかりづらい、とよく言われる。確かにオペレーティングリースや不動産小口化といった専門用語はとっつきにくく、ハードルは高そうだ。だが、一つひとつの事業についてじっくりと見ていくと、非常によくできた仕組みのビジネスであることに気づくだろう。ここから生まれた金融商品を通じて投資家である中小企業オーナーのニーズに応え、ソリューションを提供していくことがFPGの使命である。

驚いたのは、商品の販売のしやすさだ。特に見込み客は会計事務所などの提携先からの紹介に限定されるということ。つまり、“ニーズのある顧客に呼ばれて出向く”わけだから、商談は実にスムーズだ。営業担当者は効率よく、スピーディーに成果を挙げることができる。誠実な人柄が顧客に気に入られ、リピートにつながるケースも多いそう。その意味で、素直で吸収力の高い人材が同社では早く成長するという点には納得できる。

拠点は全国に広がり、現在17。テレビCMなどPR活動にも力を入れており、社会全体に向けた情報発信に取り組む。「金融で未来を拓く」という企業理念と共に、同社の社名の認知度も高まっていくことだろう。歩調を合わせるように中小企業オーナーへの貢献度も高くなっていき、豊かな社会づくりの一翼を担う実感も、より確かなものとなっていくはずだ。

株式会社FPG

事業内容 リースファンド事業、国内不動産ファンド事業、海外不動産ファンド事業、
航空事業、共同保有プラットフォーム事業、信託事業および証券事業
資本金 3,095,874,087円
売上高 1,077億8,000万円(2024 年9月末現在)
従業員数 287名(単体)、355 名(連結)(2024 年9月末現在)
事業所 東京、札幌、盛岡、仙台、水戸、高崎、大宮、横浜、金沢、
名古屋、京都、大阪、岡山、広島、高松、今治、福岡

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